【USB Type-C搭載】液晶ディスプレイ iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」なら、映像入力も給電もネットワークもケーブル1本でOK!

※接続するノートPCの仕様によって一部機能が使用できない場合があります。

ノートPCとの接続のしやすさから近年注目度を高めている、USB Type-Cポート搭載ディスプレイ。そのなかでも使いやすさにすぐれている1台が、iiyamaの27型WQHD(2560×1440)モデル「ProLite XUB2797QSN-B1」だ。本機なら、USB Type-Cケーブル1本で映像入力と同時にノートPCを充電でき、有線ネットワークまで利用可能になる。そのうえ、画面の位置を柔軟に調節できる多機能スタンドも搭載するので、さまざまなシーンにジャストフィット。ここでは、本機が実現する快適なワーク環境を体験してみた。

スマート映像入力、給電、ネットワーク利用がかなう
USB Type-Cポート搭載

軽量・コンパクトで機動力にすぐれるモバイルノートは、ハイブリッドワーカーや外回りの仕事が多い人に欠かせないアイテム。とはいえ、オフィスや自宅のデスクでは、生産性を高めるため、画面の大きな外付けディスプレイを活用している人も多いだろう。

いっぽうで、外付けディスプレイを利用するには面倒もある。一般的なディスプレイにノートPCの映像を出力してじっくりと作業するには、映像ケーブルに加え、ノートPCの電源を確保するためのACアダプターも必要となる。使用しているモバイルノートがどんなに軽量・コンパクトでも、一緒にACアダプターを持ち運ぶハメになり、せっかくの機動力が失われてしまうのだ。

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

書類とともにノートPCとACアダプターを詰め込んだカバンは、やっぱりずっしりと重い。機動力高く、スマートに仕事をこなすためには、かさばるACアダプターはなるべくオフィスか自宅に置いておきたいものだ

こうした悩みを解決してくれるものとして近年人気を高めているのが、USB Type-Cポート搭載ディスプレイだ。映像入力端子と言えば、これまでHDMIポートやDisplayPortがメジャーだったが、USB Type-Cポートを搭載したディスプレイなら、ノートPCからの映像入力はもちろん、ノートPCへの給電もケーブル1本で行える*。つまり、ノートPCのACアダプターがなくても、外付けディスプレイの大画面でじっくりと長時間、パソコンで作業ができるのだ。

*「DisplayPort Alt Mode」および「USB Power Delivery」に対応したパソコンが必要です

iiyamaの27型「ProLite XUB2797QSN-B1」に注目

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

数あるUSB Type-Cポート搭載ディスプレイのなかでも今回注目したのは、iiyamaの27型液晶ディスプレイ「ProLite XUB2797QSN-B1」。理由はズバリ、さまざまな機能でワーク環境を快適にしてくれるからだ

「ProLite XUB2797QSN-B1」の大きな強みは、まずUSB Type-Cケーブル経由で高出力の給電が行えることだ。“USB Type-Cポート搭載ディスプレイ”とひと口に言っても、実は製品によって給電性能は大きく異なっている。製品によっては45W程度の給電性能しか持たないものもあり、こうした製品では高性能なノートPCは十分に充電できないのだ。

その点「ProLite XUB2797QSN-B1」は、最大65Wの給電に対応。実際に高性能なクリエイター向けのノートPCを接続してみたが、しっかりと充電できた。これなら、多くのノートPCでUSB Type-Cポートの恩恵を受けられるに違いない。

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

最大消費電力65Wのクリエイター向けノートPCを接続したところ、USB Type-Cポート経由でノートPCを十分に充電できることが確認できた。高性能なノートPCはACアダプターが大きくなりがちなだけに、それを持ち歩く必要がなくなるのはうれしい

「ProLite XUB2797QSN-B1」のUSB Type-Cポートは、ネットワーク信号を伝送できるのもメリットだ。有線LAN接続した本機とノートPCをUSB Type-Cポートで接続すれば、接続したノートPCで有線LANが利用できる。有線LANのメリットは、無線LANに比べて通信が高速なことが多く、安定していること。最近の軽量・コンパクトなモバイルノートは有線LANポートを搭載していないことが多いので、ディスプレイと接続するだけで有線LANが使えるのは大きい。ビデオ会議やウェビナーの実施はもちろん、動画の視聴、大容量ファイルの送受信も、これまで以上にはかどるだろう。

