EXILE NESMITHも納得!

ファーウェイの新フラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」をアーティスト目線でチェック

イヤホン市場において、近年のトレンドとなっているのが、周囲の騒音を打ち消すノイズキャンセリング機能を備えた完全ワイヤレスイヤホンだ。メーカー各社から新製品が続々と発売され、市場はまさに、ライバルひしめく完全ワイヤレスイヤホン戦国時代の様相を呈しているなか、2023年10月にファーウェイから、新フラッグシップモデルとなる「HUAWEI FreeBuds Pro 3」が発売された。本特集では、イヤホン好きで、普段から4〜5台のイヤホンを使い分けているという、国民的ダンス&ボーカルグループ・EXILEのメンバー、EXILE NESMITHさんが、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」のレビューを実施。アーティスト目線で、その実力をチェックしてもらった。

EXILE NESMITH
EXILE NESMITH
1983年8月1日生まれ、熊本県出身。LDH JAPAN所属。新生J soul brothers」としてデビューし、2009年3月1日にEXILEに加入。ケンチ・TETSUYA・NESMITH・SHOKICHI・AKIRAの5人から成るEXILE THE SECONDとしても始動し、ミュージカルや舞台、地元熊本でのレギュラー番組「NES-FES」のMCを務めるなど、活動の幅を広げている。

ANC性能・マイク通話性能進化したANC機能がもたらす“静寂”を、
EXILE NESMITHが体感

近年の日本の音楽市場では、デスクトップミュージックで制作されるEDMや、ハイトーンボイスを生かした楽曲が増加傾向にあり、作り手や歌い手の意図するサウンドをダイレクトに楽しみたいと、イヤホン選びにこだわる人も少なくない。そんな人たちに注目してほしいのが、ファーウェイの最新・完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」だ。音質はもちろん、アクティブノイズキャンセリング(ANC)性能が大幅に向上したという本機は、ファーウェイの新フラッグシップモデルとなる、特別な1台。特別なイヤホンは、特別な人に評価してもらいたいということで、今回は国民的ダンス&ボーカルグループ・EXILEのメンバーとして活動中のEXILE NESMITHさんに、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」をレビューしてもらうことにした。プロのアーティスト目線で、その音質、ANC性能、装着感、デザイン、使い勝手などをレポートしてもらおう。

HUAWEI FreeBuds Pro 3 HUAWEI FreeBuds Pro 3

ファーウェイの最新・完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」。その実力を体感、レポートしてくれたEXILE NESMITHさん。「HUAWEI FreeBuds Pro 3」のカラーバリエーションには、「グリーン」「シルバーフロスト」「セラミックホワイト」の3色が用意されており、今回のレビューでは「グリーン」を使用した

まずは、周囲のノイズを精度よく集音・分析し、逆位相の音を発してノイズを打ち消すフィードフォワード型のANC機能について。「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は、フィードフォワード2基、フィードバック1基のトリプルマイクを搭載するとともに、ノイズキャンセリングアルゴリズムが「インテリジェント・ダイナミックANC3.0」にアップグレードしたことで、ANC性能が従来モデル比で約50%向上。周囲の騒音を高精度に打ち消し、深い静寂と、音楽への圧倒的な没入感をもたらしてくれるという。EXILE NESMITHさんには、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」と、下位モデル「HUAWEI FreeBuds 5i」とを聴き比べてもらい、周囲の騒音がどこまで打ち消されるのかを体感してもらった。

HUAWEI FreeBuds Pro 3 HUAWEI FreeBuds Pro 3

ハウジング外側にある2つのフィードフォワードマイクで周囲のノイズを検出したうえ、ハウジング内側にあるフィードバックマイクで耳介内の余分なノイズをモニタリングし、瞬時に逆位相の音を発してノイズを相殺するアクティブノイズキャンセリング機能を搭載する

HUAWEI FreeBuds Pro 3

EXILE NESMITHさんには、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」(左)と、下位モデル「HUAWEI FreeBuds 5i」(右)とを聴き比べてもらい、ANC性能の進化を体感してもらった

