Shokz「OpenFit 2+」

オープンイヤー型TWSの決定版! 高音質かつ快適な「OpenFit 2+」を
価格.comスタッフが速攻レビュー

Shokz「OpenFit 2+」 Shokz「OpenFit 2+」

オープンイヤー型とは思えないサウンドクオリティと抜群のフィット感から、価格.com上でも注目度の高い、Shokz(ショックス)の完全ワイヤレスイヤホン「OpenFit 2」。その強みを継承しつつ、「グレー」カラーが新色として用意されたほか、臨場感のあるサウンドが楽しめる「Dolby Audio」や、置くだけで充電できる「ワイヤレス充電」が追加されるなど、さらなる進化を果たして2025年8月に登場したのが「OpenFit 2+」だ。オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンの決定版とも言える最新モデルを、価格.comスタッフが速攻レビューした。

オープンイヤー型を得意とするShokzから、進化した「OpenFit 2+」が登場

Shokz「OpenFit 2+」
Shokz「OpenFit 2+」

骨伝導技術を用いたヘッドホンのリーディングカンパニーとして、さらに、オープンイヤー型イヤホンのパイオニアとして知られる「Shokz」。同社は、世界中で5,100件(2025年8月時点)を超える特許を出願するほか、60以上の国と地域で製品を展開するなど、ワールドワイドなテックカンパニーでもある。そんなShokzが近年、力を注いでいるのが、オープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンだ。カナル型は音に没頭しやすいというメリットがあるものの、イヤーチップを耳穴に押し込むため、周囲の音が聴こえにくいうえ不快感を覚える人も多い。その点、耳を完全に塞がないオープンイヤー型は周囲の音を把握しやすく、装着感にもすぐれていることから話題となっている。なかでも、2025年1月に発売された「OpenFit 2」は、オープンイヤー型とは思えない音質と抜群のフィット感によって高い評価を受けているが、その強みはそのままに、「ベージュ」に代わって新色「グレー」が追加されるなど、パワーアップして登場したのが「OpenFit 2+」だ。

Shokz「OpenFit 2+」

オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンの決定版

OpenFit 2+

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独立した2つのユニットで鮮やかなサウンドを鳴らす「DualBoostTMテクノロジー」

Shokz「OpenFit 2+」
Shokz「OpenFit 2+」
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ここからは、「OpenFit 2+」の要である音響テクノロジーを紹介していこう。本機の最大の特徴は、Shokzの最新音響技術である「DualBoostTMテクノロジー」を搭載している点にある。このテクノロジーは、深みのある重低音を担う17.3mmの超大型低周波ユニットと、振動板の応答速度を向上させることで細かな音の再現性を高めた高周波ユニットを備えたデュアルユニットで構成されており、パワフルかつ鮮やかなサウンドを実現している。さらに、それぞれの帯域に最適なチューニングを行うことで、透明感がありながらも深みのある低音表現を可能にする「Shokz OpenBassTM 2.0」も搭載。イヤホンとは思えないほど大型の低音用ユニットも相まって、分厚いのに明瞭なブーストサウンドを聴かせてくれるのだ。また、「OpenFit 2+」では「Dolby Audio」を新たにサポートしており、専用のスマホアプリ「Shokzアプリ」から有効化することで、より臨場感のあるリスニング体験が味わえるのも見逃せないポイントだ。

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オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンの決定版

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オープンイヤー型とは思えない、ダイナミックなサウンドに酔いしれる

Shokz「OpenFit 2+」
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豊富な音響テクノロジーが備わった「OpenFit 2+」だが、実際のサウンドはどうだろうか。一般的にオープンイヤー型は音が抜けやすく、特に低音はスカスカに聴こえがちだ。しかし本機は、「DualBoostTMテクノロジー」と「Shokz OpenBassTM 2.0」によって、バスドラムやベースのサウンドは厚みがありつつもキレがあり、ダイナミックに聴かせてくれる。それでいて全体のバランスも良好なので、EDMやJ-POPなどのノリがいい曲はもちろん、ジャズやクラシックもしっかりと楽しめる仕上がりだ。また、オープンイヤー型は開放的なので音場が広いうえ、「Dolby Audio」をオンにすると人の声がより強調されるので、映画やアニメ、推しのライブ配信なども臨場感たっぷりに堪能できた。逆向きの音波を利用することで音漏れを抑える「DirectPitch 2.0」も注目すべきテクノロジーで、試しにカフェやオフィスで使ってみたが、同行者や同僚から音漏れを指摘されることもなく、周囲への迷惑も最小限に抑えられている印象だった。

Shokz「OpenFit 2+」

オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンの決定版

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しなやかなシリコン素材とイヤーフックが極上のフィット感を実現

Shokz「OpenFit 2+」
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最後は、「OpenFit 2+」の装着感や使い勝手を見ていこう。イヤホン本体は、左右それぞれ約9.4gと軽量なうえ、しなやかな独自開発のシリコン素材「Ultra-Soft Silicone 2.0」を採用することで、極上の装着感を実現。さらに、耳の後ろに引っ掛けるイヤーフックは人間工学に基づいて設計されているうえ、柔軟なニッケルチタン形状記憶合金が耳の形に沿ってぴったりとフィットしてくれるため、メガネを掛けていても違和感なく、ランニング中もずれることなく快適に装着できた。また、突然の雨でも安心なIP55の防水性能を備えているほか、ハウジングのタッチセンサーに加えて、直感的に操作できる物理ボタンも備えるなど、使い勝手も抜群だ。併用することで最大48時間の音楽再生ができる充電ケースは、新たに「ワイヤレス充電」に対応。互換性のあるワイヤレス充電器の上に置くだけで充電できるので、充電のし忘れを減らせるのもうれしい。

Shokz「OpenFit 2+」

オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンの決定版

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オープンイヤー型への先入観を払拭する、ハイパフォーマンスモデル

これまで数多くのイヤホンを愛用・試用してきた筆者だが、オープンイヤー型は「低音がスカスカで、音漏れも大きく、耳穴でホールドしないためズレやすそう」という先入感があり、正直なところ敬遠していたのも事実だ。しかし、今回レビューした「OpenFit 2+」は、独自の音響テクノロジーで厚みのある低音を聴かせてくれるし、気になる音漏れも最小限に抑えてくれた。しかも、しなやかなシリコン素材とイヤーフックによって極上のフィット感を実現。さらに、オープンイヤー型だからこそ「ながら聴き」にもピッタリで、日常のあらゆるシーンで常に装着していたいと感じる満足度の高いモデルに仕上がっていた。もし、オープンイヤー型が気になるという人は、先入観を払拭してくれる「OpenFit 2+」を、まずは試してみてはいかがだろうか。

この記事は2025年8月28日の情報を基にしております。