「価格.comプロダクトアワード2023」金賞モデルに後継機登場 スマートウォッチデビューに「HUAWEI Band 9」がピッタリな理由
「価格.comプロダクトアワード2023」で金賞を受賞し、価格.comユーザーからも評価の高いスマートウォッチ「HUAWEI Band 8」。2024年4月、その待望の後継機として「HUAWEI Band 9」が発売された。ここでは、「HUAWEI Band 8」の製品ページに寄せられたユーザーレビューをヒントに、「HUAWEI Band」シリーズが多くのユーザーから支持される理由を解き明かしたうえで、新モデルの進化をチェックしていこう。
選ばれる理由価格.comユーザーから人気の
スマートウォッチに後継機が登場
2023年に価格.comユーザーから最も支持された製品を選出する「価格.comプロダクトアワード2023」。そのスマートフォン部門ウェアラブル端末・スマートウォッチカテゴリーにおいて金賞を受賞したのが「HUAWEI Band 8」だ。同カテゴリーには機能性やスペックの高さをウリにしたモデルが多数存在するが、そのなかでもエントリーモデルである「HUAWEI Band 8」が金賞を受賞したのは、本機がスマートウォッチの入門機として選んで間違いのない1台であるからだろう。
実際、「HUAWEI Band 8」の価格.com製品ページに寄せられたユーザーレビューを見てみると、「大満足の機能で買ってよかったと思います」「大変優秀なモデルだと思います」など、その実力を高く評価する声がズラリと並ぶ。とりわけ、「睡眠モニタリング」や、多彩なヘルスケア・ワークアウト機能、使いやすさに対する好意的な意見が多く、それがそのまま「買ってよかった」という満足感につながっていると言えるだろう。
- 初めてスマートウォッチを購入しました。1台目なので安価なものを探して、コストパフォーマンスの高いこの機種に決定。気に入っているのは睡眠と運動の計測。睡眠は深い睡眠の割合などを測ってくれて、参考になります。運動は時間や消費カロリーの計測が可能。大満足の機能で買ってよかったと思います。
- 私はスマートウォッチを4つ持っていますが、これが一番気に入っています。
- 着けていることを気にせずにいられて、必要最低限の通知と健康管理の測定ができるという点では、大変優秀なモデルだと思います。
- 機械にうとい父でも睡眠計測と運動計測を使いデータを楽しんでいるので、入門機としてもいいと思います。
- 健康モニタリング機能や多彩なトレーニングモードを備えており、日常の活動量や睡眠状態を綿密に追跡します。心拍計や血中酸素レベルの測定、ストレス管理機能など、健康面でのサポートが充実しています。また、防水性能が高く、水泳やシャワー時にも装着可能です。
- ※2024年4月1日時点、価格.comの「HUAWEI Band 8」製品ページに寄せられたユーザーレビューを抜粋・編集しています
今回ピックアップするのは、そんな「HUAWEI Band 8」の後継機として発売された、「HUAWEI Band 9」だ。目の肥えた価格.comユーザーたちを「買ってよかった」と満足させる大人気モデルの後継機ということで、本機への注目度、期待度はおのずと高まるもの。期待に違わぬ実力を備えているのか、じっくりチェックしていこう。

「HUAWEI Band」シリーズの新モデル「HUAWEI Band 9」。世界各地にヘルスケアラボを擁し、生理データの解析アルゴリズムを進化させ続けているファーウェイの確かな技術が、高コスパで利用できることも本シリーズの人気の秘密だ
ケース厚は8.99mm、重さは約14g(ベルトを含まず)。「HUAWEI Band 9」ではベルト素材が進化しており、より柔らかく耐久性にすぐれたフルオロエラストマーを採用することで、より心地よく軽やかな装着感が得られる。シャツの袖口に引っ掛かることもなく、着けていることを忘れてしまうほど装着感がよかった
睡眠モニタリング機能性の高さを象徴する
「睡眠モニタリング」がさらに進化
多くの価格.comユーザーが異口同音に「すばらしい」と評価する「睡眠モニタリング」だが、「HUAWEI Band 9」ではこれが大きく進化。睡眠状態を検知するアルゴリズムが従来のバージョン3.0から4.0にアップデートされ、入眠タイミングや目が覚めた回数の識別精度が向上し、より高精度の睡眠モニタリングデータを提供できるようになった。「睡眠中」にのみ各種データを記録していた「HUAWEI Band 8」に比べて、より幅広い段階で睡眠を分析できるようになったわけだ。
これに加え、睡眠中の心拍数や血中酸素レベルのモニタリングにも新対応。総睡眠時間や、深い睡眠・浅い睡眠、レム睡眠の割合だけでなく、睡眠中のより詳細な情報を得られるように進化している。
本機の「睡眠モニタリング」を1週間使用してみてわかったのは、筆者はスムーズに入眠できているものの、覚醒後に身体を起こすまでに時間がかかっていること。また、深い睡眠の割合が少ないため、「睡眠時間は十分なのに、なんだかすっきりしない」という感覚につながっていることも推察できた。
