エプソンのホームプロジェクター「dreamio EH-LS650B/W」導入でリビングルームをすっきり&おしゃれに彩る方法

家庭内において生活の中心となるリビングルームは、インテリアにこだわりたいもの。しかし、コーディネートするうえで困るのが、ひときわ大きな存在感を放つ黒くて四角い物体=テレビだ。そんなテレビに代わる製品として注目したいのが、壁から約14cm離すだけで80インチの画面投写が可能な超短焦点レンズを採用したエプソンの最新ホームプロジェクター「dreamio EH-LS650W/B」である。本特集は、インテリアスタイリストの窪川勝哉さんにリビングルームをすっきり&おしゃれに彩る方法について伺いながら、「dreamio EH-LS650W/B」の魅力に迫ってみた。

窪川 勝哉さん
インテリアのみならず、クルマや家電、ステーショナリーなど、プロダクト全般に造詣が深いインテリアスタイリスト。雑誌やテレビ番組など、メディアでのスタイリングだけでなく、ウインドウディスプレイやマンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手掛ける。2011年に渡英。1年半のロンドン滞在を終え、2013年から再び東京に拠点を移して活動中。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師も務める。

インテリアスタイリスト&プロップスタイリスト
窪川 勝哉さん
インテリアのみならず、クルマや家電、ステーショナリーなど、プロダクト全般に造詣が深いインテリアスタイリスト。雑誌やテレビ番組など、メディアでのスタイリングだけでなく、ウインドウディスプレイやマンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手掛ける。2011年に渡英。1年半のロンドン滞在を終え、2013年から再び東京に拠点を移して活動中。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師も務める。
リビングルームのインテリア存在感の強いテレビはプロジェクターに
置き換えるのもひとつの手
家の中におけるくつろぎのスペースとして、また、家族とのだんらんの場として重要な役割を果たすリビングルーム。昨今の情勢やライフスタイルの変化もあり、リビングルームで過ごす時間が増えたという人も多いのではないだろうか。筆者もそのひとりなのだが、過ごす時間が長くなればなるほど気になってくるのがインテリア。より快適に過ごすためにも見直したいところだが、お気に入りのソファやローテーブル、小物、観葉植物など、リビングルームには何かと置くものが多く、ごちゃごちゃしがちだ。できるだけすっきり&おしゃれにコーディネートしたいものだが、どうしたらいいのかわからない、というのが本当のところ。同じような悩みを抱えている人も少なくないのではないだろうか?
そこでお話を伺ったのが、メーカーのカタログ広告用のビジュアル空間やマンションのモデルルームなどのコーディネートを手掛けている、インテリアスタイリストの窪川勝哉さんだ。モデルに洋服を着せるように、空間に家具やオブジェを配置することで新しいスタイルを生み出しているという窪川さんに、リビングルームをすっきり&おしゃれに見せるためのアドバイスをもらった。

インテリアだけでなく家電やオーディオ機器にも造詣の深い、インテリアスタイリストの窪川さん。リビングルームをすっきり&おしゃれに彩る方法を伺ってみた
「リビングルームを居心地よく、すっきりと見せるためには、“隠す”と“見せる”のメリハリがいちばん重要だと思っています。書類など日常的に使うものが見えてしまうとどうしても生活感が出てきてしまいますよね。そこで、そういったものは扉の中に収めておいて、こだわりの家具とオブジェだけを見えるようにしておけば、視覚的にもスタイリッシュに感じられるようになります。
また、部屋は基本的に平面の壁と90度の角で構成されているので、曲面が存在しません。家具や家電も四角いものが多いので、直線と直角に囲まれた単調的な空間で生活することになってしまいます。ですので、オーバル型のテーブルや丸いスツールなど、直線や直角ではないものを意図的に少し取り入れれば、部屋の雰囲気も大きく変わってきます。さらにリビングルームは、床は物が多くて飽和状態なのに、90cmくらいの高さから上は急に何もなくなってしまう。そのため、背の高いスタンドライトや観葉植物を置いたり、モビールなどを下げたりすると一気におしゃれになるのでおすすめですね」(窪川さん)