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

USBハブ機能も搭載。USB Type-Cケーブルで接続すれば4基のUSBポートも使用可能になる。キーボードやヘッドセット、外付けHDDなどをディスプレイに接続しておけば、毎回、これらをノートPCに接続する手間が省ける。また、ケーブルをディスプレイ後側でスッキリとまとめられるため、デスクの見た目もスマートだ

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

背面に2W×2のステレオスピーカーを装備しているのも魅力。クリアなサウンドが響くので、ヘッドセットを活用しなくても快適なWeb会議が行える。ヘッドセットが苦手な人にとっては非常に助かるだろう

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

映像端子には、HDMI入力、DisplayPort(入力)、USB3.2 Gen1 Type-C(アップストリーム)、DisplayPort(出力)を装備。このほか、USB3.2 Gen1 Type-Aポート×3、USB3.2 Gen1 Type-Cポート(ダウンストリーム)、有線LANポート、ヘッドホン端子を装備している

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

本機は、USB Type-Cケーブルに加え、HDMIケーブルとDisplayPortケーブルを同梱。ケーブルを別途用意することなく、すぐにディスプレイと接続できるのがありがたい

※接続するノートPCの仕様によって一部機能が使用できない場合があります。

マルチディスプレイ環境も
スマートなデイジーチェーン対応

マルチディスプレイ環境が構築しやすいのも「ProLite XUB2797QSN-B1」の魅力のひとつ。一般的なディスプレイでマルチディスプレイ環境を構築するにはその台数分、ノートPCとケーブル接続する必要があるが、デイジーチェーンに対応した本機なら、あらかじめディスプレイ同士をDisplayPortケーブルで接続しておけば、ノートPCとの接続はUSB Type-Cケーブル1本で済む。マルチディスプレイ環境もスマートに構築できるのだ。

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

マルチディスプレイ環境の構築には、本機よりひと回り小さいサイズの兄弟機、23.8型フルHD(1920×1080)モデル「ProLite XUB2497HSN-B1」がぴったり。最大4台までのデイジーチェーン接続が可能だ

スタンド多機能スタンドでジャストポジションに画面調節

「ProLite XUB2797QSN-B1」は、さまざまなスタイルに対応する多機能スタンドを搭載しているのも注目すべきポイントだ。

画面を上下にスライドさせる昇降や、画面を前後に傾けられるチルトに対応しているうえ、それぞれの可動範囲は最大150mm、最大28度と広い。さらに、画面を縦長に回転させるピボット、画面を左右に回転させるスイーベルにも対応。ユーザーの体格や設置するデスク環境を問わず、適切なポジションに画面位置を調節できる

昇降
 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

昇降範囲は最大150mm。昇降に対応しない製品もあるなか、これだけ広い可動範囲が確保されているのは大きなアドバンテージだ

チルト
 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

チルトでは上向き23度、下向き5度と、最大28度の調節が可能。こちらも一般的な液晶ディスプレイに比べて可動範囲が広い

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」  iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

昇降とチルトによって画面位置を柔軟に調節できるので、小柄な女性から長身の男性までジャストポジションで快適に作業できる

ピボット
 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

画面を縦長に切り替えるピボット。縦長のコンテンツを一度に多く表示できるので、Webページの閲覧や長大なExcelの編集作業などで重宝するだろう

スイーベル
 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

スイーベルでは、画面を左右それぞれ最大45度まで回転させられる。同僚と画面をシェアしながら打ち合わせをする際に役立つ

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

これだけ多機能なスタンドでありながら、その台座はコンパクト。手前の幅を絞った台形状で、台座がじゃまになりにくく、デスク上のスペースを広く占有しない

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

台座の厚みが抑えられているため、スタンドを立てた外付けキーボードを台座の上に置くことも可能。手前のスペースを広く確保でき、書類への書き込みや、ランチタイムの食事もしやすい

スクリーン長時間作業にぴったり。目にやさしい画面表示

最後に、画面の見やすさをチェックしておこう。「ProLite XUB2797QSN-B1」が採用する液晶パネルは、27型WQHD(2560×1440)のIPS方式パネル。14型のモバイルノートと比べて、画面の面積は約4倍大きく、解像度は一般的なフルHD(1920×1080)よりも精細なので、表示される文字が大きく、広い作業領域が使用できる。

また、1秒間の画面書き換え回数を表すリフレッシュレートは、一般的なディスプレイが60Hzなのに対し、本機は最大100Hz。画面スクロールでコンテンツを素早く移動させても、表示が滑らかでブレにくく、マウスカーソルの動きも滑らかに感じる。また、ちらつきを抑えたフリッカーフリー仕様のLEDバックライトの採用や、画面への映り込みが少ないノングレア仕様も相まって、長時間、画面に向かって作業しても目への負担が少なく、作業に集中しやすかった。

