「AMD Ryzen™ AI 7 350」&有機ELディスプレイ搭載 レノボの14型AIノート「IdeaPad Slim 5 Gen 10」で新世代の快適性を手に入れよう

「Windows 11」搭載パソコンを新調するなら、AI機能をフル活用できるレノボの14型ノート「IdeaPad Slim 5 Gen 10」(83HX003EJP)はどうだろう。本機は、すぐれたAI PC規格「Copilot+ PC」に対応し、先進的なAI機能を活用できるうえ、高負荷作業に強い。加えて、美麗な有機ELディスプレイや顔認証対応Webカメラを備え、使い勝手も充実。さらに、薄型・軽量の堅牢ボディにより、モバイル性まで追求している。それでいて、これだけの性能を備えながらも手が届きやすい価格を実現し、抜群のコストパフォーマンスを発揮してくれるのだから、注目しない手はない。そんな万能感あふれる新世代ノートの使い心地を体感してみた。

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生産性「AMD Ryzen™ AI 7 350」搭載の
「Copilot+ PC」だからAI処理も軽快

2025年10月14日に終了することとなった、従来OS「Windows 10」のサポート。その後はアップデートが受けられなくなり、セキュリティリスクが高まるうえ、OSやソフトウェアの不具合が発生してくる可能性があるため、早めに最新OS「Windows 11」搭載パソコンに買い替えたいものだ。そしてこのタイミングでせっかくパソコンを新調するなら、日に日に重要性が増しているトレンドのAI PCをぜひ検討してほしい。

そもそもAI PCとは、AI処理専用ユニット「NPU」を備えたAI CPUを搭載しているパソコンのこと。一般的なパソコンではクラウド経由でAI機能を活用するため、処理速度や安全性に弱みがあるが、AI PCなら内蔵NPUで速くて安全にAI処理が行えるうえ、使えるAI機能も断然多い。とはいえAI CPUも玉石混交。AI PCだからといって、必ずしもAI機能をフル活用できるわけではない。そんなAI PCの中でも、幅広いAI機能を快適に処理できる高性能AI CPUを採用しつつ、手ごろな価格を実現しているモデルが、レノボの14型ノート「IdeaPad Slim 5 Gen 10」(83HX003EJP)だ。

IdeaPad Slim 5

「IdeaPad Slim 5 Gen 10」(83HX003EJP)は、モバイルノートとして評価の高い「IdeaPad Slim 5」シリーズの最新14型モデル。軽量なスリムボディにすぐれたスペックと機能を盛り込んだうえ、「Microsoft Office Home and Business 2024」まで付属しながら、コストパフォーマンスの高さを実感できる手ごろな価格に抑えているのが大きな魅力だ

本機が搭載するのは、人気のビジネスノートやゲーミングノートにも採用される最新AI CPU、「AMD Ryzen™ AI 7 350 プロセッサ」。最大5GHz、8コア/16スレッドというパワフルな仕様であるだけでなく、NPUのAI処理性能が際立っているのが強みだ。従来モデルではAI処理性能が最大16TOPSだったが、本CPUは最大50TOPSというハイクラスのAI処理性能を発揮。32GBのDDR5メモリーと、512GBのPCIe接続SSDを採用していることも相まって、本格的な画像生成など高負荷を要するAI機能まで軽快にこなせる。

IdeaPad Slim 5

「AMD Ryzen™ AI 7 350 プロセッサ」は、回路の集積度が高い最新の「Zen 5アーキテクチャ」を採用し、省電力ながら高性能。パワフルな内蔵GPU「AMD Radeon™ 860M」も備えており、高度なグラフィック処理までしっかりカバーできる

CINEBENCH R23 IdeaPad Slim 5

CPUの処理性能を計測するベンチマークプログラム「CINEBENCH R23」では、シングルコアで1943、マルチコアで16378をマーク。いずれもデスクトップPC級の秀逸なスコアで、薄型モバイルノートながらCPU本来のハイパフォーマンスが引き出されていることがわかる

