実力で選ぶ、最初の1台 エコバックスのロボット掃除機「DEEBOT Y1 PRO PLUS」クラストップレベルのスペックを体感!

床掃除から解放されるメリットが得られることから、掃除機の一大ジャンルとして定着したロボット掃除機。導入を検討している人も多いはずだが、初めてのロボット掃除機選びで注意したいのが、「安いから」「有名だから」といった理由だけで購入を決めてしまうことだ。しっかりとスペックや機能を吟味しないと、期待していたような満足感が得られず、ガッカリしてしまうことも多いものだ。そこで注目したいのが、エコバックスの「DEEBOT」(ディーボット)シリーズの新モデル「DEEBOT Y1 PRO PLUS」。実勢価格5〜9万円の求めやすい価格でありながら、高いスペックと十分な機能を備えた本機の実力をチェックしてみた。

クラスを超える清掃力6,500Paのパワフル吸引、水拭きもできる2in1モデル

初めてのロボット掃除機選びはことのほか難しい。10万円越え、20万円越えの高価なモデルには簡単には手が出ないし、かといって、2〜3万円の安価なモデルでは床掃除から解放される満足感が得にくい。と考えると、現実的な選択肢は5〜9万円のモデルとなるが、最初の1台を選ぶときこそ、製品のスペックや機能をしっかりと吟味して選ばないと残念な結果になりかねない。

そこで大切となるバリュー・フォー・マネーの観点から市場をチェックしてみると、浮かび上がってくる1台があった。創業26周年を迎えるグローバル・ロボティクスカンパニー、エコバックスから2024年4月に発売された「DEEBOT Y1 PRO PLUS」だ。本機は、89,800円(税込。2024年4月16日時点の価格.com最安価格)という最初の1台としては求めやすい価格を実現。しかも、実勢価格5〜9万円のロボット掃除機のなかではとりわけ高いスペックを備えている(2024年4月16日時点)。

エコバックス「DEEBOT Y1 PRO PLUS」

9万円を切る価格でありながら、自動ゴミ収集機能を備えた充電ステーションが付属し、吸引掃除と水拭き掃除に対応した2in1機能も備える「DEEBOT Y1 PRO PLUS」。価格以上の価値が得られる1台だ

高い満足度。これを裏付ける理由のひとつが、吸引力だ。ロボット掃除機において床上のゴミの吸引は基本となる機能だが、価格.com上5〜9万円のロボット掃除機の吸引力は2,500〜4,000Pa程度であるのに対し、「DEEBOT Y1 PRO PLUS」は6,500Paと一段高い(2024年4月16日時点)。実際に吸引テストを行ってみると、大小のゴミに見立てた茶葉を涼しい顔で取り除き、1度の走行でしっかりと吸引。大きく重いお茶の茎を取り逃してしまうことのあるロボット掃除もあるなか、本機は納得の吸引力を示してみせた。

吸引テスト

疑似ゴミとして茶葉をフローリングの上にまき、「DEEBOT Y1 PRO PLUS」に吸い取らせてみた。スーッと前進し、走り去った後に茶葉の取り残しはなし。しっかりとした吸引力が確かめられた

6,500Paのパワフルな吸引力
エコバックス「DEEBOT Y1 PRO PLUS」

吸引掃除と水拭き掃除の2in1機能を搭載。底面中央に備わったメインブラシで吸引掃除を行う仕組みだが、その力は6,500Paとパワフルだ。価格.com上5〜9万円のロボット掃除機のなかではワンランク上のスペックと言える(2024年4月16日時点)

水拭き掃除も安心して任せられる

エコバックスのロボット掃除において共通する特徴が、吸引掃除と水拭き掃除を同時に行う2in1機能を備えていること。「DEEBOT Y1 PRO PLUS」も例に漏れず、水拭き機能を備えた2in1モデルとなっている。

では、水拭き性能はどれほどか? 床の上にコーヒー液を垂らして検証してみたが、こちらも1度の走行で拭き上げに成功。「DEEBOT Y1 PRO PLUS」が走行した後の床はきれいに拭き上げられていた。素足で過ごすことが多くなるこれからの季節に向け、2in1モデルを買ってよかったと思うはずだ。

水拭きテスト

水拭きテストの結果もご覧のとおり。床に垂らしたコーヒー液を、1度の走行できれいに拭き上げた。ベタベタ汚れを取り除き、ツルツルとした気持ちのよい床面に仕上げてくれるのがうれしい

賢さを支える高度な技術高精度なセンサーとマッピング技術で、賢く効率よく部屋中掃除

続いて、「DEEBOT Y1 PRO PLUS」の賢さをチェックしていこう。「DEEBOT Y1 PRO PLUS」は、クルマの自動運転でも使われるD-ToF技術を活用してフロアを360度スキャンするとともに、SLAM技術でマップ作成と自己位置把握をリアルタイムで行う「TrueMapping」を搭載。原理としては、エコバックスの上位のロボット掃除機が搭載している技術と同様で、安心感がある。

