HP「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」搭載
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「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」搭載で6万円台から 省スペース&ビジネス仕様の超小型デスクトップPC HP「Elite Mini 805 G8」がデスク環境を変える

パワフルなデスクトップPCを手狭なデスクに導入したいなら、日本HPの超小型デスクトップPC「Elite Mini 805 G8」(価格.com限定モデル)に注目だ。本機は、ディスプレイの脇や後ろなどのデッドスペースにも収まるほど小型ながら、CPU/GPU/NPUをバランスよく装備した高性能APU「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」を搭載し、デスクワークを断然快適にしてくれる。また、豊富な外部インターフェイスによりさまざまな周辺機器を同時接続できるうえ、強固なセキュリティも追求しており、プライベートから本格ビジネスまで手広くカバー。そんな本機がデスク環境をどうアップデートしてくれるのか、じっくり見ていこう。 ※価格.com最安価格。税込。2025年2月18日時点(ディスプレイは別売りです)

HP「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」搭載コンパクトボディ手のひらサイズの超小型ボディ&
静音設計だから、デスクワークが快適に

ノートPCよりも低価格でハイパフォーマンスが手に入り、大型ディスプレイと組み合わせて作業効率を高められるセパレート型のデスクトップPCは、本腰を入れて作業するためのメインマシンとしてぜひ手にしておきたいもの。しかし、プライベートからビジネスまで幅広く活用できる実用的なモデルほどボディサイズが大きくなりがちで、設置スペースを取られてしまうところがネックになる。そんなジレンマを解消するアイテムとして支持されているのが、日本HPの超小型デスクトップPC「Elite Mini 805 G8」(価格.com限定モデル)だ。

HP「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」搭載

「Elite Mini 805 G8」を手のひらに乗せると、“超小型”といううたい文句が伊達ではないのがよくわかる。これほどのコンパクトボディであるにもかかわらず、高性能APU「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」や豊富な外部インターフェイスを搭載した本格モデルに仕上がっているから驚きだ

本機は、2024年11月に発売されるや価格.comでたちまち人気となった、いま大注目の1台。とりわけ、コストパフォーマンスにすぐれる65,890円※1の「Ryzen™ 5 5600GE・16GBメモリー・512GB SSD・Windows 11 Home搭載モデル」は、価格.com「デスクトップパソコン 人気売れ筋ランキング」で2位※2、「ミニPC・スティックPC 人気売れ筋ランキング」で1位※2に輝くほどの盛況ぶりだ。

人気の秘密は、お手ごろ価格でありながらも、超小型ボディとビジネスレベルの実用性を両立させていることにある。そのボディサイズは、約177(幅)×175(奥行)×34.2(高さ)mm(横置き時)で、容量にして実に約1L。横置き時のフットプリント(設置面積)は、一般的なCDアルバム(142×125mm)よりもひと回り大きい程度だ。付属のタワースタンドにより縦置きにも対応しており、わずかなデッドスペースにも無理なく設置できる。これなら、デスクが手狭でデスクトップPCの導入をためらっていた人でも、設置場所に困らないはずだ。

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横置き時の高さを34.2mmに抑えているから、ディスプレイの下部にも設置可能。縦置きすれば、ディスプレイの後ろの細いすき間も有効活用できる

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オプションとして、対応ディスプレイの脚部に本体を固定できる「マウントブラケット」各種も用意。これなら本体をデスク上に設置しなくて済むため、さらに広い作業スペースを確保できるうえ、見た目もスッキリと仕上げられる

また、重量が約1.45kgというモバイルノート並みの軽さに抑えられているので、 “持ち運び”というフレキシブルな活用さえ選択肢になる。おまけに、米国国防総省の調達規格「MIL-STD-810H」に準拠した13項目の耐久性テストをクリアしており、衝撃や振動にも強い。このように軽くて丈夫なら、オフィス・自宅間で日常的にパソコンを持ち運ぶハイブリッドワークにも使えそうだ。