ヘッドホン・イヤホンは昔から好きで、その時々の最新モデルを買って、聴き比べて、音楽ジャンルやその日の気分で、4〜5台を使い分けています。ノイズキャンセリング機能は、近年のイヤホンのスタンダードになりつつあると思いますが、そんな中でも、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」のANC性能はトップクラスなのではないでしょうか。音の中に自然と溶け込める感覚というか、とても没入感があって、音楽にどっぷりと浸れます。「HUAWEI FreeBuds 5i」との違いは歴然で、それほど騒音がない室内でも、音が体に入ってくる感覚は、圧倒的に「HUAWEI FreeBuds Pro 3」が上。こんなにも違いがわかるものなのかと、ちょっと驚きました。曲を聴きつつ詩を書くこともあるので、そういう、頭の中をすっきりさせたいときにも真価を発揮してくれそうですね。集中力が高まり、歌詞がスッと浮かんでくるような気がします。

EXILE NESMITHさん

電車の走行音や人々の足音、ロードノイズなど、ANC性能のよし悪しは「騒音がどのくらい打ち消されるか」という文脈で語られることが多いが、なるほど、EXILE NESMITHさんは、深い静寂がもたらす、「音が体に入ってくる感覚」を高く評価したようだ。

EXILE NESMITH

先進のテクノロジーで周囲の騒音を打ち消す「HUAWEI FreeBuds Pro 3」のANC機能だが、EXILE NESMITHさんはその1歩先、「静寂がもたらす圧倒的な没入感」を高く評価する。「『HUAWEI FreeBuds 5i』も十分に“静か”ですが、『HUAWEI FreeBuds Pro 3』では、アーティストが演奏しているその空間に、自分も入り込んだかのような没入感が得られました。音に集中できる感覚は、『HUAWEI FreeBuds 5i』よりも格段に上ですね」

「HUAWEI FreeBuds Pro 3」はマイク通話機能も進化していて、骨伝導VPUセンサーを新搭載したことで、集音能力が従来モデルの2.5倍に向上したほか、シングルチャネル・ディープニューラルネットワーク(DNN)アルゴリズムからマルチチャネル・DNNアルゴリズムに進化したことで、風ノイズキャンセリング性能が従来モデル比で約80%向上。実際に音声通話を試したEXILE NESMITHさんも、「想像以上にクリアな音声でした」と、その実力を高く評価する。

昨日、電話をする機会があったので、「あ、今だ!」と思って、イヤホンを着けたまま通話してみました。正直、ハンズフリー通話機能って、通話の相手が自分の声を聞き取りづらい印象があって。「え?」って聞き返されることが時々あるんですよね。でも、自分の声が相手にクリアに届いているからなのでしょう、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」では聞き返されることもなければ、ハンズフリーで通話していると相手に感じ取られることもありませんでした。とにかく音声がクリアで、自然。ハンズフリー通話機能で、ここまでストレスなくやり取りできたことには本当に感心しました。

EXILE NESMITHさん

EXILE NESMITH

マイク通話機能についても、「相手に聞き返されたり、相手からの返事にタイムラグがあったり。普段使っている一般的なイヤホンでは、そのようなちょっとしたストレスがあったのですが、自分の声が相手にクリアに届いているからか、『HUAWEI FreeBuds Pro 3』では終始快適に通話できました」とのことだった

音質低域から高域まで豊かに鳴らす
圧巻のサウンド

続いて、イヤホンの一丁目一番地とも言える、音質をチェックしてもらおう。サウンドの要となるドライバーには、11mmのダイナミックドライバーとマイクロ平面振動板ドライバーを組み合わせた、デュアルドライバーユニットを採用。それぞれのドライバーユニットに、得意とする周波数帯域を担当させることで、14Hz-48kHzという広帯域再生を実現している。人間の可聴域(20Hz-20kHz)を超える周波数帯域を再生できるので、音楽のディテールを豊かに感じられるというが、さて、プロのアーティストであるEXILE NESMITHさんは、そのサウンドをどう評価するのだろうか?

