Narwal史上「限りなく完璧に近い」1台が登場! 髪の毛の絡まりやゴミ捨ての手間を極限まで低減した高性能ロボット掃除機 「Narwal Freo X Ultra」の実力に迫る
世界的なロボット掃除機メーカー「Narwal(ナーワル)」から、2024年5月に発売された「Narwal Freo X Ultra」。「単端回転式」を採用することで髪の毛の絡まりを限りなく抑える「絡まりゼロブラシ」と、ロボット掃除機本体にゴミの圧縮機能を設けてゴミ捨ての手間を減らしてくれる、ふたつの世界初※1の機能を搭載した高性能モデルだ。今回は、床掃除におけるさまざまな手間を極限まで低減してくれる便利な機能に加え、ロボット掃除機としての基本性能などをじっくりと検証してみた。なおNarwalでは、Amazon Narwal公式ページにおいて、最大72,980円OFFとなる年間最大セールを開催中。本機も対象製品となっているので、ぜひチェックしてみてほしい。
清掃力髪の毛の絡まりを抑える世界初※1の「絡まりゼロブラシ」を搭載。吸引力も8200Paとパワフル
「業界を一新するイノベーションを創出し続けること」を理念に掲げ、2016年、中国・深センで創立されたロボット掃除機メーカー「Narwal」。MicrosoftやApple、DJIなどに在籍していた優秀なエンジニアが集結し、最先端の技術を使った革新的な床清掃技術の開発に取り組んでおり、2019年には世界初※3のモップ自動洗浄機能を備えたロボット掃除機「T10」を発表。2022年には、自ら考えて掃除を行う独自AI「Freoマインド」を搭載した「Narwal Freo」を引っさげ、日本市場に本格参入を果たした。
そんな「Narwal」から2024年5月、最新モデル「Narwal Freo X Ultra」が発売された、本機の大きな特徴となるのが、世界初※1を実現したふたつの革新的な機能を備えていることだ。詳しくは後述するが、人間に代わって床掃除を行ってくれるロボット掃除機がさらに進化し、床掃除におけるさまざまな手間を大幅に低減してくれるようになっている。
ロボット掃除機の開発に集中することで、革新的な技術を次々と生み出してきた「Narwal」。2016年創立ながら、群雄割拠のロボット掃除機市場において、韓国市場でシェア2位※4、中国市場でシェア3位※4を誇る、世界的なロボット掃除機メーカーへと成長を遂げた
吸引掃除と水拭き掃除に対応した2 in 1タイプの「Narwal Freo X Ultra」は、髪の毛の絡まりやゴミ捨ての手間を低減してくれるふたつの世界初※1の機能に加え、水拭きモップの自動洗浄・乾燥を行うベースステーションが付属し、Narwal史上「限りなく完璧に近い」1台に仕上がっているという
“絡まり率0%”を達成した「絡まりゼロブラシ」なら
メンテナンスの手間を大幅削減
まずは、ふたつの世界初※1の機能のうち、髪の毛の絡まりを限りなく抑えた「絡まりゼロブラシ」について紹介していこう。
一般的なロボット掃除機は、本体底面の吸引口に筒状のメインブラシを備え、それを回転させてゴミを吸い取るが、長い髪の毛やペットの毛などがブラシに絡んでしまいがち。その点、「Narwal Freo X Ultra」に搭載された「絡まりゼロブラシ」では、ブラシ形状を筒状ではなく、円錐状にし、その尖頭部分を本体に固定しない「単端回転式」を採用することで、ブラシに髪の毛が絡むことなく吸引口に吸い込まれていく構造を実現。これにより、世界的な認証機関である「SGS」からも、“髪の毛の絡まり率が0%である”との認証を受けているという。
さらに、従来モデル「Narwal Freo」では最大3000Paだった吸引力が、風力機構をアップデートしたことで、ロボット掃除機市場でトップクラスとなる最大8200Paへと大幅に強化。カーペットの奥に潜む細かなホコリはもちろん、重さのあるピンやネジまで、しっかりと吸引するだけのパワフルさを備えている。
ブラシの形状を筒状から円錐状へと変更したほか、吸引口をブラシの尖頭に位置する部分に設けたり、黒い毛と紫色のゴムとの接触角度を50度にしたりするなど、随所に絡まりを防ぐ構造を取り入れた「絡まりゼロブラシ」。右の動画を見てもらうとわかりやすいが、ブラシに絡まることなく髪の毛が右側から左側へスルリと吸い込まれていく。通常、ブラシに絡まった髪の毛を取り除く作業はかなり大変だが、そうした手間から開放してくれるのだ
ブラシへの絡みつきをチェック
本当にブラシに絡まないのかを確認するため、髪の毛に見立てた刺しゅう糸を吸引させてみたが、動画の通り、吸い込んだ糸がブラシに絡みつくことはなかった
吸引性能をチェック
8200Paというロボット掃除機としてトップクラスの吸引力を備えた「Narwal Freo X Ultra」。フローリングに大小のボタンをまいて吸引させてみたが、その重みをものともせず、しっかりと吸い取ってくれた。これなら、床に落ちている重さのあるゴミでも取り逃すことはなさそうだ
三角形の回転式デュアルモップが隙間なく床を磨き上げてくれる
