満足度は価格以上!8万円台※から買える、富士通パソコン15.6型ノート「FMV LIFEBOOK WAA/J1」を使ってみた※税込。価格.com掲載価格。Ryzen5/8GBメモリー/256GBモデル。2024年3月1日時点
国内メーカー製ならではの安心感やコスパの高さの面で、注目すべきノートPCが登場した。それが、富士通パソコンの15.6型ノート「FMV LIFEBOOK WAA/J1」だ。価格.com上でも人気を集める「FMV Lite WA1/H1」の後継機で、持ち前のコスパの高さを受け継ぎながら、さらに魅力を磨き上げている。早速、その実力をチェックしてみた。
デザイン新色「プレミアムホワイト」も用意された、
スタイリッシュボディ
国内メーカー製ならではの安心感と手厚いサポート体制によって、多くのユーザーから支持を得ている富士通パソコン「FMV」。老舗PCメーカーらしく幅広いラインアップを揃えているが、その中でも価格.comユーザーから人気を集めているのが、直販サイト「富士通WEB MART」にて限定販売されている15.6型ノート「FMV Lite WA1/H1」だ。理由はズバリ、海外メーカーにも負けない高コストパフォーマンスを実現しているからだ。
そんな「FMV Lite WA1/H1」の待望の後継機となる「FMV LIFEBOOK WAA/J1」(2024年1月発売)は、8万円台※から購入できるコストパフォーマンスの高さを維持しながら、ボディがよりスタイリッシュに生まれ変わった。また、使い勝手の面にも見直しを入れ、タイプする指の力に合わせてキーの重さを3段階に調節した3段階押加圧キーボードを採用したほか、オンラインコミュニケーション時に周囲のノイズを抑えてくれる「AIノイズキャンセリング」を新搭載するなど、従来以上に高い満足感が得られるモデルとなっている。
まずは、製品ラインアップを確認していこう。本モデルでの大きな変更点となるのがCPUだ。従来モデル「FMV Lite WA1/H1」はインテル製のCPUを搭載していたが、新モデルの「FMV LIFEBOOK WAA/J1」は、すべてのモデルで、省電力かつコストパフォーマンスにすぐれる「AMD Ryzen プロセッサー」を採用。そのおかげだろう、バッテリー駆動時間は従来モデル(Core i5モデル)の約8.2時間から約10.3時間へと大幅に向上している。
スペック一覧
型番 | FMVWJ1AA51_KC | FMVWJ1AA52_KC | FMVWJ1AA53_KC | FMVWJ1AA54_KC | FMVWJ1AA71_KC |
---|---|---|---|---|---|
画面サイズ | 15.6型フルHD(1920×1080)スーパーファイン液晶、グレア仕様 | ||||
CPU | AMD Ryzen 5 5500U モバイル・プロセッサー(最大4.00GHz) | AMD Ryzen 7 5700U モバイル・プロセッサー(最大4.30GHz) | |||
カラー | ブライトブラック | プレミアムホワイト | ブライトブラック | ||
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Pro | Windows 11 Home | ||
メモリー | 8GB(4GB×2、デュアルチャネル対応 DDR4-3200) | 16GB(8GB×2、デュアルチャネル対応 DDR4-3200) | |||
ストレージ | 約256GB SSD(PCIe接続) | 約512GB SSD(PCIe接続) | |||
バッテリー 駆動時間 |
約10.3時間(JEITA2.0) | ||||
Office | なし | Microsoft Office Home and Business 2021 | |||
価格 | 83,700円※1 | 98,700円※1 | 98,700円※1 | 143,700円※1 | 102,700円※2 |
※2 税込。2024年8月15日時点
「FMV LIFEBOOK WAA/J1」は、デザイン面でも磨きがかけられている。カラーバリエーションには、落ち着きのある「ブライトブラック」に加え、清涼感のある「プレミアムホワイト」を用意したうえ、天面には光沢加工を、底面にはモカブラウンのレザー調テクスチャーを施すことで、360度どこから見ても上質なデザインを実現している。
そして、キーボードには、キーの側面が透明になった「プリズムクリアキー」を採用するなど、8万円台※から購入できるモデルとは思えないほどのこだわりようだ。
機能性打鍵感が向上。
タイピングしやすさが追求されたキーボード