総合的な処理性能を計測するベンチマークプログラム「PCMark 10」をテストしてみると、ハイクラスのビジネスノートにも引けを取らない好成績をマーク。そこで、ヘビーなAI処理をともなう実作業も試してみることに。高画質画像を含んだ資料作成と並行しながら、「フォト」アプリのAI機能「Image Creator」を使って画像生成を行ってみたが、どちらの作業もモタつくことなく、サクサク進んだ。このような高度なAI処理をともなうマルチタスクまで余裕でこなせるなら、プライベートの範囲を大きく超えて、本格的なビジネス作業やクリエイティブ作業まで幅広く活用できるだろう。

PCMark 10 IdeaPad Slim 5

「PCMark 10」の総合スコアは7398。ハイクラスノートの基準となる6000を大幅に上回っており、同価格帯ではなかなかお目にかかれないレベルだ。ビジネス処理やクリエイティブ処理に関するサブスコアもまんべんなく高く、幅広い活用力を実証した格好だ

IdeaPad Slim 5

「フォト」アプリのAI機能「Image Creator」では、約4秒という驚きの短時間で1枚の画像を生成。また、こうしたAI処理をNPUが一手に受け持つため、連続して画像を生成している最中に資料作成を行っても、少しも動作のもたつきを感じなかった

マイクロソフトが定めるすぐれたAI PC規格「Copilot+ PC」に対応し、「Windows 11」の先進的なAI機能をオンデバイスでフル活用できる点も、「IdeaPad Slim 5 Gen 10」の大きな魅力。過去の作業履歴をスクリーンショットとして保存して検索できるようにする「Recall」や、Webカメラの映像を自動補正する「Windows Studio Effects」、自然言語でファイルを検索する機能などにより、作業効率や快適性が格段にアップする。

IdeaPad Slim 5

「Recall」では、過去の作業画面がスクリーンショットとして保存され、その内容をAIが自動認識。キーワードで素早く検索できるため、お気に入りに保存し忘れたWebページなどを探したい場合などに重宝する

IdeaPad Slim 5

エクスプローラー右上にある検索ボックスにもAI機能を搭載。写真や文書などファイルの内容をAIが自動識別するため、キーワードでファイルを簡単に絞り込める。あいまいな言葉でも検索可能だ

使い勝手有機ELディスプレイと
顔認証対応Webカメラが使い心地を高める

手ごろな価格のAI PCと聞くと、AI性能にだけ注力しているように思われるかもしれない。しかし「IdeaPad Slim 5 Gen 10」は、使い勝手を高める仕様や機能にも同じぐらいこだわっているから驚かされる。

特筆すべきは、色彩豊かな14型有機ELディスプレイを採用していることだ。これにより、デジタルシネマの色域規格「DCI-P3」を100%カバーするうえ、すぐれたコントラスト比と色深度が求められる認証規格「DisplayHDR 500」に対応。400nitsと輝度が高いことも手伝って、本格的な写真・動画の鑑賞や編集までカバーできる。また、アスペクト比16:10のWUXGA (1920x1200)解像度であることもポイント。一般的なディスプレイより縦方向に広いため、縦長の写真や動画を大きく表示できるし、Webブラウジングや文書作成などもはかどる。

IdeaPad Slim 5

分光光度計を用いてディスプレイの色域を測定。実線で示されている本機の色域が、点線で示されている「DCI-P3」の色域を、すっぽりとカバーしているのがよくわかる

IdeaPad Slim 5

花々を写した高画質写真を表示すると、有機ELならではのいきいきとした色彩表現が際立った。花びらの繊細なグラデーションまで滑らかな階調で巧みに再現されており、コンテンツ本来の美しさがつぶさに堪能できる

音響面も追求されており、サウンドが耳までダイレクトに届くよう、2W×2の高出力ステレオスピーカーを上向きに設置。高品位サウンド「Dolby Audio」やAIノイズキャンセリングに対応していることも相まって、動画鑑賞からWeb通話まで快適にこなせる。

