明るさだけじゃない! Mini LED液晶テレビは「黒」で選べ 鮮やかさを際立たせる“黒の表現力”で圧巻の映像美
パナソニックMini LED 4K液晶ビエラ最新モデル「W97C」シリーズ 徹底レビュー
この製品の特徴
- パナソニックが一貫してこだわる“黒の表現力”
- コンテンツ対応力抜群の「Fire TV」を搭載
- 地震でも倒れにくい「転倒防止スタンド」※1だから安心
独自技術と長年培ってきた映像表現のノウハウを活用し、“黒の表現力”に徹底的にこだわってきたパナソニック「ビエラ」。それは最新のMini LED液晶テレビでも健在だ。特に、新しいフラグシップモデルとして2026年7月に発売予定の「W97C」シリーズは、従来モデル比※2で約2倍の輝度と、約2倍のバックライト分割数を実現した「Bright Black Panel Ultra」を採用することで、鮮やかさを際立たせる深みのある黒を実現しているという。本特集では、すぐれた黒表現が実現する圧巻の映像美を中心に、価格.com編集部が、その実力を全方位からチェックしてみた。Mini LED液晶テレビで迷っている人はぜひ参考にしてほしい。
選ぶ理由黒の表現力
深みのあるコントラストで映像体験を堪能できる「Bright Black Panel Ultra」
さまざまなコンテンツがあふれる現代において、映像体験をより豊かにしてくれる「高画質テレビ」に関心を寄せる人は多いだろう。なかでも、従来の液晶テレビよりも微細なLEDをバックライトに採用し、高画質と手ごろな価格を両立した「Mini LED液晶テレビ」は、その代表格として市場での存在感を着実に高めている。
それだけに各社からさまざまなモデルが登場しているが、有機ELテレビとの差別化もあって「明るさ」や「鮮やかさ」にフォーカスしている製品が多く、購入を検討しているユーザーもその視点から吟味するケースがほとんどだろう。しかし、本当にそれらの要素だけを中心にして選んでいいものなのだろうか? もちろん、映像を楽しむうえで明るさや鮮やかさが重要なのは確かだが、眩い光とともに深い黒があってこそ輝きは増し、暗闇の中の階調表現が高まるごとに映像に奥行きと立体感をもたらしてくれるもの。つまり、肝となるのは“黒の表現力”にほかならない。
そこで注目したいのが、長年培ってきた独自技術とノウハウを駆使することで、一貫して“黒の表現力”にこだわってきたパナソニックの「ビエラ」だ。なかでも、最新のフラグシップモデル「W97C」シリーズは、最先端のパネルと映像技術を採用することで、すぐれた黒表現と圧巻の映像美を見せてくれるという。
「ビエラ」は2026年夏、Mini LED液晶テレビのラインアップを大幅に強化。従来の1シリーズ展開から、フラグシップモデルの「W97C」シリーズ、ハイグレードな「W95C」シリーズ、スタンダードな「W93C」シリーズへと大幅に拡充されており、その陣容を見るだけでも力の入れ具合がわかる。今回は「W97C」シリーズの65V型「TV-65W97C」を使用し、画質や音質、使い勝手をチェックした
早速、多くの人が最も気になるであろう画質をチェックしてみた。やはりと言うべきか、ひと目で魅了されたのがどこまでも沈み込むような“黒の深さ”だ。一般的に液晶テレビは、バックライトを使用する構造上、暗いシーンになると黒がやや浮いて灰色っぽく見えたり、明るい被写体の周囲に光のにじみ(ハロー)が発生したりすることがある。しかし、「W97C」シリーズではそのようなことはほとんどなく、背景の黒が沈み込むことで美しいガーベラがより一層際立ち、生々しささえ感じるほど。もちろん、黒の階調表現も格別で、自宅のテレビでは森の部分が黒く潰れてしまいがちなオーロラの映像でも、木々の細かなディテールや陰影までしっかり描写。暗い映像でも情報量が失われず、夜空の奥行きや空気感までリアルに感じられた。
Mini LED液晶テレビらしい圧倒的な明るさも大きな魅力だ。海に沈んでいく夕焼けの映像では、思わず目を細めたくなるほど強烈な輝きを放ちながら、茜色へと移り変わる空や雲、海面の繊細なグラデーションまでていねいに描写。単に明るいだけでなく、ハイライト付近でも階調がしっかり残っているため、映像に自然な奥行きが生まれるなど、そのコントラスト表現は際立っている。色再現性も高く、パプリカとトマトの赤の違いやレモンとバナナの黄色の違いなどを細やかに描き分けつつ、ツヤ感などもうまく再現し、非常にハイクオリティだ。
