クラシックなステンレスバンドモデルも登場卓越の機能を備えた美しきスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 4」
長距離ドライブを楽しむスーパーカーのGT(Grand Tourer)に着想を得て生み出された、ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT」シリーズ。約2週間※のロングバッテリー駆動と多彩なヘルスケア機能などで人気を博している同シリーズから、2023年10月、第4世代となる新モデル「HUAWEI WATCH GT 4」が登場した。大胆に刷新されたスタイリッシュなデザインを中心に、その魅力をたっぷりとレポートしたい。
デザイン腕元を上質に彩る、クラシックなステンレスバンドモデルをラインアップ
いい意味でスマートウォッチらしくない。それがファーウェイの新モデル「HUAWEI WATCH GT 4」をレビューしての第一印象だった。
本機には、日常生活やワークアウト時に着用しやすいフルオロエラストマー バンドモデルと、ドレッシーなレザーバンドモデルに加え、新たにステンレスバンドモデルが用意されているが、ステンレスバンドモデルのルックスはさながらクラシカルなアナログ腕時計のよう。トレンドを押さえた八角形のケースデザインも相まって、フォーマルなスーツスタイルから、休日のシャツスタイル、カジュアルなTシャツスタイルまで、合わせるファッションアイテムやシーンを選ばず、腕元をスタイリッシュに彩ってくれる。
筆者が特に気に入ったのは、美しい円を描くベゼルと、エッジのきいた八角形のケースが織り成す、曲線と直線を巧みに融合させた造形美だ。ヘルスケア機能やワークアウト機能など、ややもすると機能性にばかり耳目が集まりがちなスマートウォッチだが、腕元を彩るアイテムである以上、ファッションアイテムとして「オシャレかどうか」も購入時の重要なポイントとなる。
その点、アナログ腕時計さながらのメカニカルな雰囲気と品格が感じられる「HUAWEI WATCH GT 4」は、掛け値なしに“かっこいい”。腕元に視線を落とすたびににんまりと相好を崩してしまうような、所有欲を刺激するデザインに仕上がっている。

ケース径46mmのステンレスバンドモデル。「HUAWEI WATCH GT 4」には、ケース径46mmモデル、ケース径41mmモデルの2つがあるが、それぞれに、フルオロエラストマーバンドモデル、レザーバンドモデル、ステンレスバンドモデルの3機種が用意される

ケース径46mmのモデルは、昨今の腕時計のトレンドである八角形のケースデザインを取り入れ、端正なだけでなく、力強さも感じられるデザイン。ディスプレイサイズは1.43インチで、コントラストの高いAMOLED(466×466)を採用。高い視認性を確保している

