ビジネスユースにふさわしいスペック、セキュリティが8万円台※から NPU搭載デスクトップPCのパイオニア 「HP Elite SFF 805 G9」でビジネスが加速する

2025年10月14日に迫った、Windows10のサポート終了。ビジネス用途のデスクトップPCの導入・入れ替えを検討しているスモールオフィス運営者やスモールビジネスのIT担当者は多いはずだが、「これなら」と思える1台はもう見つかっただろうか? 本特集では、8万円台で手に入るビジネスデスクトップの注目製品として、HPのハイエンドデスクトップPCに位置づけられる、「Elite」シリーズの省スペースモデル、「HP Elite SFF 805 G9 Ryzen 5 8600G・16GBメモリ・512GB SSD・Windows 11 Home 価格.com限定モデル」に注目。本機の、ビジネス基準の処理性能、セキュリティ性、拡張性をじっくりとチェックしていこう。 ※税込85,899円。2025年8月6日時点の価格.com最安価格

日本HP「HP Elite SFF 805 G9」 処理性能NPU搭載デスクトップPCのパイオニア。「AMD Ryzen™ 8000シリーズ・プロセッサー」で生産性アップ!

2025年10月14日に予定されているWindows10のサポート終了にともない、本格的なデスクワークにも対応できる、ビジネス用途のデスクトップPCの導入・入れ替えを検討しているスモールオフィス運営者や、スモールビジネスのIT担当者は多いはず。ビジネス用途であることを考えると、OSはビジネス向けのWindows11 Proが望ましいと思われがちだが、モデルによっては、OSがWindows11 Homeでも、ビジネス用途に十分なセキュリティ性や信頼性を備えている。

そんな視点で注目したのが、HPのハイエンドデスクトップPCに位置づけられる、「Elite」シリーズの省スペースモデル、「HP Elite SFF 805 G9 Ryzen 5 8600G・16GBメモリ・512GB SSD・Windows 11 Home 価格.com限定モデル」(以下、HP Elite SFF 805 G9)だ。本機は、8万円台という手が届きやすい価格ながら、16TOPSのNPUを搭載した高性能かつ低消費電力のAPU「AMD Ryzen™ 5 8600G プロセッサー」を備え、NPU搭載デスクトップPCの先駆けとして、AI処理や各種デスクトップ作業において高いパフォーマンスを発揮する。

※税込85,899円。2025年8月6日時点の価格.com最安価格

NPU搭載で高い処理性能を誇る「HP Elite SFF 805 G9」
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

HPの省スペースデスクトップPC「HP Elite SFF 805 G9」。設置の自由度が高いコンパクトなボディに、ビジネス向けデスクトップPCにふさわしい高い処理性能と使いやすさを備えている

ビジネス用途で活用することを考えると、業務の生産性に直結する処理性能には妥協したくない。「HP Elite SFF 805 G9」は、16TOPSのNPUを搭載したAPU「AMD Ryzen™ 5 8600G プロセッサー」をはじめ、高性能な内蔵グラフィック「AMD Radeon™ 760M」、16GBのDDR5メモリー、PCIe 4.0接続の高速512GB SSDを搭載。AI処理やマルチタスクにおいて高いパフォーマンスを発揮し、基本的なビジネス作業からクリエイティブ作業まで、幅広くカバーできる。また、16TOPSのNPU搭載によって、今後増えていくであろう、AI対応アプリ・ソフトウェアも快適に使用できるほか、購入時にメモリーを最大32GBまで増設できるオプションも用意されているのがうれしい。

さらに、冷却性能と静音性を両立させる「HP Run Quiet Design」を備えており、高負荷のかかるベンチマークプログラムを実行中の動作音は、実測値でわずか約28.3dB。これは、鉛筆の筆記音と同等レベルで、ファンの回転音がまったくと言っていいほど気にならず、作業に集中しやすかった。

PCMark 10
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

今回は、上述した「AMD Ryzen™ 5 8600G プロセッサー」よりもさらに高性能なAPU「AMD Ryzen™ 7 8700G プロセッサー」を搭載した、「HP Elite SFF 805 G9 Ryzen 7 8700G・16GBメモリ・512GB SSD・Windows 11 Home 価格.com限定モデル」を検証機に使用した。総合的な処理性能を計測するベンチマークプログラム「PCMark 10」では、ハイエンドクラスの基準となる6000を超える6610をマーク。一般的なオフィス作業や表計算、ビデオ会議などの指標だけでなく、写真・動画編集の指標もハイスコアを記録した

