ペンとAIが生産性と創造性を高める ハイパフォーマンス・タブレット 「Lenovo Yoga Tab」の完成度に迫る
2025年9月に発売されたAndroidタブレット「Lenovo Yoga Tab」は、スタイリッシュなデザインの薄型・軽量ボディに、リフレッシュレート144Hzの11.1型3.2KディスプレイやDolby Atmos対応のオーディオシステムを搭載したハイパフォーマンスな1台。触覚フィードバック対応の高性能なペンも付属し、動画視聴やゲームプレイのみならず、AIを活用して生産性や創造性を高められるモデルに仕上がっている。今どきのタブレット端末の魅力が存分に詰まった本機を徹底チェックしよう。
- 美しいデザイン。携帯性の高い薄型・軽量ボディ
- 「Lenovo Tab Pen Pro」でAI機能をフル活用
- スマホより大迫力の動画視聴とゲームプレイ
高い携帯性美しさと携帯しやすさを両立した約6.2mmの薄型ボディ
タブレット端末の魅力は、何と言ってもスマートフォンよりも大きなディスプレイを活用できる点にある。その大画面を生かして動画やゲーム、マンガなどが大迫力で楽しめるうえ、画面分割したマルチウィンドウ表示でパソコンのように効率的に作業をこなすこともできる。さらに、ペンと組み合わせれば、勉強や仕事はもちろん、趣味のクリエイティブワークまで対応できる懐の広さが魅力だ。
今回注目したレノボの新型Androidタブレット「Lenovo Yoga Tab」は、そんな“タブレット端末ならではの魅力” がとことん磨き上げられた、満足度の高い1台だ。
レノボは数多くAndroidタブレットのラインアップを擁するが、そのなかでもハイクラスに位置付けられる「Lenovo Yoga Tab」。ディスプレイのサイズは11.1型で、高性能なペン「Lenovo Tab Pen Pro」が付属する
まずは、その筐体から見ていこう。「Lenovo Yoga Tab」は、携帯性と作業のしやすさを両立した11.1型ディスプレイを搭載しながら、薄さ約6.2mm、軽さ約458gという“薄軽ボディ”を実現している。資料が詰まったカバンにもスルリと収まり、街中で地図をチェックするときも片手でなんなく扱えた。
バッテリー容量が大きいのもいいところで、本機は8860mAhの大容量リチウムイオンポリマーバッテリーを搭載し、最大12時間のバッテリー駆動時間を実現。朝の通勤時のニュースチェックから、帰宅後の推しの配信の視聴まで、バッテリー切れを心配することなく使い倒すことができた。
一体型メタル構造のスタイリッシュなボディ
シルバーに近い明るい「シーシェル」カラーのボディは一体型メタル構造を採用し、バックパネルの表面には美しいサンドブラスト加工が施されている。ハイクラスモデルにふさわしい上質さとスタイリッシュさが感じられる。
ディスプレイ面は厚さ0.4mmの極薄ながら頑丈な「Corning Gorilla Glass 7i ガラス」で覆われており、耐衝撃性・耐傷性の点で安心感がある。携帯性、美しさ、堅牢性の三拍子を兼ね備えた、完成度の高いボディだ。
ペン&AI機能生産性と創造性を高めるペンとAI機能
ペンが別売りのタブレット端末も少なくないなか、「Lenovo Yoga Tab」には1.4mmの細いペン先で8192段階の筆圧検知機能に対応した「Lenovo Tab Pen Pro」が標準付属する。「Lenovo Tab Pen Pro」は、レノボ史上最高クラスの性能を誇っており、実際にペンを走らせると、触覚フィードバックによって“書いている感触”が手元に返ってくるし、ペン先を紙に走らせた際の筆記音まで再現される。デジタルとは思えないほど、アナログライクな書き心地を実現していた。
実際にさまざまな文字や線、図形などを描いてみたが、線の強弱を細かく操れるため、本格的なイラスト制作にも使えそうだと感じた。
力の入れ具合によって線の強弱がつけられるのはもちろん、鉛筆設定なら「カリカリ」、蛍光ペン設定なら「シャー」など、設定によって筆記音が変わるのに驚いた。感じ方は人によって異なるかも知れないが、筆者にとっては紙に鉛筆やペンで書いているのとほぼ変わらない感覚だった
ペンジェスチャーも秀逸で、ペンの側面に沿って指を上にスライドするとコピー、下にスライドすると貼り付けができる。手書き中にペンをダブルタップすると消しゴムに切り替わるなど、いちいち画面タップで設定を変更することなく、スムーズに使える
「Lenovoメモ」のAI機能をペンで最大活用
「Lenovo Tab Pen Pro」の魅力をさらに引き出してくれるのが、プリインストールされた独自アプリ「Lenovoメモ」だ。
このアプリはAI機能が充実しており、キーボード入力時だけでなく、手書きした文字を即座にテキスト化して、続きの文章を生成したり、リライトや要約したりするなど、多彩な活用ができる。
書いたスケッチをペンで囲むだけで、さまざまな風合いの絵柄にAI変換できるのもユニークなポイント。アイデア出しから、プレゼン資料やレポートの簡易イラスト作りまで幅広く役立つ。キーボードよりも手書き派という人にとっても、AIで生産性と創造性を高められる頼もしいアプリと言えるだろう。
「Lenovoメモ」は手書き文字を自動でテキスト化。その単語からAIが予測して続きの文章を生成する機能を備えている。思いついた言葉をとりあえず書き出しておけば、アイデア出しや思考整理に役立つ。生成までの時間も短い
