6万円台※で買えて満足度高！サイクロン式自動ゴミ収集ステーション付属モデル　エコバックス「DEEBOT N20 PRO PLUS」価格以上の実力

手間のかかる床掃除から解放してくれるロボット掃除機。自由な時間を生み出してくれる家電として価格.com上でも大きな人気を集めているが、せっかく購入するなら、しっかりとした機能と性能を備えたモデルを選びたいところだ。しかし、最近の高機能モデルは10万円を超えることも多く、簡単には手が出ない。かと言って、低価格のモデルでは機能や性能の面で満足感が得られないのでは？ と心配に思う人も少なくないだろう。

そんな人にこそ注目してほしいのが、世界的なロボット掃除機メーカー、エコバックスが開発したスタンダードモデル「DEEBOT N20 PRO PLUS」だ。実際に使ってみるとわかるが、価格以上の満足感が得られる1台に仕上がっているのだ。

エコバックス初のサイクロン式
自動ゴミ収集ステーション

本機における最大のトピックは、エコバックスのロボット掃除機として初めてサイクロン式を採用した自動ゴミ収集ステーション「PureCyclone自動集塵ステーション」が付属していることにある。一般的なロボット掃除機のようにあらかじめ紙パックを用意しておく必要がないうえ、年間約1万円分の紙パック代が節約可能。一度購入したロボット掃除機は、数年間は使い続けることを考えると、お財布への貢献度は大きい。

「PureCyclone自動集塵ステーション」は、強力なサイクロンによって空気とゴミを遠心分離するため、フィルターにホコリがたまりにくく、長期にわたって安定的な集じん性能を発揮する。また、0.3μmレベルの微細な粒子をとらえる4段階フィルターシステムが花粉やホコリなどをしっかりとキャッチするため、排気がクリーンなのもうれしいポイントだ。

さらに、ダスト容器には約45日分のゴミを収容でき、ゴミ捨ては容器を取り外してレバーを引くだけと簡単。こうした多くのメリットがあるからこそ、エコバックスは、多くの人が購入しやすいスタンダードモデルにサイクロン式の選択肢を用意したのだろう。

吸引掃除と水拭き掃除を同時に行う「DEEBOT N20 PRO PLUS」だが、特に注目したいのが6万円台^※のモデルとは思えないほど、パワフルな吸引力を発揮することだ。一般に、5〜10万円の価格帯のロボット掃除機は、吸引力が最大4,000〜7,000Paであることが多いが、本機はなんと最大8,000Paというハイパワーを実現。フローリング上の大きなゴミはもちろん、取り除きにくいカーペット上のゴミまでしっかりと吸引してくれる。

また、エコバックスのハイクラスモデル「DEEBOT T30 OMNI」に採用された、新技術「ZeroTangle」を搭載する点も見逃せない。2つのコームでブラシに付着したゴミをこそぎ落とし、吸い込んだ髪の毛やペットの毛をブラシに絡まりにくくしてくれるので、「掃除後のブラシのメンテナンスが面倒」と思っている人にも選んでほしいモデルだ。

高速振動で汚れを素早く落とす
「OZMO Pro 2.0振動モッピングシステム」

水拭きでは、毎分480回の高速振動により、こびり付いた汚れまで落とす「OZMO Pro 2.0振動モッピングシステム」を、エコバックスの「Nシリーズ」として初採用したのがトピックだ。

モップを振動させながら掃除をする様子は下の動画で確認してほしいが、人間が床をこすりながら拭き掃除を行うのと同じ要領なので、見ていて安心感がある。ロボット掃除機の水タンクには180mlの水を入れられ、1度に最大205m²(約124畳）の水拭きが可能。これだけの広範囲をカバーできるなら、掃除のたびに水を補給する必要はないだろう。

続いて、ロボット掃除機にとって重要な“賢さ”を確認していこう。「DEEBOT N20 PRO PLUS」は、LiDARナビゲーション技術を応用してフロア全体を360度スキャンし、SLAM技術でマップ作成と自己位置把握を素早く高精度に行う「TrueMapping」を採用。この技術があるからこそ、部屋のあっちに行ったりこっちに行ったりするといったむだが少なく、フロア全体を規則正しく効率的に掃除できるわけだ。

世界的なメーカーなだけあって、エコバックスのロボット掃除機「DEEBOT」シリーズには、豊富な製品ラインアップが用意されている。本記事で紹介してきたスタンダードモデル「DEEBOT N20 PRO PLUS」に加え、初めてのロボット掃除機にぴったりなエントリーモデル「DEEBOT Y1 PLUS」や、水拭きモップがせり出す「TruEdge」技術を採用したハイクラスモデル「DEEBOT T30 OMNI」など幅広い機種があり、予算やライフスタイルにあわせて最適な1台を選ぶことができる。

ロボット掃除機デビューにぴったりな「DEEBOT Y1 PLUS」

そろそろロボット掃除機デビューしたいが、価格だけで安易に選んで失敗したくない。そう考えている人にぴったりなのが、エントリーモデルの「DEEBOT Y1 PLUS」だ。本記事で紹介した「DEEBOT N20 PRO PLUS」と同様に購入しやすい価格でありながら、吸引掃除と水拭き掃除に対応した2in1仕様。部屋を効率的に掃除するためのマッピング技術「TrueMapping」も備えているので、安心して掃除を任せられる。

また、付属の自動ゴミ収集ステーションは、高さがわずか27cmでありながら最大150日分のゴミを収容可能。“床掃除がラクになる”というロボット掃除機のメリットをしっかりと得られるエントリーモデルだ。

エコバックス最高峰の清掃力を備えた「DEEBOT T30 OMNI」

部屋の隅々までキッチリと掃除できるロボット掃除機がほしいという人は、ハイクラスモデル「DEEBOT T30 OMNI」に注目してほしい。カーペットの毛の奥に入り込んだゴミまで吸い取る業界最高レベルの最大11,000Paの吸引力を備えているうえ、本体右側面からモップをせり出して、部屋の隅や家具の足回りまでしっかりと水拭きする「TruEdge」技術を搭載。さらに、メインブラシのメンテナンスの手間を減らす「ZeroTangle」や、高度な障害物検知機能を搭載しており、全方位にわたって隙の感じられないモデルに仕上がっている。

そして充電ステーションには、ゴミの自動収集からモップの洗浄乾燥までを行う全自動クリーニングステーションが付属。最新のロボット掃除機の実力を存分に体感したい人は、本機を選ぶといいだろう。

今回、エコバックスのロボット掃除機「DEEBOT N20 PRO PLUS」をレビューしてきたが、「本当にこのモデルが6万円台^※で買えるの!?」というのが率直な感想だった。

一般にお買い得モデルと言えば、諦めなければならない点が目に付くものだが、本機にはそんな不足感がなかった。それどころか、ハイクラスモデル並みの最大8,000Paというパワフルな吸引力を発揮し、高速振動する「OZMO Pro 2.0振動モッピングシステム」によってフローリングがピカピカに水拭きされる。そのうえ、「ZeroTangle」によってメインブラシのメンテナンスの手間が少なく、サイクロン式の「PureCyclone自動集塵ステーション」によって、紙パックを用意する手間もコストも大きく減らせる。まさしく価格以上の満足感を得られるモデルに仕上がっていた。

お買い得感のあるロボット掃除機をお探しの人にとって、「DEEBOT N20 PRO PLUS」はチェックしておきたい1台である。