PCゲーマー必見 ASUS×NVIDIA×価格.com 三者対談! 超絶性能を誇る「GeForce RTX™ 50シリーズ」と ASUSの“強力タッグ”が実現するゲーミングノートの完成形
NVIDIAから詳細が発表されるやいなや、大きな話題を集めた新世代GPU「GeForce RTX™ 50シリーズ」。eスポーツプレイヤーはもちろん、クリエイターなど幅広いユーザーから期待を集めているが、そんな最新GPUを搭載したゲーミングノートをいち早く展開したのが、価格.comユーザーからの信頼も厚いASUSだ。本特集では、超絶性能を誇る「GeForce RTX™ 50シリーズ」とASUSの最新ゲーミングノートの魅力を探るべく、ASUSとNVIDIAの担当者に加え、価格.comのパソコン担当編集者による三者対談を実施。ASUS×NVIDIAの強力タッグだからこそ実現できたポイントを余すことなく語ってもらった。
最新GPUの概要
ゲーマー大注目の「GeForce RTX™ 50シリーズ」が
ついにベールを脱いだ!
価格.com編集者 水川悠士(以下、価格)今回は、お忙しいなかお集まりいただきありがとうございます。まずは簡単に自己紹介をお願いできますか。
ASUS JAPAN 藤原拓馬さん(以下、藤原)ASUS JAPANのマーケティング部で広報マネージャーをしている藤原です。主にノートパソコン事業部で完成品を担当しており、ゲーミングノートやスマートフォンなど、ユーザーが手に取って電源を入れればすぐ使えるような端末を担当しています。
エヌビディア 澤井理紀さん(以下、澤井)エヌビディアでテクニカル マーケティングを担当している澤井です。技術目線でマーケティングを行っており、パートナーであるメーカーやメディアに対して最新の技術などを紹介しております。
価格:ありがとうございます。「GeForce RTX™ 50シリーズ」は、2025年1月に発表されると同時に価格.comでも話題となりました。「グラフィックボード・ビデオカード」の注目ランキングにも搭載モデルがズラリと並び、脚光を浴びています。早速、最新GPUの説明をしていただきたいと思うのですが、価格.comユーザーはマニアック層からゲーミング初心者まで幅広く分布していますので、まずはGPUがパソコンにおいてどのような役割を担っているのかなど、基本的なことを教えていただけますか。
澤井:GPUは「Graphics Processing Unit」を略したもので、パソコンの画面に映る画像や映像を処理するための半導体です。一般的な演算処理をするCPUと違って、グラフィック処理に特化していますが、最近ではAI処理に使われることも多くなってきました。
GPUが特に得意なことは並列計算で、膨大な計算を同時に複数処理することに長けています。そのため、ポリゴン処理やビデオの処理などに適しており、ゲームであればグラフィックがより美しく表示され、より滑らかに動いてくれます。CPUに内蔵されているものもありますが、メモリーなどが共有になるので、最新のゲームパフォーマンスを堪能したいのであれば、専用のディスクリートGPUを選ぶべきですね。
価格:NVIDIAはそんなディスクリートGPUの開発を得意とされていますよね。その最新版がまさに「GeForce RTX™ 50シリーズ」ですが、その特徴はどのようなものでしょうか。
澤井:NVIDIAは1999年に「GeForce 256」というGPUを発売して以来、革新を続けてきましたが、特に大きなアップデートとなったのが2018年に登場した「GeForce RTX™ シリーズ」です。アーキテクチャーを再開発・再定義し、プログラマブルシェーダに加えて、レイトレーシングとAIを使って次世代のグラフィックを実現しようという試みを行っています。
そんな「GeForce RTX™ シリーズ」の第4世代が、今回取り上げていただく「GeForce RTX™ 50シリーズ」なんです。最新のゲームに必要な機能を網羅しながらAIにも力を入れており、ゲーミングノート向けには全部で5モデルを用意しています(2025年6月12日時点)。いずれも「Blackwell」と呼ばれるアーキテクチャーを採用しており、基本部分は同じなのですが、演算コア(CUDAコア)の数やメモリーの容量などに違いがあります。
RTX 5090 Laptop GPU |
RTX 5080 Laptop GPU |