IdeaPad Slim 5

スピーカーはキーボードの両サイドに大きく配置。モバイルノート離れしたクリアで広がりのあるサウンドが楽しめる

IdeaPad Slim 5

AIノイズキャンセリングにより低減できるバックグラウンドノイズは、実に20〜25db。家族の生活音が響く環境でWeb通話を試してみたが、相手にはそれらのノイズがほとんど届かず、快適なコミュニケーションが行えた

搭載するWebカメラは顔認証に対応した先進モデル。画面に顔を向けるだけでOSへのサインインが完了するのはもちろん、パソコンの前から離れると自動的にロックをかけ、パソコンの前に戻るとロックを解除するように設定することも可能だ。ノータッチでサインインとロックを行える利便性は、一度味わうと病みつきになるだろう。

IdeaPad Slim 5

ディスプレイ上部に、「Windows Hello」に対応した1080pのIRカメラを搭載。物理的なプライバシーシャッターにより、意図しない映像流出を防ぎやすいのもポイントだ

IdeaPad Slim 5

画面を片手で開けられるうえ、画面を開けると同時に電源オンと顔認証によるサインインが完了。このようにむだのない仕様なら、毎回の作業をストレスなく始められるだろう

また、microSDメモリーカードリーダーやHDMI出力ポートなど、14型ノートで省略されがちな外部インターフェイスまで幅広く備えているのも魅力。デジタルカメラで撮影した写真の取り込みから、外部ディスプレイを活用した在宅ワークまで、多様なシーンをカバーできる。

IdeaPad Slim 5

本体左側には、USB3.2 Gen2 Type-Cポート(映像出力/給電対応)×2、HDMI出力ポート、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャックを装備。本体右側には、USB3.2 Gen1 Type-Aポート×2、microSDメモリーカードリーダーを装備する

モバイル性どこにでも気兼ねなく持ち運べる
MIL規格準拠の薄型・軽量ボディ

「IdeaPad Slim 5 Gen 10」はモバイルノートならではの持ち運びやすさまでしっかり追求している。薄くて軽いアルミニウムをボディ素材に採用し、約16.9mmの薄さと約1.39kgの軽さを実現。そのうえ、米国国防総省の調達規格「MIL-STD-810H」に準拠した厳しい耐久テストをクリアしており、落下や振動、温度変化などに強い。これならカフェでもオフィスでも、場所を選ばず気兼ねなくアクティブに持ち運べる。

IdeaPad Slim 5

天面カバーには上質なつや消しアルミニウム素材を採用。堅牢性を高めているだけでなく、スタイリッシュ感の演出にもひと役買っている

IdeaPad Slim 5

ボディサイズは約313.4(幅)×222(奥行)×16.9(厚さ)mmで、14型ノートの中でもコンパクト。書類や小物が多く詰まったカバンにもスルリと入るから、いつでも外に持ち出せる

IdeaPad Slim 5

持ち運び時にうっかり落としてしまっても、「MIL-STD-810H」に準拠した堅牢ボディが損傷を最小限に抑えてくれる。ビジネスデータなども安心して託せるだろう

さらに、モバイル性を高めるべく、「IdeaPad Slim 5 Gen 10」は60Whの大容量バッテリーを採用。APUの省電力性能も相まって、動画再生時でも約12時間(JEITA3.0基準)の駆動時間を確保できるうえ、わずか15分の急速充電で約2時間分のバッテリー残量を回復できるため、1日中外で活用するようなシーンでも困らない。

このほか、独自の電源モードの中には、省エネ性能が高まる「バッテリー節約機能」も用意。最大20%もバッテリー駆動時間を延ばせるため、外出時に適用すれば機動力がさらに高まる。

IdeaPad Slim 5

満充電の状態でパソコンを持ち出し、文書作成などを3時間ほど行ってみたが、バッテリーは約75%も残っていた。コンセントのない屋外でもじっくり作業できるから、場所にとらわれることのない自由なモバイルライフが享受できる