全体的に、明るい部分を輝かせながら、黒は黒としてしっかりと締め、さらに暗部の階調もきちんと残しているためメリハリ感が非常に強い。映画やドラマと相性抜群なのはもちろん、色彩豊かなアニメやゲームなどでも、その実力を存分に発揮してくれた。
パナソニック独自の映像技術が黒の深みまで描き出す
そんな、すぐれた黒の表現力と鮮烈な明るさを生み出している核心部が、新採用の「Bright Black Panel Ultra」だ。これは、従来モデル※2と比べて約2倍のピーク輝度を実現した「高輝度Mini LEDバックライトシステム」と、バックライト分割数を約2倍に高めた「Wエリア制御Ultra」、豊かな色彩表現を実現する「量子ドットシート」、視野角を広げる「高輝度・広視野角シート」など、複数の技術を組み合わせた、パナソニック独自のパネル技術の結晶。Mini LED液晶テレビらしい圧倒的な明るさを確保しながら、バックライトをより緻密に制御することで、ハロー現象を抑えながら黒をしっかりと締めた、メリハリのある高コントラストな映像を映し出せるわけだ。
また、有機ELテレビの開発で培ってきたノウハウをふんだんに投入することで、暗部のわずかな階調までていねいに描写できるバックライト制御技術「ミニマムルミナンスコントロール」も新搭載。暗闇でも黒一色に潰れることなく、細やかな陰影や質感を美しく描き分けることで映像に立体感と深みを与え、“黒のビエラ”の名にふさわしい実力を見せつけてくれる。
パナソニックが考える“黒の表現力”を実現するために新開発された「Bright Black Panel Ultra」。従来モデル比※2で約2倍の輝度を実現した最新Mini LEDバックライトや、高い色純度を実現する量子ドットシートなどを組み合わせたもので、フラグシップモデルにふさわしい圧巻の映像美を実現する源となっている
従来モデル比※2でバックライトの分割数を約2倍に細密化した「バックライトエリア制御PRO」と、その超微細なバックライトを独自の信号処理で緻密に制御する「エリアコントラスト制御PRO」を組み合わせたものが「Wエリア制御Ultra」だ。明るいところはより明るく、暗いところはハローを抑えながらより引き締めることで、メリハリのある高コントラストな映像を実現している
もうひとつ注目したい制御技術が、パナソニック独自の「ミニマムルミナンスコントロール」だ。一般的なMini LED液晶テレビでは、映像の光り出しを制御しきれず黒が潰れてしまうようなシーンでも、超低輝度まで緻密にコントロールすることで、黒に深みをもたらしてくれる特に重要な映像技術だ
まるで映画館のように体全体を包み込んでくれるサウンド
薄型テレビでありながら、天井の反射を利用することで垂直方向の音を奏でるイネーブルドスピーカーを備え、立体的なサウンドが味わえる「360立体音響サウンドシステム」を採用している点も見逃せない。しかも、独自アルゴリズムで声の定位をはじめ、クリアで映像と一体感のある音を実現する「フロントファイアリングエミュレーター」を導入したことで、音と映像のさらなる一体化を実現。映画やドラマでは画面の真ん中からセリフが聴こえるため違和感が少なく、映像に集中しやすいのも印象的だった。
実際にそのサウンドを体感してみたが、映画館のように体全体を音で包み込んでくれるため、ライブ映像やスポーツ番組などではまるで会場にいるかのような熱気や臨場感を味わえる。薄型テレビとは思えないほど音場が豊かで、サウンド面でもフラグシップモデルらしい完成度の高さを感じられた。
選ぶ理由コンテンツ対応力
「Fire TV」搭載だから豊富な動画コンテンツをサクサク選べる
今やテレビでは、地上デジタル放送だけでなく、複数の動画配信サービスを横断しながらコンテンツを楽しむのが当たり前になっている。だからこそ重要になるのが、“見たいコンテンツへどれだけ素早くたどり着けるか”だ。