RTX 5070 Ti Laptop GPU |
RTX 5070 Laptop GPU |
RTX 5060 Laptop GPU |
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NVIDIA アーキテクチャ |
Blackwell | Blackwell | Blackwell | Blackwell | Blackwell |
DLSS | DLSS 4 | DLSS 4 | DLSS 4 | DLSS 4 | DLSS 4 |
CUDAコア数 | 10,496基 | 7,680基 | 5,888基 | 4,608基 | 3,328基 |
AI TOPS | 1824 | 1334 | 992 | 798 | 572 |
Tensor コア | 第 5 世代 | 第 5 世代 | 第 5 世代 | 第 5 世代 | 第 5 世代 |
レイトレーシング コア | 第 4 世代 | 第 4 世代 | 第 4 世代 | 第 4 世代 | 第 4 世代 |
NVIDIA Encoder (NVENC) |
第 9 世代×3 | 第 9 世代×2 | 第 9 世代×2 | 第 9 世代×1 | 第 9 世代×1 |
NVIDIA Decoder (NVDEC) |
第 6 世代×2 | 第 6 世代×2 | 第 6 世代×1 | 第 6 世代×1 | 第 6 世代×1 |
標準メモリ構成 | 24 GB GDDR7 |
16 GB GDDR7 |
12 GB GDDR7 |
8 GB GDDR7 |
8 GB GDDR7 |
- 「RTX™ 5070 Ti」搭載モデル
- G815LR-U9R5070TI
- G615LR-U9R5070TI
- 「RTX™ 5070」搭載モデル
- FA608PP-R9R5070S
- GA403WP-AI9R5070W
- 「RTX™ 5060」搭載モデル
- FA608PM-R9R5060S
- FA808UM-R7R5060S
価格:5種類もあると、どれがいいのかわからないというユーザーも多くいると思いますが、どのように選べばいいのでしょうか。
澤井:どういったゲーム環境で使いたいか、が選択の基準になってきます。何も妥協せずに最高のものを味わいたければ最上位の「RTX™ 5090」を、4K(3840×2160)解像度で遊びたいのであれば「RTX™ 5080」、WQHD(2440×1440)解像度であれば「RTX™ 5070 Ti」「RTX™ 5070」、フルHD(1920×1080)解像度なら「RTX™ 5060」など、使用するディスプレイの解像度で使いわけてもらえればわかりやすいかと思います。
価格:おかげで各製品の整理がつきました。ここからさらに「GeForce RTX™ 50シリーズ」を深掘りしていきたいのですが、従来よりも高性能化できた理由や新機能などについて教えていただけますか。
澤井:NVIDIAとしては2年に1度アーキテクチャーの刷新を行っていまして、「GeForce RTX™ 50シリーズ」では最新の「Blackwell」アーキテクチャーを採用しています。また、NVIDIAのGPUはAIの開発に広く使われていますが、今ではそのAI技術をパソコンに転用してグラフィックの強化に励んでいます。「GeForce RTX™ 50シリーズ」でもその技術が生かされており、最新のAIにも対応できるパフォーマンスや、AIを活用したさらなるゲーミングパフォーマンスの向上を図っています。
価格:AIでグラフィックを強化するというお話がありました。なかなか想像しにくいのですが、具体的にはどのようなことをされているのでしょうか。
澤井:AIをゲームに活用するという試みはいろいろやっていますが、広く使われているのが「DLSS」です。「GeForce RTX™ 50シリーズ」ではその最新版の「DLSS 4」が入っていますが、その機能のひとつがレンダリングしたフレームひとつにつき、AIを活用して最大3つのフレームを追加で生成するというマルチフレーム生成機能です。最新のゲームを最高画質で楽しむ場合、最先端のGPUであっても30fps程度でしか動作しないことが多いのですが、「DLSS 4」の最新のAI技術を使うことで、150fps以上で遊べます。普通なら数年かかる進化が必要な性能も、AIを使えば今実現できてしまうのです。
