第1章レグザ参戦テレビのレグザがゲーミングモニターに本格参入
レグザのテレビがユーザーから熱い支持を集めていた最大の理由が画質だ。同じ液晶パネルを使っていたとしても、レグザの製品設計陣はパネルの特性に合わせた画質調整を実施。また、HDRコンテンツ再生の際に重要となる「ガンマカーブ」を最適化する「PQ調整」についても長年のノウハウが生かされている。
また、レグザはほかのメーカーがまだ注目していないころから、いち早く「ゲームモード」をテレビに搭載し、家庭用ゲーム機ユーザーからゲームを快適に遊べるテレビという評価を得ている。
そんなレグザが手掛ける初のゲーミングモニター「RM-G245N」「RM-G276N」は、テレビの開発で培ってきたレグザの高画質と、快適なゲームプレイへのこだわりを継承した製品なのである。それでは両製品がどのようなスペック、機能を実現したのか、実機でじっくりと見ていこう。
第2章27型モデル「RM-G276N」〜WQHD/240Hzの高性能ゲーミングモニター〜
「RM-G276N」はレグザゲーミングモニターの上位モデル。サイズは27型、液晶パネルはFast IPS(In Plane Switching)方式、解像度はWQHD(2560×1440)、リフレッシュレートは最大240Hz、応答速度は1ms(GTG)、輝度は340nits、対応するHDR規格はHDR10でVESA DisplayHDR 400認証を取得している。2W×2(同時駆動 JEITA)のステレオスピーカーが内蔵されているので、外部スピーカーを接続することなく、サウンドも楽しめる。
サイズは27型、液晶パネルはFast IPS(In Plane Switching)方式、解像度はWQHD(2560×1440)、リフレッシュレートは最大240Hz、応答速度は1ms(GTG)、輝度は340nits、HDR10、VESA DisplayHDR 400認証取得
「RM-G276N」は27型の大画面サイズで、高精細なグラフィックを、最大240Hzのリフレッシュレートにより実に滑らかに表示できる。美しい3Dゲーム世界を臨場感たっぷりに堪能したい方にピッタリなゲーミングモニターだ。
インターフェイスはHDMI×2、DisplayPort×1、3.5mmヘッドホン端子、電源端子を装備。ゲーミングPCはもちろん、Nintendo Switch、PlayStation 5など複数のゲーム機を接続できる
本製品最大の売りはなんといっても卓越した映像美。今回採用した液晶パネルに最適化したレグザ独自の画質チューニングを施している。もちろん、HDRコンテンツの再生にも対応している。デフォルト設定で映し出されるゲームグラフィックは鮮やか、かつ臨場感たっぷり。画面が大きく、色鮮やかで、しかも滑らかに動くので、奥行きさえ感じるような表現力なのだ。
こだわり派のために用意されているのが画質モード。「標準」に加えて、ゲームジャンルごとに最適化された4つの画質モードと、「映画」「スポーツ」のコンテンツに適した2つの画質モードが実装されているのだ。
FPS
「FPS」モードでは、暗いシーンで隠れた敵をいち早く発見できるように、暗部視認性を向上。暗部の明るさを持ち上げつつ、色のメリハリをつけている。画像では、木々の後ろの暗い部分が見えやすくなっている。また、素早い動きでもボケにくく、残像が極力出ないように調整されているのだ。
RTS/RPG
「RTS/RPG」モードでは、コントラストが高く、鮮やかで高精細な映像となるよう調整されており、RPGの世界観、キャラクターの美しさをレグザのテレビシリーズ譲りの画質で表現している。画像では、木々の後ろが黒く沈み、黄色の花、草、夕暮れの空の色彩が鮮やかになっていることがわかる
MOBA
「MOBA」モードでは、ゲームの性質上、どうしても敵キャラ、エフェクト、各種パラメーターが入り交じって見にくくなる。その対策として、シャープネスを高め、それぞれが独立して見えるように尖鋭度を向上した画作りとなっている。
レーシング
「レーシング」モードでは、コースや時間帯、天候などにより変化する路面をハッキリととらえられるように、日中コースは明部階調性、夜間コースは暗部視認性を重視。また素早い動きに追従できるように、応答速度も調整されている。
ゲームジャンルに合わせてきめ細かなチューニングを施した画質モードが用意されているため、ゲームをより有利に進められ、そしてゲーム世界に没入しやすいというわけだ。