その点、「Fire TV」が搭載された「W97C」シリーズは、数十万以上もの膨大なコンテンツと数万以上の最新アプリに対応しているだけでなく、地上波放送・動画配信サービスを問わず、同じ画面にまとめてコンテンツを表示してくれるので、複数のアプリを何度も行き来するような手間もなく、“見たいものを探す”という行為そのものがラク。さらに、「プロフィール」を作成すれば、視聴履歴や好みに応じて“見たいであろう番組”をレコメンドしてくれるようになるため、使い込むほど自分専用のテレビへと進化していくのもうれしい限りだ。
「Fire TV Stick」と同等の機能を備えるテレビ向けOS「Fire TV」を搭載。定番の動画配信サービスが複数インストールされているのはもちろん、アプリの追加も簡単なので将来性も抜群だ。
●操作画面はイメージです。機種やソフトウェアのバージョンによって異なる可能性があります。
●Fire TVの新UI(操作画面)および一部機能は、ソフトウェアアップデートにより順次提供予定です。
●Fire TVに関するご案内:〇Fire TVをご利用いただくには利用規約への同意が必要です。〇サービスや一部機能のご利用にはAmazonアカウントでのサインインが必要です。Amazonアカウントの新規取得にはパソコンやスマートフォンなどの端末とメールアドレスまたはSMSが受信可能な電話番号が必要です。〇サービスによっては、別途登録・契約や料金が必要な場合があります。また、予告なく変更・停止・終了する場合があります。〇Fire OSおよびFire TVの画面等は随時更新されるため、2026年6月現在の情報で記載しております。本ページに記載のタイトルやメニューは実際と異なる場合があります。〇一部機能の利用には、本機をネットワークに接続しての機器本体のバージョンアップが必要となる場合があります。詳しくは https://panasonic.jp/viera/support をご確認ください。オンラインサービスのご利用には、別途登録・契約や料金が必要な場合があります。また、予告なく変更・停止・終了する場合があります。
加えて、特に目を見張ったのが、テレビとは思えないほどの軽快な操作感だ。思ったとおりにサクサク動かせるため、操作に対するストレスはほぼ皆無。横断的な文字・音声検索もでき、精度やレスポンスも良好なので、見たい作品へとスムーズにたどり着くことができた。もちろん「Fire TV」らしく、動画配信サービスだけでなく、音楽ストリーミングやゲーム、フィットネス、ニュース系アプリなども幅広く利用可能。単なる“テレビ”という枠を超え、家庭のエンターテインメントハブとしても完成度の高い1台に仕上がっていた。
テレビの中には動作がもっさりしていて、テレビ番組やアプリを選ぶだけでストレスが溜まるモデルも少なくない。しかし、「W97C」シリーズは、これからアップグレードするFireTVの新UIにも対応し、操作レスポンスが非常に軽快で、アプリの起動や画面のスクロールも実にスムーズ。シームレスな操作感を実現しており、待たされる感覚もない。なお、付属リモコンには主要な動画配信サービスに素早くアクセスできる専用ボタンも備わっている
選ぶ理由安心・安全
大画面でも倒れにくい。安心して設置できる「転倒防止スタンド」※1を搭載
パナソニック「ビエラ」は、国内メーカーらしいユーザーに寄り添う使い勝手にも定評があるが、なかでも高く評価されているのが「安心・安全設計」だ。
薄型テレビは大画面になればなるほど重心が高くなるため、地震や子どもが誤って触れてしまった際の転倒リスクが気になる人も多いだろう。そのため、ベルトで固定したり、スタンドの裏に耐震ジェルを貼り付けたりするケースも少なくないが、壁やTVラックに穴を開ける必要があったり、設置環境によっては使いにくかったりと、その対策と使用方法に頭を悩ませている人もいるはずだ。
