業界最高水準(※1)の省エネ性能 “ふんわりカラリ”の乾燥力がさらに進化 シャープ 新型ドラム式洗濯乾燥機「ES-12X1」に大注目!
※1 乾燥容量6kgクラス洗濯乾燥機において。洗濯〜乾燥6kg:消費電力量590Wh。2025年11月1日現在。(数値は日本電機工業会自主基準による)
\ この製品のポイント /
- 驚きの! 乾燥力と省エネ性能
- タオルの機能を長持ちさせる「タオルケアコース」新搭載
- スタイリッシュなボディと生活にフィットする2色展開
- 業界初※2生成AIでお洗濯の悩みを解決・サポート
シャープの新型ドラム式洗濯乾燥機「ES-12X1」の最大のアピールポイントは、同社独自の乾燥機能「ハイブリッド乾燥NEXT」にほかならない。これは、低温・省エネでやさしく乾燥する「ヒートポンプ乾燥」と、衣類をカラッと仕上げるサポートヒーターによる「ヒーター乾燥」をAI制御※3で組み合わせる、他社が追随できない独自の乾燥方式だ。衣類の乾きにくい部分までムラなく“ふんわりカラリ”と仕上がるという。乾燥力の進化を中心に、その実力をじっくり、たっぷりレビューしていこう。
※1 乾燥容量6kgクラス洗濯乾燥機において。洗濯〜乾燥6kg:消費電力量590Wh。2025年11月1日現在。(数値は日本電機工業会自主基準による)
※3 温度センサーと湿度センサーで衣類の乾きやすさを判別し、結果に応じて事前に組み込まれたプログラムの中から最適なヒーターとコンプレッサーの制御を実施。衣類の布質により消費電力が増減します。
01 / 乾燥力と省エネ性能「ハイブリッド乾燥NEXT」で“ふんわりカラリ” と省エネを追求
業界最高水準※1の省エネ性能と高い乾燥力で支持を集める、シャープのプラズマクラスタードラム式洗濯乾燥機。その新型フラッグシップモデル「ES-12X1」が2025年9月、デザインを一新して発売された。 ※1 乾燥容量6kgクラス洗濯乾燥機において。洗濯〜乾燥6kg:消費電力量590Wh。2025年11月1日現在。(数値は日本電機工業会自主基準による)
高い乾燥性能と、業界最高水準※1の省エネ性能を両立させた「ES-12X1」。カラーバリエーションは、今回のレビューで使用した「H色(グレイングレー)」に加え、「W色(マットホワイト)」の2色展開となる
本機の魅力を語るうえで欠かせないのが、シャープ独自の乾燥機能「ハイブリッド乾燥NEXT」だ。低温・省エネでやさしく乾燥する「ヒートポンプ乾燥」と、心地よい温かさをプラスして衣類をカラッと仕上げるサポートヒーターによる「ヒーター乾燥」。この2つの乾燥方式を「イイトコどり」するべく、独自のAI制御※3で組み合わせることで、乾きにくいパーカーのフードやジーンズのポケットまでしっかりとムラなく乾燥できるのが魅力だ。
実際にパーカーやジーンズを乾かしてみると、なるほど、その仕上がりは確かに“ふんわりカラリ”。一般的なヒートポンプ乾燥では乾きムラが散見され、パーカーのフードやジーンズのポケットが少ししっとりとしているのに対して、「ES-12X1」では乾きにくいパーカーのフードやジーンズのポケットの中までしっかりと乾燥している。それでいて生地はごわごわせず、ふんわりとしており、肌触りが気持ちいい。
これなら、乾燥機能に期待してドラム式洗濯乾燥機を検討する人にも十分に応えられる。
“ふんわりカラリ”という表現がまさにぴったりの「ハイブリッド乾燥NEXT」。他社には真似できない、「ヒートポンプ乾燥」と「ヒーター乾燥」の2つの乾燥方式を「イイトコどり」するという発想がシャープらしい。乾燥直後のサーモビューア画像でも仕上がり温度の違いがはっきりとわかる ※4 シャープ実験による。ES-12X1にて、綿70〜75%の衣類4kgを標準コース(洗濯〜乾燥)で実施。洗濯機設置場所の環境や衣類の量、素材(綿、化繊、化繊混紡)、厚さ、織り方、組み合わせにより、効果が異なる場合があります。
