おいしい・便利・お手入れ簡単!毎日の幸福度が上がる炊飯器 タイガー魔法瓶「ご泡火炊き JRI-A100」
土鍋にならった高火力と細やかな泡立ちでおいしいごはんを炊きあげる、タイガー魔法瓶の炊飯器「ご泡火炊き」シリーズ。その新モデルとして2024年6月に発売されたのが、「圧力IHジャー炊飯器<炊きたて>ご泡火炊き JRI-A100」だ。タイガー独自の炊き技「ご泡火炊き」によっておいしいごはんが炊けるだけでなく、便利な炊飯メニューやお手入れのしやすさによって毎日の幸福度がアップするという本機の魅力を、さっそく確かめてみた。
おいしい新圧力機構の採用で、
ごはんがよりおいしくなった
日常的に何かと“タイパ”が求められる昨今、食事の準備においては、スーパーのお惣菜や冷凍食品、おかず宅配サービスなどを活用して手軽に食卓を彩れるようになった。しかし、幸福度は思ったほど向上していないと感じることはないだろうか。その理由は、主食となるごはんが今ひとつだからかもしれない。逆に言えば、めまぐるしい日々を送っていても、温かくおいしいごはんが食卓に並べば、それだけで幸福度がアップし、家族の笑顔も増えるものだ。
そんな今どきの生活に幸せをもたらしてくれる炊飯器として注目したいのが、便利な炊飯メニューを豊富に備え、おいしいごはんが簡単に炊ける、タイガー魔法瓶の新モデル「圧力IHジャー炊飯器<炊きたて>ご泡火炊き JRI-A100」(以下、ご泡火炊き JRI-A100)だ。

「ご泡火炊き」シリーズのなかでも特に人気が高い「遠赤9層土鍋かまどコート釜」採用モデル。その新モデルとなるのが「ご泡火炊き JRI-A100」(5.5合炊き)だ。新たな圧力機構を採用し、ごはんのおいしさをアップさせつつ、お手入れの手間をグッと減らしている
ごはんの旨みと粒立ちを際立たせる、
内なべと新圧力機構
本機に注目した理由のひとつめ。それは、やっぱりおいしいごはんが簡単に炊けることだ。タイガーの炊飯器「ご泡火炊き」シリーズは、同社が理想とする“料亭の土鍋ごはん”が炊飯器で簡単に再現できるのが魅力だが、本機は比較的手ごろな価格でありながら、そのエッセンスを存分に味わうことができる。
そのポイントとなるのが、内なべとなる「遠赤9層土鍋かまどコート釜」で、土鍋のような高火力&遠赤効果を発揮しながら、お米を芯までふっくらと炊きあげる。そのうえ、新モデル「ご泡火炊き JRI-A100」では、新開発の「ソレノイド式多段階圧力機構」を搭載。圧力を段階的にコントロールして火加減を調節することで、お米の甘みを引き出し、一粒ひと粒の粒感をより際立たせるのだという。
上部に熱伝導性の高い銅素材を、下部に蓄熱性の高い土鍋素材をコーティングすることで、金属釜でありながら、熱対流の発生しやすい土鍋に近い性質を再現。釜底はサイドにいたる曲面部分にまで小さな突起を設け、表面積を増やし、土鍋のような細かな泡立ちを引き起こすという

「ソレノイド式多段階圧力機構」によって、3段階の食感炊きわけが可能に。たとえば、チャーハンに適した「しゃっきり」から、適度な粘りと固さの「標準」、お弁当やおにぎりに適した「もっちり」まで、料理や好みに合わせて炊きわけられる
どんなおいしさ?
炊きあがりのごはんを食べてみた
「ご泡火炊き JRI-A100」で炊いたごはんをスタッフ3人で食してみた。今回使用したお米は「魚沼産こしひかり」で、炊飯メニューは「白米」の「標準」だ。炊きあがりのフタを開けると、お米の一粒ひと粒がキラキラと輝いており、ごはんを炊いたときの食欲をそそる香りが漂ってくる。
家では3万円ほどの炊飯器を使用しているんですが、普段食べているごはんとは甘みと旨みがまったく違います。それでいてクセがないため、どんなおかずにも合いそうな印象です。口の中でのほどけ具合もいいですね。
うちは鍋でごはんを炊いているんですけど、このごはんは、スッキリとした歯ごたえで、甘みがしっかりと感じられます。甘みや旨みなど、どこかひとつがグンと突き抜けてはいないけど、あらゆる面で平均点が高いといった感じです。毎日食べたくなるおいしさですよね。
シャキッとした粒立ちでハリが感じられました。噛めば噛むほど旨みが出てきます。もっちり系のごはんが好みなんですが、弾力があるのも確かにいいですね。
便利多彩な炊飯メニューで
忙しい生活をしっかりサポート
帰宅時間が日々、マチマチになる忙しい生活を送っていると、食事の時間も不規則になりがち。タイマー機能を駆使したとしても、ちょうどいいタイミングでごはんを炊くのはなかなか難しいものだ。そんな場合でも「ご泡火炊き JRI-A100」なら大丈夫。搭載された炊飯メニューを上手に活用して、おいしいごはんがいつでも食べられる。
夜炊いたごはんが翌朝もおいしい
まず便利さを実感したのが、「粒立ち保温プログラム」。長時間保温をすると、ごはんがにおったり、固くなったり、黄ばんだりする炊飯器もあるが、「粒立ち保温プログラム」で保存したごはんは、夜炊いて翌朝まで保温しても、ごはんにしっかりと水分をとどめ、まるで炊きたての状態をキープしてくれた。翌朝の食卓に並べても、ふっくらとおいしかった。

