価格.com編集長&スタッフも使って納得

ウルトラワイド×大画面・高解像度で作業効率が大幅UP!フィリップス液晶ディスプレイ「40B1U5600/11」

Philips 40B1U5600/11

フィリップスから2024年1月に発売された、アスペクト比21:9の40型UWQHD(3440×1440)液晶ディスプレイ「40B1U5600/11」。その特徴は、横に長いウルトラワイドディスプレイでありながら、曲面(カーブド)タイプではなく、視覚的に違和感の少ない平面(フラット)タイプとなっていること。さらに、USB Type-C接続にも対応しており、ノートPCとケーブルを1本つなげるだけで、映像入力から充電、データ転送まで行えるようになっている。本特集では、価格.com編集長やスタッフがそんな「40B1U5600/11」を使用し、その使い勝手について詳しくレポートした。

製品概要アスペクト比21:9の40型UWQHD(3440×1440)
ウルトラワイドディスプレイ

アスペクト比16:9の一般的なディスプレイよりも横に長く、まるで2つのディスプレイをつなげているかのような形状をした「ウルトラワイドディスプレイ」。その広い作業領域を生かし、多くのアプリを立ち上げるマルチタスク作業が効率よく行えたり、映像やゲームを横長の画面いっぱいに表示することで没入感を高められたりすることから、昨今、注目度が高まりつつある。しかし、ウルトラワイドディスプレイは曲面(カーブド)タイプの製品がほとんどで、視覚的に違和感の少ない平面(フラット)タイプの製品はあまり多くない。そこで注目したいのが、フィリップスから2024年1月に発売された「40B1U5600/11」だ。

Philips 40B1U5600/11

アスペクト比21:9のウルトラワイドな40型UWQHD(3440×1440)液晶ディスプレイ「40B1U5600/11」。アスペクト比16:9の26型ディスプレイ2つ分とほぼ同等の表示面積を備えており、目の前にするとその横長ぶりに圧倒される

「40B1U5600/11」は、アスペクト比21:9のウルトラワイドかつ40型UWQHDの大画面・高解像度を備えたフラットなIPSパネルを採用しており、アスペクト比16:9の一般的なディスプレイよりも横に長い広大な表示領域で作業できることが特徴。また、映像入力やデータ転送、最大100Wの「USB Power Delivery」に対応したUSB Type-Cポートを搭載しており、映像信号を受け取りながら、ノートPCの充電をケーブル1本で行える。さらに、USBハブ機能を備えているため、ディスプレイ側に周辺機器を接続すればドッキングステーションとしても運用可能だ。

この広大な表示領域と平面パネル、そしてUSB Type-C接続ならではの使いやすさがどのように役立つのか。論より証拠ということで、価格.comのカメラマンや編集スタッフが実際に本機を使用。その魅力をレポートしてもらった。

アスペクト比21:9のウルトラワイドディスプレイだからひと目で確認できる情報量が多い
Philips 40B1U5600/11 Philips 40B1U5600/11

アスペクト比21:9のウルトラワイドディスプレイは、上記のように横長の写真や、表計算ソフトなどを映し出す場合、より多くの情報が表示可能となる。もちろん、複数のアプリを開くマルチタスク作業も快適だ

視覚的な違和感の少ない平面タイプのIPSパネルを採用
Philips 40B1U5600/11

一般的なウルトラワイドディスプレイは、包み込まれ感を高めるためにパネルをカーブさせていることが多いが、「40B1U5600/11」は視覚的な違和感の少ない、平面タイプのIPSパネルを採用している

ノートPCとUSB Type-Cケーブル1本つなぐだけで、映像の伝送から充電まで可能
Philips 40B1U5600/11

「40B1U5600/11」が搭載しているUSB Type-Cポートは、映像や音声の入力だけでなく、充電規格「USB Power Delivery」にも準拠。最大100Wまで給電できるため、パワフルなノートPCでも充電できる。また、USBハブ機能を備えており、ディスプレイに周辺機器をつなげばドッキングステーションとしても利用可能だ

安心して長く使える、フィリップスならではの万全のサポート体制
Philips 40B1U5600/11

フィリップスのディスプレイはサポート体制が充実していることも見逃せない。一般的な液晶ディスプレイの保証対象は、本体と液晶パネルのみであることが多いが、フィリップスでは本体だけでなく付属ケーブルやバックライトまで“まるっと”カバーする5年間フル保証が付属。そのうえ、修理品発送用の梱包箱や、往復の送料、有償修理になる場合のキャンセル料までメーカーが負担してくれるので、万が一の場合でも安心してサポートが受けられる

カメラマンがCheck違和感の少ない平面のIPSパネルは、
高画質でクリエイティブ作業にもピッタリ!