CrystalDiskMark
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

ストレージベンチマークプログラム「CrystalDiskMark」では、読み書き速度の基準となるシーケンシャルリード(Q8T1)で5026MB/s、シーケンシャルライト(Q8T1)で4634MB/sをマーク。とりわけ読み込み速度が優秀で、アプリの起動や重いファイルの表示など、ジリジリと待たされがちなシーンでも俊敏な動作速度が得られるはずだ

実使用時のパフォーマンスを体感するべく、高負荷のかかるビジネスデータ分析や、写真・動画編集を行ってみたが、処理に待たされる場面はほとんどなく、快適のひと言。基本的なビジネス作業から、APUパワーを必要とするクリエイティブ作業まで難なくこなすことができ、ビジネスの生産性を高められることが実感できた。

なお、今回の検証では「AMD Ryzen™ 7 8700G プロセッサー」搭載モデルを使用し、ベンチマークプログラムでも、実使用でも、そのパワフルなパフォーマンスを確認することができたが、一般的なビジネス作業においては、「AMD Ryzen™ 5 8600G プロセッサー」搭載モデルでも十分な性能を感じることができるはず。搭載されるAPUについては、予算や利用目的などに応じて選択してもらいたい。

動画のエンコードもスピーディーに処理
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

「Adobe Premiere Pro」(別売)で、高負荷のかかる動画のエンコードを行ってみた。ミドルクラスのデスクトップPCでは処理に1分以上はかかる約5分のフルHD動画(30fps)のエンコードが、わずか約28秒で完了。これだけ秀逸なグラフィック処理性能を備えているなら、Adobe製品を使用するプロのクリエイターでも、軽快に作業できるだろう

処理中の動作音も静か
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

ベンチマークプログラム実行時の動作音を約20cmの距離から計測してみたが、わずか約28.3dBに抑えられていた。ほぼ無音と言ってもいいレベルで、作業の妨げにならない

日本HP「HP Elite SFF 805 G9」 セキュリティ性&信頼性ビジネスレベルの強固なセキュリティを実現する「HP Wolf Security for Business」

「HP Elite SFF 805 G9」が搭載するOSはWindows11 Home。セキュリティ面や管理性を考慮し、ビジネスに使用するなら、OSはビジネス向けのWindows11 Proが望ましいと考える人は多いはずだが、本機においてはそんな心配は不要だ。

本機には、ビジネス向けのセキュリティ機能「HP Wolf Security for Business」が標準でインストールされており、各種ツールで安全に保たれているだけでなく、BIOSレベルでのセキュリティも徹底されているため、外部からの不正な攻撃や侵入からシステムをしっかりと保護できる。また、物理的な不正侵入を防止する「HP Tamper Lock」も見逃せないポイントで、本体カバーを不正に開けると、パソコンがロックされる仕組み。オフィスでの仕事中も安心して席を外せるというわけだ。

「HP Wolf Security for Business」の管理画面
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

セキュリティツール「HP Wolf Security for Business」の管理画面。マルウェアからの保護状況や、危険性のあるファイルの隔離状況などが確認できる。常時ビジネスレベルのセキュリティで保護してくれるため、機密情報なども安心して保存できる

「HP Tamper Lock」で物理的な不正侵入を防止
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

「HP Tamper Lock」をオンにした状態で本体カバーを開けると、センサーが感知して、システムをロック。起動時にアラートが表示され、管理パスワードを入力しなければ起動できない仕組みだ

このほか、米国国防総省の調達規格「MIL-STD-810H」に準拠した13項目の耐久性テストや、12万時間におよぶHP独自の信頼性テスト「HP Total Test Process」をクリアするなど、堅牢性も申し分ない。また、混雑した通信状況でも接続が安定する「HP Extended Range Wireless LAN11」を搭載しているので、ネットワークを複数人でシェアしていても、大容量データの送受信などがサクサク行える。

「MIL-STD-810H」に準拠した堅牢ボディ
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

米国国防総省の調達規格「MIL-STD-810H」に準拠した13項目の耐久性テストをクリア。衝撃や振動に強く、12万時間におよぶHP独自の信頼性テスト「HP Total Test Process」もクリアしている。頼りになる仕事の相棒として、長く安心して使えるのがうれしい

混雑した通信状況でも接続が安定
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

「HP Elite SFF 805 G9」を含め、5台のデバイスを同じネットワークに接続した状態でも、クラウドストレージに大量の高解像度写真をスピーディーにアップロードできた。ビジネスシーンにおける大容量データのやり取りも、これなら時間がかからない

