モップがせり出て、部屋の隅まできっちり水拭きロボット掃除機の理想をカタチにした「Narwal Freo Z10」デビュー!

2016年に創立されたロボット掃除機メーカー、Narwalから2025年3月、最新モデル「Narwal Freo Z10」(以下、Freo Z10)が発売された。ロボット掃除機において、さまざまなイノベーションを実現してきた同社だが、今回の目玉は、本体から右後方のモップがせり出し、部屋の隅や壁際まで拭き残しなく清掃してくれる、独自の可動式モップ「バイオメカニカルモップ」を搭載したこと。さらに、パワフルな吸引掃除や、便利なベースステーションを備えたロボット掃除機の理想形ともいうべき製品だ。その卓越した清掃力で、どんな驚きと感動をもたらしてくれるのか、各種清掃検証を交えながら確かめていこう。

Narwal「Narwal Freo Z10」水拭き掃除可動式モップ&8Nの圧力で
部屋の隅まできっちり水拭き

「業界を一新するイノベーションを創出し続けること」を理念に掲げ、2016年に創立されたロボット掃除機メーカー、Narwal。2019年には世界初※のモップ自動洗浄機能を備えたロボット掃除機「T10」を発売し、2022年には、独自AI「Freo モード」を搭載した「Freo」を投入するとともに、日本市場へ本格参入を果たした。

そんなNarwalから、2025年3月、最新モデル「Freo Z10」が発売された。「次はどんなイノベーションを起こすのか」と、耳目を集める本機だが、最大の特徴は、高い清掃力を発揮する独自の可動式モップ「バイオメカニカルモップ」を搭載したこと。本体から右後方のモップがせり出し、前進・後退の往復走行をすることに加え、8Nの強力な圧力をかけることで、ロボット掃除機が苦手とする部屋の隅や壁際まで拭き残しなく清掃してくれるのだ。※Narwal調べ。2025年3月時点

Narwal「Narwal Freo Z10」

吸引掃除と水拭き掃除を同時に行う、2in1仕様の「Freo Z10」。ロボット掃除機が抱えるさまざまな課題を解決し、“理想の1台”を実現したというが、その実力はいかほどのものだろうか

Narwal「Narwal Freo Z10」

丸形のロボット掃除機は、部屋の隅の掃除が苦手。構造上、いたしかたないようにも思える課題だったが、「Freo Z10」は、本体から右後方のモップがせり出し、前進・後退の往復走行をするとともに、8Nの強力な圧力をかけることで、部屋の隅や壁際、家具の際まできれいに拭き上げてくれる

では、実際に「バイオメカニカルモップ」の清掃力を確かめてみよう。本体を左右に振りながら進むNarwal独自のテールスイング走行により、障害物の形状に合わせて清掃方法を自動調整するのが特徴で、家具のすき間では、モップを伸ばし左右に振りながら清掃、壁沿い走行時は、下向きの圧力を強めてモップを伸ばして清掃、角を曲がる時や障害物を乗り越える時は、モップを引き込んで移動する。

今回は、部屋の隅と家具の際にコーヒー液を垂らし、拭き残しなく清掃してくれるかをチェックしてみた。確かに、右後方のモップを伸ばし、壁際や部屋の隅、家具の角までしっかり拭き上げていくのがわかるが、思わず「なるほど」と唸ったのが、前進・後退の往復走行である。部屋の隅や家具の際を走行中、少し進んでから後退することで、モップの清掃範囲を最大限に広げ、部屋の隅々まで拭き残すことなく清掃していく。単にモップがせり出るだけでなく、賢い走行パターンや8Nの強力な圧力と組み合わせることで、その効果を高めているというわけだ。

本体からせり出すモップ

ベースステーションを出発し、掃除を始める「Freo Z10」。早速、本体から右後方のモップがせり出し、部屋の外周掃除に取り掛かる。モップがグッとせり出し、本体を左右に振る「テールスイング走行」を織り交ぜながら、壁際をきっちりと拭き上げていく

部屋の隅や家具の際も拭き残しなし

「バイオメカニカルモップ」の実力をチェックするべく、部屋の隅と家具の際にコーヒー液を垂らし、拭き残しなく清掃してくれるのかを確かめてみた。結果は、「想像以上」。モップがせり出て、コーヒー液にアプローチするのはもちろん、前進・後退の往復走行が効果てきめんで、部屋の隅まできっちり拭き上げてくれた