まず「40B1U5600/11」を試してもらったのは、写真はもちろん、最近は動画の撮影も行うことが多くなってきたと話す、価格.comのカメラマンMだ。いつもは、27型のディスプレイを横に2台並べてデスクトップPCと接続しているというが、「40B1U5600/11」に置き換えたことで仕事の効率はどのように変わったのだろうか?

「写真や動画の細部まで確認する必要があるので、カメラマンにとってディスプレイは超重要。だから、横に広くて画面に集中できそうなウルトラワイドディスプレイは前から気になっていました。でも、市場に並んでいるのは曲面タイプのモデルばかり。写真や動画を修正する際、水平や垂直をキッチリ出すことがとても大切なので、画面端が歪んで見えてしまう曲面タイプは敬遠していました。でも、『40B1U5600/11』は平面タイプだから画面端が歪んで見えるようなこともなく、写真の水平も取りやすかったです

また、画面が横に広いから、写真のレタッチや動画の編集作業が行いやすいのがすごくいいですね。写真は横長のまま2枚同じ画像を並べられるので、レタッチ作業をする際はビフォー/アフターを細かく確認しながら作業が行えますし、動画のタイムラインも横に長く表示できます。また、デュアルディスプレイのように中央のベゼルで映像が分割されてしまうこともないので、作業の効率もアップしたように感じます」(カメラマンM)

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「市販されているウルトラワイドディスプレイの多くは曲面タイプ。パッと見では特に画面端が歪んで見えてしまうので、仕事で使うのは厳しいと感じていました。でも、平面タイプの『40B1U5600/11』なら画面が歪んで見えるようなことがないので正確なレタッチが行えました」

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「40B1U5600/11」なら横長の写真を2枚並べて比較しながらレタッチが行えるほか、動画編集やDTMなどのソフトウェアのタイムラインを横に長く表示しつつ、さまざまなパレットも立ち上げられるので、作業効率の向上に大きな効果をもたらしてくれる

「40B1U5600/11」は、視野角が広く、色再現性も高いIPSパネルを採用しており、Windows環境における標準の色域であるsRGBを121%カバーする高色域を実現していることも大きな特徴だ。カメラマンMも、「これだけ大きな画面なのに色ムラがなく、画面の端でもコントラストの低下や色抜けがないのはすごいです。デュアルディスプレイ環境だと、2つの画面の色を合わせないといけないのですが、そういう手間が必要ないのもいいですね。また、sRGBを大幅に超える色域をカバーしているので、紙にプリントする際のシミュレーションなども行いやすく、十分仕事に活用できます」と、その画質を高く評価していた。

Philips 40B1U5600/11 Philips 40B1U5600/11

「40B1U5600/11」の色域を確認するため、分光光度計で計測してみた。右のガモット(*印の三角形が本機の色域で、◯印の三角形がsRGBの色域)がその結果だが、特に緑と赤の領域でsRGBの範囲を超えた色域を実現していることがわかる。これなら、色の正確性が求められる写真のレタッチはもちろん、Webデザインやイラストワークにも十分活用できそうだ

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画質をチェックするためにカラフルな写真を表示してみたが、果物や野菜の細かな色の違いをうまく描き分けており、色の再現性は高い。また、薄暮の瞬間を切り取った風景写真では、一般的なディスプレイでは暗くツブれてしまうような山肌のニュアンスも階調豊かに描かれるなど、コントラスト性能も抜群だ

Philips 40B1U5600/11

「近ごろはHDR動画の制作も増えてきたため、パソコン用のディスプレイであってもHDRへの対応は必須となってきました。その点、『40B1U5600/11』は『DisplayHDR 400』に対応する広いダイナミックレンジを備えていますので、HDRの効果を確認しながら編集できるのがうれしいです」と、カメラマンMは笑顔を見せていた

