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ソニーEマウント用標準ズームレンズ定番製品比較テスト

ソニーEマウント用標準ズームレンズ定番製品比較テスト

ここではソニーEマウント用標準ズームレンズの定番品5本で検証を実施。主な用途を想定した4パターンの被写体を、それぞれのレンズでプロが撮り比べて判定を行う。使用したカメラは4,240万画素のα7R III。高解像度モデルだけに、レンズの描写力もシビアさが求められる。目的に合うレンズ選びの参考としていただければ幸いである。

比較する定番標準ズームレンズ5選の概要

今回扱うレンズはワイド端24mm前後、テレ端70mm以上を基準に5本選出。純正レンズからはお手頃価格の「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870(以下FE 28-70mm)」。開放F4通しの「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z(以下FE 24-70mm F4)」。そして最高峰の「FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM(以下FE 24-70mm F2.8)」の3本をチョイス。それに加えて、サードパーティー製レンズとして開放F2.8通しのシグマ「24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用](以下シグマ)」。ワイド端28mmで、その分コンパクトなTAMRON「28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)(以下TAMRON)」の2本を選んだ。

SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870 SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用] TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)
メーカー名 SONY SONY SONY シグマ TAMRON
製品名 FE 28-70mm
F3.5-5.6 OSS
SEL2870
Vario-Tessar T*
FE 24-70mm F4 ZA
OSS SEL2470Z
FE 24-70mm F2.8
GM SEL2470GM
24-70mm F2.8
DG DN [ソニーE用]
28-75mm F/2.8
Di III RXD
(Model A036)
最安価格
焦点距離 28-70 mm 24-70 mm 24-70 mm 24-70 mm 28-75 mm
開放F値 F3.5-5.6 F4 F2.8 F2.8 F2.8
フォーカス AF/MF AF/MF AF/MF AF/MF AF/MF
最短撮影距離 0.3-0.45 m 0.4 m 0.38 m 0.18-0.38m 0.19-0.39m
発売日 2014/2/7 2014/1/24 2016/4/28 2019/12/20 2018/5/24
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メーカー名 製品名 最安価格 焦点距離 開放F値 フォーカス 最短撮影距離 発売日
SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870 SONY FE 28-70mm
F3.5-5.6 OSS
SEL2870
28-70 mm F3.5-5.6 AF/MF 0.3-0.45m 2014/2/7 製品ページへ
SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z SONY Vario-Tessar
T* FE
24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z
24-70 mm F4 AF/MF 0.4 m 2014/1/24 製品ページへ
SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM SONY FE 24-70mm F2.8 GM
SEL2470GM
24-70 mm F2.8 AF/MF 0.38 m 2016/4/28 製品ページへ
シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用] シグマ 24-70mm
F2.8 DG DN
[ソニーE用]
24-70 mm F2.8 AF/MF 0.18-0.38m 2019/12/20 製品ページへ
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) TAMRON 28-75mm F/2.8
Di III RXD
(Model A036)
28-75 mm F2.8 AF/MF 0.19-0.39m 2018/5/24 製品ページへ

[結論!]定番標準ズームレンズ5本選び分けのポイント

今回の検証ではSONY FE 24-70mm F2.8とシグマがいずれの被写体においても優秀な成績だった。写りを最優先するのであればこの2本からの選択となる。ただし、レンズ選びには「価格」や「大きさ・重さ」「ズーム焦点距離」なども重要となる。さらに純正にこだわるかもポイントだ。本体が小型軽量なαシリーズの場合、レンズサイズとのバランスは意外に重要。それを踏まえ携帯性を最も優先するなら小さく軽いFE 28-70mm F3.5-5.6や、FE 24-70mm F4という選択肢もアリ。TAMRONもワイド端こそ28mmとなるが、写りは水準以上、さらにコンパクトと魅力的な1本だ。

  • 正直、写りは値段相応! それより機動力を優先する人向けの小型・軽量なレンズ

    SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    SONYFE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    最安価格-

    [このレンズが強い被写体]

    ポートレート 風景 花・小物 ぬいぐるみ(解像感)

