価格.com編集長 鎌田 剛
価格.comの黎明期からコンテンツ作成に携わり、当時から価格.comにおける記事系コンテンツの編集統括を務める。「価格.comマガジン」編集長も兼務。パソコンや家電製品にやたら詳しい、人呼んで「価格.comのご意見番」。「家電総合アドバイザー」資格保持者
念入りに掃除機を掛けたはずなのに、取り残したゴミやホコリに気づいてがっかり……。そんな経験がある人は多いはず。そんな残念な事態を解決すべく、コードレス掃除機の人気ブランド、ダイソンが近年導入しているのが、グリーンに輝くLEDライトを備えた「Fluffy Optic™(フラフィ オプティック)クリーナーヘッド」だ。今回は“家電のプロ”である価格.com編集長の鎌田とともに、同ヘッドの魅力をチェックした。
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価格.com編集長 鎌田 剛
価格.comの黎明期からコンテンツ作成に携わり、当時から価格.comにおける記事系コンテンツの編集統括を務める。「価格.comマガジン」編集長も兼務。パソコンや家電製品にやたら詳しい、人呼んで「価格.comのご意見番」。「家電総合アドバイザー」資格保持者
健康で快適な生活を送るために、自宅の床はいつもキレイに保ちたいもの。しかし、隅から隅まで掃除機を掛けたはずなのに、よく見るとゴミや髪の毛の取り残しが見つかって、ため息をつきながらもう一度掃除機を掛け直した。そんな経験がある人も少なくないだろう。ゴミやホコリは大きさがさまざまなため、肉眼ではついつい見逃してしまうことがあるのだ。
床掃除における、そんなストレスを解消するため、最近のコードレス掃除機はヘッドの先端にライトを搭載し、ゴミを見えやすくする工夫を施している。そのなかでも、ズバ抜けてしっかりとゴミを “見える化*”してくれると定評があるのが、ダイソンのLED付きヘッド「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」だ。
*有効性は、使用環境の光やゴミの種類、床のタイプによって異なります。
光を照射することでゴミを見やすくする掃除機のライト機能。ダイソンのLED付きヘッドは単に正面を照らすのではなく、ゴミの輪郭を浮かび上がらせ、しっかりと“見える化”する。そこには、ダイソンならではの独自テクノロジーが隠されているのだ
掃除機のライト機能は、一般にヘッドの先に複数の光源を並べたものが多いが、「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」に搭載された光源は、LEDライトひとつだけ。とはいえ、そこにはダイソン独自のテクノロジーが注ぎ込まれており、LEDひとつでもその光はパワフルだ。
さらに、このLEDは、ダイソンが繰り返しテストして編み出した、ゴミの輪郭を浮かび上がらせやすい床上7.3mmの位置に、下向き1.5度の角度で設置され、特殊なレンズを用いてヘッドの正面に扇状に光を広げることで広範囲でゴミの輪郭をしっかりと浮かび上がらせる。電源を入れてライトが点灯すると、予想以上にゴミが落ちていることに気づき、驚くはずだ。
ダイソンが開発した小型のLEDライトは、プリズムのような特殊レンズを活用し、低い位置からヘッドの正面に光を扇形に広げます。床を明るく照らして視認性を上げるだけでなく、広範囲にわたってゴミの輪郭を浮かび上がらせる効果があるんです。
LEDライトの色には、明暗差がはっきりとしやすい緑色を採用。人間の目は、緑色の光に対する感度が高いため、コントラストが高まって明るく見えるという。そのため、昼間のリビングルームのような明るい場所でも、目に見えない微細なゴミまではっきりと見えるようになるわけだ。
ダイソンは以前、ライト機能の光源にレーザーを採用していました。LEDの明るさを確保できた今では、安全性を高めるためにLEDが採用されています。ライトは下向きに付いているので、人の目に直接光が入る心配は少ないですが、床下近くで過ごすことの多い赤ちゃんやペットがいる家庭などで安心感がアップしました。
「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」の技術を理解したところで、「Dyson V12 Detect Slim Fluffy」を使って、本ヘッドの実際のところをレビューしていこう。
元来は、部屋の隅々までキレイにすることにこだわりがなく、少しぐらいゴミが落ちていても平気だったという鎌田。この意識が大きく変わったのは、子どもが生まれてからだったという。今では、2in1ロボット掃除機とコードレス掃除機の二刀流で床を掃除しているほどだ。
「家に小さな子どもがいると、目を離している隙にずりばいやハイハイで動き回ってしまう。すると、胸元あたりがゴミだらけになるので、子どもが動く場所を中心に徹底的に掃除するように心がけています。今ではロボット掃除機は2日に1回動かし、ロボット掃除機ではカバーしきれないところをコードレス掃除機で掃除するようになりました」と鎌田。
それでも実際にはゴミが残っていることがあるそうで、「何度も何度も掃除を繰り返すことになって、ストレスに感じることも多い」とのこと。そんな鎌田が「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」を使用して、感心したのがゴミの見えやすさだった。
「自宅で使用しているコードレス掃除機にもライト機能が搭載されているのですが、『Fluffy Optic™クリーナーヘッド』のゴミの見えやすさは段違いです。もちろん、今使っているコードレス掃除機もゴミを見えやすくしてくれるのですが、普段の掃除機掛けの後に、『Fluffy Optic™クリーナーヘッド』を使用してみると、ゴミが浮かび上がってきて……。実はかなり取り残していたんだなと、ショックでした」
※イメージです。疑似ゴミに重曹を使用しています
