
2億画素トリプルカメラを搭載ミドルクラスを超えた
Xiaomi「Redmi Note 13 Pro 5G」の
性能に迫る
高性能ながら手の届きやすい価格を実現し、価格.comユーザーからも高い支持を得ているXiaomiのスマートフォン。日本市場では、ハイパフォーマンスを追求したフラッグシップモデルと、コストパフォーマンスを重視したエントリーモデルを中心に展開されてきたが、2024年5月、その間を埋めるミドルクラスモデルの「Redmi Note 13 Pro 5G」(au/UQ mobileキャリアモデル)が発売された。ここでは、本機の実力を速攻チェックした。
暗いシーンにも望遠にも強い2億画素の高性能カメラ
まずチェックするのは、スマートフォンで特に重視する人が多いカメラ機能。「Redmi Note 13 Pro 5G」はミドルクラスモデルでありながら、2億画素のメインカメラに加え、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラの3つを搭載したトリプルカメラ仕様。メインカメラには、4つの画素を束ねるピクセルビニング技術を採用したうえ、光学/電子手ブレ補正の双方に対応するので、薄暗い室内や光量の確保が難しい夜間でも手持ちで手ブレを抑えた鮮明な写真を撮影できる。また、2億画素という高いトリミング耐性とセンサー内のズーム技術によって、最大4倍のロスレスズームを実現。光学ズーム機能がなくても、解像感の高い望遠写真が撮れた。さらに、フィルム風のフィルターやフレームを追加できる「アートフレーム」や、AIが理想的な構図を提案する「Xiaomi ProCut」など、あるとうれしい機能を搭載。SNSで“いいね”がもらいやすい写真に、簡単に加工できた。

ミドルクラスを超えたスマートフォン
Redmi Note 13 Pro 5G
高性能ディスプレイ&スピーカーで映像の世界に没入
映像を映し出すディスプレイも、スマートフォンにとって大切な要素。「Redmi Note 13 Pro 5G」のディスプレイは、6.67インチ1.5K(2712×1220)の有機ELで、500万:1のコントラスト比、1800nitの明るさ、12bitの色深度によって写真や動画を色鮮やかに表示してくれる。そして、最大120Hzのリフレッシュレートに対応するので、スクロールや動きの速いゲームの表示も滑らか。そのうえ、リフレッシュレートはユースケースに応じて自動変更されるので、バッテリー消費も抑えられるのだ。さらに、スピーカーは、体を包み込むような立体的なサウンドを響かせる「Dolby Atmos」に対応。3.5mmオーディオジャックを装備するので有線のイヤホンも使える。動画配信サービスの映画を鑑賞してみたところ、極薄ベゼルのディスプレイと相まって、スマートフォンとは思えないほど、没入感の高い映像体験が味わえた。

ミドルクラスを超えたスマートフォン
Redmi Note 13 Pro 5G
バッテリーは大容量。しかもわずか約17分で50%充電できる

Xiaomiのスマートフォンと言えば、バッテリー性能にすぐれていることも大きな特徴だが、「Redmi Note 13 Pro 5G」においてもそれは健在。スマートフォンではトップクラスとなる大容量の5100mAhバッテリーを内蔵しており、丸1日ハードに使用しても充電切れにならなかった。充電においては「Xiaomiターボチャージ急速充電」(67W)に対応しているのもうれしいポイントで、専用の充電器とケーブル(ともに別売)を活用すれば、約17分で50%、約44分で100%の充電が可能(※ Xiaomiでは2024年5月16日〜2024年6月23日の期間購入者に、充電器プレゼントキャンペーンを実施する。詳細はXiaomi公式サイトでチェック)。実際にバッテリー残量0%の状態から、専用の充電器とケーブルを用いて充電を行ったところ、17分で49%までバッテリーが回復しており、スペックどおりの性能が確かめられた。これなら、夜、就寝する前に充電を忘れたとしても、朝の支度中に十分な充電が行える。このバッテリー性能はありがたい。

ミドルクラスを超えたスマートフォン
Redmi Note 13 Pro 5G
充実の基本スペック。3つのカラバリが選べる
「Redmi Note 13 Pro 5G」は、基本スペックやデザインに対する満足度も高い。処理を担うSoCには、ミドルハイクラスの「Snapdragon 7s Gen 2」を採用し、メインメモリーは8GB(ストレージ領域を活用して最大16GB)、ストレージは256GBを搭載。動画の再生やアプリの動作がスムーズなのはもちろん、ゲームも十分快適に楽しめた。また、「オーロラパープル」「オーシャンティール」「ミッドナイトブラック」の3つのカラバリを用意したボディは、スリムでスタイリッシュ。ディスプレイの表面は「Corning Gorilla Glass Victus」で覆うなど、安心して使用できるのもうれしい。このほか、キャッシュレス決済などが活用できる「おサイフケータイ」に対応したほか、IP54の防雨防塵仕様、指紋認証機能なども備え、さまざまな生活シーンで使いやすいスマートフォンとなっている。

ミドルクラスを超えたスマートフォン
Redmi Note 13 Pro 5G
フラッグシップモデルに匹敵しながら、超高コスパなスマートフォン
毎日使用するスマートフォンをストレスなく使うためには、なるべく高性能なものを選びたいもの。とはいえ、近年のハイスペックモデルは10万円を超えるものが多く、気軽に購入できなくなっているのも事実だ。そんな人の強い味方となるが、この「Redmi Note 13 Pro 5G」と言えるだろう。本機は、2億画素カメラを含めたトリプルカメラや、6.67インチの有機ELディスプレイ、5100mAhのバッテリーなど、フラッグシップモデルに匹敵するようなスペックを備えながら、多くの人が手にしやすい価格が実現されている。スマートフォン市場において大きな注目を集めるに違いない。