HUAWEI FreeBuds Pro 3

中低域を得意とするダイナミックドライバーと、高域が得意な平面振動板ドライバーを組み合わせた、デュアルドライバーユニット。デジタルクロスオーバー技術によって、ドライバー同士の帯域干渉を防ぎながら、一体動作する。「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は、このデュアルドライバーユニットによって、4Hz-48kHzの広帯域再生を実現しているのだ

個人的な好みで言うと、低域がしっかり出ている製品を選ぶことが多いのですが、音源の確認をする際などは、なるべくフラットで繊細なサウンドのイヤホン・ヘッドホンを使うようにしています。「HUAWEI FreeBuds Pro 3」のサウンドは、すごくバランスがよくて、どこかひとつの音域をいたずらに主張させ過ぎていないところがいい。さまざまなジャンルの音源を試聴してみましたが、ヒップホップの低域がもたつかず、EDMのリズムも小気味よく聴かせてくれるし、ロックの鳴りっぷりもよく、クラシックやオーケストラまでカバーしてくれます。HWAとハイレゾの2つの認証を取得し、Bluetoothの高音質コーデック「LDAC」に対応していることもあって、ここにドラムがあり、こっちにギターがあって、ここにボーカルがいる、といった具合に、楽器やボーカルがしっかりと定位し、解像感も申し分ありません。音にツヤがある、生感を感じるサウンドですね。

EXILE NESMITHさん

EXILE NESMITH

「低域の押し出しが強く、キレのよい、最近の音楽トレンドをカバーできる味付けをしつつ、中高域もおざなりになっていない。中域となるボーカルはツヤがあり伸びやかで、高域もシャカシャカと抜けた感じがありません」

ANC機能と同様、そのサウンドを下位モデル「HUAWEI FreeBuds 5i」と聴き比べてもらったが、「全然違いますね!」とEXILE NESMITHさん。一聴するだけで、その違いは明らかだという。

低域の鳴りとスピード感を確保しつつ、ボーカルが埋もれることなく、しっかりと前に出てきます。ひとつひとつの音の輪郭がはっきりしていて、目の前で演奏を聴いているかのような臨場感があって、「音が見える」かのようです。「HUAWEI FreeBuds 5i」は音楽を“聴く”、それに対して、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は音楽を“体感”できると言いますか。ギターの弦を弾く音や、ボーカルの息遣いなど、ディテールまできっちり聴かせてくれるので、楽曲に込められたアーティストの想いをしっかりキャッチできて、それはもう、音楽を“聴く”というより、“体感する”と言ったほうが適切ですよね。「楽曲の裏にあるメッセージ」まで届けられるイヤホンという意味では、リスナーはもちろん、アーティストにとっても魅力的な1台だと思います。

EXILE NESMITHさん

EXILE NESMITH

「単に音楽を“聴く”のではなく、そこから1歩進んで、音楽を“体験”できる。そんな生感のあるサウンドが印象的でした。どんな音をリスナーに届けるのか、アーティストは真剣に考えて、音作りをしています。そんなアーティストと同じラインに立って、音楽を体験できるイヤホンと言えるのではないでしょうか」

デザイン・使い勝手よりスタイリッシュに、使いやすく。
デザインも使い勝手もブラッシュアップ

続いて、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」のデザインや使い勝手もチェックしてもらおう。筐体の軸部分にくぼみを設けた操作しやすいハウジングデザインは、美しさと使いやすさを両立させた、まさに機能美と呼ぶにふさわしいルックスで、重さは従来モデルから約5%軽量化され、軽快な装着感が得られる。イヤホン選びにおいて、EXILE NESMITHさんが「押さえておきたい」と話すケースデザインについても、耐久性にすぐれたナノガラスを採用し、よりスタイリッシュかつコンパクトなたたずまいに。ナノガラスの採用により、耐摩耗性が従来モデル比で約32%向上しているので、その美しさをキープしながら、長く、安心して愛用できそうだ。