手書きしたイラストをペンで囲うと、AIがキレイに清書してくれる「Sketch to Image」機能も備わる。パパッと書いたノートPC(とマウス)の絵もこのとおり、見栄えのするイラストになった。「3D漫画」「ベクター・イラスト」「フォトリアリスティック」のほか、「水墨画」や「スケッチ」などさまざまな風合いに変換できるので、資料やレポートのテイストに合わせてイラストを作り出せる
個人的に面白いと思ったのが「かこって検索」。ペンをダブルタップして、単語や写真を囲うとGoogle検索が行えるというものだが、気になるものをサッと検索してすぐに解決できるのは予想以上に便利だ
エンタメ性能高品位な11.1型3.2Kディスプレイで動画もゲームも大満足
「Lenovo Yoga Tab」は、エンタメ用途でもトップクラスの実力を発揮してくれる。その中心となるディスプレイには、11.1型3.2K (3200×2000)の「PureSight Pro ディスプレイ」が採用されている。
そのスペックがなかなかスゴイ。最大800nitの明るさに加え、ΔE<1の色精度、144Hzのリフレッシュレート、そしてHDR規格「Dolby Vision」に対応し、本格的な写真編集やイラスト作成にも活用できるクオリティを備えている。
サウンド面では、デュアルツイーター+デュアルウーハー構成の「プレミアムオーディオシステム」を搭載。立体音響技術「Dolby Atmos」をサポートしており、ハイスペックなディスプレイが映し出す美しい映像に、臨場感のあるサウンドが加わる。スマートフォンでは味わえない迫力で、動画配信サービスのコンテンツから推しのライブ配信まで、存分に楽しめた。
スピーカーには、高音を担当するツイーターと低音を担当するウーハーを左右側面に搭載。「Dolby Atmos」に対応するので体が音で包み込まれるような感覚も得られる。タブレット端末とは思えない豪華な仕様だ
3Dゲームも遊べるハイパフォーマンス
処理を司るSoCには、最大20TOPSのNPUを内蔵する高性能な「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサー」を搭載している。最新世代ではないが、もともと最上位モデルに位置づけられていたハイパフォーマンスなSoCだけあって現在でも十分なパワーを発揮する。むしろ、価格がこなれてきたことで、コストパフォーマンスの向上に寄与している印象だ。
このほか、メインメモリーは12GB(LPDDR5X)、フラッシュメモリー(ストレージ)は高速なUFS 4.0の256GBと抜かりのない仕様。Webブラウジングや動画再生はもちろん、3Dゲームも軽快に楽しめるだけの高いパフォーマンスを備えている。
定番のベンチマークソフト「AnTuTu benchmark V11.0.5」で処理性能をチェックしたところ、総合スコアは「2222448」。ハイクラスの目安である200万点を大きく超えてきた
「原神」や「学園アイドルマスター」「Call of Duty: Mobile」などの3Dゲームを試してみたが、画面がカクつくこともなく快適に遊べた。ディスプレイのリフレッシュレートが144Hzと高速なので表示も滑らかで、戦闘を優位に進められたことも追記しておきたい
カメラ機能は、1300万画素+200万画素(マクロ)のアウトカメラと、1300万画素のインカメラの構成。アイデアを出し合ったホワイトボードや講義の板書を撮影して、必要なところをペンで囲ってサッとテキスト化したり、撮った写真をAIで高画質化したりすることも簡単に行えた
ペンが付属しながら、3万円台※1の
エントリータブレット「Lenovo Idea Tab Plus」
高性能な「Lenovo Yoga Tab」も魅力的だが、もっと手ごろな価格で大画面タブレットを手に入れたいという人は、エントリークラスのAndroidタブレット「Lenovo Idea Tab Plus」に注目だ。
本機は、3万円台※1というリーズナブルな価格ながら、薄さ約6.3mm、軽さ約530gのボディに、最大800nit(HBM)の明るさを備えた12.1型2.5K(2560×1600)ディスプレイを搭載。4096段階の筆圧感知に対応した「Lenovo Tab Pen」が付属し、AI機能は今回紹介した上位モデルの「Lenovo Yoga Tab」と同等という充実ぶりだ。
出費を抑えたい学生はもちろん、資格試験の勉強や資料チェック、あるいは動画・マンガの閲覧メインの人にもぴったりな“使えるエントリーモデル”となっている。
※1 税込、価格.com最安価格、2025年12月10日時点
まとめ幅広い用途に対応する、Androidタブレットの決定版
近年のタブレット端末には、大画面を生かした快適な動画視聴やゲームプレイに加え、画面分割によるマルチウィンドウ作業や、作業効率のよいペン入力、AI機能による日常のサポートなど、エンタメから実用、クリエイティブな作業まで“何でもできること”が求められている、といっても過言ではない。
その点「Lenovo Yoga Tab」は持ち運びにすぐれた薄軽ボディに、リフレッシュレート144Hzの11.1型3.2K「PureSight Pro ディスプレイ」や「プレミアムオーディオシステム」を搭載し、機動性にもエンタメ性能にもすぐれている。しかも、リアルな書き心地を実現した高性能な「Lenovo Tab Pen Pro」と豊富なAI機能との組み合わせによって、ビジネスでもプライベートでも生産性と創造性を高められるモデルとなっていた。
それでいて価格は6万円台※2とリーズナブルなのだから、申し分ない。Androidタブレットの決定版とも評せる「Lenovo Yoga Tab」。これは満足度の高い1台である。
※2 税込、価格.com最安価格、2025年12月10日時点
