左から、ケース径46mmのレザーバンドモデル、フルオロエラストマーモデル、ステンレスバンドモデル。レザーバンドは質感が高く、ドレッシーなたたずまいで、フルオロエラストマーバンドはワークアウト時に似合いそうなスポーティーな印象、ステンレスバンドはアナログ腕時計さながらの品格が感じられる
ヘルス先進の睡眠モニタリング機能やカロリー管理機能で日々の健康を管理
豊富なヘルスケア機能を備えた「HUAWEI WATCH GT」シリーズ。新モデル「HUAWEI WATCH GT 4」にもその美点はしっかりと受け継がれている。
なかでも好評の睡眠モニタリング機能では、合計睡眠時間や、深い睡眠・浅い睡眠など、睡眠の質を計測できるだけでなく、睡眠中の呼吸の乱れを検知する「睡眠中呼吸乱れ」検知機能を新搭載し、より精密なモニタリングが可能になった。
実際に使ってみたが、自分では認識できない睡眠中の呼吸の乱れが可視化されるのが新鮮で、「もっと睡眠の質を向上させよう」というモチベーションが自然と高まった。睡眠の状況に応じたアドバイスも受けられ、睡眠の質の改善に役立てられるのもうれしい。
また、健康情報をモニタリングするセンサーには、ダイオードの集積度を高め、アルゴリズムが改善された最新の高精度センサー「HUAWEI TruSeen™ 5.5+」を採用し、夜間睡眠時の心拍数や体表面温度、呼吸特徴などから生理周期を予測できるようになったほか、カロリー管理にも役立てられるようになった。
カロリー管理とは、摂取した食品のカロリーをスマートフォン用アプリ「HUAWEI ヘルスケア」に入力しておくことで、日々の摂取・消費カロリーの収支を知ることができるというもの。スマートウォッチ業界をリードする新機能であり、かねてから定評のある「HUAWEI WATCH GT」シリーズのヘルスケア機能が一段とブラッシュアップされた印象だ。
睡眠モニタリング
睡眠モニタリング機能では、専用スマートフォンアプリ「HUAWEI ヘルスケア」を使うことで、スマートフォンからいびきや寝言を検知。合計睡眠時間や睡眠の深さなどの計測結果を確認できるほか、その日の睡眠状態がスコア化され、改善のためのアドバイスも受けられる
カロリー管理
カロリー管理は、摂取した食品のカロリーを「HUAWEI ヘルスケア」から入力することで、日々の摂取・消費カロリーの収支を可視化する新機能。食習慣の改善にも貢献してくれる。たとえば、国内最大級AI食事管理アプリ「あすけん」などを使えば、摂取カロリーの計算も簡単だ
スポーツ100種類以上のワークアウトに対応。うれしい約2週間※のバッテリー駆動
多彩なワークアウト機能も健在で、ランニングや登山、スキー、スノーボードをはじめ、100種類以上のワークアウトに対応。感心したのは、ワークアウト中のユーザーインターフェイス(UI)や、1日の活動を記録する活動サークル画面のUIが刷新され、より見やすく直感的な表示になったこと。たとえば、ランニング中にスマートウォッチに視線を落とすのはほんの一瞬だが、心拍数や平均ペース、運動強度などをひと目で把握できるのがありがたい。「よし、いいペースだ」と、自信を持ってランニングできた。
このほか、ファーウェイのスマートウォッチと言えば、他の追随を許さないバッテリーのロング駆動も魅力だが、「HUAWEI WATCH GT 4」もこの点において抜かりがない。機能性はアップしても約2週間※というロングバッテリー駆動を維持しているので、毎日充電する手間がなく、睡眠中のデータを含めた長期間のログを継続的に記録しやすいのだ。
対応するワークアウトは100種類以上。「屋外ランニング」を選択し、実走してみたが、ランニング中に音声ガイドが流れ、走行コースや走行距離を把握できるのがありがたい。また、アプリ画面では、ランニングの平均ペースや平均速度もチェックでき、走力アップなどに生かせる
5つの測位衛星の電波を受信できるうえ、46mmモデルは内蔵アンテナのカバー範囲を再設計したことにより、位置情報の測位精度が向上。一般に電波が届きにくい森のなかでも、正確な位置情報を取得できたほか、「登山」のワークアウトでは、ルートや心拍数の推移、高度の変化など、さまざまなデータを確認できた
まとめ圧巻の美しさを宿すスタイリッシュな高機能スマートウォッチ
スマートウォッチとは言え、腕時計は腕時計である。腕時計にとってデザインは最も重要な要素のひとつであり、気に入ったデザインでなければ、毎日腕に装着する気にならないし、愛着も持ちにくい。
そんな観点で「HUAWEI WATCH GT 4」を見たとき、そのデザインは及第点どころか、120点の仕上がりだと感じた。とりわけ、新たに用意されたステンレスバンドモデルは、幅広いファッションアイテムと調和し、腕元でセンスのよさを表現できるのがありがたい。
そして、機能性については「さすが」のひと言。定評のあるヘルスケア機能がブラッシュアップされていたほか、ワークアウト機能も対応する種目は100種類以上と充実している。さらに、約2週間※のロングバッテリー駆動を維持しており、非の打ち所がない印象だ。
ステンレスバンドモデルを加え、より美しく進化を遂げた「HUAWEI WATCH GT 4」。本機を着用し、より生き生きとした毎日を過ごしてみてはいかがだろうか。