SDメモリーカードの選び方

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デジタルカメラやスマートフォンなどデジタル機器の記録メディアとして、もっともよく使われているSDメモリーカード。薄くて小さなカード1枚に大量のデータを保存できて便利ですが、同じ容量の製品でも転送速度など搭載機能で違いがあります。ここでは、SDメモリーカードの種類や規格など、選び方のポイントとなる項目について解説していきます。

SDメモリーカード選びの前に

SDメモリーカードには、大きく分けて「SDカード」と「microSDカード」の2つがあります。それぞれの違いや使用できる機器、特徴などを見ていきましょう。

SDカードとmicroSDカードの違いをチェック

SDカードとは、2000年に東芝、パナソニック、米サンディスク社が共同で開発した小型のメモリーカードのことで、デジタルカメラを中心に普及しています。一方のmicroSDカードは、デジタル機器の小型化にともない、より小さなメモリーカードが必要になったことから、2004年に登場。携帯機器や小型カメラを中心に使われています。

SDカードとmicroSDカードの違いをチェック
SDカード microSDカード
主な使用機器 デジタルカメラ、デジタル一眼カメラ、ビデオカメラ スマートフォン、タブレットPC、デジタルオーディオプレーヤー、アクションカメラ、ニンテンドー3DSなど
互換性 なし 変換アダプターを使用すればSDカードとして利用可
容量 販売されている製品で最大512GB(SDXC) 販売されている製品で最大512GB(SDXC)
書き込みロックスイッチ あり なし
SDカード

幅24mm、長さ32mmのカードで中にはフラッシュメモリーが搭載されています。デジタルカメラやビデオカメラを中心に広く使われているほか、多くのノートパソコンにはSDカードスロットが装備されています。規格によって容量や転送速度に違いがあります。

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microSDカード

幅11mm、長さ15mm、重さ0.4gという超小型のメモリーカードで、スマートフォンや超小型カメラなどで使用します。カードが超小型なため、頻繁に抜き差しすると紛失の原因となるので注意が必要です。SDカードと同様、規格によって容量や転送速度に違いがあります。

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製品によって使えない規格も。購入前に使う機器の仕様を確認しよう

カードの規格 機器に求められる
対応規格
最大容量(規格上)
SDXC SDXC 2TB
SDHC SDHC / SDXC 32GB
SD SD / SDHC / SDXC 2GB

※「機器に求められる対応規格」はいずれかを満たしていれば対応

SDカードとmicroSDカードには、それぞれ「SD」「SDHC」「SDXC」規格が存在します。これらの最大容量は、SDが2GB、SDHCが32GB、SDXCが2TBと規定されています。そのため、SDカード、microSDカード対応機器によって、容量が制限されているものもあります。たとえば、SDカード対応の「ニンテンドー3DS」とmicroSDカード対応の「ニンテンドーNEW 3DS」はどちらも「SDHC」対応なので容量は32GBが上限。「SDXC」規格のカードを使用できません。購入する際は、利用したい機器の仕様を確認しておきましょう。

ラベルの記載事項をチェック!

ラベルの記載事項

※SDカードを例に説明していますが、microSDカードも記載項目はほぼ同様です

記録容量

記録できるメモリー容量を示しています。ただし、「128GB」と表示されていても実際に記録できる容量は少なくなります。容量は16GB→32GB→64GBと2倍ずつ増えていきます。

規格

SDカード(microSDカード)には、「SD(microSD)」「SDHC(microSDHC)」「SDXC(microSDXC)」3種類の規格があります。その違いは容量で、規格上、SDは最大2GB、SDHCは最大32GB、SDXCは最大2TBまでとなっています。

最大転送速度

メーカーが自社で測定した転送速度を示しています。書き込みより読み取るほうが速いので、最大の読み出し速度と考えてください。最高速なので、参考程度に考えるとよいでしょう。

UHS-I/UHS-II

SDHC(microSDHC)カードとSDXC(microSDXC)カ―ドに書いてあるローマ数字は「UHS規格対応」を表しています。UHS規格とは、Ultra High Speedの略で転送規格の1つです。理論値で、UHS-Iは最高104MB/秒、UHS-IIで最大312MB/秒まで対応できます。

UHSスピードクラス

「U」の字の中に1や3と数字が書いてあるのがUHSスピードクラスで、最低保証転送速度を表します。「UHSスピードクラス1」は10MB/秒、「3」では30MB/秒が保証されています。なお、カードと使用機器の両方がUHSスピードクラスに対応している必要があります。どちらかが対応していない場合は、スピードクラスが適応されます。

スピードクラス

UHSの有無にかかわらず、最低転送速度を保証する規格です。10と書いてある場合、「クラス10」を意味し、「最低でも10MB/秒の転送速度を保証します」ということになります。クラスには、2、4、6、10の4種類があります。

ビデオスピードクラス

UHSスピードクラスやスピードクラスと同様に最低転送速度を保証する規格。4Kや8Kなど高画質な動画を撮影する機器向けに策定された規格で、3D NANDなどの次世代フラッシュメモリにも対応しています。「V」の横の数字が速度を表しており、「V60」なら最低保証速度が60MB/秒であることを示します。2018年1月現在、V6/V10/V30/V60/V90の5種類があります。

付加機能をチェック

無線LAN対応

Wi-Fi機能搭載のSDカードです。Wi-Fi未対応のデジタルカメラでも、無線LAN対応SDカードがあれば、スマートフォンやパソコンへ写真を転送できます。



無線LAN対応

SeeQVault

microSDカードやハードディスクといったデータ記録媒体向けのコンテンツ保護技術で「シーキューボルト」と読みます。これまで録画した機器でしか録画コンテンツを再生できませんでしたが、SeeQVault対応の記録媒体なら録画コンテンツを持ち出して別の機器でも再生が可能です。たとえば、SeeQVault対応microSDカードとカードリーダーがあればスマートフォンでも観賞できます。