Narwal「Narwal Freo Z10」吸引掃除毛の絡まりを防ぐ新機構「V字型サイドブラシ」を搭載

卓越した水拭き性能もさることながら、「Freo Z10」は吸引掃除も大得意。最大15,000Paの吸引力を発揮し、微細なハウスダストから大きなゴミまでパワフルに吸引するとともに、ゴミの粒子の大きさや密度を検知し、ゴミの種類に適した清掃モードに自動で切り替える「粒子センサー」を搭載。吸引力を高めたり、サイドブラシの回転を停止させたりすることで、走行時にゴミがバラバラと散らばるのを防いでくれる。

Narwal「Narwal Freo Z10」

最大15,000Paの強力な吸引力を発揮する「Freo Z10」。ゴミの粒子の大きさや密度を検知し、ゴミの種類に適した清掃モードに自動で切り替える「スマート粒子感知システム」を搭載。大小のゴミを周囲に散らすことなく吸引してくれる※直径2mm以上の細かな粒子を検知して作動

ゴミの大きさや密度を検知して吸引

粒子の大きなペットフードとシリアルに加え、粒子の小さい砕いたペットフードとカラー砂をフローリング上にまき、いざ、清掃開始。吸引力を調整しながら大小のゴミをグングン吸い取り、疑似ゴミを散らすことなく、1度の走行できれいに取り除いてくれた

これは掃除機全般に言えることだが、吸引掃除で厄介なのが、ブラシに髪の毛やペットの毛が絡まることではないだろうか? 清掃終了後、ブラシに絡まった毛をハサミやカッターで処理するのは骨が折れるうえ、そのまま放置していると、清掃力低下の原因にもなる。もちろん、ブラシに毛が絡まった状態で掃除するのは不衛生でもあり、「何とかならないの?」と不満を持っていた人も多いはずだ。

しかし、ご安心を。「Freo Z10」は、本体前方両サイドに搭載された「V字型サイドブラシ」を自動で折り畳み、逆回転させることでサイドブラシへの毛の絡まりを防ぐ機構を新搭載。毛が絡まりにくい「ゼロメインブラシ」と合わせて、絡まった毛を取り除く手間がない。

Narwal「Narwal Freo Z10」 Narwal「Narwal Freo Z10」
Narwal「Narwal Freo Z10」
Narwal「Narwal Freo Z10」
髪の毛が絡まないサイドブラシとメインブラシ

サイドブラシやメインブラシに絡まった毛を取り除くのはひと苦労だが、「Freo Z10」は「V字型サイドブラシ」を自動で折り畳んで逆回転させるとともに、サイドブラシを吸引口に向けることで、サイドブラシへの毛の絡まりを防いでくれる機構を新搭載。実際、長さ約30cmの髪の毛を吸引させてみたが、サイドブラシ・メインブラシともに髪の毛は1本も絡まっていなかった

Narwal「Narwal Freo Z10」メンテナンス清潔性が高くメンテナンスも楽。
お手入れは「Freo Z10」に“おまかせ”

ベースステーションの多機能化が進むロボット掃除機。本体のダストボックスからベースステーションにゴミを移送する、「自動ゴミ収集」機能を備えたモデルが増えているが、ゴミを移送することでベースステーション内が汚れてしまうことがあるほか、自動ゴミ収集の際の吸引音が大きいという課題もあった。

その点、「Freo Z10」は、ロボット掃除機本体のダストボックス内において、強力な風を使ってゴミを圧縮することで、本体のみで約7週間分のゴミを溜められるようにした「本体集塵機能」を採用。ゴミの移送による汚れや騒音の問題を解決したうえ、排気口に湿度センサーを搭載し、ダストボックス内の湿度に応じて内部を乾燥させるので、ダストボックス内で雑菌が繁殖してしまう心配もない。乾燥時間をいちいち設定する必要はなく、ダストボックス内の湿度に合わせて自動調整してくれるのもうれしいポイントだ。

また、ゴミ収集の選択肢として、そのまま捨てられる「使い捨てダストバッグ」と、洗って何回でも使える「ダストボックス」の2種類が同梱されており、衛生面やランニングコストをはじめ、ユーザーそれぞれの掃除スタイルに合わせて使い分けられるようになっているのも見逃せない。