実際に動作をチェックしてみると、初めにフロアの外周、続いて内側という順番で、フロア全体を効率よく清掃していく。「今、部屋のどの部分を清掃しているのか」をしっかりと認識しているのだろう、同じ場所を何度も掃除したり、未走行の場所を残して清掃を終えたりすることがなく、安心して掃除を任せられた

また、「吸引+水拭き(標準モード)」で約250分駆動を実現したロングバッテリー性能も見逃せない。同価格帯の製品の連続稼働時間が180分程度であることからすると、より広い間取りに対応できる頼もしさがある(2024年4月16日時点)。

自己位置を賢く把握して走行
エコバックス「DEEBOT Y1 PRO PLUS」

本体天面の突起部にセンサーを搭載し、マップ作成と自己位置把握を同時に行う「TrueMapping」を搭載。掃除ムラがほとんどなく、効率的かつていねいに清掃していく様子に、本機を買ってよかったと思うはずだ

段差乗り越え
エコバックス「DEEBOT Y1 PRO PLUS」

走破性もしっかり。2cm以下の段差を乗り越えられるので、部屋と部屋の間に段差があっても、ヒョイッと乗り越え、家中をきれいにしてくれる

スマートフォンアプリに対応
エコバックス「DEEBOT Y1 PRO PLUS」
エコバックス「DEEBOT Y1 PRO PLUS」 エコバックス「DEEBOT Y1 PRO PLUS」

専用のスマートフォンアプリ「ECOVACS HOME」(iOS/Android対応)に対応。作成されたマップの確認はもちろん、スケジュール機能の設定や、清掃エリア・進入禁止エリアの指定などが直感的に行える。リビングルームでの家族団らんの間に、寝室や子ども部屋など、指定した部屋をピンポイントで掃除させられるのが便利。カーペットの回避設定も用意されているので、水拭きでカーペットを濡らしてしまう心配もない

充電ステーションも付属ゴミ収集充電ステーションがゴミ捨ての手間を削減

求めやすい価格でありながら、充電ステーションが付属するのも「DEEBOT Y1 PRO PLUS」の見逃せないポイントだ。

確かに、プレミアムクラスのモデルに付属する充電ステーションのような水拭きモップ自動洗浄・乾燥機能は備えていないが、清掃後にロボット掃除機本体のゴミを収集する自動ゴミ収集機能に対応。最大150日間、ゴミ捨てから解放されるのがうれしい。ロボット掃除機は、自動ゴミ収集機能のありなしで、買ってからの満足度が大きく変わるので、この点も評価したいポイントだ。

なお、充電ステーションのサイズは、320(幅)×210(奥行)×269(高さ)mm。一般的な2Lペットボトルよりも高さが低く、実物は数値以上に小さく感じる。また、ホワイトのボディを採用しているのもいいところで、白壁に溶け込みやすく、存在を感じにくい。購入してから「どこに置こう?」と、設置場所を探して部屋を右往左往することなく、設置場所を見つけられた。

エコバックス「DEEBOT Y1 PRO PLUS」 エコバックス「DEEBOT Y1 PRO PLUS」

充電ステーションは320(幅)×210(奥行)×269(高さ)mmのコンパクトサイズ。2Lペットボトルと並べてみると、その小ささがよくわかる。充電ステーションの設置場所も見つけやすかった

エコバックス「DEEBOT Y1 PRO PLUS」 エコバックス「DEEBOT Y1 PRO PLUS」

清掃後、充電ステーションが本体のゴミを自動収集するため、約150日間ゴミ捨ては不要。充電ステーションから紙パックを取り出す際は、紙パックの口のシャッターが自然と閉じる仕組みで、取り出す際のゴミの舞い上がりを防げる

まとめロボット掃除機デビューに、買い替えに、ぴったりの1台

最初からプレミアムクラスのモデルは購入できないけれど、安価なモデルを選んで失敗したくない。「DEEBOT Y1 PRO PLUS」は、そんなふうに考えている人にぴたりとハマるモデルと言っていいだろう。

89,800円(税込。2024年4月16日時点の価格.com最安価格)という、初めてでも買い替えでも求めやすい価格を実現しているうえ、スペックが高く、機能性も十分。賢く効率的に部屋を掃除してくれて、ゴミ捨ての手間も減らせるので、床掃除から解放されるメリットを実感しやすいはずだ。最初の1台に、買い替えに、本機はしっかりとした実力を備えた、高い満足感が得られる製品だと言える。

この記事は2024年4月30日の情報を基にしております。