SeeQVault

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SDメモリーカードの主なメーカー

SANDISK(サンディスク)

SANDISK(サンディスク)

SDカードの開発元にして世界のトップメーカー

フラッシュメモリーの世界トップメーカーで、機器メーカーが同社の記録メディアで動作チェックをまず行うほど信頼されているメーカーです。容量と転送速度の違いで幅広いラインアップを揃えています。普及型から、プロ向けの最大容量(512GB)カードや防犯カメラ用の高耐久カードなどもあります。

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東芝(TOSHIBA)

東芝(TOSHIBA)

フラッシュメモリーを開発した日本の老舗ブランド

SDカードのみならず今やあらゆる機器で使われているフラッシュメモリーを1980年に発明したのが東芝。SDカードの開発にも関わっています。今はSD/microSDカードのほか、機能を追加したSDカードも開発。Wi-Fiを内蔵した「Flash Air」や、近接無線転送技術「TransferJet」搭載カードも発売しています。

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トランセンド(Transcend)

トランセンド(Transcend)

性能の割に低価格で高い人気を誇る台湾メーカー

トランセンドは1988年創業の台湾のメモリーメーカー。内蔵メモリーやメモリーカード、USBメモリーなど多く手がけています。近年は高性能の割に低価格で信頼できるカードとして高い人気を誇っています。

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SONY(ソニー)

SONY(ソニー)

多彩なカードや高音質モデルなど独自路線のソニー

もともとSDカードと競合するメモリースティックを開発・推進していましたが、近年はSDカードにも進出。高音質で再生できるというハイレゾ対応microSDカードやピンクと紫のカラフルなmicroSDカードなどユニークな製品も展開。

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FAQ(よくある質問と回答集)

QmicroSDカードをSDカードの代わりに使えますか?
Aアダプターに装着することで使えます。
多くのmicroSDカードにはSDカードアダプターが付属します。これを使えば、SDカードとして利用可能です。microSDカードとSDカードは大きさが違うだけで電気的には同じなので、理論上は転送速度が落ちないとされていますが保証されているわけではありません。また、アダプターを介す分だけ接点が増えるため、接触不良が起こる可能性があるので注意しましょう。
Q撮影した写真をSDカードに記録し、そのまま保存しておいても大丈夫ですか?
Aあまりおすすめしません。
SDカードの中には頑丈さを売りにしている製品もありますが、静電気や衝撃でデータが消えてしまう可能性は少なからずあります。撮影した写真は、ハードディスクやDVD、ブルーレイディスクなどに記録しておくのが安心です。
QSDXC対応機器(microSD含む)にSDカードやSDHCカードは使えますか?
Aどちらの規格のカードも使えます。
反対に、SDやSDHC規格までしか対応してない機器にSDXC規格のカードを使用することはできません。SD規格のみ対応機器ではSDXCとSDHC規格のカードは両方とも使えません。カードを購入する際は、使用する機器の仕様を必ず確認しましょう。
QUHS非対応のカメラにUHS規格のSDXCカード(microSD含む)は使えますか?
A使えますが、転送速度は低下します。
UHS非対応のデジタルカメラでもUHSのカードを使うことはできますが、転送速度はスピードクラスの規格となり、低下してしまいます。
Q同じ容量のカードでも価格が大きく異なるのはなぜですか?
A主に転送速度の違いです。
転送速度が速いものほど、価格は高くなります。つまり、UHS-I対応の製品は高価になりますし、スピードクラス6よりも同10の製品のほうが価格は高くなります。

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用語集

UHS
Ultra High Speedの略。SDカード内部にはフラッシュメモリーとデータをやりとりする回路が入っていますが、回路部分を高速化したのがUHSです。UHS-IとIIがあり、IIのほうが高速です。
スピードクラス
UHS以前の従来型SDメモリーカードでのデータ転送速度を規定するもので、クラスは「2」「4」「6」「10」の4種類あります。最低保証速度はそれぞれ、2MB/秒、4MB/秒、6MB/秒、10MB/秒となります。
UHSスピードクラス
UHS対応のSDカードをUHS対応機器で使ったときの最低保証速度を示します。UHSスピードクラス1は10MB/秒、UHSスピードクラス3は30MB/秒を保証します。UHSスピードクラス3は高画質な4K動画を撮影するのに必要です。
miniSDカード
SDカードを小型化したもので、大きさはSDカードとmicroSDカードの中間サイズくらいです。携帯電話で採用されましたが、miniSDより小さなmicroSDカードが普及したため、今は使われなくなりました。
FlashAir
東芝が開発したWi-Fi搭載のSDメモリーカードです。自動転送ではなくスマートフォン側から専用アプリで写真を選んで転送できます。また仕様が公開されており、他社製アプリも対応するものがあります。Wi-Fi機能を搭載していないカメラ向きです。
TransferJet
近接無線転送技術のひとつで、数cmの距離でしか転送できませんが、その代わりWi-Fiより高速で快適です。東芝がTransferJet内蔵のSDメモリーカードを発売しており、スマートフォン用TransferJetアダプターと組み合わせることで高速な転送が可能です。
最大読み出し速度
カードに記録したデータを読み出すときの最大の速度ですが、実効速度はさらに遅くなります。「最低でもこのスピードは出る」という最低保証速度はスピードクラスで規定されます。

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