大迫力の大画面でゲームの世界に没入!圧倒的な低遅延と美しい映像を実現した XGIMI ゲーミングプロジェクター「HORIZON 20 Pro」
この製品のポイント
- FPSやアクションも快適に遊べるゲーミング機能
- 大画面で堪能できる圧巻の映像美
- 設置の自由度が高いレンズシフト機能搭載
世界的なプロジェクターメーカーとして名を馳せているXGIMIの最新4Kモデル「HORIZON 20 Pro」が、2025年10月に発売された。シームレスなゲーム体験を味わえる1msの入力遅延に対応したうえ、リアルで鮮やかな映像を映し出してくれる「X-Master RGB 3色レーザー」によって、大迫力の大画面でゲームの世界に没入できる、本格的な“ゲーミングプロジェクター”となっている。ここでは、実際にゲームをプレイしながらその実力をチェックしてみた。
ゲーミング機能入力遅延が1msだから動きの速いゲームも快適に楽しめる
まるで自分がゲームの世界に降り立ったかのような、圧倒的なスケール感を味わえる大画面でお気に入りのタイトルを体感してみたい――。そんな“夢のようなプレイ体験”を、一度は思い描いたことのあるゲーム好きも多いはずだ。とは言え、80型を超えるような超大画面テレビはまだまだ高価だし設置のハードルも高い。また、手軽に大画面を映し出せるプロジェクターは、ゲーム操作と画面のタイムラグが発生しやすく、動きの速いゲームでは快適に遊べないケースも少なくない。
そこで注目したいのが、2013年の創業以来、プロジェクターの研究開発一筋で事業を展開し、今では出荷台数で世界No.1※の家庭用スマートプロジェクターブランドにまで成長を遂げた、「XGIMI(エクスジミー)」の最新4Kモデル「HORIZON 20」シリーズだ。
※ RUNTO_2024グローバルプロジェクター市場分析報告
早速、「HORIZON 20 Pro」とコンソール機を接続して、ユービーアイソフトのアクションアドベンチャーゲーム「アサシン クリード シャドウズ」をプレイしてみた。同タイトルでは、侍の弥助として敵たちと斬り合っていくほか、女忍者奈緒江として敵の背後に移動して暗殺を行うことも多い。それだけに、精密に操作できることが重要になるが、パリィのタイミングもピタリと決まり、アクロバティックな動きも実にスムーズで、プロジェクターとは思えないレスポンスでプレイできた。続いて、ゲーミングPCで人気のFPS「エーペックスレジェンズ」も遊んでみたが、高速なリフレッシュレートのおかげかエイムも滑らかに行えるなど操作性は快適だ。
動きの速いゲームを快適に遊べる理由は、MediaTekの高性能なSoC「MT9679」に加え、大容量の4GBメモリーや128GBのストレージを搭載することで、プロジェクターとは思えないほどの高速処理を実現したことにある。これにより、ゲームパッドやキーボードなどを操作してから画面に反映されるまでの時間差である“入力遅延”を1ms(1080p/240Hz)(ゲームモード、VRRオン、AKオフ時)に抑えることに成功。最大240Hzの高リフレッシュレートと合わせれば、FPSや格闘ゲームなどのようなスピード感あふれるタイトルも、滑らかな描写で快適に遊べるというわけだ。
高画質明るい部屋でも鮮やかな映像が楽しめる「X-Master RGB 3色レーザー」
動きの速いゲームを快適に楽しめたとしても、美しい映像を味わえなければ大画面プロジェクターを導入する意味は薄いだろう。その点、「HORIZON 20 Pro」は、LED光源と比べて明るく鮮やかな映像を映し出せるレーザー光源を使用する、DLP方式の「X-Master RGB 3色レーザー」を新搭載。しかも、映像を構成する赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の3色のレーザーを活用することで、昼間のリビングルームでも美しい映像が楽しめる4,100 ISOルーメンの明るさや、20,000:1の圧倒的なコントラスト比、XGIMI史上最高精度であるΔE<0.8のすぐれた色再現性を実現するなど、驚きのスペックを実現している。
さらに、細部まで精密に描写できる4K(3840×2160)解像度であるうえ、映画館のIMAX品質を家庭で再現することを目指して規格された「IMAX Enhanced」や、ダイナミックレンジ(明暗差)を広げる「Dolby Vision」「HDR 10+」などのHDR技術もサポート。映画館並に緻密で美しく、色鮮やかな映像が、自宅でも存分に堪能できるわけだ。
“IMAXレーザー”のように最新鋭の映画館で採用されることの多い、3色レーザーを光源に用いた「X-Master RGB 3色レーザー」を搭載。さらに、航空宇宙グレードのガラスを用いた透過率の高い「X-Masterレッドリングレンズ」や、独自の画像調整アルゴリズムを装備することで、色のにじみやノイズの少ないシャープな映像を映し出せるという
レースのカーテン越しに光が入る昼間のリビングルームで100インチの大画面を映し出してみたが、4,100 ISOルーメンの明るさのおかげか、ドラマやスポーツ番組も鮮明に視聴することができた。もちろん、夜間の暗い状態では、ホームプロジェクターとは思えないほどの輝度と色鮮やかさで投写でき、まるで有機ELテレビでも見ているかのような感覚で、動画配信サービスのコンテンツや配信映像を堪能できた