IdeaPad Slim 5

専用ユーティリティアプリ「Lenovo Vantage」の「電源」メニューから電源モードを設定可能。省エネ性能が高まる「バッテリー節約機能」のほか、処理性能が高まる「パフォーマンス」、作業内容に応じてモードを自動調整する「適応パワー・モード」が用意されている

最大10,000円分のえらべるPayプレゼント!「レノボでえらぼ! プレゼントキャンペーン」実施中

レノボでは現在、最大10,000円分のえらべるPayがプレゼントされる「レノボでえらぼ! プレゼントキャンペーン」を実施中だ。「IdeaPad Slim 5 Gen 10」も対象製品のひとつで、2025年10月19日までに本機を購入し、11月16日までに特設サイトから申し込めば、もれなく全員にデジタルギフト「えらべるPay」最大10,000円分がプレゼントされる。この機を逃さず、ぜひ本機をお得に入手してほしい。

「レノボでえらぼ! プレゼントキャンペーン」
特設サイト

まとめすぐれたAI性能と活用力を兼ね備えた、
新時代の万能ノート

お値打ちなAI PCの中には、エントリー向けのAI CPUを採用した、“形だけのAI PC”も少なくない。しかし「IdeaPad Slim 5 Gen 10」は、手ごろな価格でありながら、クラスを超える本格AI性能を追求。さらに、高級な仕様と、多彩な機能まで盛り込んだモバイルノートに仕上げているのだから驚きだ。

最大50TOPSというハイクラスのAI処理性能を誇る「AMD Ryzen™ AI 7 350 プロセッサ」を搭載した本機は、高負荷のかかる画像生成まで軽快に処理。マイクロソフトが定めるすぐれたAI PC規格「Copilot+ PC」に対応し、「Windows 11」の先進的なAI機能をオンデバイスでフル活用できる点も大きな魅力だ。また、エンターテインメント鑑賞やクリエイティブ作業もカバーする色彩豊かな有機ELディスプレイや、スムーズなサインインを実現する顔認証対応Webカメラを備え、使い勝手も抜群。そのうえ、薄型・軽量の堅牢ボディでどこでもアクティブに使えるのだから、その活用力はすこぶる高い。

なお、「IdeaPad Slim 5 Gen 10」には、本特集で紹介してきた「AMD Ryzen™ AI 7 350 プロセッサ」搭載の「83HX003EJP」のほかに、さらに手ごろな「AMD Ryzen™ AI 5 340 プロセッサ」搭載の「83HX003DJP」や、画面がより大きい16型モデルもラインアップしており、用途や予算に合わせて選択できるのもうれしいポイントだ。すぐれたAI性能と活用力をあわせ持った万能ノート「IdeaPad Slim 5 Gen 10」で、新時代の快適なパソコンライフを送ってほしい。

「IdeaPad Slim 5 Gen 10」シリーズ
の主なスペック

83HX003EJP
検証機83HX003EJP
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83HX003DJP
83HX003DJP
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OS Windows 11 Home 64bit
CPU AMD Ryzen™ AI 7 350 プロセッサ(最大5GHz) AMD Ryzen™ AI 5 340 プロセッサ(最大4.8GHz)
グラフィック AMD Radeon™ 860M AMD Radeon™ 840M
メモリー 32GB DDR5 24GB DDR5
ストレージ 512GB SSD(PCIe接続)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14型WUXGA(1920×1200)有機EL
無線通信 無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth v5.4
外部インターフェイス USB3.2 Gen2 Type-Cポート(映像出力/給電対応)×2、USB3.2 Gen1 Type-Aポート×2、
HDMI出力ポート、microSDメモリーカードリーダー、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
サイズ 約313.4(幅)×222(奥行)×16.9(厚さ)mm
重量 約1.39kg
カラー ルナグレー
Officeソフト Microsoft Office Home and Business 2024
この記事は2025年9月18日の情報を基にしております。

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