テーブルの下や部屋の端などはゴミの取り残しやすいポイント。そんなところも、ゴミがよく見えるダイソンのLED付きヘッドならゴミを取り残すことなくスイスイと掃除できる。「ゴミを取り残していたとはショックでした」と語る、部屋のど真ん中も徹底的に掃除可能だ
ゴミがよく見えるダイソンのLED付きヘッドで掃除をしていると、ここにもある、あそこにもある、と掃除が止まらなくなる。それは、鎌田も同じだった。ベッドや家具の下など、そもそも暗くてゴミが見えにくかった場所もよく見えるようになったことで、部屋中の徹底掃除が始まった。
「ダイソンならではの変わらない高い吸引力と、ベタッと床に密着して余計な隙間を空けないヘッドのおかげで、ゴミをぐんぐんと吸い取っていってくれるのがうれしいです。今使っているのは『Dyson V12 Detect Slim Fluffy』ですが、部屋中を掃除しても重さの負担をそれほど感じないですね」(鎌田)
面倒に感じがちな掃除機掛けだが、目に見えてゴミを取り残しなくキレイに吸い取れるのは確かに楽しく、掃除後の達成感も大きい。
ゴミが見えにくい暗い場所や狭い場所は、そもそも取り残しが多くなりがちだが、そんな場所も徹底的に掃除できる。LEDライトでゴミがよく見えるうえ、ヘッドが思い通りに動くから見つけたゴミにアタックしやすい
もうひとつ、「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」にはすぐれたポイントがある。それは、小さなゴミも大きなゴミも同時に吸引できるということ。ナイロン製のやわらかいローラーが大きなゴミをかき込むと同時に、静電気を抑えるカーボンファイバーブラシが微細なゴミを逃さずキャッチ。ダイソンならではの高い吸引力と相まって、ワンストロークでキレイになる。
※2024年11月時点のコアラインナップにおいて
見えにくいゴミがしっかりと見え、床を徹底的に掃除したい人にぴったりな「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」。ここでは、そんなヘッドが付属したモデルを一挙紹介※。ライフスタイルや自宅の環境にあわせて、最適なモデルを選んでほしい。
毎分最大125,000回転のパワフルな「Dyson Hyperdymium™モーター」と、強力なサイクロン機「Radial Root Cyclone™テクノロジー」を搭載した「Dyson V12シリーズ」のベーシックモデル。本記事で紹介した「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」に加えて、「隙間ノズル」「コンビネーションノズル」「毛絡み防止スクリューツール」などが付属しており、家中をキレイにできる。また、強力なサイクロン機構と5段階の捕集設計によって“部屋の空気よりキレイな排気*”も実現している。
*ASTM F3150に基づくSGS-IBR(米国)による試験結果(2021年に実施)。強モードで実施。
価格.comで最安価格をチェックベーシックモデルに、「Motorbar™クリーナーヘッド」が追加で付属する「Dyson V12 Detect Slim Absolute」。硬いナイロンブラシが備わった「Motorbar™クリーナーヘッド」は、カーペットやラグ、畳の奥からゴミをかき出して吸い取ることが可能。ペットの毛や長い髪がブラシバーに絡まりにくいのも本ヘッドのメリットだ。フローリングだけでなく、カーペットやラグに覆われた床面がある家に適した1台だ。自立式の充電スタンドが付属するのも◎。
価格.comで最安価格をチェック「Dyson V12シリーズ」よりも手軽に扱えるモデルが欲しいという人は、ダイソンのコードレス掃除機として最軽量*となる1.5kgを実現した「Dyson Micro Plus」に注目。片手でラクに扱えるので、床の掃除の負担がさらに小さくなる。もちろん、ダイソンのコードレス掃除機らしく、パワフルなモーターと強力なサイクロンを搭載しており、“変わらない吸引力**”が味わえる。本機にも自立式の充電スタンドが付属する。
*2024年11月時点で販売中のダイソンのコードレススティッククリーナーとの比較
**IEC(国際電気標準会議)規格62885-2 5.8, 5.9に準拠した、強モードで新品から1回目のゴミ満量まで使用した時点での、SGS-IBR(米国)による吸引力の変化の試験(2021年に実施)。
「Dyson V12s Detect Slim Submarine」は、ベーシックモデルに水拭き用の「Submarine™ウェットローラーヘッド」が付属したモデル。「Submarine™ウェットローラーヘッド」は力を入れなくてもスルスルと前に進み、小回りが利くのでダイニングテーブルの下などの入り組んだ場所もスムーズに水拭きできる。雑巾掛けよりもラクに床を水拭きしたい人に適したモデルだ。本機も、自立式の充電スタンド付属モデルとなる。
価格.comで最安価格をチェック以上、“家電のプロ”である鎌田とともに、ダイソンの「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」をチェックしてきたが、ズバ抜けてしっかりと目に見えないゴミを“見える化”してくれるとの評判が確かなものであることが確認できたのではないだろうか。
実際に本ヘッドで掃除していると、次々とゴミが見つかり吸い取りたくなるから不思議だ。そして気づくと、部屋中を掃除していたなんてことになっている。鎌田は「見逃していたゴミまでしっかり掃除できたという達成感や満足感がある」と語っていたが、確かにそれは本当で、ゴミだけでなく、キレイになったことまで目に見えるから、掃除した後の達成感が大きいのだ。
ゴミを取り残さずに掃除したい人、鎌田のように小さい子どものいる人などは、ぜひ一度、「Fluffy Optic™クリーナーヘッド」が付属したコードレス掃除機を試してみてほしい。床を徹底的に掃除できるので、大きな達成感と確かな清潔さが得られ、すがすがしい気分になるはずだ。