管理医療機器の血圧計を内蔵「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」“自動血圧モニタリング”で、いつでもどこでもお手軽測定
スマートフォンなど通信機器メーカーとしてのイメージが強いファーウェイだが、実はスマートウォッチや体組成計のモニタリングデータを活用した先進的なヘルスケア分野にも定評がある。そんなファーウェイならではの強みを活かした、血圧測定機能を備えたスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」(以下、HUAWEI WATCH D2)が登場。一般的なスマートウォッチと変わらないスマートなデザインに、自動血圧モニタリング機能を新たに搭載。国内の管理医療機器認証を取得した信頼性の高い製品になっている。
1章血圧チェック「HUAWEI WATCH D2」で血圧を自動モニタリング
30代後半を過ぎての健康診断にて、突如「高血圧」を告げられることはよくある話だ。高血圧と診断されると、場合によっては1日に何度も定期的に血圧を測定しなければいけないこともある。そうなると、イスに座って腕を通して測定する据え置き型の血圧計を用意する必要が出てくる。もちろん、このタイプの血圧計は、外出先に持ち出すのが難しい。
そんな場合でもご安心を。昨今は代替の選択肢として、腕時計型の血圧計が存在する。なかでも、この冬登場した「HUAWEI WATCH D2」は、スマートなデザインで、これまでの血圧計機能搭載スマートウォッチに感じる少々野暮ったい印象を、ガラッと覆すものに仕上がっている。実際、その見た目は一般的なスマートウォッチと大差ない。
血圧測定の仕組みは、腕に巻くストラップバンドの内側に、「カフ(血圧計における風船状の構造物)」が備わっており、血圧測定機能を実行すると、空気が注入されカフが膨らみ、腕を加圧。徐々に減圧することで脈動現象を起こすというもの。測定精度についても、「どうせスマートウォッチ型だから…」と侮るなかれ。医療機器として国内の認証(※)を取得しており、信頼性のあるデータを取得できるのだ。 ※日本国内の医療機器認証番号306AGBZI00008000
また、「HUAWEI WATCH D2」には、スマートウォッチ型としては先進的な自動血圧モニタリング機能が搭載されている。これは一定時間ごとにリマインドが作動し、自動で血圧を測定してくれる機能だ。ユーザーは、ウォッチ画面に表示されるガイドに従い、着席した状態で姿勢と腕の位置を整えて待機するだけで、定期的に血圧をチェックできる。さらに、夜間の就寝時も一定時間ごとに自動で血圧を測定してくれる。
実は、高血圧の継続的な経過観察のために、医師から一定間隔ごとに血圧を測定し、レポートにまとめて提出するよう求められるケースが多い。なかには、数時間おきといった短い間隔での測定が必要になるケースもあり、これを一般的な血圧計でやろうとすると非常に手間がかかる。こうした際にも、「HUAWEI WATCH D2」を使えば、測定の手間をかなり低減できるだろう。
2章シンプルな使い勝手簡単操作でいつでもどこでも血圧測定
さて、気になるのはその使い勝手だ。今回は、実際に「HUAWEI WATCH D2」を使って、血圧を測定してみたので、その詳細を紹介したい。
血圧の測定方法はシンプルだ。「自動血圧モニタリング」機能のアイコンをタップで起動し、日中と夜の測定頻度を設定、「自動血圧モニタリング」モードを開始すれば、昼夜問わず設定した頻度での血圧測定が可能となる。いっぽう、好きなタイミングで血圧を測る場合は、ホーム画面やアプリ一覧画面に表示された「血圧測定」のアイコンをタップすると、正確な測定のためのポーズが指示されるので、ポーズをとるだけである。
数秒のカウントダウンののち、測定が開始される。測定時には徐々にカフが膨らむことで、健康診断で行う血圧測定と同様の圧迫が腕元で行われる。
普段から血圧が高めに出るスタッフが使用したところ、素直に喜べないが、普段と変わらない数値が確認できた。スタッフいわく、「いつ測定しても、高い数値になるので、切実。やはり自分は血圧が高く、何か対策しないといけないという気持ちになれました」。
「HUAWEI WATCH D2」を試して気づいたことは、リビングのソファでも、公園のベンチでも、気軽にサッと血圧を測定できるというメリットだ。ウォッチでタップ操作を行い、姿勢とポーズを整えるだけで測定が完了する。もし、これが一般的な据え置き型の血圧計なら、テーブルに重い血圧計を設置し、腕を通して、「さぁ、計測するぞ」と構えなくてはならず、こう気軽に何度も測定する気にはならないだろう。使い手の負担になることなく、日々の血圧変化に気を払えるのは、「HUAWEI WATCH D2」ならではのメリットと言える。