加えて、「映画」モード「スポーツ」モードという画質モードも用意されている。「映画」モードでは色の濃さとシャープネスを抑えることで、元々の映画の世界観を忠実に再現。「スポーツ」モードでは、鮮やかさを重視。明るく調整したうえ、動画応答性を高めることで、迫力のある臨場感を再現している。スポーツ観戦まで対応できるゲーミングモニターはなかなかないだろう。これぞ、長年テレビの開発を続けてきたレグザならではの特徴と言える。
「RM-G276N」はレグザ製テレビ譲りの画作りや、それを発展させた4つのゲームジャンルに最適化された画質モードにより、eスポーツ志向の本格ゲーマーも満足させるスペック、使い勝手を実現している。また、モニターとしての基本性能が高いので、写真や動画の編集といったクリエイティブワークも快適に行える。
第3章23.8型モデル「RM-G245N」〜フルHD/180Hzのスタンダードゲーミングモニター〜
「RM-G245N」はレグザゲーミングモニターのスタンダードモデル。サイズは23.8型、液晶パネルはFast IPS(In Plane Switching)方式、解像度はフルHD(1920×1080)、リフレッシュレートは最大180Hz、応答速度は1ms(GTG)、輝度は280nits、対応するHDR規格はHDR10となっている。
サイズは23.8型、液晶パネルはFast IPS(In Plane Switching)方式、解像度はフルHD(1920×1080)、リフレッシュレートは最大180Hz、応答速度は1ms(GTG)、輝度は280nits、HDR10対応
冒頭で「RM-G245N」を「スタンダードモデル」とお伝えしたが、本製品はFPS特化モデルとも表現できる。FPS、TPSゲームでは視線の移動が少ないほうが有利、かつ疲労が少ない。23.8型というのはちょうどいいサイズなのだ。実際に、eスポーツの大会では23.8型のゲーミングモニターが採用されている。
また、フレームレートを重視するなら、WQHDよりもフルHDのほうがゲーミングPCやゲーム機に対する負荷が少なくなる。フルHDは勝利を優先するゲーマーのための解像度なのだ。
それでいてリフレッシュレートは180Hz、応答速度は1ms(GTG)が確保されている。フルHD、24型前後のゲーミングモニターで主流のリフレッシュレートは144Hz、もしくは240Hz。144Hzだと少し物足りないが、240Hzになると価格が跳ね上がる。そのなかで、「RM-G245N」は画面の滑らかさと価格のバランスがちょうど取れた180Hzを採用。フレームレートを高く設定でき、応答速度も速いので、十分滑らかな動きでゲームをプレイできるわけだ。「RM-G245N」は本気のFPS/TPSゲーマーを満足させられるだけのスペックを備えていると言えよう。
実際にFPSをプレイしてみても、フルHDでも非常に高精細で、HDRも強力なため、スペック以上の画質の高さを感じた。高速なリフレッシュレートにより視点移動も滑らかで、すばやく動き回る敵の動きも追いやすい。
23.8型にも、27型と同様の画質モードが搭載されている。ゲームのジャンルはもちろん、見たい映像コンテンツに最適な映像画質を選択して、視聴が可能となっている。
インターフェイスは上位モデルの「RM-G276N」と同様に、HDMI×2、DisplayPort×1、3.5mmヘッドホン端子、電源端子が装備されており、ゲーミングPCに加えて、2台のゲーム機を同時接続できる。家庭用ゲーム機のユーザーにとっても十分なスペックなのだ。
なお、スピーカーは非搭載だが、FPS、TPSゲーマーの多くは敵の位置を発砲音、リロード、足音から正確に把握するため、ゲーミングヘッドセットやイヤホンを利用することが多い。スピーカー非搭載が特に大きな問題となることはないはずだ。
まとめビギナーからガチ勢まで満足の高性能ゲーミングモニター
「RM-G276N」「RN-G245N」 は、“さすがはレグザ”という画質の高さを感じられるゲーミングモニターだ。レグザ初のゲーミングモニターとはいえ、テレビでゲームを遊ぶユーザーから熱い支持を集めてきた技術がいたるところで発揮されており、画質のクオリティが高い。
初めてゲーミングPCを導入するビギナーだけでなく、eスポーツ志向の中級者から、上級者にいたるまで満足させるゲーミングモニターのニューカマーと言えよう。



















