【タバコ値上げ対策】「アイコス」スティック1本を2度吸いできる加熱式タバコ「Sixhill LUOS Pro」を本家と徹底比較

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【タバコ値上げ対策】「アイコス」スティック1本を2度吸いできる加熱式タバコ「Sixhill LUOS Pro」を本家と徹底比較

フィリップ モリス ジャパンの加熱式タバコブランド「アイコス」専用のタバコスティック「テリア」や「センティア」1本を、2回分吸えるという互換機「Sixhill(シックスヒル)」が、2026年7月に発売されました。

シェードが販売する「Sixhill LUOS Pro」。カラーは全3色展開で、写真は「オブシディアンブラック」

本稿では、吸い応えや機能などを解説するとともに、「アイコス」と吸い比べ、「本家と味は変わらないか」「1回目と2回目の味わいは同じなのか」をチェックします。

左が「Sixhill LUOS Pro」。「アイコス」は形状が近い「アイコス イルマ アイ ワン」(右)を比較に使用しました。タバコスティックは「テリア リッチ レギュラー」(左)と「テリア オアシス パール」(右)でテイスティング

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360度の赤外線でタバコ葉の香りと風味を引き出す

「Sixhill LUOS Pro」は、加熱式タバコの関連製品などを手掛けるシェードが展開しており、同シリーズでは「Sixhill S1」というモデルも販売中。つまり「Sixhill LUOS Pro」はその上位モデルで、赤外線加熱システムや大型ディスプレイ(後述)などを搭載しています。

「Sixhill LUOS Pro」のパッケージを開封。デバイス本体と取扱説明書のみで、充電ケーブルなどは付属していませんが、端子は汎用性の高いUSB Type-Cなので、不要という判断でしょう

具体的に、「Sixhill LUOS Pro」の特徴を解説していきましょう。

特に独自機能として打ち出しているのが、「DeepCore Breelight Heating」と銘打った「赤外線深層加熱」です。こちらは、赤外線でタバコスティック全体を360度ムラなく加熱することで、タバコ葉の内側に眠る香りと風味を、余すことなく引き出すそう。

「Sixhill LUOS Pro」のプレスリリースより

また、2種類の加熱モードを搭載していることも特徴。ひとつは新品(1回目)のタバコスティック向けの「Standardモード」で、赤外線加熱ならではの、滑らかで満足感のある吸い応えが楽しめる仕様です。

グラフィカルなTFTディスプレイを搭載。電源オンの状態でボタンを2回連続で押すと、モードが切り替わります

そしてもうひとつの加熱モードが、使用後のスティックをもう一度楽しめるように設計された「Boostモード」。残った風味をしっかりと引き出す加熱プロファイルを採用しており、2度吸いに最適化されています。

操作ボタンは、本体前面のひとつのみ。電源オフの状態で1回押すとオンになり、なぜか招き猫のグラフィックが流れます。そして一定時間何もしなければ自動的に電源オフに(電源のオン/オフはシャッターの開け閉めでも作動)

なお、モードの切り替えはあくまでも手動。1回目と2回目をともに「Standardモード」で吸うことも、同様に毎回「Boostモード」で味わうこともできます。それぞれ加熱温度は公表されていませんが、タバコスティックの状態に合わせた温度制御がなされているということでしょう。

タバコスティックの差し込み口。スライド式のシャッターが付いています

「Sixhill LUOS Pro」のサイズは、約20(幅)×32(奥行)×114(高さ)mmで、重量は約78.5g。参考までに、「アイコス イルマ アイ ワン」は約16.4(幅)×30.6(奥行)×121.4(高さ)mmで、重量は約73.9gです。

「Sixhill LUOS Pro」はやや短く、それでいて少々厚みがあり重め。全体的な印象としては、「アイコス イルマ アイ ワン」のほうがスマートです

「Sixhill LUOS Pro」と「アイコス イルマ アイ ワン」のスペックを一覧にしてみました。

「アイコス イルマ アイ」の最上位モデル「アイコス イルマ アイ プライム」(税込9,980円)よりは安価ですが、税込8,980円の「Sixhill LUOS Pro」はなかなか高価であり、2度吸えることを含めた利点を、どうとらえるかが購入検討ポイントと言えるでしょう。

吸引(パフ)回数が無制限なことや、最多使用可能本数が約30本と多い点も、「Sixhill LUOS Pro」の利点です(各スペックは筆者調べ)

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1回目の吸い始めに違和感。ただ2回目含め満足度は上々!

ここからは、実際に「Sixhill LUOS Pro」でタバコスティックを吸って味わいをチェック。

まずは、「アイコス」シリーズが誇るレギュラータイプの王道「テリア リッチ レギュラー」を「Standardモード」で。

タバコスティックを挿入口に挿すと自動で加熱が始まり、待ち時間にはディスプレイでカウントダウンが表示されます

率直な感想としては、立ち上がりには「テリア リッチ レギュラー」らしからぬ喫味の弱さを感じ、キックも若干頼りない気がしましたが、残り200秒を切ったあたり(245秒からスタート)から本領を発揮。そのパワーは本家「アイコス」以上に増していく印象すらあり、ラストの100秒はキックもボディも強靭な表情でした。

