「インテル® Core™ Ultra プロセッサー・ファミリー」ってどんなCPUで、どんな特徴があるの?
パソコンパーツの中で最も重要な役割を担うのは、パソコンの“頭脳”ともいうべきCPUだ。そのCPUの老舗メーカーとして、長きにわたってパソコンの進化に多大なる貢献をしてきたのが、ご存じインテルである。そして、そんなインテル製CPUの中心的な存在が、「Core i」シリーズと呼ばれる「インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」。2008年11月発表の第1世代(コードネーム:Nehalem)に始まり、2023年10月発表の第14世代(コードネーム:Raptor Lake Refresh)に至るまで約15年間、毎年のように新たなCPUを発表し、時代の最先端を行く技術を取り入れてきた。
そのいっぽうでインテルが着目したのがAI。これまでクラウドを介して利用することの多かったAIを、オンデバイスで手軽に利用できるようにするべく、AI処理に特化した専用ユニットNPUを内蔵したCPUを発表した。それが、「インテル® Core™ Ultra プロセッサー・ファミリー」(コードネーム:Meteor Lake)だ。ちなみに、2024年9月には、「Meteor Lake」の後継となる「Lunar Lake」が発表され、「インテル® Core™ Ultra プロセッサー・ファミリー」はさらなる充実を遂げている。
では、「インテル® Core™ Ultra プロセッサー・ファミリー」搭載パソコンを導入するとどんなメリットがあるのだろうか? そのポイントは大きく分けて以下の3点となる。1つめは、すぐれた処理性能が実感できること。Webブラウンジングはこれまで以上にサクサクとこなせるようになったほか、内蔵GPUの高性能化により写真や動画の編集といったクリエイティブ作業も、その快適性が大幅にアップしている。PCゲームプレイ時のFPS向上などでもその性能は大いに実感できるはずだ。さらに、NPUを装備したことで、オンラインミーティングの際の背景合成や背景ぼかしを、より違和感なく行ってくれたり、生成AIを活用した文書作成や画像作成などをよりスピーディーに行ってくれるよう進化を遂げているのだ。2つめは、効率的な電力配分によるロングバッテリーライフが実現されること。たとえば、動画のストリーミング再生においては従来モデルに比べて最大25%の低消費電力を実現しているので、単純計算で、9時間の連続再生時間が12時間まで伸びる計算となる。3つめは、パソコンを長く愛用できるようになること。今後さまざまな分野で提供されるであろうAIを使ったサービスに対応できる、将来を見据えた設計がなされていることで、これまで以上に、購入したパソコンを、長い期間、愛着を持って使えるようになるのではないだろうか。
来たるべき冬のボーナスやクリスマスでの自分へのご褒美として、パソコンの購入を検討している人は、AI時代に対応した最新かつ高性能な「インテル® Core™ Ultra プロセッサー・ファミリー」搭載パソコンを、その候補にぜひあげてみてほしい。2025年、新たな年の幕開けとともに、あなたのパソコンライフもきっと新たなステージへと進んでいけるはずだ。