インタビューを実施した窪川さんのアトリエは、モダニズム建築の旗手として活躍した前川國男氏が手掛けた住宅に、窪川さんが大胆にリノベーションを施すことでレトロモダンな雰囲気に仕上げている。現在は、仕事の打ち合わせのほか、インテリアと家電との組み合わせを研究したり、考えをまとめたりするスペースとしても利用しているという

「冷蔵庫の中は散らかっていても扉を閉めるとスッキリ見えるように、リビングルームでも生活感を感じるものは隠して、上質な家具やオブジェだけを見せることでオシャレ感が出る。このバランスが大事」と語る窪川さん


窪川さんのアトリエでは、丸型のオブジェや背の高いスタンドライト、モビールなどを取り入れることで、空間全体をドレスアップしている。また、家具については「ソファなどは定番のものを買っておいて、ラグやクッションなどの小物でアレンジすれば、トレンドをより手軽に楽しめるようになりますよ」とアドバイスをしてくれた
リビングルームをすっきり&おしゃれに見せる方法については理解できたが、部屋に配置されているものの中で特に気になってしまうのが、直線で構成された黒くて四角い物体=テレビだ。窪川さんも「アトリエには意図的にテレビを置かなかった」と言うが、テレビを置かないメリットをどのように感じているのだろうか。
「薄型テレビがどんどん大画面化されてリビングルームの主役になり、一時は、家にあるテレビは大きければ大きいほどすごい、とされる時代もありましたが、今の大画面テレビはそんなに高価ではないですし、あるのが当たり前になりつつあります。そして、大画面になればなるほど空間に対して黒い面が増えてきてしまうので、本来はインテリアに調和しにくいんですよね。
また、テレビは生活空間の中でも少し高い位置に来ます。先ほどもお伝えした通り、この高さには家具が少ないので、重い色のものが高い位置に来ると、空間全体のバランスがよくない。だから僕は、このアトリエではテレビを置かずにプロジェクターを活用しています。大画面で見られるという利点はもちろんですが、インテリア的な観点から見ても、たたずまいはオブジェのひとつみたいなので、部屋にも調和してくれます」と、プロジェクターを導入したことのメリットを語ってくれた。

アトリエでは、エプソンのホームプロジェクター「EF-100B」を愛用しているという窪川さん。「このアトリエでは世界観を優先したかったので、日常感のあるテレビは置きたくなかった。とは言え、友人たちと映像を楽しむこともあるため、プロジェクターを導入しました」
「EH-LS650」の基本性能わずかな距離で大画面を投写できる
超短焦点レンズを搭載
テレビではなく、プロジェクターを活用して映像を楽しんでいる窪川さんだが、「ソファ近くの台の上に設置して壁に投写しているのですが、どうしても生活動線のじゃまになってしまう。そこだけは少し気になっています」と不満もあるようだ。
そんな窪川さんに注目してもらいたいプロジェクターが、エプソンの最新ホームプロジェクター「dreamio EH-LS650W/B」(以下、EH-LS650)だ。その最大の特徴は、壁から本体まで約14cm離すと約80インチの、約39cm離すと約120インチの大画面を投写できる超短焦点レンズを搭載していること。壁際に置けるため設置性が高く、部屋の空間をより有効活用できる。
窪川さんもこれには感心したようで、「これまでのプロジェクターは、前を横切ると映像の妨げになってしまいますし、プロジェクターから壁までの間にインテリアを置けないなど、いろいろな制約がありました。でも、『EH-LS650』なら壁際で完結できる。別売のテレビチューナーが必要にはなりますが、一般のご家庭でテレビの代わりに使うなら、今あるテレビ台を生かしてもいいし、テレビ台を取り払って床に設置してもいい。どちらにせよ、有効的なスペースが広がりそうですね」と語ってくれた。