HUAWEI FreeBuds Pro 3 HUAWEI FreeBuds Pro 3

軸部分にくぼみを設けることで操作性を向上させたハウジングデザイン。より軽やかな装着感が得られるよう、重さも従来モデルから約5%軽量化されている

HUAWEI FreeBuds Pro 3 HUAWEI FreeBuds Pro 3

充電ケースの一部に、耐摩耗性にすぐれたナノガラスを採用。高級感のある美しいルックスで、手に取るだけで所有欲が刺激される

HUAWEI FreeBuds Pro 3

ケースに「隠しヒンジデザイン」を採用することで、イヤホン本体の露出面積が増加し、より取り出しやすくなった。「ちょっとした工夫ですが、イヤホン本体を取り出す際のストレスが減る、かゆい所に手が届く設計ですね」とEXILE NESMITHさん

HUAWEI FreeBuds Pro 3

シリコン製イヤーピースは、S/M/Lに加えて、新たにXSサイズも付属。耳穴が小さめの人や、大きめの人でも快適に装着できるはずだ

充電ケースのビジュアルは外せないポイントですよね。「これを持っていたらかっこいいよな」と思わせてくれる、所有欲を刺激してくれるようなデザインだと、もうそれだけでワクワクしてきます。「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は、ハウジングデザインも含めて、優越感さえ覚えさせてくれる洗練されたビジュアルだと思います。ペアリングのボタンもさりげなく配置されていて、デザインをじゃましない。ハウジングの軸部分にくぼみがあるので、スワイプやピンチ操作がしやすく、「ああ、よく考えられているな」って。装着感も良好で、軽量化されていることもあり、長時間着けていても疲れにくかったですし、トレーニング中も、ずれたり、外れたりすることはありませんでした。装着していることを忘れてしまうほど違和感のない、心地よいフィット感でしたね。

EXILE NESMITHさん

また、充電ケース併用で最大30時間の長時間バッテリー駆動を実現している「HUAWEI FreeBuds Pro 3」。水の飛沫の影響を受けにくい、IP54の防じん・防水性能を備えるので、EXILE NESMITHさんのように、トレーニング中に音楽を楽しみたい人も安心して使用できるだろう。

HUAWEI FreeBuds Pro 3 HUAWEI FreeBuds Pro 3

専用のスマートフォンアプリ「HUAWEI AI Life」をインストールしたスマートフォンと接続すれば、ハウジングのタッチセンサーに割り当てる機能を変更したり、イヤホンを外した際に再生中の音楽を一時停止させたりと、さまざまな設定が可能だ

HUAWEI FreeBuds Pro 3

イヤホン単体で最大6.5時間、充電ケース併用で最大30時間(ともにANC機能オフ時)の長時間バッテリー駆動が可能。なお、充電用端子には、USB Type-Cポートが採用されている

移動中はもちろん、トレーニング中にもイヤホンを着けているので、IP54の防じん・防水性能は素直にありがたいです。バッテリー駆動時間も長くて、充電切れの不安を感じることなく着用できるのもいいですよね。もちろん、快適に使用できるのは、ストレスのない装着感があってこそ。実際、友人と30分以上通話していても、耳穴が痛くなったり、疲れたりすることはなく、むしろ着けていることが心地よくなっていくような感覚がありました。

EXILE NESMITHさん

まとめアーティストとリスナーをつなぐ
架け橋となるイヤホン

ANC機能によって、周囲の騒音が軽減される。高性能ドライバーユニットを搭載し、ハイレゾ再生や「LDAC」にも対応することで、ディテールまでしっかり聴こえる。イヤホンは、そんなところに耳目が集まりがちだが、プロのアーティストであるEXILE NESMITHさんは、「だからこそ、どんなベネフィットが得られるのか」という、一歩進んだ視点を持っていた。それを端的に物語るのが、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」に対する、「音楽を聴くのではなく、体感できる」という言葉であり、「アーティストの想いまで届けられる」という言葉なのだろう。自宅に高価なピュアオーディオを置き、じっくり音楽を聴くのではなく、誰もが、スマートフォンとイヤホンで気軽に音楽を楽しむようになった現代。そんな時代の中で、「伝えたい音」をどのようにして届けるのか、アーティストは日夜考え続けているとEXILE NESMITHさんは言う。アーティストの届けたい音をダイレクトに楽しめる「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は、アーティストとリスナーをつなぐ架け橋となる、数少ないイヤホンのうちの1台と言えるのではないだろうか。

この記事は2023年11月24日の情報を基にしております。