また、プログラマブルシェーダを担当する「CUDAコア」に加えて、主にAIを担当する「Tensor コア」と、レイトレーシング処理をする「RTコア」、すべてがアップデートされています。最高のゲーム体験を味わうためには、画面の美しさに加え、フレームレートと応答速度の向上も重要になってきますが、「GeForce RTX™ 50シリーズ」では、高度なAIモデルをより速く動かせる「FP4」や、遅延を最大75%削減する「Reflex 2」などを搭載することで改善を図っています。
AI機能はゲームだけでなくクリエイティブ作業にも有効で、負荷の非常に大きな動画生成なども快適に動かすことが可能です。また、4:2:2カラーフォーマットのビデオハードウェアエンコード/デコードにも対応しており、従来CPUで処理していた作業をGPUで行うことで約10倍のパフォーマンス向上を実現できています。
ASUS×NVIDIA製品の魅力
トップメーカー2社のタッグだからこそ実現できた
圧巻のパフォーマンス
価格:「GeForce RTX™ 50シリーズ」について、そのすごさがよく理解できました。さて、ここからはPCメーカーのご意見もうかがっていきたいと思います。「GeForce RTX™ 50シリーズ」に対する、藤原さんが感じた率直なご感想をお聞かせいただけますか。
藤原:「GeForce RTX™ 40シリーズ」もすごかったのですが、「GeForce RTX™ 50シリーズ」はAI機能を含めて大きくアップグレードされており、素晴らしい性能だなというのが第一印象です。また、それにもかかわらず、薄型のノートPCにも搭載できるくらい小型でスペースを取らないのもすごいです。
価格:「GeForce RTX™ 40シリーズ」と比べても小型化されているのでしょうか。
藤原:基本的なフォームファクターは変わっていないのですが、一般的に性能がアップすると分厚くなりがちなところを、「GeForce RTX™ 40シリーズ」と同じような筐体に載せられるというのはPCメーカー側としては非常にありがたいですね。
価格:ASUSはゲーミングPCのトップメーカーのひとつであり、PCパーツメーカーとしても長い歴史をお持ちです。世界トップレベルのGPUメーカーであるNVIDIAとのお付き合いも長年にわたるかと思いますが、これまでどのような交流があったのでしょうか。
藤原:日本市場では、NVIDIAのGPUを搭載した「ASUS G51J」という3D映像が見られる画期的なノートPCを、大々的に発表したのが最初のきっかけですね。また、2017年に厚さが17.9mmという薄型・軽量のゲーミングノート「ROG ZEPHYRUS GX501VS」を発表したのですが、それもNVIDIAの革新的な「Max-Q」があったからこそ。以降、NVIDIAの協力もあって弊社のゲーミングノートが飛躍的に伸びたと感じています。
澤井:「Max-Q」は、薄くて軽くてハイパフォーマンスなゲーミングノートを実現するためのデザインアプローチとしてNVIDIAから発表させていただいたのですが、その際、弊社CEOが登壇して説明するときに手に持っていたのが、ASUSの製品でした。従来のゲーミングノートは厚くて重くて、充電も持ちませんでした。しかし、「Max-Q」がターニングポイントになって、ゲーミングノートは急速に発展した印象があります。
価格:その発表会ははっきりと覚えています。「Max-Q」は本当に衝撃的でした。NVIDIAから見ても、ASUSは最新GPUの性能をしっかりと引き出す高度なゲーミングPCを作ってくれるPCメーカー、という信頼感を持っているということでしょうか。
澤井:長年のパートナーでありますし、最新のGPUはもちろん、さまざまなハードウェアやテクノロジーを採用し、ユーザーに最先端の体験を届けていただけるのは本当にありがたいです。
藤原:ゲーミングノートを設計するにあたっては、開発の初期段階から両社のエンジニア同士が協力しあって進めています。電力やサイズなどCPUやGPUの詳細を確認してからでないと冷却機構や筐体などの設計も行えません。最初からお互いの意見も含めてすべて解決したうえで、共同で開発しています。だからこそ、最新のGPUが搭載されたものをいち早く世に出せるわけです。
価格:今回は、そんな最新CPUを搭載したゲーミングノートを持ってきていただきました。目の前には4つのモデルが並んでいますが、それぞれ簡単に紹介していただけますか。