壁の前に設置するだけで大画面が楽しめる手軽さで人気を博した、エプソンの超短焦点ホームプロジェクター「dreamio EH-LS300B/W」。その後継モデルとして2023年10月に発売されたのが、高性能な画像処理チップや、4K相当の高画質映像が投写可能な「4Kエンハンスメントテクノロジー」を搭載した「EH-LS650」だ


壁からわずか約14cmの距離が取れば約80インチの大画面を壁に映し出せる「EH-LS650」。大迫力の120インチでも約39cmの距離を取るだけなので、これまでのように視聴場所の近くやソファの後方などにプロジェクターを設置する必要がない
「EH-LS650」はプロジェクターの老舗であるエプソンの製品だけあって、画質や音質にもこだわっている。特に、エネルギー効率のよいレーザー光源を使用した「3LCD方式」を採用したことで、3,600lmの明るさと2,500,000:1※の高コントラストを実現。これには窪川さんも、「アトリエのリビングルームは窓が大きく、昼間は窓から入ってくる光の量が多いのですが、それでも明るくメリハリのある映像が楽しめました。これならテレビの代わりとしても十分使えますね」と感心していた。
また、「EH-LS650」は、「dreamio」のフラッグシップモデル「EH-LS12000」や、上位モデル「EH-LS800」と同じ高性能な画像処理チップを搭載したうえ、ひとつひとつの画素を斜めに0.5画素シフトさせて重ねることで、4K相当の表示を実現する「4Kエンハンスメントテクノロジー」も新搭載。従来モデルの「EH-LS300」と比べても、よりリアルで臨場感のある映像を再現できるように進化を遂げている。その映像を見た窪川さんは、「壁の近くに寄ってもドット感は皆無で、映像も非常に美しい。4Kならではの利点が強く感じられますね」と、そのすぐれた画質に思わずうなっていた。
RGB (赤・緑・青)各色に割り当てられた光を同時に投写する、エプソンのプロジェクターではおなじみの「3LCD」方式と、明るく色鮮やかな映像表現が可能なレーザー光源を搭載することで、昼間のリビングルームでもメリハリのある映像を映し出せる。レーザー光源の寿命は約20,000時間と長いため、ランニングコストが抑えられる点もうれしいポイントだ
「EH-LS650」の明るさは、全白/カラーともに3,600lmを実現。照明を落とした暗い部屋と昼間の明るい部屋とで映像を見比べてみたが、暗い部屋ではダイナミックレンジが広く、まるで映画館のような深みのある色彩が味わえた。明るい部屋では、若干白みがかって見えるものの、メリハリのある明るい映像で表示されており、ニュースやバラエティ番組などであれば十分楽しめそうだ
フルHD解像度の液晶パネルを採用しながら、入力された映像の1ピクセルを縦横0.5ピクセルずつずらして重ねることで、4K相当の映像が投写できる「4Kエンハンスメントテクノロジー」を搭載。「解像感が高いうえ、映し出される映像が明るく鮮明ですね」と、窪川さんもその実力を高く評価していた


大手オーディオメーカーであるヤマハが手掛けた2.1chスピーカー(5W×2+10W)を内蔵。「プロジェクターの内蔵スピーカーとは思えないくらい迫力と臨場感があるので、本機においては、外付けスピーカーは必要ないですね。Bluetooth®スピーカーとしても使えるので、リビングルームのBGM用にもよさそうです」と窪川さんは音質にも納得の様子
超短焦点プロジェクターは、短い距離から角度を付けて投写するため画面が歪みやすいところがあるが、「EH-LS650」は専用アプリで投写された補正パターンを撮影するだけで細かな歪みを修正できる「Epson Setting Assistant」を採用しており、簡単にゆがみ修正が行える。また、さまざまな動画配信サービスを手軽に楽しめる「Android TV™」がプリインストールされていることに加え、テレビチューナー(別売)と接続するだけテレビ番組も簡単に視聴できるため、テレビ代わりとして使うのにももってこいだ。