編集スタッフがCheckテレワークにも最適! ケーブル1本で
ノートPCとつなぐだけで生産性が大幅に向上

自宅のデスクの上に24型のディスプレイを設置し、ノートPCを接続してライティングや編集などの業務に活用したり、趣味の映画鑑賞やゲームなどを楽しんでいたりしているという、価格.comの編集スタッフT。これまで、そのディスプレイ環境に大きな不満を感じたことはなかったというが、「40B1U5600/11」を代わりに設置してみたところ、「世界が大きく変わりました」と驚きの声をあげた。

「40型のウルトラワイドという事前情報はもちろん聞いていたのですが、まずはその大きさに圧倒されました。とにかく目の前に横長の画面がブワッと広がり、それしか目に入らないような感覚に陥るほど。試しに、21:9のシネスコサイズの映画コンテンツを画面いっぱいに映し出して鑑賞してみましたが、画面がカーブしていなくても体全体を包み込んでくれるように感じられるので、ある意味、映画館よりも高い没入感が得られました」

また、仕事の効率も大きく上がったという編集スタッフT。「24型のディスプレイでは、画面左側に『Microsoft Office』のソフトを立ち上げ、画面の右側に参考になるWebサイトなどを映し出して作業を行っていました。ですので、別途PDFの資料を見る場合はウインドウを切り替える必要があったのです。しかし、『40B1U5600/11』なら表示できる面積が横に長く、縦長のウインドウを4つ並べても実用的なサイズを維持できます。大量の情報をひと目で確認できるので、これまで以上に効率よく作業を進められました

Philips 40B1U5600/11

「40B1U5600/11」なら、2つ以上のディスプレイを並べるマルチディスプレイ環境を構築しなくても、広大な作業領域を確保できる。「在宅での仕事に使用してみましたが、複数のウインドウを並べても視認できる大きさで映し出せるのでマルチタスク作業も快適。Web会議を行いつつ、『PowerPoint』も立ち上げてアイデア出しをする、なんてことも難なくできるので生産性を大幅に高められました」

その横長の大画面と同じくらい便利に感じたのが、「USB Type-Cケーブル1本でディスプレイとノートPCが接続できること」と話す編集スタッフT。手持ちのノートPCは映像出力に対応したUSB Type-Cポートを備えているものの、自宅のディスプレイはHDMI接続にしか対応しておらず、これまでは変換アダプターを使って接続していたというが、「『40B1U5600/11』なら、ケーブル1本で映像出力から充電まで行えます。しかも、ディスプレイ側にマウスやキーボードを接続しておけば、ドッキングステーションとしても利用できる。ケーブルがゴチャつかないからデスク周りをスッキリできるし、ノートPC用のACアダプターを自宅で使う必要がなく、外出時に備えてカバンの中に入れっぱなしにできるのも便利です」(編集スタッフT)

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外に持ち出していたノートPCにUSB Type-Cケーブルを1本接続するだけで映像出力から充電まで行ってくれるので、帰宅後でもすぐに作業の続きが始められる

Philips 40B1U5600/11

「40B1U5600/11」はドッキングステーションとしての機能を備えており、マウスや外付けHDD、ヘッドセットなどを接続したままにできるので、いちいちノートPCにつなぐよりもデスク周りをスッキリできる。また、ディスプレイに接続したキーボードやマウスを2台のパソコンで使い回せるKVM機能も備えており、仕事用と私用のパソコンを使い分けたい場合も便利だ

昇降
Philips 40B1U5600/11
スイーベル

これほどのサイズになると簡単には動かせないが、「40B1U5600/11」のスタンドは、最大150mmの昇降と左右それぞれ180度のスイーベル、前方5度/後方30度までのチルトに対応しているので、見やすい角度へと画面の位置を柔軟に調整できる。また、スタンドのフットプリント(設置面積)が小さく、「24型ディスプレイを置いていた場所にも問題なく設置できました」と編集スタッフT

Philips 40B1U5600/11

本体の左側面にはアクセサリーをかけておけるヘッドホンフックを装備。「ヘッドセットをここにかけておくことで、大切なWeb会議直前にあわてて探すようなこともなくなりました」