その点、「W97C」シリーズでは、地震に強く倒れにくい「転倒防止スタンド」※1を搭載。倒れようとする力が加わるとスタンド底面の吸盤がTVラックにピタッと吸着※4して倒れにくくする※5仕組みで、「W95C」シリーズ、「W93C」シリーズや4K有機ELプレミアムモデル「Z95C」シリーズにも搭載されている。実際に、テレビを大きく前後に揺らしてもTVラックからスタンドが浮くようなことはなく、安心感がある。事実、キッズデザイン賞の“子どもたちの安全・安心に貢献する”部門において、「審査委員長特別賞」を受賞するほどで、小さな子どもがいる家庭でも導入しやすい配慮がなされているのはうれしいポイントだ。
スタンドの吸着スイッチをオン(写真はオフの状態)にすると、テレビが倒れようとする力がかかったときに、底面にある吸盤がキュッとTVラックに吸い付き※4、倒れようとする力が強くなればなるほど倒れにくくなる※5。もちろん、スイッチをオフにすればすぐに動かせるので、引っ越しや掃除の際に困るようなこともない
キッズデザイン賞の“子どもたちの安全・安心に貢献する”部門で、「審査委員長特別賞」を受賞するなど、高評価を受ける「転倒防止スタンド」※1
「転倒防止スタンド」※1の効果を確かめるため、「TV-65W97C」を前後に大きく揺らしてみたが、吸着オフ時はスタンドが浮いてしまっているのに対し、吸着をオンにして揺らすと、ピタッとTVラックに吸い付き、思わず「これはすごい!」と声が出るほど微動だにしない。これなら、大きな地震が来たり、子どもが触れたりした場合でも問題なさそうだ
まとめ
黒が変わると映像はここまで変わる。
「W97C」シリーズが見せた新世代テレビの実力
Mini LED液晶テレビにありがちな「明るさ」や「鮮やかさ」だけではなく、一貫してこだわってきた“黒の表現力”をアピールポイントとして、テレビ市場に新風を吹き込むパナソニックのフラグシップMini LED液晶テレビ「W97C」シリーズ。長年培ってきたノウハウと最新技術を投入した「Bright Black Panel Ultra」によって、圧倒的な高輝度を実現しながら、黒をしっかり沈み込ませることで、深みのある奥行き感を実現。さらに、暗部の階調をていねいに描き分ける表現力も秀逸で、映像そのものの説得力をしっかり感じられるテレビに仕上がっていた。
さらに、「360立体音響サウンドシステム」による臨場感あふれるサウンド、「Fire TV」による快適なコンテンツアクセス、そして「転倒防止スタンド」※1をはじめとする安心・安全設計など、音質や日常的な使い勝手までしっかり作り込まれており、選んで間違いのない1台となっていた。Mini LED液晶テレビ選びで迷っているなら、ぜひ一度店頭で、「W97C」シリーズならではの映像美を体感してみてほしい。一目見れば、きっと“黒の表現力”のトリコになってしまうだろうから。
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モデル
「Bright Black Panel Ultra」搭載の
“黒を極めた”フラグシップモデルパナソニックMini LED 4K液晶
ビエラ「W97C」シリーズ
Mini LEDらしい高コントラストな映像を
堪能できるハイグレードモデルパナソニックMini LED 4K液晶
ビエラ「W95C」シリーズ
Mini LEDなのに手の届きやすい
スタンダードモデルパナソニックMini LED 4K液晶
ビエラ「W93C」シリーズ
- ※1 転倒防止スタンドは、いかなる条件においても転倒・落下しないことを保証するものではありません。また、パナソニックは、災害等によるテレビの転倒・落下に伴う損害については補償いたしかねます。使用上の注意を十分ご確認のうえ、ご使用ください。
- ※2 2025年発売Mini LEDバックライト搭載モデル(65W95B)との比較。
- ※3 音声認識のご利用には、インターネットへの接続が必要です。
- ※4 凹凸のない平らな面に設置してください。凹凸のある設置面では、吸着効果を発揮しません。また、設置面の素材、使用場所や使用環境により吸着効果が弱まる場合があります。
- ※5 1〜2歳児がテレビを押す/引く状態を想定した試験に基づく(試験はZ95B/Z90B/W97C/W93C/W90Bで実施。Z95C/W95Cは同じ構造を有するZ95B/W95Bで実施)