水拭き掃除の機能が高性能なのも「Narwal Freo X Ultra」の魅力だ。互いに干渉しないうえ、モップとモップの間に隙間を生じさせない、三角形の回転式モップを2基搭載。そのモップに、まるで力を入れて雑巾がけをするかのように、最大12N(ニュートン)の圧力をかけながら掃除するため、床にこびりついた汚れもキレイに拭き取ってくれる。なお、独自AI「Freoマインド」により、フローリングならやさしく、タイルなら強くなど、床材に合わせて力加減とモップの湿度を調整する機能も備わっており、床へのダメージを抑えつつ、美しく磨き上げてくれるのも本機の魅力のひとつだ。
毛足の長い三角型の回転式モップを2基搭載している「Narwal Freo X Ultra」。丸型だとモップとモップの隙間に拭き残しが生じてしまうことがあるが、三角形にすることで拭き残しが起こらないよう工夫されている
水拭き性能をチェック
水拭きの実力を確認するため、フローリングにコーヒーをたらしたところを掃除させてみたが、1回の走行でキレイさっぱり拭き取ってくれた。水拭き後のフローリングはまさにピカピカで、気持ちのいい仕上がりとなっていた
手間の低減ロボット掃除機のダストボックス内でゴミを圧縮することで、最低7週間※2ゴミ捨て不要に
昨今の多機能なロボット掃除機は、本体が吸引したゴミを付属のベースステーションで自動収集することでゴミ捨ての回数を減らせるようになっているが、収集機構によってベースステーションのサイズ自体が大きくなってしまううえ、ゴミを吸い上げる際に大きな音が出てびっくりしてしまうこともある。
これらの問題を解決するため「Narwal Freo X Ultra」に備わった、もうひとつの世界初※1の機能が、ロボット掃除機本体のダストボックス内において、強力な風を使ってゴミを圧縮することで、本体のみで最低7週間※2ものゴミを溜められるようにした「本体集塵機能」だ。しかも、ゴミ収集の受け皿として、そのまま捨てることができる「使い捨てダストバッグ」と、洗って何回でも使える「ダストボックス」のふたつの選択肢が用意されており、衛生面やランニングコストなどを加味しながら使い分けられるようになっている。
本体集塵機能
ベースステーションではなく、ロボット掃除機本体のみで最低7週間※2ものゴミを収納できる驚きの「本体集塵機能」。強力な吸引力を活用し、溜まったゴミを風圧で強く圧縮することで、ゴミ捨ての手間を低減してくれる
ロボット掃除機本体の上部からアクセスできるダストボックス部には、溜まったゴミと一緒にそのまま捨てられて衛生的な「使い捨てダストバッグ」か、洗って繰り返し使える「ダストボックス」を装着可能。もちろん、どちらでもゴミを圧縮する「本体集塵機能」を利用できる
「U-pipe」システム
ゴミを溜めっぱなしにしているとイヤなニオイや雑菌などが発生してしまうが、「Narwal Freo X Ultra」ではゴミに対して自動的に送風することで湿気を抑え、カビや雑菌の繁殖を抑制する「U-pipe」システムを搭載。長期間ゴミを溜めておいても衛生的に使用できる
ロボット掃除機の水拭き機能は便利だが、掃除した後は、モップを取り外して、洗って乾燥させて……、という面倒な作業が発生してしまう。そのため昨今は、ベースステーションにモップの洗浄から乾燥までを行う機能を搭載することがトレンドとなっているが、世界で初めて※3モップ自動洗浄機能を開発したNarwalだけあって、「Narwal Freo X Ultra」のベースステーションはひと味違う。ベースステーションの内部に専用の中性洗剤をセットでき、ただの水で洗うのではなく、洗剤を活用してしっかりとモップを洗浄できるようになっているのだ。
多機能になっている分、最近のベースステーションは大型化しつつあるが、本機は自動ゴミ収集機能を省くことで、比較的コンパクトなサイズを実現。ホワイトをベースにした清潔感のあるデザインで、インテリアとも調和しやすい。上部にはタッチパネルが備わっており、本体の充電やモップ洗浄などのマニュアル操作が行える
レモンとバジルの爽やかな香りの専用の中性洗剤が付属しており、ベースステーションの内部に設置することが可能。この洗剤は、モップの洗浄に加えて、水拭きにも活用されるので、掃除後は部屋全体にほんのりといいニオイが漂っていた
インテリジェンス最先端の「デュアルストラクチャードライト」搭載で小さな障害物も賢く回避
ロボット掃除機において特に重要なのは、室内を正確にマッピングし、効率的に掃除を行う「インテリジェンス」だ。その点、「Narwal Freo X Ultra」は、周囲360度をスキャンする高性能なLDSレーザーセンサーや、距離を測定するLiDARセンサー、赤外線センサーなどに加え、光を使って障害物の位置や形状、サイズなどを正確に把握できる最先端の「デュアルストラクチャードライト」を搭載。これにより、室内を高精度にマッピングできるうえ、床に置かれたスリッパや本、コード類、小物類なども賢く認識し、むだな動きを抑えて効率的に掃除を行ってくれる。