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サイズ・重量ともにビジネスバッグで手軽に持ち運べるレベルだから、モバイルノート感覚でいつでも携帯可能。万が一、手を滑らせてバッグを落としてしまうようなことがあっても、ボディが堅牢なため大切なデータを損なう可能性は低い

このほか、HP独自の静音化技術「HP Run Quiet」により、高い静音性を実現していることにも注目したい。ファンの回転速度を細かく調整し、冷却性と静音性のバランスを最適化しているため、動作音が気にならず、作業に集中できるのだ。

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Webブラウジング時の動作音を約50cmの距離から計測してみたところ、わずか28dBほどに抑えられていた。これは鉛筆の筆記音に相当するレベルで、作業の妨げにはならないはずだ

環境にやさしい「EPEAT」認定製品だから、進んで選びたくなる

HPは、これまでにも地球環境のサステナビリティに貢献するための取り組みを行ってきたが、「Elite Mini 805 G8」にもその理念がしっかりと取り入れられている。製品の一部に海洋プラスチックを使用したり、リサイクル素材100%の緩衝材を使用したりすることで、電子製品が環境に与える影響の評価基準「EPEAT」で最高位の「Gold」を取得。SDGsの重要性が叫ばれる今だからこそ、本機のような環境にやさしい製品を積極的に選びたいものだ。

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本機では、海に流入しかかったプラスチックを再利用した海洋プラスチックを、スピーカーエンクロージャーに使用。資源循環に貢献する製品であることも魅力のひとつだ

HP「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」搭載ビジネス仕様ビジネスの現場にうってつけの、
すぐれた拡張性と堅固なセキュリティ

これほど超小型でありながら、本格的なデスクワークにも対応できるよう、「Elite Mini 805 G8」はビジネス仕様にもこだわっている。

特に注目したいのは拡張性の高さ。ミドルタワー型デスクトップPCに匹敵するほど外部インターフェイスが充実しており、給電に対応したUSB Type-Cポートを含む7基のUSBポートを装備。これなら、ヘッドセットやWebカメラなどを常時接続するオンラインコミュニケーション環境の構築もお手のものだし、プライベートでも写真や動画をカメラやスマートフォンから取り込みやすい。さらに、HDMI出力ポートと2基のDisplayPortによって3画面出力も可能だから、本格的なデスクワークやトレーディングなども生産性高く行える。

また、12万時間におよぶHP独自の信頼性テスト「HP Total Test Process」を経て、コネクタ疲労や静電気放電などに十分耐えられるよう仕上げられているため、周辺機器の着脱が多くても長く使用していけるだろう。

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本体前面には、USB 3.2 Gen2×2 Type-Cポート(給電対応)、USB3.2 Gen2 Type-Aポート×2(右側のポートは給電対応)、マイク/ヘッドフォンコンボジャックを装備し、USBメモリ―やスマートフォンなどの着脱がしやすい。背面には、DisplayPort×2、HDMI出力ポート、USB3.2 Gen2 Type-Aポート×4、ギガビットLANポートを装備する

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キーボードとマウス、ディスプレイのほか、外付けハードディスクやWebカメラ、ヘッドセット、スマートフォン、一眼カメラ、USBメモリーを同時接続した活用例。これだけ拡張性が高いなら、日常的に使うビジネス機器を接続しつつ、プライベートでクリエイティブ機器などを必要に応じて接続するといったフレキシブルな使い方もできる

ビジネス向けのセキュリティ機能「HP Wolf Security for Business」が標準で組み込まれていることも注目ポイントだ。OS内が各種ツールで安全に保たれているだけでなく、BIOSレベルでのセキュリティも徹底されており、外部からの不正な攻撃や侵入からシステムを強力に保護できるので心強い。ここで特筆すべきは、物理的な不正侵入を防止する「HP Tamper Lock」の搭載だ。本体のカバーを不正に開けるとパソコンがロックされるため、オフィスでの不在時や、ハイブリッドワークにおける持ち運び時でも安心感が高い。