藤原:「RTX™ 5090」を搭載したゲーミングノートの最高峰である「ROG Strix SCAR 18 G835LX」(以下、G835L)と、簡単に持ち運べる薄さでありながら「RTX™ 5090」を搭載した「ROG ZEPHYRUS G16 GU605CX」(以下、GU605CX)、「RTX™ 5080」を搭載した「ROG Strix G16 G615LW」(以下、G615LW)、AMDの最新CPUと「RTX™ 5070 Ti」を搭載した「ROG Strix G16 G614FR」(以下、G614FR)の4モデルとなります。

写真左から、「ROG Strix SCAR 18 G835LX」「ROG ZEPHYRUS G16 GU605CX」「ROG Strix G16 G615LW」「ROG Strix G16 G614FR」。それぞれ「GeForce RTX™ 50シリーズ」を搭載するほか、「G835LX」と「G615LW」はCPUに「インテル Core Ultra 9 275HX」を、「GU605CX」は「インテル Core Ultra 9 285HX」を、「G614FR」は「AMD Ryzen 9 9955HX3D」を採用している
価格:今回お持ちいただいたすべてのモデルに「GeForce RTX™ 50シリーズ」が搭載されており、ゲーミングパフォーマンスも大きく向上したかと思いますが、それをより感じられるゲームタイトルなどはありますか。
藤原:どのようなゲームも快適に楽しめると思いますが、特に「Cyberpunk 2077」や「Alan Wake 2」、「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」など、特に「DLSS 4」のマルチフレーム生成に対応したゲームでは飛躍的にフレームレートが上がってヌルヌル動いてくれます。機能をオフにするとはっきりとわかるくらいfpsが落ちるので、これが「GeForce RTX™ 50シリーズ」の力なのかと感じました。
澤井:NVIDIAとしても最新のグラフィックテクノロジーを活用できるゲームを楽しんでもらいたいですね。ゲーム中の光や影の表現をすべて描写すると非常に美しい映像を映し出せるのですが、その分、コンピューターへの負荷は高くなります。でも、「DLSS 4」などを活用することで、「RTX™ 5090」搭載モデルであれば非常に高い性能で遊ぶことが可能です。また、「F1® 25」や「DOOM: The Dark Ages」のようにレイトレーシングを高度化した「パストレーシング」を活用するタイトルもたくさん出ていますので、圧倒的にリアルな最新グラフィックをASUSのゲーミングノートでぜひ体験してほしいです。
価格:今回、上記の4モデルに加えて、「GeForce RTX™ 4090」搭載の「ROG Strix SCAR 18 G834JYR」と、「GeForce RTX™ 4080」搭載の「ASUS ROG Strix G16 G614JZR」も含めて、合計6モデルのベンチマークを実施してみました。
詳しい結果は下記のグラフを確認してほしいのですが、「GeForce RTX™ 50シリーズ」の性能アップがすごい。「RTX™ 5090」を搭載した「G835LX」が飛び抜けているのはもちろん、「RTX™ 5080」搭載の「G615LW」でも、前フラッグシップの「RTX™ 4090」を搭載した「G834JYR」よりも高い数値が出ています。また、「DLSS 4」に対応した「Cyberpunk 2077」のゲーム内ベンチマークでは倍近いフレームレートとなりました。恐ろしい性能ですね。

高負荷なことで有名なAAAタイトル「モンスターハンターワイルズ」も「G835LX」で試してみたが、グラフィックプリセット:ウルトラ、2560×1600の高解像度設定でも平均150fpsほどを叩き出し、PS5よりも圧倒的に滑らかな描写で遊ぶことができた
藤原:補足すると、「GeForce RTX™ 5090」を搭載した「GU605CX」のスコアが若干低いのは、厚さ14.9mm(最薄部)という薄軽ボディを実現するために、電力効率を最優先にしたGPUの駆動方式を採用しているので、この数値は想定内です。