    ワイド端28mmスタートの純正廉価版標準ズーム。α7 IIIのズームレンズキットに含まれるのがこれ。テスト結果に関してはほぼすべての項目で最下位となってしまった。また、開放F値はワイド端でF3.5、テレ端ではF5.6となってしまうので、ほかのレンズのようには大きくぼかせない。これは正直、価格差を考えれば仕方がないだろう。むしろ安さとサイズがこのレンズの最大の魅力。重さは295gとほかのどのレンズよりも軽く、サイズに関しても圧倒的にコンパクト。とにかく安くて軽い標準ズームが欲しい人向けの1本だ。

    • 焦点距離:28-70 mm
    • 開放F値:F3.5-5.6
    • 最大径×長さ:72.5×83 mm
    • 重量:295g
  • 最高画質ではないが大きな欠点のない写り
    軽さを生かしつつポートレートから風景まで撮る人に

    SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    SONYVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    最安価格-

    [このレンズが強い被写体]

    ポートレート 風景 花・小物 ぬいぐるみ(解像感)

    純正カール・ツァイスブランドのレンズとなるVario-Tessar T*レンズ。ズーム域は24-70mmだが、開放F値はF4.0と高級レンズの開放F値F2.8よりも1段分暗いレンズとなる。今回のテストでは残念ながらF2.8の3本に及ばない結果となったが、致命的にダメな被写体はない。純正のF2.8レンズであるFE 24-70mm F2.8との価格差を考えれば妥当な結果かもしれない。比較的小型なので、大きなボケを必要とせず、持ち歩きやすさを優先する人に向く1本。

    • 焦点距離:24-70 mm
    • 開放F値:F4
    • 最大径×長さ:73×94.5 mm
    • 重量:426g
  • どの検証でも最高水準の成績
    まず写りにこだわる人向きの高級レンズ

    SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    SONYFE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    最安価格-

    [このレンズが強い被写体]

    ポートレート 風景 花・小物 ぬいぐるみ(解像感)

    すべてのテストにおいてトップレベルの結果を出した最高級の純正レンズ。重さは886gと5本中で最も重く、サイズも大きい。さらに価格はこの1本だけ飛び抜けて高価だが、純正レンズの中でも描写力に定評のあるGMシリーズのレンズだけにこの点は仕方がないところ。純正レンズで最高性能を得たいというならこのレンズしか選択肢はない。

    • 焦点距離:24-70 mm
    • 開放F値:F2.8
    • 最大径×長さ:87.6×136 mm
    • 重量:886g
  • サードパーティーながらすべての被写体で高評価
    コストを抑えつつ写りにこだわりたい人向け

    シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    シグマ24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    最安価格-

    [このレンズが強い被写体]

    ポートレート 風景 花・小物 ぬいぐるみ(解像感)

    純正のFE 24-70mm F2.8と並びすべての被写体においてトップレベルの成績となったレンズ。しかもFE 24-70mm F2.8と比べると、サイズ・重さは似たようなものだが、価格は圧倒的に安い。解像力の高さ、ボケのきれいさは5本中でもトップレベルといえるだけに、純正にこだわらずに最高性能の標準ズームを持ちたい人にお勧めの1本といえる。風景からポートレートまでオールマイティーにこなせるレンズだ。

    • 焦点距離:24-70 mm
    • 開放F値:F2.8
    • 最大径×長さ:87.8×124.9 mm
    • 重量:830g
  • どの被写体も写りは合格点の写り
    性能とサイズのバランスが大事な人向き

    TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    TAMRON28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    最安価格-

    [このレンズが強い被写体]

    ポートレート 風景 花・小物 ぬいぐるみ(解像感)

    開放F値がズーム全域でF2.8の標準ズームとしては価格も安く、しかもサイズもコンパクト。さらにこの明るさのズームで550gという重さは魅力だ。それでいて、風景やぬいぐるみ撮影では最高評価。ワイド端が28mmなので広がりのある風景などを撮る場合や、室内での撮影時にはやや物足りなさを感じるかもしれないが、逆に24mmからの広さにこだわらないなら、非常にお買い得感の高いレンズといえる。軽さと写りのバランスを求めるユーザーに向いた1本。

    • 焦点距離:28-75 mm
    • 開放F値:F2.8
    • 最大径×長さ:73×117.8 mm
    • 重量:550g

[作例比較]ポートレート・風景などでレンズ性能を徹底比較

今回の標準ズームテストは4種類の撮影シーンでの比較。ポートレートを想定してテレ端で絞り開放で撮影したもの。風景撮影を想定し、ワイド端でF8.0まで絞って撮影したもの。そして、テーブルフォトなどを想定して、テレ端での最短撮影と、画角を50mmに固定しての室内定常光撮影を行っている。結果、SONYのFE 24-70mm F2.8と、シグマは全項目で最高水準の結果を残した。

SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870 SONY
FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870
SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z SONY
Vario-Tessar T*
FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z
SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM SONY
FE 24-70mm F2.8
GM SEL2470GM
シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用] シグマ
24-70mm F2.8 DG DN
[ソニーE用]
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) TAMRON
28-75mm F/2.8 Di III
RXD (Model A036)
ポートレート ポートレート
風景 風景
花・小物 花・小物
ぬいぐるみ(解像感) ぬいぐるみ(解像感)
製品名 ポートレート ポートレート 風景風景 花・小物花・小物 ぬいぐるみ
(解像感)
ぬいぐるみ(解像感
SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870 SONY
FE 28-70mm
F3.5-5.6 OSS SEL2870
SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z SONY
Vario-Tessar T*
FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z
SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM SONY
FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM
シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用] シグマ
24-70mm F2.8 DG DN
[ソニーE用]
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) TAMRON
28-75mm F/2.8 Di III RXD
(Model A036)

ポートレート (ボケ、中心解像感)

解像力ではFE 24-70mm F2.8とシグマの真っ向勝負
ボケの美しさも含めればシグマに軍配が上がる

人物ポートレートを想定し、クリエイティブスタイルはポートレートモードに設定。ポートレートでは背景をぼかすことが多いため、各レンズのテレ端を使用し、絞りは開放絞りを使用している。ピント位置はα7R IIIに搭載される瞳AFにより瞳に合わせている。解像力でFE 24-70mm F2.8とシグマが甲乙付けがたいが、シグマはボケも美しかった。
■モデル:晶羅

全体

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F5.6 1/80秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F4 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/200秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/250秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離75mm F2.8 1/250秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    やはり開放F値がテレ端でF5.6となるのはポートレートでは厳しいと感じる。F2.8レンズと比べると2段分ボケ量が少なくなるため、背景との分離が悪くなるのがつらいところ。発色傾向はFE 24-70mm F2.8に近いと感じる。
     

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    開放F値がF4となるため、F2.8のレンズに比べると背景のボケは少し物足りなさを感じる。今回テストした距離ではF4.0ならではの被写界深度の深さがプラスに働くこともなく、ボケ量の少なさだけがデメリットに出てしまった。発色は色乗りがよく好感が持てる。

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    何といっても解像力の高さが光る。ボケには少しクセがあるが、逆にそれが立体感を生み出しているかもしれない。70mmのテレ端でF2.8の開放F値はボケも大きく、ポートレートレンズとしても使いやすいと感じる。
     

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    FE 24-70mm F2.8と真っ向勝負といえる解像力の高さが魅力。価格差を考えれば、最もコストパフォーマンスが高い1本といえる。解像力だけでなくボケが美しい点も高く評価したい。
     

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    色乗りはややあっさりめ。解像力は5本中の平均レベルという感じで、十分に合格ラインをクリアしている。丸ボケの描写に関しては、非球面レンズの模様が写る年輪状のボケが見られる。
     

部分拡大(中央部の解像度)

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F5.6 1/80秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F4 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/200秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/250秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離75mm F2.8 1/250秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    瞳部分の解像力に関しては5本中で最も低いと感じる。とはいえ、極端に解像力が低いというレベルではなく、ほかのレンズと比較すると低いという話なので、絶対値としての解像力に不満があるわけではない。価格を考えれば十分な解像力といえるだろう。

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    FE 24-70mm F2.8 GMには解像力でわずかに劣るが、実用上はまったく不満を感じることはないレベル。開放F値がF4と1段分暗いため、わずかに被写界深度が深く瞳の左右の解像力にも差が少ないのが良い点といえる。
     

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    瞳自体にしっかりとピントが合っていて、非常にシャープ。瞳部分の解像力がシグマとともに最も高いのがこのレンズ。5本中で最も高価だが、GMレンズの名に恥じないすばらしい解像力を実感できる結果となった。
     

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    純正の最高峰レンズFE 24-70mm F2.8 GMと同等といえる解像力。瞳の部分は細部まできわめて細密に再現されており、これ以上ないといえるレベル。価格に対しての解像力はダントツといえるだろう。
     

