最先端の「OPPO AI」搭載 納得のスペックと価格を実現した「Reno14 5G」&「Reno13 A」あなたはどちらの「Reno」を選ぶ?
高性能かつ高コストパフォーマンスなスマートフォンを展開し、価格.com上でも高い人気を得ているOPPOの「Reno」シリーズ。その最新モデルとして「Reno13 A」が2025年6月に発売され、「Reno14 5G」が同7月に発売予定だ。高い処理性能や、充実のカメラ機能、端末の処理能力に依存しないクラウド型AI「OPPO AI」の搭載など、両モデルの共通点や、それぞれの魅力をひも解いていこう。
最新2モデル登場予算や求める機能に合わせて選べる「Reno14 5G」&「Reno13 A」登場!
OPPOから2025年6月に発売された「Reno13 A」と、同7月に発売予定の「Reno14 5G」。実勢価格8万円前後の「Reno14 5G」は、ミドルレンジとハイエンドの中間にあたるミドルハイモデルに位置づけられ、実勢価格5万円前後の「Reno13 A」は、ミドルレンジモデルの位置づけとなる。「Reno14 5G」の主要スペックは、プロセッサー(SoC)がミドルハイクラス向けの「MediaTek Dimensity 8350」、メモリーは12GB(最大24GB相当まで拡張可能)、ストレージは256GB。約6.6インチFHD+ OLEDディスプレイを備え、リフレッシュレートはゲーミングスマートフォンと同等の120Hzを確保する。いっぽうの、「Reno13 A」は、SoCが、4nmプロセスを採用したミドルクラス向けの「Snapdragon 6 Gen 1」、メモリーが8GB(最大16GB相当まで拡張可能)、ストレージが128GBという構成。約6.7インチFHD+ OLEDディスプレイを搭載する。
両機種に共通するのは、日常使いに不足のない高い処理性能や、高画質撮影が楽しめる充実のカメラ機能、端末の処理能力に依存しないクラウド型AI「OPPO AI」を備えていること。また、両機種ともに、急速充電に対応した大容量バッテリーを搭載するほか、IP68/69対応の防塵・防水性能や、MIL規格に準拠した耐衝撃性能を備えるなど、使い勝手についても抜かりがなく、予算や求める性能・機能に合わせて好みのモデルをチョイスできるようになっている。
写真左が「Reno14 5G」、右が「Reno13 A」。カラーバリエーションは、「Reno14 5G」が「オパールホワイト」(レビュー機)「ルミナスグリーン」の2色、「Reno13 A」が「ルミナスネイビー」(レビュー機)「チャコールグレー」「アイスブルー」の3色展開となる
Reno14 5G | Reno13 A | |
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SoC | MediaTek Dimensity 8350 | Snapdragon 6 Gen 1 |
メモリー | 12GB (最大24GB相当まで拡張可能) |
8GB (最大16GB相当まで拡張可能) |
ストレージ | 256GB | 128GB |
ディスプレイ | 約6.6インチFHD+(2760×1256)OLEDディスプレイ | 約6.7インチFHD+(2400×1080)OLEDディスプレイ |
バッテリー | 6,000mAh | 5,800mAh |
Reno14 5G高画素トリプルカメラ搭載。
ハイエンドモデルに迫る性能・機能を備えた「Reno14 5G」
ミドルレンジとハイエンドの中間にあたるミドルハイモデルに位置づけられる「Reno14 5G」。本体カラーによって背面デザインが異なっており、「オパールホワイト」は虹色のマーメイドテクスチャが施され、「ルミナスグリーン」は、アウトカメラ部のエッジが発光しているように見える「ルミナス反射」が採用されるなど、スタイリッシュな外観に仕上がっている
高い処理性能でサクサク動作。「OPPO AI」でもっと楽しく、もっと便利に
「Reno14 5G」「Reno13 A」両モデルの概要がわかったところで、ここからは、各モデルの特徴を掘り下げていこう。まずは「Reno14 5G」から。