また、ウォッチのデザインも、血圧計には見えない。装着時にバンドの内側に内蔵されたカフがまったく目立たず、それこそビジネススーツを着るようなフォーマルな場でも、安心して装着していられる。防水防塵性能はIP68等級に準拠しており、水回りの家事も装着したまま気兼ねなく行えるほか、屋外で急な雨に見舞われても慌てる必要はない。なお、スマートウォッチが備えるディスプレイは1.82インチと十分に広い。測定数値は見やすく、タッチ操作も行いやすかった。
「自動血圧モニタリング」機能では、起床と就寝の時刻や、睡眠中の測定頻度などを事前に設定しておくことで、リマインドが表示される。通常の血圧測定時と同様に、画面指示にしたがって、姿勢とポーズを整え、血圧を測定する。
実際に、夜間の自動測定(※)を使ってみた印象としては、カフの膨らみが「じわ、じわ、じわーっ」と数段階に分かれることによって、締め付けに気づきにくいよう工夫されていると感じた。測定時の動作音はほぼ聞こえず、静かなまま。たとえ横で家族が寝ていても起こしてしまうような心配はなさそうだ。入眠後は血圧測定が行われていることに気づかないまま、熟睡できた。 ※夜間の自動血圧モニタリング結果は、管理医療機器認証外のため、医療目的で使用できません
実は、一般的な自動血圧測定が可能な血圧計では、測定時の音やカフの圧迫が刺激となって、計測のたびに、目を覚ましてしまい、測定者の大きな負担になることがあるという。ところが「HUAWEI WATCH D2」の「自動血圧モニタリング」機能では、こうした使用法でも、限りなく測定の負担を下げられるだろう。万人に必要な機能ではないかもしれないが、日常的な血圧測定の必要に迫られた人にとっては、大きな魅力となるに違いない。
特に、「HUAWEI WATCH D2」は、ストラップ部を除いた質量が40gと軽量だ。さらに、ケース部にはエッジもなく、家族と川の字で寝るような寝室でも、周りに配慮して安全に利用できるのもうれしい。
3章トータルでの健康管理最も身近なヘルスケアチェック
さて、ここまでは「HUAWEI WATCH D2」の“血圧計”としての役割にスポットライトを当ててきたが、使用できるヘルスケア機能は、血圧測定だけではない。具体的には、心拍数、睡眠モニタリング、血中酸素レベル、ストレスレベル、皮膚温など、一般的なハイエンドのスマートウォッチが対応しているほぼすべてのヘルスケア指標の測定が可能だ。
さらに、同機には、複数のヘルスケア指標をまとめて測定できる「ワンタップヘルスケアチェック」機能が備わっていることにも注目したい。複数のヘルスケア指標を測定できるスマートウォッチは多いが、ユーザーがそれらを個別に使いこなすのは、正直難しい。しかし、「HUAWEI WATCH D2」は一連の測定が一度の操作でまとめてできる。異常値があれば、それを通知してくれるので便利だ。
もちろん、こうしたヘルスケア関連の指標は、手動での測定時だけでなく、ワークアウト時や、睡眠モニタリング時にも、必要に応じて自動で測定される。血圧を測定できる機器としての役割だけでなく、日常的な健康状態を可視化し、改善のための気づきや、具体的なアドバイスを提示してくれるのも、大きな魅力だろう。
「HUAWEI WATCH D2」には、摂取カロリーと消費カロリーのバランスをチェックするための「ボディメイカー」アプリも搭載されているので、活動量や歩数の目標を立てて、ワークアウトのモチベーションを維持しつつ、食事管理も行うことで、適正体重の維持にもつなげられる。
「ワークアウト」アプリ(左画像)で運動量を測定したり、「ボディメイカー」アプリ(右画像中央のkcalの表示があるアイコン)でカロリーのバランスをチェックしたりと、計測したヘルスケア指標を活用して地道な習慣改善が図れる
「ワークアウト」アプリ(上画像)で運動量を測定したり、「ボディメイカー」アプリ(下画像中央のkcalの表示があるアイコン)でカロリーのバランスをチェックしたりと、計測したヘルスケア指標を活用して地道な習慣改善が図れる
これら取得した健康モニタリングデータは、スマホアプリ「HUAWEI Health」の「ヘルスケア共有」機能を使って共有すれば、家族の健康を見守ることも可能だ。
また、バッテリー稼働時間は、1日に6回血圧測定をする通常使用の場合(※)、約6日間バッテリーが持続する。 ※通常使用の詳細な条件は、ファーウェイ公式サイトを参照
まとめいつでも血圧が計れる安心を。自分のために家族のために
「HUAWEI WATCH D2」は、一般的なスマートウォッチと見分けがつかないほどにスリムであることから、シーンや場所を問わずに装着し、手軽にどこでも血圧をチェックできる。これは自動血圧モニタリングを必要としている人だけでなく、自己管理を習慣化したいと考えている人にとっても、画期的な製品だ。
血圧が気になる自身のために購入を検討するのはもちろん、パートナーや親世代へのプレゼントとしても検討したい1台と言えよう。