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    FE 24-70mm F4 OSSと同レベルの解像力。トップ2モデルと比べるとわずかに細部の解像感は落ちるが、その差はごくわずか。100パーセント表示でほかのレンズの作例と並べて見ないかぎり甘さを感じることはないだろう。
     

部分拡大(背景のボケ)

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F5.6 1/80秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F4 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/200秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/250秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離75mm F2.8 1/250秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    テレ端の70mmでは開放F値がF5.6となるため、ボケは硬い。ポートレートレンズとしては少々物足りなさを感じる。木漏れ日の丸ボケは内側と外側がはっきりと分かれるような縁取りが見られる。周辺部の丸ボケはかなりつぶれただ円形となっている。ボケに関しては今ひとつというところだろう。

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    開放F値がF4.0となるため、F2.8レンズの3本に比べるとボケは硬い。中央部付近の丸ボケはほぼまん丸に近いが、周辺部は半月状となる。ボケの形に関してはほかのレンズと比較しても決して悪くない。FE 24-70mm F2.8 GMと同様、木漏れ日の丸ボケに関しては、ボケの輪郭に青みのある縁取りが見られるのが気になるところ。

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    シグマと同様、ボケの形はほぼまん丸で美しい。ただし、色収差がボケに現れてしまっているせいか、木漏れ日の丸ボケには濃いめの縁取りが見られ、シグマに比べると少しうるさいボケと感じる。
     

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    ボケの形が自然で最も美しいのがこのレンズ。木漏れ日の丸ボケもほぼまん丸でボケの輪郭も柔らかい。ボケ味で選ぶならこのレンズで決まりだろう。ただし、隅のボケはまん丸ではなく半月状のボケとなっている。
     

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    周辺部のボケは悪くない。FE 24-70mm F2.8 GMとシグマ24-70mm F2.8と比べるとややざわついたボケに見える。木漏れ日の丸ボケは中心部でもわずかにだ円となっているため、重なりが多い部分でうるさく見えるということだろう。
     

遠景 (周辺解像感)

中央部と周辺部の両方でトップレベルのシグマ
わずかの差で純正24-70mm F2.8 GM、TAMRON

風景撮影を想定し、各レンズのワイド端を使用。デジタルカメラの場合、あまり絞り過ぎると回折現象が発生しかえって描写が甘くなることがあるため、絞りはF8.0に設定。中央部と画面隅の解像力を比較することで画面全域を使えるかどうかを検証している。作例の部分拡大においては被写体の表示サイズをそろえているため、焦点距離の長いTAMRONの解像感がほかよりもよく見えがち。一方、比較評価はピクセル等倍で行っている。一部、ページ上の見かけと評価内容にズレが生じる点を御了承いただきたい。ちなみに、結果は中央も周辺部も優秀な解像力だったシグマが1位。以降、FE 24-70mm F2.8 GM、TAMRONが同順となる。

全体

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離28mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離24mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離24mm F8 1/250秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離24mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離28mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    全体を見渡すかぎりでは特に解像力不足による仕上がりの差は感じられない。ワイド端が28mmとなるため、24mmレンズで撮ったものと比べると、ひと回りトリミングしたように見える。風景撮影においてはこの4mmの差をどう捉えるかというところだ。

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    すべて同じ設定で撮っているが、このレンズの仕上がりはわずかに青めの発色となった。F8.0に絞ってもほんのわずかに周辺光量落ちが残っているように見える。
     

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    解像力が高いだけでなく、コントラストも高く、全体的にピシッとした仕上がりに見えるのが特徴。メリハリのきいた仕上がりが好みの人はこのレンズが最も印象がいいかもしれない。
     

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    解像力の高さが光るが、FE 24-70mm F2.8 GMに比べると、階調性に優れる印象。その分、一見するとおとなしめの仕上がりに見えるかもしれない。
     

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    純正レンズと比較すると発色はわずかにおとなしめ。ワイド端が28mmとなるため、24mmレンズと見比べると広がり感に欠けるのは、致し方ないところ。
     

部分拡大(中央部の解像度)

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離28mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離24mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離24mm F8 1/250秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離24mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離28mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    中央部の解像力はほかの4本と比較するとかなり落ちる結果となった。テレ端の70mmでは開放F値がF5.6となるため、F8.0の撮影では実質1絞りしか絞ってないこととなり、性能的にも不利な条件だったのかもしれない。廉価版ズームの解像力、というのが正直な印象だ。