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セキュリティツール「HP Wolf Security」の管理画面では、マルウェアからの保護状況や、危険性のあるファイルの隔離状況などが確認可能。常時ビジネスレベルのセキュリティで保護してくれるから、機密情報なども安心して保存しておける

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「HP Tamper Lock」をオンにした状態で本体のカバーを開けると、センサーが感知してシステムをロック。起動時にアラートが表示され、管理パスワードを入力しなければ起動できなくなる

ワイヤレス通信の接続性も追求しており、高速なWi-Fi 6に対応しているうえ、混雑した通信状況でも接続が安定する「HP Extended Range Wireless LAN」を搭載。オフィスや家庭でネットワークを複数人でシェアしていても、ビジネスにつきものの大容量データの送受信などがサクサク進む。

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同じネットワークに本機を含め4台のデバイスを接続した状態でも、クラウドストレージに大量の高画質写真をスピーディーにアップロードできた。ビジネスでのデータのやり取りのほか、プライベートでのクラウドへのバックアップなどでもストレスを感じにくいだろう

HP「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」搭載処理性能高性能APU「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」が
生産性を強力にアシスト

最後に、「Elite Mini 805 G8」の処理性能をチェックしていこう。今回は、本記事の序盤でも紹介した、大人気の「Ryzen™ 5 5600GE・16GBメモリー・512GB SSD・Windows 11 Home搭載モデル」を検証機に採用した。

スペック面で注目したいのは、超小型デスクトップPCながら、CPU/GPU/NPUをバランスよく装備した高性能APU「AMD Ryzen™ 5 5600GE」(3.4GHz-最大4.4GHz)を搭載していること。効率性に富んだ「Zen 3」アーキテクチャと、6コア/12スレッド構成を採用するため、高負荷処理やマルチタスクにめっぽう強い。さらに、DDR4メモリーを16GBと、PCIe 4.0接続の高速SSDを512GB搭載。これだけの総合力があれば、趣味のクリエイティブ作業から本格的なビジネス作業まで存分にカバーできる。65,890円という価格を超える充実したスペックで、そのコストパフォーマンスは非常に高い。※価格.com最安価格。税込。2025年2月18日時点

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CPU情報表示ツール「CPU-Z」で、搭載する「AMD Ryzen™ 5 5600GE」を調べると、回路の線幅(プロセスルール)が7nmであることが確認できる。線幅が微細で回路の集積度が高いため、パワフルな処理が実現できるのだ

主要なベンチマークプログラムでパフォーマンスをチェックしてみると、手ごろな価格の超小型モデルとは思えないハイスコアがズラリ。デスクトップPCとしてミドルクラスの範囲を超えるほどの高いポテンシャルを示してみせた。

CINEBENCH R23
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CPUの処理性能を計測するベンチマークプログラム「CINEBENCH R23」では、シングルコアで1410、マルチコアで8816をマーク。コンパクトデスクトップPCで弱点になりがちなマルチコアの伸びもよく、持ち前の6コア/12スレッドが十分に機能していることがよくわかる

CrystalDiskMark
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ストレージベンチマークプログラム「CrystalDiskMark」では、読み書き速度の基準となるシーケンシャルリード(Q8T1)で3723MB/s、シーケンシャルライト(Q8T1)で2819MB/sをマーク。特に読み込み速度が優秀で、アプリの起動や重いファイルの表示など、一般的に待たされがちな場面で体感速度が大きく上がるだろう

PCMark 10
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総合的な処理性能を計測するベンチマークプログラム「PCMark 10」では、ミドルハイクラスの基準となる5000を超える5321をマーク。その内訳をチェックすると、表計算やビデオ会議などビジネス作業の指標だけでなく、写真編集の指標も健闘している