一般的なヒートポンプ乾燥とパーカーの乾き具合を比べてみたが、触れた瞬間、「あ、全然違う」。「ハイブリッド乾燥NEXT」で乾燥したパーカーはフードやポケットの中にも乾きムラが感じられず、生地にふんわり感がある。何とも上質な仕上がりだ
乾燥風量アップでシワまで抑制。さらに省エネ
「ハイブリッド乾燥NEXT」は、自然の摂理に学んだネイチャーテクノロジーとして、モモンガの滑空姿勢が乾燥ファンの羽根の形状に応用されている。この乾燥ファンにより、効率よくドラム槽内に風を送り込むとともに、送風経路の構造を見直したことで風量がアップ。衣類を広げてシワを抑制できるのもメリットだ。
「ハイブリッド乾燥NEXT」と一般的なヒートポンプ乾燥とでワイシャツのシワの伸び具合を比較した次の写真を見てもらえれば、その効果は一目瞭然。朝、洗濯機からワイシャツを取り出し、そのまま仕事に着て行けるほど、「ハイブリッド乾燥NEXT」ではしっかりとシワが伸びている。
ワイシャツを乾かし、シワの伸び具合を比較。ヒートポンプ乾燥では、袖や身頃に細かいシワが残っているのに対し、「ハイブリッド乾燥NEXT」で乾かしたワイシャツはシワがピンと伸びている。ドラム槽内に風を送り込むファンの羽根には、空気抵抗を抑えて効率よく気流をとらえるモモンガの滑空姿勢を応用した「モモンガファン」を採用。これにより「消費電力を上げずに風量を上げ、乾燥性能をさらに高める」という課題が解決した ※5 シャープ実験による。標準コース(洗濯〜乾燥6kg)で実施。2025年度モデルES-12X1:2.25m3/分、2023年度モデルES-X11B:1.79m3/分。
乾燥力と省エネ性能を、高いレベルで両立させているのも「ES-12X1」のすごいところ。風をむだなく効率的にドラム槽に送り込む「モモンガファン」や、温度/湿度/水位/重量センサーをはじめとした乾燥効率を高めるさまざまなセンシング技術、そして、蒸気を外に放出しない無排気乾燥により、洗濯〜乾燥(6kg)時の消費電力は590Whと、業界最高水準※1の省エネ性能を達成している。
一般的にドラム式洗濯乾燥機は乾燥機能の消費電力が大きいため「電気代がかかる家電製品」というイメージがあるが、「ES-12X1」はそんなイメージを払拭。昨今の電気代の高騰を考え、洗濯乾燥機には高い省エネ性能を求めたいという消費者ニーズにもきっちりと応えてくれる。 ※1 乾燥容量6kgクラス洗濯乾燥機において。洗濯〜乾燥6kg:消費電力量590Wh。2025年11月1日現在。(数値は日本電機工業会自主基準による)
無排気乾燥方式は蒸気を洗濯機の外に放出せず循環させるので、サニタリー空間が蒸し暑くなりにくく快適なだけでなく、省エネにも貢献している。この無排気乾燥や7つのエコセンサーによって、「ES-12X1」は高い省エネ性を達成。洗濯〜乾燥(6kg)時の消費電力は590Whと、業界最高水準※1にある
※1 乾燥容量6kgクラス洗濯乾燥機において。洗濯〜乾燥6kg:消費電力量590Wh。2025年11月1日現在。(数値は日本電機工業会自主基準による)
※6 2025年度モデルES-12X1、洗濯〜乾燥6s:消費電力量約590Wh。2023年度モデルES-K10B、洗濯〜乾燥6s:消費電力量約1,880Wh。【電気代】電力料金目安単価31円/kWh(税込)。家電公取協調べ(2022年7月改定)。2025年7月現在。
02 / ここが進化タオルの機能を長持ちさせる「タオルケアコース」に注目
続いて注目したいのが、「ES-12X1」に追加された新コース「タオルケアコース」。このコースは、タオルの機能を長持ちさせるための専用コースで、タオルに特化した洗い・すすぎ・脱水・乾燥を行うことで、タオルのパイルがきれいに立ち、吸水性や風合いを維持した仕上がりになるというものだ。
「タオルケアコース」で洗濯したタオルと、ヒーター乾燥モデル※7の「標準コース」で洗濯したタオルを比較すると、見た目の風合いや、肌で触れたときのふんわり感がまるで違う。ヒーター乾燥モデルの「標準コース」で洗濯したタオルは、パイルがところどころ寝たり、ねじれたりしているのに対して、「タオルケアコース」で洗ったタオルはパイル1本1本がしっかりと立っていた。入浴後に身体を拭くのが楽しみになる、そんなふんわりとした仕上がりだ。