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    FE 24-70mm F2.8 GM、シグマ、TAMRONの3本に比べると中央部の解像力は落ちる。とはいえ、通常の撮影では解像力不足と感じるほどではないだろう。開放F値F4.0の軽量レンズとして考えれば十分な実力といっていいだろう。
     

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    中央部の解像力はトップレベル。シグマ24-70mm F2.8、TAMRON 28-75mm F2.8と並び、細部の解像力はパーフェクトといって良いだろう。風景撮影にも最適の純正レンズだといえる。
     

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    ワイド端での中央部の描写はきわめてシャープ。細部までしっかりと再現されており、文句の付けようがないレベル。FE 24-70mm F2.8、TAMRONと並んでトップレベルだ。
     

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    ワイド端は28mmとなるが、遠景中央部の解像力は申し分のないレベル。純正レンズのトップモデルとなるFE 24-70mm F2.8 GMと比較しても、まったく見劣りのしない細密な仕上がりは見事だといえる。
     

部分拡大(周辺部の描写)

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離28mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離24mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離24mm F8 1/250秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離24mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離28mm F8 1/320秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    遠景の描写力に関してはかなり甘い仕上がり。F8.0に絞ってこのレベルの解像力ということはワイド端の遠景は不得意ということだろう。テストした5本中、このレンズだけは像が流れるような仕上がりとなってしまった。
     

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    中央部の描写では比較的健闘していたが、周辺部ではかなり描写力が落ちる結果となった。像が甘く、ピントが合っているかがわからないような、ぼやっとした描写は残念。ただし、像が流れるようなことはなく、単にピントが合っていないようにも見える。

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    中央部の解像力に比べればわずかに甘めの描写となっているが、像が流れるようなことはなく、きわめて優秀な描写力といえる。ただし、シグマ 24-70mm F2.8と比べると、わずかだがこちらのほうが解像力は落ちるという結果となった。
     

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    中央部の描写に比べればわずかに解像力が落ちるが、それでもここまでキッチリと解像してくれていれば文句なしだ。像が流れるようなことも一切なく、5本中、最も周辺部の解像力が高かった1本だ。
     

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    28mmの画角となるため24mmのレンズよりは被写体が大きく写っているが、それを差し引いても十分に細部までしっかりと描写されている。FE 24-70mm F2.8 GMと同レベルの周辺解像力といっていいだろう。
     

花・小物

ピント面のシャープさはシグマ、TAMRONが大健闘
シグマはボケに関しても最も美しい

テーブルフォトなどを想定し、各レンズのテレ端、開放絞りで撮影した。フラワーアレンジメントを斜めにセットし、真ん中のピンクの花にピントを合わせた。ピント合わせはMFを使用し、あらかじめ最短撮影距離にピントを合わせておいて、ライブビューを見ながら三脚を前後して被写体にピントを合わせた。ピント面の解像力とボケの両面をチェックしている。ここで優秀な結果だったのはサードパーティーのシグマとTAMRON、そしてFE 24-70mm F2.8。特にシグマは解像力・ボケの両方が優れていた。

全体

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F5.6 1/40秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F4 1/80秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離75mm F2.8 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    5本中、最も被写体に寄れず、被写体が小さく写ってしまった。テレ端の開放F値がF5.6となるため、最短撮影距離でも被写界深度の深さが顕著に表れる。ボケに関してはF5.6だけに硬いのは仕方のないところだろう。

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    テレ端使用時の最大撮影倍率に関しては、上位レンズのFE 24-70mm F2.8 GMと同等のレベル。至近距離の撮影ではピント面もシャープとはいえず、ボケもやや硬めとなっている。

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    純正レンズ3本の中では最もテレ端での撮影倍率が大きいが、シグマ、TAMRONに比べるとわずかに寄り切れないという印象。ピント面のシャープさ、ボケに関しても非常に高水準ながら上記2本と同等かやや落ちる印象だ。

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    絞りF2.8での撮影のため被写界深度は薄いが、ピントの合った面は非常にシャープ。マクロレンズではないが、最短撮影距離での描写はとても美しく、このような撮影シーンにも対応できるレンズといえる。

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    シグマよりもごくわずかだが、テレ端での最大撮影倍率が大きく、5本中で最も被写体を大きく写す結果に。ボケに関しては少し硬くうるさい印象。