実際のパフォーマンスを体感すべく、高負荷のかかるビジネスデータ分析や、画像を多く含んだプレゼンテーション資料の作成を行ってみたが、いずれも目立った処理待ちがなく快適そのもの。さらに、高画質写真のレタッチまで難なくこなせた。これなら、本格的なデスクワークから趣味のクリエイティブ作業まで、幅広く活躍してくれるはずだ。

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データ分析ツール「Power BI」(別売)を使用して大規模データをフィルタリングしてみたところ、ほぼ瞬間的にグラフが切り替わった。こうした高度なビジネス処理まで十分に任せられそうだ

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「Adobe Photoshop」(別売)で、高負荷のかかるAI機能「ニューラルフィルター」にチャレンジ。高画質写真に対して深度ぼかしなどを適用してみたが、スライダーをドラッグするたびにテンポよく効果が反映された

また、よりパワフルな処理を求めるビジネスパーソンに向けて、 上位機種の「Ryzen™ 7 5700GE・16GBメモリー・512GB SSD・Windows 11 Home搭載モデル」も用意されている。ワンランク上のAPU「AMD Ryzen™ 7 5700GE」(3.2GHz-最大4.6GHz)を搭載した本機なら、4K解像度で映像出力を行いながらのタフなマルチタスクなども、軽快に実現してくれること請け合いだ。

HP「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」搭載まとめニーズの高い性能と機能を手のひらサイズに
ギュッと凝縮した高コスパモデル

ノートPCでは物足りないが、デスクトップPCだと設置場所を取りすぎる――そんな誰もが1度は抱く悩みをベストに近い形で解決してくれるのが、この「Elite Mini 805 G8」だ。

印象的だったのは、やはり容量約1Lという手のひらサイズの超小型ボディ。わずかなスペースにも設置できるからデスクが手狭でも困らないし、静音性も抜群だからどこにでも気兼ねなく置ける。それでいて、ミドルタワー型デスクトップPC並みの拡張性を備え、周辺機器を常時接続した本格的なデスクワーク環境まで構築可能。さらに、高性能APU「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」を搭載し、データ分析や写真編集といった高負荷作業まで軽快にこなせるのだから、ビジネスでもプライベートでも、一般的な作業なら任せられないものは、ほとんどないだろう。

そして、コンパクトボディと実用性をこれだけ高い次元で兼ね備えながら、6万円台からというお手ごろ価格で入手できるのだから、コストパフォーマンス面でも魅力十分。発売早々人気を集めるのも当然の傑作モデルと評したい。 ※価格.com最安価格。税込。2025年2月18日時点

「Elite Mini 805 G8」主なスペック
型番
HP「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」搭載
Ryzen™ 5 5600GE
搭載モデル
HP「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」搭載
HP「AMD Ryzen™ 5000シリーズ」搭載
Ryzen™ 7 5700GE
搭載モデル
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OS Windows 11 Home 64bit
CPU AMD Ryzen™ 5 5600GE(3.4GHz-最大4.4GHz) AMD Ryzen™ 7 5700GE(3.2GHz-最大4.6GHz)
グラフィック AMD Radeon™ Graphics
メモリー 16GB DDR4-3200
ストレージ 512GB SSD(PCIe 4.0接続)
光学ドライブ なし
無線通信 無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth v5.3
外部インターフェイス 前面:USB 3.2 Gen2×2 Type-Cポート(給電対応)、USB3.2 Gen2 Type-Aポート×2(うち1つは給電対応)、マイク/ヘッドホンコンボジャック
背面:DisplayPort×2、HDMI出力ポート、USB3.2 Gen2 Type-Aポート×4、ギガビットLANポート
サイズ 約177(幅)×175(奥行)×34.2(高さ)mm(横置き時)
重量* 約1.45kg(タワースタンド含まず)
Officeソフト なし
この記事は2025年2月18日の情報を基にしております。