菌の繁殖を抑えるため、保温時に昇温工程は欠かせないが、その際にごはんから水分が逃げやすい。そこで「粒立ち保温プログラム」では、蒸気センサーを活用して昇温時の温度を管理。しっかりとごはんに水分をとどめ、炊きたての状態を長時間キープする
疲れて帰った後でも
すぐに炊きたてのごはん
仕事が終わり、疲れて帰宅した後にこそ、炊きたてのごはんを食べて元気になりたいところ。とはいえ、帰宅してからごはんを炊くのは面倒だと感じてしまう。そんなときに便利なのが、「少量高速」メニューだ。「遠赤9層土鍋かまどコート釜」ならではの蓄熱性の高さで、お米の芯まで素早く熱を通すので、お茶碗1杯(0.5合)を最短約15分という短時間でおいしく炊きあげてくれる。
実際に炊いたごはんは、炊飯時間が短くても炊きムラが感じられず、シャキッとした仕上がり。残業で深夜に帰宅したときや、外出前に炊飯器のタイマーを掛け忘れてしまったときなどに大いに役立ちそうだ。

冷凍時のパサつきやレンジ再加熱時のベタつきを抑える「冷凍ご飯」メニューも便利。通常よりも時間をかけてお米に吸水させるので、冷凍してもおいしさを保てるという。食事の支度時間を少しでも短くしたい場合はもちろん、いざというときのストックとして蓄えておく際にも役立つ
おいしく便利な炊飯メニュー
白米だけでなく、食物繊維が豊富に含まれる麦や、ミネラルが豊富な雑穀、おこわ、玄米などを簡単においしく炊けるメニューが揃っているのも、「ご泡火炊き JRI-A100」の特徴。新モデルとなる本機では、ストレス軽減や睡眠の質の向上が期待できる※1アミノ酸の一種GABAを、炊飯前の状態よりも4.5倍以上※2の量で炊きあげる「玄米GABA」メニューを新搭載。より幅広い炊飯を楽しめるようになった。さらに、炊飯器でおかずを作れる「調理」メニューも充実している。
「白米」に加え、「雑穀」や「麦めし」「玄米」、「おかゆ」や「炊込み」といったメニューを搭載。新搭載の「玄米GABA」メニューを試してみたが、玄米のボソボソとした食感や独特なニオイが抑えられており、食べやすかった
簡単お手入れ毎日使うものだからこそ、
コンパクト&お手入れ簡単がうれしい
毎日使う炊飯器だからこそ、お手入れはなるべく簡単なものがいい。そんな希望にも「ご泡火炊き JRI-A100」はしっかりと応えてくれる。本機の使用後に水洗いが必要なパーツは、「内なべ」と「内ぶた」の2点だけ。しかも、新開発の「ソレノイド式多段階圧力機構」を採用したことで、内ぶたはボールレスで洗いやすく、食器洗い乾燥機にも対応している。
また、圧力による高温を活用してニオイをしっかりと除去する「圧力クリーニングコース」も搭載しているので、炊飯器調理後に本体のニオイが気になる人も安心だ。
キッチンに調和するコンパクトなボディ
本機は高級感のあるデザインも見どころのひとつ。マット加工が施された落ち着きのあるボディには、ワンポイントとしてシルバーのラインが差し込まれており、さまざまな雰囲気のキッチンに調和しやすい。今回「ソレノイド式多段階圧力機構」を新たに搭載したものの、ボディが大型化することなく、すっきりコンパクトに仕上がっているのもありがたいポイントだろう。狭めのキッチンカウンターや食器棚などにも置きやすく、使いやすいサイズ感だ。
まとめごはんのおいしさ、
便利さ◎の炊飯器でQOLが向上!
仕事に、育児に、家事に、と忙しい生活を送る共働き世帯。目まぐるしい毎日を送っていると、ついつい食事の用意がいい加減になりがちだが、食卓に並んだごはんがおいしいと、それだけで気持ちがほっこりし、幸せを感じられるものだ。
それをかなえてくれたのが、今回レビューした「ご泡火炊き JRI-A100」だった。内なべに、土鍋にならった「遠赤9層土鍋かまどコート釜」を採用し、新開発の「ソレノイド式多段階圧力機構」を搭載したことで、お米の甘みを引き出しながら、粒感のあるおいしいごはんが簡単に炊ける。さらに、食感炊きわけも可能になったうえ、お手入れが必要なパーツは従来の3点から2点に減るなど、使い勝手も向上している。また、豊富な炊飯メニューで日々便利に使えるのもありがたいポイントだ。
本機は、忙しい日々を送る人こそ価値を感じられる、QOL(Quality of life)を向上してくれる炊飯器だと感じた。