そして「HUAWEI Band 9」は、これらの情報を表示して終わりではなく、その日の睡眠の状態に対するアドバイスまで確認できるため、睡眠改善にもつなげやすいのだ。睡眠の質は毎日スコア化されるので、改善後の結果も把握しやすい。あれこれ考えるのが面倒な人でも、スコアアップを目標にすれば、睡眠に対する意識が高まるだろう。
この日のアドバイスは、「就寝前に深呼吸エクササイズを行うと、頭がすっきりして眠りにつきやすくなり、睡眠の質が向上します」。アドバイスによって睡眠についての理解が深まり、よりよい睡眠を心掛けやすくなった。また、スマートフォンと組み合わせれば、睡眠中の騒音やいびきも記録できる
ヘルスケア納得のデータ精度。
日々の健康管理に役立つ機能が満載本製品は日常的な運動・健康管理のための製品であり、医療機器ではありません。
「HUAWEI Band 9」には、「睡眠モニタリング」以外にもさまざまなヘルスケア機能が搭載されている。本機は、エントリーモデルでありながら、上位モデルにも搭載されている高精度センサー「HUAWEI TruSeen 5.5」を備え、24時間の心拍数、血中酸素レベルの計測も可能。心拍数は健康状態を把握するための重要な基本データなので、世界各地にヘルスケアラボを抱え、改善を続けているファーウェイの最新アルゴリズムが利用できるのはありがたい。
また、こうしたデータからストレスレベルを独自に算出し、グラフとして可視化する「ストレスモニタリング」機能も興味深い。大事な仕事のプレゼン後にチェックしてみたところ、なるほど、ストレス数値が上がっていた。このようにストレスを可視化できるなら、意識的にリラックスする時間を設けるといったストレス低減行動につなげられそうだ。
心拍数を測定できる「心拍数モニタリング」。スマートウォッチの画面ではその日のモニタリング結果を、スマートフォンのアプリ画面では長期間のモニタリング結果を確認できる。なお、しきい値をあらかじめ設定しておけば、心拍数が異常値に達したときに通知してくれる
ワークアウト多彩なワークアウト機能。
スマートアシスタント機能も抜かりなし
スマートウォッチに必須のワークアウト機能もチェックしておこう。「HUAWEI Band 9」が対応するワークアウトは、ランニングやジムでのトレーニングなど、100種類に及ぶ。ランニングではリアルタイムでガイダンスを受けられるので運動負荷を調節しやすいし、ランニング後に詳細なデータを確認すれば、「明日はもう少しペースを上げてみよう」などと日々のトレーニングに役立てられる。
もちろん、ペアリング中のスマートフォンに着信や通知があると、バイブレーションで知らせてくれるほか、音楽再生のコントロールもスマートウォッチ上で行えるなど、スマートアシスタント機能についても抜かりはない。最大14日間※のバッテリー持続時間や、Android/iOS両対応など、スマートウォッチとしての基本スペックも折り紙つきだ。

バッテリー持続時間の長さにも定評のあるファーウェイのスマートウォッチ。「HUAWEI Band 9」も例に漏れず、最大14日間※のロングバッテリーを搭載している。取り外す時間が少なくて済むので、長期間、継続的にログを記録できるというわけだ
ペアリング中のスマートフォンに着信や通知があると、バイブレーションでお知らせ。腕をサッと上げるだけで、通知の内容を確認できるのはとても便利だ。スマートウォッチの画面を横にスワイプすれば、ペアリングしているスマートフォンに保存された音楽の再生・停止などの操作も可能だ
※スマートウォッチをスマートフォンとペアリングし、心拍数モニタリングを有効化、毎週30分間ワークアウト、メッセージ通知を有効化(1日平均50メッセージ、電話6回、アラーム3回)、1日に200回画面点灯をした場合のファーウェイラボのテスト結果を参考にしています。
まとめ本機も選んで間違いなし!
スマートウォッチ入門機の決定版
「価格.comプロダクトアワード2023」金賞モデルの後継機。そのプロフィールだけでもおのずと期待値が高まるが、「HUAWEI Band 9」はそんな高いハードルをひらりと跳び越え、圧巻の完成度を見せてくれた。
価格.comユーザーも評価する「睡眠モニタリング」が「HUAWEI TruSleep 4.0」へと進化し、「睡眠の質」をこれまで以上に包括的に把握できるようになったほか、最新のセンサー技術の搭載によって、心拍数や血中酸素レベルの検知精度も高まっている。ベルト素材についてもフルオロエラストマーを新たに採用し、1日中快適な装着感を実現している。もちろん、エントリーモデルでありながらワークアウト機能も充実しているし、スマートアシスタント機能をはじめ、スマートウォッチとしての基本項目もしっかりとしている。
先代の「HUAWEI Band 8」が「価格.comプロダクトアワード2023」で金賞を受賞できたのは、1万円を切るリーズナブルな価格からは想像もできないほどに高い満足度が得られたことが大きな理由だが、「HUAWEI Band 9」にもその美点がしっかりと受け継がれていると言えるだろう。
スマートウォッチ入門機の決定版。そんな言葉がしっくりくる、実によく作り込まれた1台だった。