価格:圧倒的なゲーミングパフォーマンスを発揮してくれる「GeForce RTX™ 50シリーズ」搭載のノートPCは、クリエイターや開発者も支えてくれそうですが、どういった作業でその力を発揮してくれるのでしょうか。
澤井:たとえばビデオクリエイターの人なら4:2:2カラーフォーマットをネイティブで映像編集できますし、AIも活用できる。主要なビデオ編集アプリ「Adobe Premiere Pro」や「Blackmagic Design DaVinci Resolve」などはAI機能をどんどん導入しており、今まで非常に面倒だった作業がAIを使うことで簡略化できる。そういった高度なAI機能も、「GeForce RTX™ 50シリーズ」を搭載したASUSのノートPCなら高速に動作するので生産性を高められます。また、「GeForce RTX™ 50シリーズ」はビデオエンコーダーが進化し、同じビットレートでもより高画質に短時間で書き出せるので、効率的に作業できるのもメリットですね。
ASUSのゲーミングノート
最新GPUの性能を最大限に引き出す
ASUS独自のテクノロジー
価格:「GeForce RTX™ 50シリーズ」を搭載することは高性能な半面、排熱の問題などで困難な部分もあるかと思うのですが、ノートPCを設計するうえで難しかった点などはありましたか。
藤原:ゲーミングノートは排熱処理などをしっかりしないと性能を引き出すことができないので、「ROG Intelligent Cooling」という最高の冷却機構を搭載しています。一般的なノートPCはデュアルファンでCPUを冷やすことが多いのですが、今回のモデルでは3つ目のファンでGPUを冷やす「Tri-Fanテクノロジー」を採用しています。熱伝導率の高いベイパーチャンバーや最大7本のヒートパイプなどで冷やしつつ、GPUに直接風を送って熱を下げることができるので、すぐれた処理能力を持続できます。GPUの性能を最大限引き出せているのは「ROG Intelligent Cooling」によるところが大きいと思います。
澤井:GPU側としては最新のアーキテクチャーを使っているので電源効率は従来よりも上がっており、同じ電力でもより高い性能を発揮できます。また、ノートPC向けのGPUは動作の電力範囲を幅広く設定できるのですが、ASUSのゲーミングノートは冷却機構がしっかりしているので、高いクロックでGPUを動かすことができていますね。
価格:ASUSのゲーミングノートはデザインも特徴的ですよね。個人的には「G835LX」の天面にあるLEDイルミネーションが気になっています。
藤原:「G835LX」の天面に搭載されているのは「AniMe Vision」といって810個ものLEDでアニメーションなどを映し出すことができるものです。LANパーティや配信など、天面が目立つところで活用されているほか、eスポーツ大会で推しの選手の名前を入れて掲げている人を見たことがありますよ。
「GU605CX」の天面にも「SLASH LIGHTING」というシンプルなLEDイルミネーションを装備しており、メールの通知などをアニメーションで教えてくれます。また、ヒンジが出っ張らないようにしたステルスヒンジなども採用していて、16型なのに15型と変わらないくらいの大きさを実現しています。アルミニウム合金の削り出しで高級感もあり、持ち運びの多いクリエイターの人にも使っていただけるようなデザインです。
「G835LX」の天面に搭載された「AniMe Vision」では、ASUSからダウンロードしたアニメーションに加え、オリジナルの文字や画像を表示することも可能。「GU605CX」は、「RTX™ 5090」を搭載しながら厚さ14.9mm(最薄部)、重さも約1.95kgと十分持ち運べるサイズ感で、「GeForce RTX™ 50シリーズ」の発表会でも最薄モデルとして紹介されている
価格:ゲーミングらしいカッコよさが感じられますよね。さて、ゲーミング用途だと表示するディスプレイも非常に重要になってくると思うのですが、「G835LX」で遊んでみたところ、画面が非常に明るくキレイなうえ、動きも滑らかでした。
藤原:今回のモデルはすべて240Hzのリフレッシュレートに対応するなど、ASUSが“ゲームに最適なスペック”であることを約束した「ROG Nebulaディスプレイ」を採用しています。なかでも、「G835LX」は高画質テレビにも使われているMini LEDを採用しているので、明るく高コントラストな表示ができます。ちなみに、輝度はなんと1200nit。「ROG Nebula HDRディスプレイ」というノートPCとして最高峰のディスプレイなんです。
