＼ この製品のポイント ／
- リビングに設置しやすい超短焦点モデル
- 明るく高精細な映像と上質なサウンド
- 幅広いコンテンツを楽しめる「Google TV」搭載
大画面でエンタメ鑑賞を楽しめるプロジェクターは魅力だけど、投写のための十分なスペースを確保するのは難しい。そんな理由でプロジェクターの導入を断念しているのなら、エプソンの超短焦点モデル「EH-LS670B/W」に注目してほしい。本機なら、スタイリッシュな筐体を壁際に設置して100インチの大画面を手軽に楽しめる。そのうえ、レーザー光源を採用した映像は明るく色鮮やかで、「Sound by Boseテクノロジー」を搭載した2.1chスピーカーが上質なサウンドを響かせてくれる。本機がリビングのエンタメ体験をどう変えてくれるか、徹底レビューといこう。
01 ／ ボディリビングに設置しやすい、スタイリッシュな超短焦点モデル
自宅のリビングで映画やドラマ、アニメなどのエンタメを思いきり満喫したい。そんなエンタメ好きには、100インチクラスの大画面が味わえる家庭用プロジェクターの導入を検討してほしい。ただし、一般的なプロジェクターの場合、壁からそれなりの距離を取らないと大画面を投写できないのがネック。たとえソファまわりなどに設置スペースが見つかったとしても、インテリアや生活導線のじゃまになるのは避けがたいだろう。
そんな悩みを解決してくれるのが、壁に近い距離から大画面を投写できる超短焦点プロジェクターだ。とりわけ注目したいのが、エプソンの新モデル「EH-LS670B/W」。本機なら壁際設置でも大画面が楽しめ、設置場所に困らない。一般的なプロジェクターとはひと味異なるスタイリッシュなボディも相まって、インテリアとの相性もピカイチだ。
「EH-LS670B/W」は、設置しやすい超短焦点プロジェクターとして好評を博す「EH-LS」シリーズの新モデル。「ブラック」と「ホワイト」の2色のカラーバリエーションが用意されているが、ここでは、ナチュラルなリビングにマッチする「ホワイト」カラーの「EH-LS670W」を使ってレビューした
まずは、「EH-LS670B/W」の設置のしやすさから具体的に見ていこう。一般的なプロジェクターの場合、100インチの画面を投写するには2〜3m程度、壁から距離を取る必要がある。つまり、一般にはソファの背後の棚か脇のサイドテーブルに、最低でもソファ前のセンターテーブルに設置することになるだろう。
ところが、超短焦点レンズを採用した本機なら、壁からわずか約27cmの距離を確保できれば、100インチの大画面が投写できる。これなら、テレビと同様に壁際に設置できてスマートだ。
壁から約27cmの距離に設置して、100インチの大画面が堪能できる（80インチなら約14cmでOK）。これだけ壁に近いところに置けるのなら、テレビと変わらない感覚で設置できる。鑑賞のたびにプロジェクターをセッティングする手間も省けるだろう
そして、デザインもリビングのセンターを飾るにふさわしいもの。よくある無骨なテイストのプロジェクターとは異なり、主張を抑えたシンプルでスタイリッシュなデザインで、インテリアによくなじむ。
未使用時は、テレビのような圧迫感がないところも魅力。テレビの場合、視聴していないときは黒く大きなディスプレイがインテリアのノイズになりがちだが、「EH-LS670B/W」なら使用しないときは存在感が最小限に抑えられるため、見た目がすっきり、開放的だ。テレビチューナーこそ搭載しないものの、リビングの雰囲気を大切にしている人にとって、テレビ代わりとなるちょうどいい選択肢だろう。
ファブリックのソファや木目の棚などと並べても自然に溶け込むデザインが秀逸。テレビのように壁を黒い画面で埋めず、リビングを明るく保てるメリットも大きい
パンチングメタルで覆われたフロント部のスピーカーグリルや、シルバー調に仕上げられた脚部の質感が、スタイリッシュさを演出。リビングにさりげなく華を添えてくれる
シックなリビングにマッチする「ブラック」の「EH-LS670B」
明るいナチュラルなインテリアには「ホワイト」の「EH-LS670W」がよくなじむ。そのいっぽうで、ブラックやブラウンを中心としたシックなインテリアを好む人もいるだろう。
そんな人のために、「ブラック」の「EH-LS670B」も用意されている。リビングのインテリアに応じて好みのカラーをチョイスできるのもうれしいポイントだ。
「EH-LS670B」をチョイスすれば、黒系の配色が多いAV機器まわりのカラーに統一感を持たせることができる
大迫力の超短焦点プロジェクター
02 ／ 高画質昼間でも臨場感たっぷり！ 3,600lmの明るく色鮮やかな高画質映像
手軽に大画面を楽しめるのがプロジェクターの強みだが、壁に光を投写する性質上、映像がはっきり見えるかどうかが気になる人も多いだろう。その点、「EH-LS670B/W」なら心配におよばない。
本機は強力なレーザー光源と全色が明るく色ブレしにくい「3LCD方式」を採用。一般的なプロジェクターに比べて格段に明るい3,600lmで映像を投写できるうえ、各色の純度が高いから色鮮やか。夜間はもちろん、明るい昼間でもしっかりとエンタメコンテンツを満喫できる。
レーザー光源は高輝度のため、3,600lmの明るい画面を投写できる。起動と同時にすぐ明るくなるレスポンスのよさも特徴だ
夜間、部屋を暗くすると、テレビにも迫るほどの明るく色鮮やかな映像が映し出された。昼間、カーテンを開けた明るい部屋ではわずかにコントラストが落ちたように感じるが、視認性は良好。これなら時間帯を問わず、存分に映像を楽しめるはずだ