部分拡大(中央部の解像度)

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F5.6 1/40秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F4 1/80秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離75mm F2.8 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    絞り値がF5.6となっているため被写界深度が深く、一見すると解像力が高いように見える。だが細部のシャープさでいえば、平均レベルというところだ。遠景の解像力ほどほかのレンズとの違いは感じられない。
     

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    ピント面にシャープさがなく、どこにもピントが合っていないようにも見える。開放F値がF4.0であることを考えれば、中央の花の広い範囲にピントが合いそうだが、実際は全体的に甘いという結果となった。
     

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    ピント位置は花の中心部分よりも少し手前に合ってしまっているが、ピントの合っている部分はシャープ。ただし、F2.8の最短撮影のため被写界深度は極薄でピント合わせはシビア。この距離になるとGMレンズらしい解像力の高さというのは感じられない。

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    花の中心部分にしっかりとピントが合ってくれた。ピント面の解像力はとても高い。ただし、FE 24-70mm F2.8 GMと同様、被写界深度は非常に薄く、シャープに写っている部分が少ないのは仕方ないだろう。
     

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    こちらもピントはしっかりと花の中央部分に合っている。ピント面はF2.8レンズの中では最もシャープといえる。シグマ24-70mmとほぼ同じ大きさに写っているが、厳密に比較すると最大撮影倍率はこのこのレンズが一番大きいだろう。
     

部分拡大(周辺部の描写)

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F5.6 1/40秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F4 1/80秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離70mm F2.8 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離75mm F2.8 1/125秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    ボケ味は決して悪くはないのだが、いかんせんF5.6という絞りのためボケ量が少な過ぎて物足りない。中途半端なボケとなってしまうため、このような至近距離での撮影には向かないレンズかもしれない。

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    F4.0の開放F値のためボケ量はほどほどだが、ボケの形に縁取りのようなものが見られ、美しいボケ味とはいいがたい。前ボケは悪くないので、距離によってボケ感が大きく変わるのかもしれない。

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    至近距離でのボケはとても美しい。シグマ24-70mm F2.8と良い勝負というところ。二線ボケのようなものも見られず、自然に溶けるように見えるボケ味だ。ただし、ボケの形に輪郭のようなものが見える場所もあるのが少し気になる点だ。

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    ボケの美しさに定評があるレンズだけに、この距離でのボケも美しい。FE 24-70mm F2.8 GMと比べてもこちらのレンズのほうがボケは大きく滑らか。ボケに輪郭がなくとても自然にボケているのがすばらしい。

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    F2.8の開放絞りのためボケ量は大きいのだが、ボケ部分には少し二線ボケのようなざわついた描写となっている。このためボケが少し硬く見えてしまうのが残念なところだ。

解像感

5本とも高いレベルの解像力を発揮し、特にFE 28-70mm F3.5-5.6の健闘が光る
中央部、周辺部ともにトップレベルの解像を見せたのはシグマ

各レンズのズームリングを50mmのポジションに合わせて撮影。ピントは中央のぬいぐるみの鼻に合わせている。焦点距離をそろえることで、それぞれのレンズの解像力、周辺部の描写をチェックしている。なお、この検証では5本とも高いレベルの解像力を発揮。その中でもシグマは中央部、周辺部ともにトップレベル。

全体

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F4.5 1/40秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F4 1/50秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F2.8 1/100秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F2.8 1/100秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F2.8 1/100秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    5本中、最もオートホワイトバランスの発色が青く、やや補正しすぎの印象。50mmでの開放絞りはF4.5となり、全体にボケ量は少ない。このため、前後に置かれた小物の立体感にはやや欠ける印象だ。
     

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    F4.0という開放F値のためほどよいボケ量となり、各部がバランス良く写っている印象。オートホワイトバランスによる発色はTAMRON 28-75mm F2.8に近い、自然なものとなった。
     

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    F2.8の撮影のため、配置した小物の距離はそれほど離れていないが、ピントを合わせた場所とその前後ではボケが感じられ、立体感がある仕上がりとなっている。どちらかといえばオートホワイトバランスは高めでほんのわずかだが青傾向の発色となった。

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    5本中、最も暖色系の発色。定常光の見た目に一番近い仕上がりとなっている。ピントが外れた部分のボケもきれいで立体感のある写真となっている。
     