「G835LX」はMini LEDディスプレイによってまばゆいほどの明るさや鮮烈な色彩を再現してくれる。「GU605CX」は有機ELディスプレイを採用したことでダイナミックレンジが広く、黒くつぶれそうな岩肌なども階調豊かに描いてくれた。どちらもノートPCとは思えないほど美しい映像を映し出してくれるので、動画配信サービスで映画を見るときなどにも大活躍してくれそうだ
価格:個人的に非常に便利だと思ったのが、ドライバーなどを使わずパソコン内部にアクセスできることです。初心者でも簡単にSSDとか換装できそうですよね。
藤原:これまではネジを十数本取り外してから、こじ開ける必要があったのですが、2025年に筐体デザインが変更になったモデルでは、底面にあるノッチをスライドして、背面カバーをずらすだけでアクセスできる画期的な設計を採用しました。SSDやメモリーの換装がしやすいだけでなく、ファンの掃除がしやすくなったのもポイントですね。ちなみにSSDやメモリーを換装しても、サポートを受ける際に元の状態に戻してもらえれば問題なく修理対応も受け付けできますよ。また、左側面に主要な外部インターフェイスを集約することでマウスの置き場所を作るなど、ユーザビリティにも力を入れています。
価格:細かなところまでこだわっていることが伝わってきますね。今回、お持ちいただいたモデルは「GeForce RTX™ 50シリーズ」の上位モデルを搭載しており、高額なアイテムが中心でした。これからゲームを始めてみたいという人には価格的に少々ハードルが高いようにも思えるのですが……。
藤原:ASUSの中にはゲーミングシリーズというものがあって、今回紹介させていただいたハイクラスの「ROG」シリーズに加えて、20〜40万円ほどのミドルクラスの「TUF Gaming」と、エントリークラスの「ASUS Gaming」の3つのシリーズが用意されています。「TUF Gaming」には「RTX™ 5070」や「RTX™ 5060」を、「ASUS Gaming」には「RTX™ 5050」などを搭載する予定で、「ASUS Gaming」は15万円ほどの予定なので、ゲーミングノートを初めて買いたいという人にも手が届きやすいのではないでしょうか。
澤井:NVIDIAとしてもゲーミングノートは最も成長しているセグメントで、非常に力を入れています。なかでも、ASUSのゲーミングノートはラインアップも豊富でハイエンドからエントリーまで、どのような要件でもぴったりと合うモデルが見つかるというのは非常に魅力的ですね。
まとめ
最新GPUを搭載したこだわりのゲーミングノートで、
革新的なゲーム体験を
「GeForce RTX™ 50シリーズ」の開発経緯や、ゲーミングノートの歴史を作り続けてきたNVIDIA×ASUSの交流における裏話、最高のモデルを作ろうとするASUSならではのポリシーなど、普段なかなか耳にできない興味深い話が次々と出てきた今回の対談。特に印象に残ったのが、両社とも非常に強いこだわりを持っていたことだ。
NVIDIAは最高のグラフィック性能を引き出すためにAIを活用した最新機能をこれでもかと搭載し、ASUSはその最新GPUの性能を最大限発揮するために冷却機構はもちろん、ディスプレイや筐体設計の細部まで追求していた。このこだわりが融合し化学変化を起こすことで、まさに理想的なゲーミングノートが出来上がったのだろう。
ASUSの藤原さんとNVIDIAの澤井さんから出てきた、「『GeForce RTX™ 50シリーズ』ならではの革新的なゲーム体験は、一度味わうと決して忘れることができませんので、ぜひ店頭などでASUSの最新ゲーミングノートを触ってもらいたいですね」という言葉で、今回の対談は締めさせていただこう。
- 「RTX™ 5070 Ti」搭載モデル
- G815LR-U9R5070TI
- G615LR-U9R5070TI
- 「RTX™ 5070」搭載モデル
- FA608PP-R9R5070S
- GA403WP-AI9R5070W
- 「RTX™ 5060」搭載モデル
- FA608PM-R9R5060S
- FA808UM-R7R5060S
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