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

画面が大きく高精細な27型WQHDの画面は、Excel文書やWord文書を並べて表示しても見やすい。発色にすぐれたIPS方式液晶パネルを採用しており、カラーグラフの色も鮮やかだ

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

画面サイズが大きいと、画面のスクロール時に表示がカクカクとブレやすいもの。その点、本機は最大100Hzで駆動するため、素早くスクロールしてもブレを感じない。長時間作業でも疲れを感じにくいのは、こうした点にも理由がある

ブルーライトを低減する「Blue Light Reducer」も搭載

さらに、眼精疲労やドライアイの原因のひとつとされるブルーライトを低減する「Blue Light Reducer」も搭載。シーンや好みに応じて低減レベルを3段階から選択できるので、目への負担抑制と見やすさのバランスが取りやすい。また、ディスプレイの左右と上の3辺にはフレームレスデザインが採用されており、画面に集中しやすいのもありがたいポイントだ。

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

「Blue Light Reducer」は、Mode1(右上)、Mode2(左下)、Mode3(右下)の3段階で低減レベルを選択可能。オフ時(左上)と比べると、低減レベルが上がるたびに青みが抜けて目にやさしい色合いになっていく

 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

27型の大画面に対し、ディスプレイの左右辺と上辺には実測約8mmという細いフレームレスデザインを採用。ベゼルと画面に段差がないフラットデザインも取り入れられ、実用の点でも、見た目の点でもスマートだ

iiyamaディスプレイの安心の保証※1で、長く快適な使用をサポート

マウスコンピューターは、iiyamaブランドの液晶ディスプレイ製品に対して、ユーザー登録を行うことで基本保証期間を3年から5年に延長するサービスを提供している※2。登録はユーザー登録サイトからシリアルや購入日などの基本情報を入力するだけで簡単に行うことができ、重要なサポート情報が迅速に共有されるため、長期間にわたって製品の品質を保証し、万が一の故障の際も迅速な対応が可能となる。また、サポート情報の通知先を最大3名まで登録でき、個人利用だけでなく、企業やリース、レンタルでの使用にも対応する。ユーザーは在宅使用・オフィス使用を問わず、長期間安心して使用することができるのだ。

  • ※1 保証対象はLCDパネル・バックライトを含みます。ただし、使用時間は30,000時間以内とします。
  • ※2 業務用サイネージ、業務用タッチパネルディスプレイ、純正オプション(小型デスクトップパソコン取付用ブラケット)は5年保証の対象外となり、従来の通りの3年保証となります。
 iiyama「ProLite XUB2797QSN-B1」

今回紹介した「ProLite XUB2797QSN-B1」「ProLite XUB2497HSN-B1」も対象に含まれている。加えてサポートは24時間365日の問い合わせに対応。購入の相談から設置・設定などの技術的な質問、故障や修理、廃棄時の回収・リサイクルなど、気軽に問い合わせることができるのも安心感がある

まとめスマートな接続と便利な多機能スタンドで、
仕事の生産性が大幅アップ

モバイルノートとの組み合わせやすさで、近年注目度を高めているUSB Type-Cポート搭載ディスプレイ。今回はiiyamaの「ProLite XUB2797QSN-B1」に注目したが、本機を導入すれば、USB Type-Cケーブル1本でさまざまな恩恵が受けられる快適なワーク環境を構築できることがわかった。

まず、映像を映し出すと同時に最大65Wの高出力でノートPCに給電でき、高性能なノートPCでもACアダプターを必要としなくなるのは大きい。さらに、有線LANポートを搭載しないノートPCでも、ディスプレイに接続するだけで高速で安定した有線ネットワークが利用でき、USBハブ機能で周辺機器もスマートに使える。加えて、複数台のディスプレイを数珠つなぎにして映像を出力できるデイジーチェーンに対応するのもうれしいところだ。

そのうえ、iiyamaのディスプレイらしく、スタンドが多機能で、画面を適切な位置にセッティングできるのもありがたかった。

自宅で、会社で、外出先で、と1台のモバイルノートをフル活用している人は、ワーク環境を快適にするため、ぜひ「ProLite XUB2797QSN-B1」の導入を検討してみてほしい。きっと仕事の生産性向上の一助になるはずだ

この記事は2024年9月30日の情報を基にしております。