スマートフォンにインストールした専用アプリ「Epson Setting Assistant」を使い、投写された補正パターンを撮影するだけで、画面の細かな歪みを補正してくれる機能を搭載。また、設置する場所に合わせて映し出す映像の位置や大きさを自由に調整できるため、フレキシブルに運用できる
「EH-LS650」のデザインリビングルームに設置しても
違和感のない整ったデザイン
テレビの代わりにリビングルームに設置するとなると、そのデザインも気になるところ。では、窪川さんは「EH-LS650」のデザインをどのように感じたのだろうか。
「なにより奇抜なデザインじゃないところがいいですね。家具でも家電でも“デザインがされすぎているもの”は少なくないのですが、どうしてもうるさくなって空間に調和してくれません。その点、『EH-LS650』は、360度どこから見ても整ったデザインで、どのようなスタイルの部屋に設置しても、その空間にスッと溶け込んでくれます」と高く評価する。
また、「『ホワイト』と『ブラック』の2色のカラーが用意されている点もいいですね。たとえば、ベージュなどのナチュラル系のインテリアでまとめている部屋であれば『ホワイト』が合うでしょうし、シックなインテリアを基調にしているのであれば空間を引き締めてくれる『ブラック』がハマるでしょう。そもそも、黒くて大きなテレビが『EH-LS650』に置き換わるだけでも、部屋の印象が大きく変わるのは間違いありません」(窪川さん)
本体サイズは467(幅)×400(奥行)×133(高さ)mmと設置しやすいサイズの「EH-LS650」。「どのようなインテリアにも調和してくれる整ったデザインですが、本体を支える脚がプロダクト感を演出していてAV機器としてのカッコよさもありますね」と窪川さん。スピーカーグリルは、「EH-LS300」のファブリックからパンチングメタルへと変更されており、高級感もある
「dreamio EH-LS800W/B」も
選択肢のひとつ
エプソンの超短焦点プロジェクターのラインアップには、今回紹介した最新モデルの「EH-LS650」に加え、4,000lmという明るさと最大150インチの大画面を投写できる、上位モデル「dreamio EH-LS800W/B」(以下、EH-LS800)も用意されている。
両機種のサイズ感や画質などを見比べた窪川さんは、「コンテンツとの向き合い方などでも変わってくるとは思いますが、投写できる壁などのスペースに余裕があって、現状大きなテレビ台を設置しているのであれば、『EH-LS800』のほうが映像をより本格的に楽しめそうですね。また、リビングルームだけではなく別の部屋にも持ち運んで、テレビ番組や動画配信サービスなどをカジュアルに楽しみたいのであれば『EH-LS650』が向いているのではないでしょうか」とその違いについて語ってくれた。
まとめテレビをプロジェクターに置き換えて、
リビングルームのインテリアを再検討しよう
「リビングルームの一等地に置いてある大画面テレビをプロジェクターに置き換えるだけで、部屋の雰囲気はガラリと変わってきます。特に、『EH-LS650』は、高音質のスピーカーを内蔵しているオールインワンモデルなので、別途スピーカーを設置する必要もありません。プロジェクターに置き換えることで空きができた、お部屋の空いた一等地のスペースにオブジェなどを置けば、リビングルームがより素敵になるはずです。また、テレビがなくなれば部屋の色のバランスなどが色々と変わってきます。それをきっかけに、リビングルームのインテリアと今一度向き合って、ラグやクッションなどでアレンジするなど、部屋のコーディネートを楽しんでもらえたらうれしいですね」と、今回の話を締めくくってくれた。
もし、リビングルームの雰囲気を変えたいと考えている場合や、テレビの代わりにプロジェクターを設置したいと思っているのであれば、「dreamio EH-LS650W/B」の導入を検討してみてほしい。きっと、リビングルームがこれまで以上にすっきり&おしゃれになり、そこで過ごす時間もこれまで以上に楽しくなるはずだ。
彩れるホームプロジェクター
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