「FMV LIFEBOOK WAA/J1」は、機能面での進化も見逃せない。なかでも、大きくパワーアップしているのがキーボードで、約2.5mmという深いストロークを確保しているうえ、タイプする指の力に合わせて重さを3段階で調節。キーのレスポンスやキートップの形状にもこだわり、快適な使い勝手を実現している。そのデキのよさは上位モデルに匹敵するほどで、キーボード操作になれていない初心者でもタイピングのしやすさを実感できるはずだ。
キーボードは、タイプする指の力に合わせてキーの重さを3段階で調節。“キーを押した”と感じる瞬間に入力される高レスポンス入力を実現しているので、感覚と操作のズレが少なく、快適なタイピングが行える。打ち間違いを防ぐため、メインキーとテンキーの間に隙間が設けられているのも特徴だ
キーピッチは約18.4mm、キーストロークは約2.5mm。打鍵感はメカニカルキーボードのようなしっかりとしたものだ。キーは、キートップの中央をわずかに凹ませた「球面シリンドリカルキートップ」となっており、自然と指がキーに沿う。ミスタイプが少なく、疲れを感じにくかった
ディスプレイには、高コントラストな15.6型フルHD(1920×1080)スーパーファイン液晶を採用しており、動画配信サービスのコンテンツや思い出の写真などを色鮮やかに表示してくれる。また、外部インターフェイスとして、有線LANポートやSDメモリーカードスロットを備えるうえ、光学ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブを搭載している点にも注目だ。最近のノートPCでは省略されがちな機能がしっかりと備わっているので、ビジネスやプライベートなど、さまざまな用途に対応できるだろう。
外部インターフェイスは、左側面に有線LANポート、HDMI出力ポート、USB3.2 Gen1 Type-Aポート×2、USB3.2 Gen2 Type-Cポートを、右側面にヘッドホン出力/ヘッドセットポート、SDメモリーカードスロット、USB2.0 Type-Aポートを装備。ネットワークは、安定した無線通信が行えるWi-Fi 6に対応している
パフォーマンスマルチタスク処理に強い「Ryzen」搭載。
便利なソフトも多数用意
パフォーマンスについてもチェックしておこう。
今回レビューした「FMV LIFEBOOK WAA/J1」(FMVWJ1AA52_KC)は、CPUに「AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー」(最大4.00GHz)を搭載したモデル。世代こそ最新のCPUではないが、6コア/12スレッドで動作するので、複数のソフトを同時に使用するマルチタスクや、写真や動画の編集などのクリエイティブ作業も十分快適に行える。また、メモリーは容量たっぷりの16GBで、ストレージは高速なNVMe接続のSSDを512GB搭載。エントリーモデルとは思えない余裕のあるスペック構成になっている。

趣味で撮った高解像度の写真を、「Adobe Photoshop」(別売)でレタッチしてみたが、被写体の選択やニューラルフィルターの適用といった負荷のかかる処理もスムーズにこなせた。これだけのパワーがあれば十分だ
富士通パソコン「FMV」のモデルだけあって、便利なソフトを豊富に搭載しているのもメリットだ。定番のオフィスソフト「Microsoft Office Home and Business 2021」(非搭載モデルもあります)をはじめ、年賀状や季節の挨拶状などが簡単に作れる「筆ぐるめ30」、統合セキュリティソフト「マカフィー リブセーフ 3年版」(マカフィーのアカウント登録が必要)、オンラインコミュニケーション時に周囲のノイズを抑えてくれる「AIノイズキャンセリング」、実用英語を学べる「Learn to Speak English X3」などを搭載。パソコンを購入するだけで、オンにもオフにも役立つソフトが豊富に利用できるのだ。
「Microsoft Office Home & Business 2021」搭載モデルなら、購入後すぐに「Word」「Excel」「PowerPoint」などが利用できる。「筆ぐるめ30」には、年賀状はもちろん、冠婚葬祭や季節の挨拶などの豊富なテンプレートが揃っているので、あると何かと便利だ
まとめ完成度が高い、お買い得なオールラウンダーモデル
従来モデル「FMV Lite WA1/H1」は、価格以上の満足感が得られる、バランスよいエントリーモデルとして、価格.com上でも好評を博した。それだけに後継機が「これを超えるのは難しいのでは?」と思っていたが、「FMV LIFEBOOK WAA/J1」は、そんなハードルをヒョイッと軽く飛び越えてきた。