先述の通り、SoCはミドルハイクラス向けの「Mediatek Dimensity 8350」、メモリーは12GB、ストレージは256GBを搭載しており、高負荷な3Dゲームも十分に楽しめるスペックを備えている。試しに、30種類のアプリを同時に開き、スイッチング画面で表示するアプリを切り替える動作を行ってみたが、画面がカクカクしたり、動作が緩慢になったりすることはなく、アプリを瞬時に選択、表示できた。また、リフレッシュレート120Hzの約6.6インチFHD+ OLEDディスプレイを搭載しているのも特筆すべきポイントで、フレームレートの上限が120Hzのゲームタイトルをプレイし、ゲーム画面を素早くスワイプしてみたところ、指の動きにリニアに追従し、アニメーション表示はまさにヌルヌル。このクラスのスマートフォンで、ここまで滑らかな表示と操作性が得られるのは率直に驚きだ。
また、背景に写り込んでしまった人物をワンタップで瞬時に除去できる「AI消しゴム2.0」や、録音した音声データから議事録を作成してくれる「AI録音サマリー」、文書作成をサポートしてくれる「AIライター」、テキストや画像、音声の自動翻訳機能「AI翻訳」をはじめ、最新のクラウド型AI「OPPO AI」が利用できる点も見逃せない。端末の処理能力に依存しないクラウド型AIを採用することで、ハイエンドモデルだけでなく、ミドルレンジモデルやエントリーモデルでも高度なAI機能を活用できるところはOPPOならではと言えるだろう。
約6.6インチFHD+ OLEDディスプレイを搭載。高精細、高発色の写真・動画表示を楽しめるのはもちろん、ゲーミングスマートフォンと同等となる、120Hzのリフレッシュレートを実現しており、3Dゲームをプレイする際には、滑らかな操作性とアニメーション表示が楽しめる
音声通話の自動翻訳機能「AI翻訳」はもちろん、録音した音声データから議事録を作成してくれる「AI録音サマリー」、文書作成をサポートしてくれる「AIライター」などを利用することで、作業効率が大幅に向上する。日常生活だけでなく、仕事の生産性も飛躍的に高まるはずだ
3つの高輝度フラッシュライトで暗所撮影にも強い。多彩なAI機能で手軽に画像編集が可能
充実のカメラ機能も「Reno14 5G」の魅力のひとつで、アウトカメラは、約5,000万画素のメインカメラ(OIS対応)と、3.5倍の光学ズームが可能な約5,000万画素の望遠カメラ(OIS対応)、約800万画素の超広角カメラのトリプルカメラ構成。インカメラも約5,000万画素の高解像度を実現しており、高精細なセルフィー撮影が楽しめる。そして、特筆すべきは、3つの高輝度フラッシュライトを搭載していること。暗所でも明るくクリアに撮影できるので、バースデーイベントをはじめ、暗い室内での撮影でも自信を持ってシャッターを切れた。
また、被写体とそれ以外を自動で検出し、背景に写り込んでしまった人物をワンタップで瞬時に除去できる「AI消しゴム2.0」や、クリップした画像をオリジナルステッカーとしてコラージュなどの画像編集に利用できる「AIクリッピング2.0」、人物の着せ替えやアニメ化を楽しめる「AI Studio」など、AIを用いた画像編集機能も豊富に用意されており、「さて、どんな写真に仕上げよう?」と、撮影後に編集するのが楽しみになった。難しい操作は必要なく、たとえば、「AI消しゴム2.0」の場合、画面上の表示された「人を削除する」ボタンを選択するだけでOK。背景に写り込んでしまった人物が瞬時に削除された。これには、AIの画像認識精度の高さと、処理速度の速さに感心させられるばかりだった。
「AI消しゴム2.0」では、写り込んでしまった人物をタップしたり、丸で囲んだりする必要さえなく、「人を削除する」を選択するだけで、背景の人物を検出し、きれいに除去してくれた。「AIクリッピング2.0」の操作も簡単で、クリップしたい人物を長押しするだけでOK。子どもやペットの写真をクリップ、コラージュするのも楽しそうだ
6,000mAh大容量バッテリー搭載。安心して使えるIP68/69対応の防塵・防水性能
バッテリー性能も高く、急速充電に対応した6,000mAhの大容量&長寿命バッテリーを搭載。「超省電力モード」に設定し、YouTube動画を全画面表示で再生し続けてみたところ、約25時間37分連続視聴できた。これなら、ひんぱんに充電しなければならないストレスとは無縁だろう。また、水中撮影も可能なIP68/69対応の防塵・防水性能や、MIL規格に準拠した耐衝撃性能を備え、タフな環境でも安心して使用できるのもうれしい。
Reno13 A圧巻の完成度。
コスパ重視のユーザーにぴったりな「Reno13 A」
日常使いに不足のない納得のスペック。ミドルレンジモデルでも「OPPO AI」が使える!