本家「アイコス イルマ アイ ワン」を用意して、答え合わせ

「アイコス イルマ アイ ワン」と交互に吸うと、やはり本家は安定感があり、よりムラのないスムーズな味わいです。「Sixhill LUOS Pro」にパワーダウンのムラは感じませんでしたが、タバコスティックのポテンシャルを引き出すのに、少々時間がかかる点は否めません。

続いては、ボタンを2度押して「Boostモード」に切り替え、一度吸い終わったタバコスティックを挿入して2回目へ

そして2回目は、推奨される「Boostモード」でテイスティング。

すると、今度は1回目ほどのスロースターター感はありません。また、多少のワイルドなコクや焦げたニオイはあったものの、想定していた以上の雑味はなく、チープにも感じませんでした。

2回目を「Boostモード」で。再利用感覚であれば、十分に納得できるおいしさです

なお、念のため2回目をあえて1回目と同じ「Standardモード」で吸ってみましたが、これはこれでアリ。加熱モードを切り替えられるのはうれしいですが、その都度切り替えるのがわずらわしい人は、片方のモードだけで2度吸いをしても、そこまで違和感なく楽しめると思います。

「Boostモード」で吸うと、2度吸いによって節約できたスティック本数を「Saved」としてディスプレイに表示してくれるのも特徴。ただしこれも、都度手動でモードを切り替えなければ正確な節約本数とはなりません

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人気のカプセル入りフレーバー系メンソール「テリア オアシス パール」でもチェック!

レギュラータバコ以外のスティックの場合、味わいはどうなるのかという点も調べるべく、複層的な風味が特徴のカプセル入りフレーバー系メンソールでも試してみました。なかでも人気が高い「テリア オアシス パール」でチェックします。

まずは「Sixhill LUOS Pro」の「Standardモード」でテイスティング

こちらは前述の「テリア リッチ レギュラー」より違和感がなく、序盤のおとなしさもそこまで感じませんでした。これはカプセル入りフレーバー系メンソールに含まれる果実やミントの成分が、香りや爽快感として味のボリュームに寄与しているからかもしれません。

「アイコス イルマ アイ ワン」でも吸って、味の基準値を再確認

「アイコス イルマ アイ ワン」で同様に吸うと、その考えはより確信に。確かに本家は安定感のあるおいしさですが、ボディも香りも爽快感も、「Sixhill LUOS Pro」は引けを取りません。カプセル入りフレーバー系メンソールに関しては、よりしっかりと本来の味を引き出してくれます。だがしかし、それはあくまで1回目に関しては、です。

「Sixhill LUOS Pro」の「Boostモード」で2回目を吸うと、少しがっかり感が……

2回目の味わいは、「テリア リッチ レギュラー」のときよりも、明らかなクオリティーダウンを感じました。具体的には、メンソールとフルーツフレーバーの減退にあり、いっぽうで雑味のようなタバコのコクがジワリと……。

ある種、ミントや果実の風味は鮮度に左右されるため仕方ないのでしょうが、シビアに言うと残念なテイスト。ただ、あくまで2回目なので、想定内と言えば想定内。割り切って吸う分には、問題ないレベルだと思います。

2026年10月の値上げ対策として検討あれ!

今回「Sixhill LUOS Pro」と「アイコス イルマ アイ ワン」それぞれで、「テリア リッチ レギュラー」と「テリア オアシス パール」を吸い比べました。

感想としては、喫煙1回目の味わいは、「Sixhill LUOS Pro」の吸い始めにパワーの弱さを感じましたが、以降は違和感のないおいしさです。

ただし、「Sixhill LUOS Pro」の独自性である「シケモク」吸い(2回目)をすると、特にカプセル入りフレーバー系メンソールの味わいには、風味の劣化やタバコ葉の雑味を少々感じました。とはいえ、キックやボディの物足りなさはなく、ある種の再利用として楽しむ分には問題ないでしょう。個人的に、「シケモク」用途としてはレギュラー愛煙家のほうがおすすめできます。

左側が「Sixhill LUOS Pro」で2回ずつ味わった吸い殻。右側が「アイコス イルマ アイ ワン」で1回ずつ吸ったもの

2026年10月1日、各社のタバコスティックは値上げが予定されており、「テリア」は620円から640円に、「センティア」は570円から590円に値上がりします(すべて税込)。1箱では20円の差ですが、チリも積もれば山となるため、毎月の出費増に悩む人も少なくないはず。その解決策として、ぜひ本稿を参考に「Sixhill LUOS Pro」を検討してみてはいかがでしょうか!

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Writer
中山秀明
グルメ、ファッション、カルチャー、ライフスタイルを得意とする編集プロダクションを経て独立し、フードアナリストの資格を取得。内食・外食のトレンドやカルチャーに詳しく、深掘りレビューやインタビューなどを得意とし、さまざまな雑誌やウェブメディアをメインに、編集と撮影を伴う取材執筆を行っている。酒類や調理家電、タバコ関連にも強い。時折、テレビ番組や大手企業サイトに食の有識者として企画協力することも。
Editor
牧野裕幸(編集部)
アイテム情報誌「GetNavi」や映像エンタメ情報誌「DVD&Blu-rayでーた」(当時)の編集者を経て「価格.comマガジン」へ。エアコン、スティック&ロボット掃除機、電子レンジ、シェーバー、コーヒーメーカー、扇風機、電動歯ブラシ、電気ケトルなどの白物家電のほか、加熱式タバコを担当しています。LOVE, LINKIN PARK.
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