コラム価格.com編集長も納得。
「40B1U5600/11」は現代のニーズにマッチしたディスプレイだ

Philips 40B1U5600/11

価格.com 編集長 鎌田 剛 価格.comの黎明期からコンテンツ作成に携わり、当時から価格.comにおける記事系コンテンツの編集統括を務める。「価格.comマガジン」編集長も兼務。パソコンや家電製品にやたら 詳しい、人呼んで「価格.comのご意見番」。「家電総合アドバイザー」資格保持者

「パソコン向けディスプレイのトレンドとして、大型化に加えて高解像度化が一段と進んでいます」と語るのは、パソコンの草創期から取材を続けてきた、価格.comの鎌田編集長だ。

「特に最近は在宅ワークが増えた結果、ノートPCの小さな画面では作業がやりづらいこともあり、大画面ディスプレイのニーズがますます高まっています。こうした中、人気を集めているのが、作業効率を高められるウルトラワイドディスプレイ。少し前だとデュアルディスプレイのほうが便利、みたいな話もあったのですが、真ん中にベゼルが入っているのが嫌だという人や、1台で完結させたいという人も増えてきている印象ですね」と解説する。

こうしたトレンドに合致する「40B1U5600/11」だが、「40型のウルトラワイドということで“とにかく大きい”ということがファーストインプレッションでした」と話す鎌田編集長。「デュアルディスプレイと同じくらい作業領域が広いので、『Excel』で作ったグラフをそのまま横の『PowerPoint』に貼り付けるなんてことも簡単にできる。いちいちウインドウを切り替えたりする必要がなく、ストレスなく作業できるのがいいですね。デザイン的にシンプルにまとまっているのはもちろん、USB Type-C接続により、電源ケーブルを複数本用意する必要もなく、配線関係がスッキリできるのも魅力です」(鎌田編集長)

また、「これだけ大きいとプロ向け、という風に思われがちですが、単純にディスプレイが大きくなると細かな文字が大きく見えるし、映像やゲームも迫力が出てくる。自宅に導入すれば、事務作業がはかどるのはもちろん、プライベートでの利用もより充実するでしょう」と、太鼓判を押してくれた。

Philips 40B1U5600/11

「ディスプレイは上に伸びるよりも横に伸びたほうが圧迫感は少ない」と、ウルトラワイドディスプレイの利点を語る鎌田編集長。そのウルトラワイドな大画面を目の前にすると「何だかいろんなことができそうでワクワクしてきますね」と声が弾んでいた

Philips 40B1U5600/11

平面タイプの「40B1U5600/11」は、「画面が歪んで見えないから、製図やイラスト制作などをする人には待望のアイテムではないでしょうか。レントゲン写真を並べて比較する医師にもよさそうですね。もちろん、単純に広いスペースを取れるので、一般的なオフィスワークに使用したい人なども含めて、幅広いユーザーにマッチすると思います」

Philips 40B1U5600/11

「ディスプレイのスタンドは重要だと考えているのですが、最近のモデルはコストカットのせいかどうも頼りない。その点、『40B1U5600/11』のスタンドはがっしりしていて安定感があります。また、高い位置まで昇降できるので、正面でノートPCを開いても画面と干渉しないのがありがたいです」

まとめ作業の効率化が実感できる、
選んで間違いのない高性能ディスプレイ

本機を実際に使用した鎌田編集長いわく、「パソコン本体は何年かおきに買い替えるのが普通ですが、パソコン用のディスプレイをひんぱんに買い替える人はあまりいないと思います。でも、パソコンのデバイスの中でいちばんよく使うものがディスプレイ。現在、ご自宅で使用しているディスプレイの置き換え用としてはもちろん、在宅ワーク用として『40B1U5600/11』を導入してみてはいかがでしょうか。ウルトラワイドな大画面は見やすく、パソコンに向かうこと自体が楽しくなりますよ」とのことだった。

実際、これまで使用していたディスプレイを「40B1U5600/11」に置き換えた価格.comのカメラマンや編集スタッフも、「もう、これなしでは仕事できない」と語っていた。それくらい、アスペクト比21:9の40型UWQHD(3440×1440)の大画面は魅力的だったのだろう。しかも、クリエイティブ作業が行いやすい平面タイプなうえ、USB Type-C接続にも対応しており、使い勝手も抜群。どんな作業も効率よく進められるようになる「40B1U5600/11」を導入して、より快適なパソコンライフを送ってみてはいかがだろうか。