そして感心したのが、逆にごわつき感を高めた「カラッとタオルコース」がダウンロードコースとして用意されていること。シャープ公式Xによるアンケート調査(2025年8月22日実施)では、“ふわふわ”よりも“ごわごわ”のタオルが好きと答えた人が予想以上に多く、約4割を占めたという。「カラッとタオルコース」はそんなごわごわ派のニーズに応えて用意されたものだ。ユーザーの声に真摯に耳を傾ける、シャープらしさが垣間見える機能といえる。 ※7 タテ型洗濯乾燥機2025年度モデルES-PW11K
左が「ES-12X1」の「タオルケアコース」、右がヒーター乾燥モデルの「標準コース」を実施したタオル。「タオルケアコース」では、洗い・すすぎ・脱水・乾燥のすべての工程をタオルに特化させることで、50回の運転でもタオルの機能性と風合いが維持されるという。グッと顔を近づけて見ると、「タオルケアコース」のタオルはパイルの並びが乱れておらず、1本1本がしっかりと立っていた
「ES-12X1」の「タオルケアコース」と「標準コース」で、それぞれ50回洗濯したあとの状態を顕微鏡でチェックしたのがこちら。パイルの立ち具合は一目瞭然に違う。「タオルケアコース」では50回洗濯してもパイルが寝ないため、タオルの機能である吸水性や肌触りが維持されるのだ
洗浄力も大満足! 4つの洗浄方式でしつこい汚れもきっちり落とす
洗濯乾燥機の基本のキである、洗浄力はどうだろう? 「ES-12X1」の洗浄方式の核となるのは、@微細な水滴で繊維の奥の汚れを弾き飛ばす「マイクロ高圧洗浄」、Aひまわりの種の配列を応用した凹凸でしっかりとこすり洗いをする「ひまわりガラス」、B衣類が絡みにくい「独自形状のバッフル」、C落下エネルギーを生かして汚れを押し出す「170度たたき洗い」という、4つの独自技術。これらの合わせ技によって、しつこい汚れや黒ずみまでしっかりと洗い落としてくれる。
今回はコーヒー、ケチャップ、ボールペン汚れを白いワイシャツに付けて、汚れ落ちを確かめてみた。一般的な洗濯乾燥機なら予洗いをしなければならないレベルの汚れだが、「ES-12X1」ならその必要はない。汚れがしっかりと落ち、清々しいワイシャツの白さを取り戻した。
水道水を毎秒100万個以上の微細な水滴にして、高圧シャワーノズルから衣類に噴射する「マイクロ高圧洗浄」は、通販番組などでおなじみの高圧洗浄機と同じ原理で汚れをすっきり落とす独自機能。水の力で汚れを弾き飛ばすので、衣類が傷みにくいのも特徴だ。そして、「ひまわりガラス」は前述の「モモンガファン」と同様、自然の摂理に学んだネイチャーテクノロジーが採用されている。さらに「独自形状のバッフル」「170度たたき洗い」といった4つの独自技術の合わせ技がシャープの洗浄力の魅力だ
さまざまな汚れをワイシャツに付けて洗浄実験を行ってみた。パスタを食べるとうっかりと付けてしまうケチャップ汚れも「ES-12X1」なら焦る必要はない。汚れがしっかり落ちて、丸囲みがなければどこに汚れがあったのかわからないほど、きれいになっていた
03 / 新ボディと使い勝手スタイリッシュな新デザイン。業界初※2、生成AIが洗濯の悩みをサポート
従来モデルからデザインががらりと変更され、直線基調の洗練されたルックスになった「ES-12X1」。美しいボディデザインで、サニタリー空間にシックに調和する。今回紹介した「H色(グレイングレー)」が特に人気だそう
従来モデルから一新されたデザインは、気品さえ感じるほど美しい。直線基調のフォルムが洗練されたたたずまいを作り出し、前面から側面へとつながる角につなぎ目がないアールを持たせた1枚成型でデザインされているところに、デザイン性をも追求するシャープの並々ならぬこだわりが見て取れる。