(c) 2025 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Assassin's Creed, Ubisoft and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or otherHDR対応の映画を視聴したが、黒い部分は引き締まっているのに明るい箇所はきらびやかで非常にリアル。4K解像度ならではの精細感と大画面も相まって、まるでその場にいるかのような感覚に陥る。また、近ごろの大作ゲームの多くがHDRに対応しているが、「アサシン クリード シャドウズ」もそのひとつ。思わず「これ実写?」と勘違いするほどの映像美を映し出してくれた
美しい映像に見合う、クリアで迫力のあるサウンド
大画面でゲームや映画を楽しむのであれば、臨場感をさらに高めてくれるサウンドにも期待してしまう。その点でも「HORIZON 20 Pro」は抜かりがなく、世界的なオーディオメーカーであるHarman Kardonと共同開発した、高音質スピーカーを搭載。出力は12W×2とパワフルなので、内蔵スピーカーとは思えないほど力強い低音を鳴らしてくれるのがうれしい。サウンドモードも豊富で、「映画」モードにすれば部屋中に広がるサラウンドサウンドによって、一段と画面の中に入り込むことができた。
すぐれた設置性フレキシブルな設置を可能にするレンズシフトと光学ズーム
ホームプロジェクターは、その性能に比例するようにボディも大きくなりがち。特に4Kプロジェクターともなるとリビングルームでも設置が難しいほど巨大なモデルも珍しくない。だが、「HORIZON 20 Pro」のサイズは、約249(高さ)×298(幅)×190(奥行)mmと、高性能ながらコンパクト。重さも約4.9kgなので、1階のリビングから2階の寝室にも簡単に持ち運ぶことができた。
水平方向に360度、垂直方向に最大135度の角度調整が行えるスタンドを備えているため、投写場所に困らないのも魅力のひとつ。レンズ面を上に向ければ天井に映し出すことも可能で、ベッドに寝転がりながら大画面で推しのゲーム配信を見ることもできる
スマートに設置したいという人は、専用の「XGIMI フロアスタンドUltra」(別売)に注目してほしい。ACアダプターと電源コードを収納できるようになっているうえ、スマートなデザインなので、どのような部屋にもマッチしてくれるはずだ
投写画面を上下左右方向に(上下に±120%、左右に±45%)動かせるレンズシフト機能を搭載したことも大きなトピックだ。一般的なプロジェクターで画面の歪みを調整する場合、「台形補正機能」に頼るしかなかったが、画面の引き伸ばしや圧縮処理を行うため、どうしても画質の劣化や明るさの低下を招いてしまっていた。
いっぽう、レンズシフト機能はレンズそのものを動かす仕組みのため、画質を損なわずに最適な位置に投写できるのが利点だ。たとえば、高い棚の上や部屋の隅など、これまで設置しにくかった場所でも、レンズシフト機能を使えば壁面に対してレンズを平行に保ったまま、自然な位置に美しい映像を映し出せる。しかも、1.25倍の光学ズームも備えているため、画面サイズの調整も簡単。設置場所に縛られない、柔軟なセッティングが行える。
もちろん、画面の歪みを一瞬で補正してくれる自動台形補正に加え、壁にかかった障害物を認識して自動で回避する機能や、ピントを自動で合わせてくれるオートフォーカス、壁の色に合わせて最適なカラーに調整してくれる壁色適応なども搭載。“誰でも簡単に使えるプロジェクター”を標榜しているXGIMIらしい充実ぶりだ。
画面を上下に±120%、左右に±45%移動できるレンズシフト機能を装備。特に上下に対して大幅に動かすことが可能なので、背の高い棚の上に設置したり、床に直接設置したり、プロジェクターの眼の前に障害物があったりしても問題ない。設置場所の選択肢が大幅に増えるので、フレキシブルな運用ができそうだ
光学ズームはカメラのレンズと同じく、画質の劣化なしに画面サイズを大きくしたり、小さくしたりできる機能。基本的には、最大の1.25倍で使用することが多いだろうが、天井など限られたスペースに映し出したい時はサイズダウンも重宝した
ホームプロジェクターは接続できるHDMIポートがひとつだけということも少なくないが、「HORIZON 20 Pro」ではHDMIポートを2つ装備(内ひとつはeARC対応)。コンソール機とゲーミングPCの両方をつなげて、遊ぶゲームによって使い分けることもできる
まとめゲームの快適さ・映像美・使いやすさの三拍子が揃った、
ゲーミングプロジェクターの決定版
テレビやパソコンの画面サイズを遥かに超える大画面によって、圧倒的な没入感が得られるプロジェクターはゲームとの相性は抜群だ。しかし、一般的なプロジェクターは入力操作が画面に反映されるまでのラグがあり、シミュレーションゲームやロールプレイングゲームならまだしも、シビアな動きが求められるFPSやアクションゲーム、リズムゲームなどでは違和感を覚えることも少なくなかった。
その点、XGIMIの最新4Kモデル「HORIZON 20 Pro」は、高性能なSoC「MT9679」を搭載したことで入力遅延を1msにまで抑え込むことに成功しており、操作がシビアな「アサシン クリード シャドウズ」も快適に楽しむことができた。しかも、「X-Master RGB 3色レーザー」を搭載することで、明るいリビングルームでも臨場感のある映像体験が味わえるうえ、設置性を大幅に高めるレンズシフト機能や光学ズームを備え、使い勝手まで抜群だ。
ゲームの快適さ・映像美・使いやすさの三拍子が揃った「HORIZON 20 Pro」は、まさにゲーミングプロジェクターの決定版と呼ぶにふさわしい1台と言えそうだ。