また「EH-LS670B/W」は、スクリーン上の映像の解像度を高める「4Kエンハンスメントテクノロジー」を搭載しており、4K相当※の高解像度で映像を投写可能。動画配信サービスの4Kコンテンツも、本来の映像に近い精細感で楽しめる。 ※4K信号を入力し、4Kエンハンスメントテクノロジーによる4K相当の高画質で表示します。
カラフルな家々が並び立つ港街の4K映像を映し出したところ、色鮮やかさや精細感が際立った。拡大して見ると、屋根や壁の風合いまで緻密に再現されていることがわかる
よりまっすぐに映像を投写できるよう、画面補正機能も搭載。スマートフォンの専用アプリ「Epson Setting Assistant」を使って投写された補正パターンを撮影すると、台形ゆがみはもちろん、画面の細かなゆがみまで自動で補正できる
サウンド体験を高める「Sound by Boseテクノロジー」
家庭用プロジェクターはスピーカーが搭載されていない製品が多く、本格的なエンタメ鑑賞をするには外部スピーカーが必要になることも少なくない。ところが「EH-LS670B/W」は、「Sound by Boseテクノロジー」を搭載した2.1chスピーカーを内蔵。外部スピーカーと接続しなくても、この1台でホームシアター級のサウンドが楽しめる。これなら、リビングでのエンタメ体験が大きくアップデートされること請け合いだ。
戦闘機のアクション映画を鑑賞したところ、空を駆けるジェット戦闘機の轟音がまるですぐ目の前に迫ってくるかのように生々しくとどろいた。「Sound by Boseテクノロジー」のサブウーハーの重低音が、いっそう深みと迫力のあるサウンド体験をもたらしてくれる印象だ
大迫力の超短焦点プロジェクター
03 ／ 使い勝手「Google TV」搭載。エンタメからライブ鑑賞、子どものアミューズメントまで
「EH-LS670B/W」は、プロジェクターのために別途プレーヤーを接続する手間を省略するべく、「Google TV」を搭載している。これ1台で幅広いコンテンツをいい音で楽しむことが可能だ。
NetflixやYouTube、Apple TVといった人気の動画配信サービスをはじめ、使用できるアプリは実に1万以上。映画やドラマ、アニメはもちろん、ライブコンサートやスポーツ中継、リラクゼーション動画、キッズ動画など、幅広いコンテンツが楽しめる。エンタメ鑑賞に限らない使い方までカバーできるので、日常がより楽しく豊かになるはずだ。
友人と大画面でライブコンサートやスポーツ中継を楽しめば、楽しさ満点。ホームパーティーなどのイベントにもうってつけだ
1日の終わりのリラックスタイムに、焚火などのリラクゼーション動画を静かに流すのもひとつの使い方。環境映像を映し出すアイテムとしても効果的だと感じた
子どものアミューズメントや教育のツールとしても存分に活用できる。たとえば、キッズ向けのダンス動画を投写すれば、外に出なくてもエクササイズを満喫できるだろう
本機は外部インターフェイスとしてHDMI入力ポートを3基備えており、外部機器との接続性も高い。ゲーム機を接続して大画面でプレイすれば、興奮もひとしおだろう。しかも、入力信号の遅延を自動で低減する機能に対応。動きの速いFPSやレーシングゲーム、リズムゲームなども、機敏な操作感で快適にプレイできた。
ゲーム機を接続すると、入力遅延を自動で20msに抑制。一瞬のハンドル操作が勝敗を分けるレーシングゲームでも、操作がほぼダイレクトに伝わり、快適にプレイできた
エプソンのプロジェクターは、日本メーカー製ならではの安心感も大きな魅力だ。レンズ性能や耐久性などの幅広い項目について、独自の厳しい品質試験を経て製造されているから、高品質で長持ち。また、トラブルなどが発生したときのために、電話やメール、チャットなど、多様な問い合わせ窓口が用意されており、困りごとを素早く解決できる。さらに、万一故障した場合でも、国内のプロジェクター専用の修理ラインで迅速に対応してもらえるのも頼もしい。
せっかくプロジェクターを購入するのなら、長く愛用していくためにも、高品質でアフターサポートが充実したメーカーの製品をチョイスしたいものだ。
困ったときに電話で問い合わせれば、経験豊富なオペレーターが日本語でていねいに対応してくれる。電話での問い合わせができない製品の場合とは安心感が違う
大迫力の超短焦点プロジェクター
04 ／ まとめ大迫力のエンタメ鑑賞を実現する、リビングの新しい主役
大画面でエンタメ鑑賞を楽しめるプロジェクターだが、リビングのインテリアや生活導線をじゃませず設置できるモデルは限られている。だからこそ、すっきりとスタイリッシュに設置できる「EH-LS670B/W」の存在は貴重だ。
超短焦点レンズを採用した本機なら、壁際のテレビ台などに置いて100インチの大画面が楽しめるうえ、インテリアになじむデザインで、テレビのように圧迫感がない。おしゃれなリビングとエンタメ環境を両立させたい人にぴったりの1台だと言えるだろう。
しかも、投写される映像は明るく鮮やかで、4K相当※の高解像度に対応。「Sound by Boseテクノロジー」を搭載した2.1chスピーカーも加わって、この1台でリビングをホームシアターにアップデートできる。さらに、「Google TV」の搭載により、エンタメのみならずライブコンサートやキッズ動画など多種多様なコンテンツにアクセスできるので、エンタメの枠を超えて家族のライフスタイルまで変えてくれそうだと感じた。
テレビ以上にすっきりと美しく設置でき、日常をより豊かにしてくれる「EH-LS670B/W」。リビングのエンタメの新しい主役として、ぜひ導入を検討してみてほしい。