本体正面と左側面の2か所に備えられた「デュアルストラクチャードライト」。特定のパターンの光を照射し、それが物体に反射して戻ってくることで、最小約1cm、最大約3mの障害物の、位置や形状を正確にとらえられる
今回は約30畳のLDKを、従来モデルでも好評だった“自ら考えて掃除を行う”「Freoモード」で掃除をさせてみたが、印象的だったのは“ていねいに掃除をしている”ことであった。部屋の壁際やコーナーは特許を取得している「テールスイング」技術で隅のホコリや汚れまで取り除き、床に置いてある小さな障害物もしっかり避け、汚れているところを探し出しては何度も念入りに掃除していく。その姿は、まるで人間が掃除をしているかのよう。また、モップが汚れたと感じると自動的にベースステーションまで戻って、モップ洗浄を実行。汚れたモップではなく、常にキレイなモップで水拭きしてくれる姿は特に好印象だった。
「テールスイング」技術
障害物も賢く回避
「お尻」をねじりながら走行することで、壁際やコーナーの汚れまでキッチリ取り除く「テールスイング」する様や、床にある小さな障害物までしっかりと認識して賢く回避していく姿は、掃除を安心して任せられるだけの頼もしさがあった
超音波センサーによって、カーペットを認識する機能も搭載。カーペット清掃の際にはサイドブラシの回転が停止するとともに、水拭き用モップが自動的にリフトアップ(毛足12mm未満のカーペットに対応)するので、カーペットを濡らすことなく掃除が行える。動作音も小さく、テレビ視聴の妨げにもならなかった
専用スマートフォンアプリ「Narwal Freo」
専用のスマホアプリ「Narwal Freo」を使えば、作成されたマップや掃除結果の確認、清掃モードの設定が行えるほか、清掃エリア・進入禁止エリアの指定も簡単に行える。ペットの居る場所には侵入しないなど、細かな設定も可能なので、ライフスタイルに合わせて活用したい
初めてロボット掃除機を導入するなら高コスパな
「Narwal Freo X Plus」もアリ!
高い性能を備えながら15万円台(想定価格)に価格を抑えている「Narwal Freo X Ultra」だが、それでも手が出にくいという人もいるだろう。そんな人に目を向けてほしいのが、2024年5月24日に発売*される「Narwal Freo X Plus」だ。
「Narwal Freo X Ultra」とは吸引力やモップシステムが異なるだけで、「絡まりゼロブラシ」と「本体集塵機能」というふたつの世界初※1の機能や、最先端の「デュアルストラクチャードライト」を活用した賢さ、専用スマートフォンアプリ「Narwal Freo」を使った機能などは同等。それでいて、ベースステーションをあえて付属しないことで、なんと7万円台いうと驚きの価格を実現しており、ひとり暮らしやミニマリストはもちろん、ロボット掃除機のデビューを考えている人にもぴったりなモデルとなっている。
- *2024年5月17日に発表・予約販売開始、5月24日発売予定。
まとめ「ラクができる」というロボット掃除機の本質により迫った、ワンランク上の高性能モデル
ロボット掃除機を自宅に導入する理由は人それぞれだろうが、基本的には「ラクをしたい」という点に尽きるだろう。そのため、近ごろのロボット掃除機は吸引掃除だけでなく、水拭き掃除にも対応しているほか、ロボット掃除機が吸い取ったゴミを自動収集し、汚れた水拭きモップの自動洗浄・乾燥を行うモデルまで登場している。
そんなロボット掃除機の本質をさらに突き詰めたのが、今回レビューしてきた「Narwal Freo X Ultra」だ。本機は、ブラシへの髪の毛の絡まりをなくした「絡まりゼロブラシ」や、ロボット掃除機のみでもゴミ捨ての頻度を抑えてくれる「本体集塵機能」など、床掃除における手間を極限まで低減してくれる世界初※1の機能を搭載。これらはロボット掃除機のみを作り続けてきたNarwalだからこそ実現できた機能だと言えるだろう。
もちろん、最大8200Paのパワフルな吸引力や拭き逃しのない三角形の回転式デュアルモップによる高い清掃力、高性能な「デュアルストラクチャードライト」による賢さなども備えており、死角はほとんど見当たらない。ロボット掃除機を導入することによる床掃除からの“解放感”を存分に味わいたいのであれば、「Narwal Freo X Ultra」の導入を考えてみてはいかがだろうか。
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髪の毛の絡まりやゴミ捨ての手間を
極限まで低減した
Narwal Freo X Ultra

すぐれた機能性はそのままに、
高コスパを実現した
Narwal Freo X Plus

- ※1 Narwal調べ。2024年5月時点
- ※2 3人1ペット(例:猫/犬)の家庭で、2日に1回のロボットを使って掃除を実施した場合。家庭の面積は約100u
- ※3 Narwal調べ。2019年時点
- ※4 Narwal調べ。2024年3月時点