続いて、「Reno13 A」の特徴をチェックしていこう。SoCは、4nmプロセスを採用することで、高パフォーマンスと省電力性を両立させた「Snapdragon 6 Gen 1」、メモリーは8GB、ストレージは128GBという構成。複数アプリの切り替え動作は俊敏で、通常画質、通常フレームレートなどの設定であれば、3Dゲームも問題なく楽しめた。
ありがたいのが、手ごろな価格のミドルレンジモデルでありながら、「Reno14 5G」と同様、「OPPO AI」を用いた高度な写真編集や文書作成が可能なこと。最新のAI機能を使えるのはハイエンドモデルの特権、と考えていただけに、多彩なAI機能を気軽に利用できるのは、本機の大きな魅力のひとつと言えるだろう。
約6.7インチFHD+ OLEDディスプレイを搭載。写真や動画を高画質で楽しめる。30種類のアプリを同時に立ち上げ、アプリ表示の切り替えの早さを確かめてみたが、「Reno14 5G」と同様、動作は「俊敏」のひと言だった
ミドルレンジモデルながら、「OPPO AI」を用いた高度な写真編集や文書作成が可能なのも大きな魅力。英文を和文に翻訳し、その文書を要約するという作業を試してみたが、翻訳も要約も驚くほどのスピード感で、ジリジリと待たされるストレスはまったくなかった
トリプルカメラ&AIで楽しむ高画質撮影
カメラ機能も“クラスを超えた”仕上がりで、アウトカメラには、約5,000万画素のメインカメラ(OIS対応)、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロカメラのトリプルカメラを搭載し、インカメラも約3,200万画素と高解像度。ポートレートモードは背景のボケ味が自然で、被写体がクッキリと際立つ、印象的な1枚を撮影できた。
もちろん、「Reno14 5G」と同じように、「AI消しゴム2.0」「AIクリッピング2.0」「AI Studio」をはじめとするAIを用いた多彩な画像編集機能が利用可能で、何気なく撮影した写真も、思わずSNSにアップしたくなるような、クオリティの高い1枚に仕上げられる。1度使うと手放せなくなる、AI機能ならではの楽しさをしっかりと体感できた。
約5,000万画素のメインカメラ、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロカメラで構成されたトリプルカメラを搭載。ポートレートモードのボケ感に不自然さがなく、被写体と背景をしっかり認識しているのがわかるはずだ
5,800mAh大容量バッテリー搭載。ガシガシ使えるタフボディも魅力
バッテリー性能については、急速充電に対応した5,800mAhの大容量&長寿命バッテリーを搭載する。「超省電力モード」に設定し、YouTube動画を全画面表示で再生し続けた際のバッテリー持ち時間は、約22時間58分。日常使いには十分すぎるほどのバッテリー性能と言えるだろう。IP68/69対応の防塵・防水性能や、MIL規格に準拠した耐衝撃性能を備えている点は「Reno14 5G」と同様だ。
まとめ使えばわかる、価格以上の実力と満足感
ミドルレンジとハイエンドの中間にあたるミドルハイモデルに位置づけられる「Reno14 5G」と、ミドルレンジに位置づけられる「Reno13 A」。立ち位置こそ違うものの、両モデルともに、日常使いに十分な高い処理性能や、高画質撮影を思う存分楽しめるカメラ機能、端末の処理能力に依存しないクラウド型AI「OPPO AI」を備えるなど、クラスを超えた実力を持っていた。
とりわけ、「OPPO AI」を用いた高度な写真編集や文書作成は想像以上に便利で、日常生活や仕事における生産性を飛躍的に高められる、そんな可能性を強く感じた。AIを使った作業の効率化や、最新のガジェットに関心のあるビジネスパーソンやフリーランス、ナイトシーンも含めて高性能カメラで写真を撮りたい20〜30代には「Reno14 5G」が、実用性やコストパフォーマンスを重視する若者やファミリー層には「Reno13 A」がぴったりだろう。さて、あなたはどちらの「Reno」が気に入っただろうか?