Narwal「Narwal Freo Z10」 Narwal「Narwal Freo Z10」

ロボット掃除機本体のダストボックス内からベースステーションにゴミを移送するのではなく、ダストボックス内でゴミを圧縮、乾燥させる「本体集塵機能」を採用。乾燥後にダストボックスを取り出してみると、牛乳に浸して湿っていたシリアルがカラッと乾いていた。なお、洗って何回でも使える「ダストボックス」だけでなく、使用後はそのまま捨てられる「使い捨てダストバッグ」も同梱されているので、好みに応じて使い分けられるのもうれしい

Narwal「Narwal Freo Z10」

「自動ゴミ収集」機能を排したおかげで、ベースステーションへのゴミ移送にともなう騒音がないのは実にありがたい。清掃中から清掃後まで、運転音が気になる場面はほとんどなかった

モップ洗浄については、検知した汚れの種類に応じて、モップ洗浄温度を45〜75度の範囲で自動調整してくれる「温水モップ洗浄」を搭載。モップを常にきれいな状態に保てるとともに、モップ繊維のダメージも低減できるなど、非常に高機能。本機はみずからを常に清潔な状態に保ってくれるので、基本的に日々のお手入れは「Freo Z10」に“おまかせ”でOKだ。

Narwal「Narwal Freo Z10」 Narwal「Narwal Freo Z10」

汚れたモップの温水洗浄・温風乾燥の効果をチェックしてみた。水拭き掃除後のモップはかなり黒ずんでいたが、温水洗浄・温風乾燥後は真っ白に。カラッと乾いていて、衛生面での心配もなさそうだ

Narwal「Narwal Freo Z10」
Narwal「Narwal Freo Z10」 Narwal「Narwal Freo Z10」

専用スマートフォンアプリ「Narwal Freo」を使えば、清掃のスケジュール設定やエリア指定はもちろん、吸引・水拭き掃除それぞれの強度なども設定できる

Narwal「Narwal Freo Z10」

別売りのオプション品として専用のワックスや強力洗剤が用意されているので、フローリングのワックス掛けや、頑固な汚れの除去などの際に活用したい

Narwal「Narwal Freo Z10」まとめ「こうだったらいいのにな」を具現化した1台

Narwal「Narwal Freo Z10」日進月歩で進化を遂げるロボット掃除機だが、部屋の隅の拭き残しや、ブラシでの毛の絡まり、ベースステーション内の清潔さ、騒音など、まだまだ課題があったのも事実だ。ロボット掃除機が抱えるそうした課題を、革新的な技術により、ひとつひとつていねいに解決していったのが「Freo Z10」である。本体から右後方のモップがせり出し、前進・後退の往復走行をすることに加え、8Nの強力な圧力をかけることで、ロボット掃除機が苦手とする部屋の隅や壁際まで拭き残しなく清掃してくれる「バイオメカニカルモップ」はその最たる例であり、粒子の大きさや密度を検知し、ゴミの種類に適した清掃モードに自動で切り替える「粒子センサー」や、毛の絡まりを防ぐ「V字型サイドブラシ」も然りだ。ロボット掃除機に対する「こうだったらいいのにな」を具現化し、“ロボット掃除機の理想”をカタチにしてみせた「Freo Z10」。今回のレビューでも、やはり、Narwalは多くの驚きと感動をもたらしてくれた。

Narwal製品を
お得に手に入れるチャンス!

2025年4月11日、手ごろな価格を実現しながら必要十分な機能を備えた最新モデル「Narwal Freo Pro」が登場。現在、発売直後の早割キャンペーンを実施中なので、この機会にぜひお得な価格で手に入れてほしい。なお、下記に記載した各サイトでは、アクセサリープレゼントやポイント還元も実施中。このチャンスをお見逃しなく!

「Narwal Freo Pro」早割キャンペーン実施中

「Narwal Freo Pro」が通常価格99,800円(税込)から20,000円OFFの79,800円(税込)で入手可能!

  • セール期間2025年4月11日(金)〜
    5月14日(水)23:59まで
  • ※「Narwal Freo Z10」はキャンペーンの対象外です。
  • ※販売チャンネルにより、セール対象商品や価格が異なる場合があります。
  • ※最終価格は変更となる可能性があります。
この記事は2025年4月11日の情報を基にしております。