サニタリー空間に調和する「グレイングレー」のボディカラーはシックで、質感の高いマット仕上げを採用している点が好印象。設置空間がよりスタイリッシュな雰囲気になる、完成度の高いデザインだ。
スマホアプリからお手入れまで、使い勝手に満足
使い勝手の面では、洗濯機として業界で初めて※2生成AIに対応したのがトピックだ。本体は無線LAN機能※8を搭載しており、スマホと連携ができる。専用のスマホアプリ「COCORO HOME AI」に洗濯機の使い方や洗濯に関する悩みを入力すると、テキスト対話形式で応えてくれる。「漂白剤を入れる場所はどこ?」「洗剤タンクのお手入れ方法は?」「ダウンジャケットって家のドラム洗で洗えるの?」など自然なことばで質問でき、生成AIがフレンドリーに解決策を示してくれるのがうれしい。
※2 国内家庭用洗濯機と連携した生成AIによる応答サービスにおいて。2025年9月11日サービス開始。
※8 常時接続のブロードバンド回線が必要です。また、あらかじめCOCORO WASHサービスで生成AIサービス対応の洗濯機を機器登録しておく必要があります。
設定の方法やめったに洗わない衣類の洗濯方法などを相談すると、取扱説明書やシャープ独自の知識情報などをもとに回答を生成してくれる。迷ったときに取扱説明書をわざわざ引っ張り出す必要がなく、便利だ
また、お手入れの手間や乾燥効率の低下を抑制する「乾燥フィルター自動お掃除※9」もありがたい。一般的に、ドラム式洗濯乾燥機は乾燥運転後に毎回乾燥フィルターのお手入れが必要で、「後でやろう」と放っておくと、フィルターが目詰まりして乾燥時間が延びる原因になってしまう。
その点「ES-12X1」は、乾燥のたびに乾燥フィルターのホコリを自動で集める仕組みを搭載。ユーザーがやることといえば、ダストボックスに集まったホコリをつまんで捨てるだけだ。お手入れの負担をグッと減らしてくれるのがいい。 ※9 メインの乾燥フィルターを自動でお掃除します。
「ES-12X1」なら、面倒な乾燥フィルターのお手入れを大きく減らせる。本機が搭載する乾燥フィルターは、フィルターに付いたホコリをブレードが自動でかき集めてくれるので、ユーザーは週に1回程度ダストボックスに集まったホコリをつまんで捨てるだけでいい(6kg分の衣類を毎日乾燥運転した場合の目安。お使いの状況でお手入れの頻度は変わります。)
今や洗濯乾燥機のスタンダードになった液体洗剤・柔軟剤自動投入機能も、きっちり搭載。液体洗剤・柔軟剤の種類や粘度に左右されず、正確な投入量を計るシステムや、自動投入タンクを引き出しても液だれしない逆止弁搭載の「液だれ防止構造」が採用されている。タンクのお手入れは半年に1回程度だ(同じ洗剤、柔軟剤のご使用で、1日2回洗濯を行った場合の目安。お使いの状況でお手入れの頻度は変わります。)
04 / まとめ「これでいい」ではなく、「これがいい」と思える1台
今回のレビューでとりわけ印象的だったのは、シャープ独自の乾燥機能「ハイブリッド乾燥NEXT」で乾かした衣類の仕上がりだった。パーカーのフードをはじめ、乾きムラが発生しやすい部分まできっちり乾いていたのはもちろん、乾いた衣類の手触りがよく、まさに“ふんわりカラリ”といった印象。この仕上がりで、業界最高水準※1の省エネ性能まで両立させているのだから、お見事と言うよりほかない。
このほか、タオルの機能を長持ちさせる新コース「タオルケアコース」や、洗濯機として業界で初めて※2対応した生成AI、さらに、美しく生まれ変わった新デザインなど、進化点は枚挙にいとまがない。
「これでいい」ではなく、「これがいい」。そう指名買いしたくなる、完成度の高いドラム式洗濯乾燥機として、ぜひ「ES-12X1」に注目してほしい。
※1 乾燥容量6kgクラス洗濯乾燥機において。洗濯〜乾燥6kg:消費電力量590Wh。2025年11月1日現在。(数値は日本電機工業会自主基準による)
※2 国内家庭用洗濯機と連携した生成AIによる応答サービスにおいて。2025年9月11日サービス開始。
製品紹介
