日本HP「HP Elite SFF 805 G9」 拡張性ビジネスユースに十分な拡張性。環境負荷の低さもうれしいポイント

拡張性に関しても、「HP Elite SFF 805 G9」はビジネス仕様と呼ぶにふさわしい。タワー型デスクトップPCに比肩するほど外部インターフェイスが充実しており、給電に対応したUSB Type-Cポートを含む、11基のUSBポートを装備。ヘッドセットやWebカメラなどを接続して行うオンライン会議も難なくこなせるし、デジタルカメラやスマートフォンからの写真や動画の取り込みもお手の物だ。HDMI出力ポートとDisplayPortを用いた2画面出力も可能なので、マルチディスプレイ環境を構築して、本格的なデスクワークを効率的に行える。

充実の外部インターフェイスで拡張性も抜群
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

本体前面には、USB Type-Cポート(給電対応)、USB Type-Aポート×4、マイク/ヘッドホンコンボジャックを装備。本体背面には、DisplayPort、HDMI出力ポート、USB Type-Aポート×6、ギガビットLANポートを備える

多彩なビジネス機器を常時接続可能
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

マウス、キーボード、ディスプレイ、外付けSSD、Webカメラ、ヘッドセット、スマートフォン、モバイルバッテリー、SDメモリーカードリーダー、USBメモリーなどを接続してみた。多岐にわたる各種ビジネス機器を常時接続しておくことで、デスクトップ作業を一段と効率化できる

内部スペースに余裕を持たせ冷却性能を効率化
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

前章で紹介した「HP Tamper Lock」をオフにした状態でカバーを外し、ケース内部を確認してみたところ、PCIe×16の空きスロットを確認できた。小型のマザーボードにパーツを集中させつつ、ケース内に十分な空間を確保することで、高効率のエアフローを実現している点も見逃せない※製品の改造等を行った場合は保証の対象外となる場合があります。

縦置き、横置き両対応のコンパクトボディ
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

ボディサイズは、約308(幅)×338(奥行)×100(高さ)mmとコンパクト。付属のタワースタンドを用いた縦置きに加え、横置きも可能で、小さめのデスクでも設置場所に困らない

環境に配慮したモノ作りも魅力
日本HP「HP Elite SFF 805 G9」

海に流入しかかったプラスチックを再利用した海洋プラスチックをスピーカーエンクロージャーに使用するなど、電子製品が環境に与える影響の評価基準「EPEAT」で最高位の「Gold」を取得している。環境にやさしい製品として、ビジネス現場に導入しやすいはずだ

日本HP「HP Elite SFF 805 G9」 まとめWindows10サポート終了にともなう
デスクトップPC導入にうってつけの1台

OSがWindows11 Homeでもビジネスに使えるの? と不安を覚える人は多いはずだが、「HP Elite SFF 805 G9」は、ビジネス向けのセキュリティ機能「HP Wolf Security for Business」がプリインストールされており、不正な攻撃や侵入からシステムを強力に保護できる。気になる処理性能も申し分なく、NPU搭載デスクトップPCのパイオニアとして、AI処理やマルチタスク、クリエイティブ作業において高いパフォーマンスを発揮。耐久性や堅牢性、拡張性についても、ビジネス向けデスクトップPCに求められる水準を十二分にクリアする設計となっていた。

そして、何より注目したいのが価格だ。これだけの完成度を誇りながら、「HP Elite SFF 805 G9」は85,899円(税込。2025年8月6日時点の価格.com最安価格)と、複数台をまとめて導入しやすい、手ごろな価格を実現している。目前に迫った、Windows10のサポート終了。ビジネス用途のデスクトップPCの導入、入れ替えを検討しているスモールオフィス運営者や、スモールビジネスのIT担当者にとって、まさに渡りに船の1台と言えるだろう。

抜群のコスパを誇る
ビジネス向けデスクトップPC
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen™ 5 8600G プロセッサー
グラフィック AMD Radeon™ 760M(プロセッサー内蔵)
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD
光学ドライブ なし
外部インターフェイス USB Type-Aポート×10、USB Type-Cポート×1、DisplayPort1.4aポート×1、
HDMI2.1出力ポート×1、マイク/ヘッドフォンコンボジャック×1、オーディオラインアウト×1
サイズ 約308(幅)×338(奥行)×100(高さ)mm
重量 約5.04kg
この記事は2025年8月28日の情報を基にしております。