「プリズムクリアキー」を採用した新しいボディは、より洗練され、スタイリッシュな印象なうえ、キーボードは使いやすいし、処理性能にも満足できる。さらに、Web会議などのオンラインコミュニケーションを円滑にしてくれる「AIノイズキャンセリング」なども搭載され、今どきのニーズにもしっかりと対応していた。もちろん、国内メーカーならではの手厚いサポートも見逃せない魅力だろう。
人気のモデルに、さらに磨きをかけた「FMV LIFEBOOK WAA/J1」。本機は、高コスパなエントリーモデルとしてまたもや人気を博しそうだ。
FMV LIFEBOOK WAA/J1
|
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|---|
価格 | 83,700円※1 | 98,700円※1 | 98,700円※1 | 143,700円※1 | 102,700円※2 |
CPU | AMD Ryzen 5 5500U モバイル・プロセッサー(最大4.00GHz) | AMD Ryzen 7 5700U モバイル・プロセッサー(最大4.30GHz) | |||
カラー | ブライトブラック | プレミアムホワイト | ブライトブラック | ||
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Pro | Windows 11 Home | ||
メモリー | 8GB(4GB×2、デュアルチャネル対応 DDR4-3200) | 16GB(8GB×2、デュアルチャネル対応 DDR4-3200) | |||
ストレージ | 約256GB SSD(PCIe接続) | 約512GB SSD(PCIe接続) | |||
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R DL(2層)書き込み対応) | ||||
ディスプレイ | 15.6型フルHD(1920×1080)スーパーファイン液晶、グレア仕様 | ||||
有線LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T準拠、Wake on LAN機能対応 | ||||
無線通信 | Wi-Fi 6E(2.4Gbps)対応、IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠、MU-MIMO対応、Bluetooth v5.3準拠 | ||||
外部インター フェイス |
有線LANポート、HDMI出力ポート(4K映像出力対応)、USB3.2 Gen2 Type-C、 USB3.2 Gen1 Type-A×2(うち、ひとつは電源オフUSB充電機能付)、USB2.0 Type-A、SDメモリーカードスロット、マイク入力/ヘッドホン出力ポート |
||||
サイズ | 約361(幅)x244(奥行)x27(高さ)mm | ||||
重量 | 約2.0kg | ||||
バッテリー 駆動時間 |
約10.3時間(JEITA2.0) | ||||
Office | なし | Microsoft Office Home and Business 2021 |
※1 税込。2024年3月1日時点
※2 税込。2024年8月15日時点
14型ノート
FMV LIFEBOOK WMA/J1
|
|
価格※ | 126,700円 |
CPU | AMD Ryzen™ 5 7520U モバイル・プロセッサー(最大4.30GHz) |
カラー | ファインシルバー |
OS | Windows 11 Home |
メモリー | 8GB(デュアルチャネル対応 LPDDR5-5500) |
ストレージ | 約256GB SSD(PCle接続) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14型WUXGA(1920×1200)スーパーファイン液晶、グレア仕様 |
有線LAN | なし |
無線通信 | Wi-Fi 6(1.2Gbps)対応、IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠、MU-MIMO対応、Bluetooth v5.3準拠 |
外部インター フェイス |
HDMI出力ポート(4K映像出力対応)、USB3.2 Gen2 Type-C×2(Power Delivery・DisplayPort Alt Mode対応)、USB3.2 Gen1 Type-A、マイク入力/ヘッドホン出力ポート |
サイズ | 約313.4(幅)x223(奥行)x20.4(高さ)mm |
重量 | 約1.3kg |
駆動時間 | 約19.8時間(JEITA2.0) |
Office | Microsoft Office Home and Business 2021 |
※税込。2024年3月1日時点