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    シグマ 24-70mm F2.8の暖色系の仕上がりに次いで、見た目に近い発色となった。この距離ではボケの硬さが気になることはなく、F2.8レンズらしい立体感のある写真となっている。
     

部分拡大(中央部の解像度)

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F4.5 1/40秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F4 1/50秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F2.8 1/100秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F2.8 1/100秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F2.8 1/100秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    50mmの焦点距離では開放絞りはF4.5。描写についてはFE 24-70mm F4と同レベル。F2.8の3レンズと比較しても解像力は見劣りするというほどではなく、非常に高い解像力といえるだろう。ほかの検証と違い、ここでは善戦している。

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    開放F値がF2.8となる3本のレンズと比較してもそん色ないレベルの解像力。厳密に比較するとわずかに解像力は落ちるが、その差は非常に少なく、このシーンでいえば、対等に勝負できる実力だ。

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    F2.8の開放F値となる3レンズはどれも非常に高い解像力で甲乙付けがたいレベルだが、強いて順位を付けるならこのレンズが最も解像力が高いといえる。ぬいぐるみの黒い縫い目の部分が驚くほど細密に再現されている。

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    FE 24-70mm F2.8とほとんど違いが見いだせないくらい高い解像力。黒い縫い目の描写はきわめて細密。開放絞りとなるF2.8でここまで解像してくれれば文句なしだ。

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    FE 24-70mm F2.8 GM、シグマに次いで高い解像力。次いでとは書いたが、その差はごくごく小さく、等倍で並べて比較しなければ差がわからない。Α7R IIIの高解像度をしっかりと再現できるレンズのひとつだと感じる。

部分拡大(周辺部の描写)

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F4.5 1/40秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F4 1/50秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F2.8 1/100秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F2.8 1/100秒 露出補正なし ISO100

  • セッティング:絞り優先オート 焦点距離50mm F2.8 1/100秒 露出補正なし ISO100

  • SONY
    FE 28-70mm
    F3.5-5.6 OSS SEL2870

  • SONY
    Vario-Tessar T* FE
    24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

  • SONY
    FE 24-70mm F2.8
    GM SEL2470GM

  • シグマ
    24-70mm F2.8
    DG DN8
    [ソニーE用]

  • TAMRON
    28-75mm F/2.8 Di III
    RXD (Model A036)

  • SONY FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870

    意外にも大健闘。周辺部でもピント面は非常にシャープでにじみ、流れのようなものは一切ない。もしかするとこのレンズはズームの50mm近辺の描写力が最も高いのかもしれない。この周辺描写なら上位モデルと勝負できるといえる。

  • SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z

    FE 24-70mm F2.8 GMと比較してもそん色ないレベルの周辺解像力といえる。中央部も十分な解像力があったが、周辺部でもピント面のシャープさは健在。開放F値がF4.0のため被写界深度はF2.8レンズよりも深めだ。

  • SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

    周辺部の描写に不満はないが、中央部の解像力が最も高かったことを考えると、この描写には落差を感じる。シグマ 24-70mm F2.8よりもわずかにシャープさがないという仕上がりだ。

  • シグマ 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]

    周辺部でのピント位置の解像力はこのレンズが最も高い。中央部に比べれば落ちるが、それでもピント面のシャープさはほかの4本と比べて優れている。画面全域においてシャープなレンズといえるだろう。

  • TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)

    FE 24-70mm F2.8 GMと同レベルの周辺解像力。中央部との解像力の落差でいえば少ないほうといえるだろう。ほかと比べなければ、周辺部の描写にもまったく不満は感じないレベルだ。

撮影機材紹介

SONY α7RV ボディ

SONY

α7R III ILCE-7RM3 ボディ

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最新から1世代前となるα7R IIIを使用。4,240万画素という高解像度のデータはレンズの性能を余すところなく写し出してくれる。マニュアルフォーカスレンズでも、ビューファインダーをのぞきながらフォーカスピーキング機能を使えば確実なピント合わせが可能となる。

SONY α7R III ILCE-7RM3
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検証・監修

塙真一

塙真一 Shinichi Hanawa

東京都出身。
人物をメインの被写体とするフリーランスのフォトグラファー。
カメラ誌に写真や記事を寄稿するほか、役者、タレント、政治家などの撮影も行う。
また、海外での肖像写真撮影、街風景のスナップ、夜の街を撮る「夜スナ!」をライフワークとする。
写真展の開催も多数。

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