価格.com

カメラ

三脚・一脚の選び方

三脚・一脚の選び方

  • UT-3AR
  • Pole Pod EX
  • GX 6400
  • Element MII カーボン4段三脚MBTキット MKELMII4CMB-BH
  • Ranger LS-323C
  • GX7500

カメラを固定して撮影するのに必要な三脚や一脚。手ブレを抑えた、きれいな写真を撮るためにぜひ持っておきたいカメラ用品の1つです。ここでは、三脚や一脚を使うメリットをはじめ、積載重量や雲台のタイプなど、選び方のポイントを詳しく解説します。

2022/6/23 更新

製品選びの前に

選び方のポイント

積載重量を確認しよう

目安は、カメラとレンズをあわせた総重量の“2倍”

積載重量

三脚・一脚は「脚部」とカメラを装着し向きを調整する「雲台(うんだい)」の組み合わせで構成されていますが、それぞれに積載重量(耐荷重)が決められています。積載重量は所有するカメラとレンズの2倍の重さを目安にしましょう。規定どおりの積載重量でも、揺れやすく、不安定になりがちだといわれています。特に望遠撮影時はよりブレやすくなるので積載重量には余裕を持たせておくとよいでしょう。

積載重量をチェック

安定性に直結する「脚の太さ」も確認

GX-m7500 Video

一般に三脚・一脚の脚が太くなるほど、安定するのでより重い機材を載せられます。ミラーレス一眼カメラとズームキットレンズはパイプ径が20〜25mm、デジタル一眼レフカメラと焦点距離200mmまでの望遠ズームはパイプ径が25〜30mm、デジタル一眼レフカメラと焦点距離200mmを超えるレンズを使用する場合はパイプ径30mm以上を選ぶとよいでしょう。

パイプ径をチェック

設置・セッティングに役立つ機能をチェック

水準器

UTC-63 II

水平位置の確認に役立つ

カメラを水平に保つのに役立つのが水準器。これを見ながら水平に固定しておけば、写真の傾きを防げます。水準器は脚部についているタイプと、雲台に付いているタイプに分かれます。

水準器搭載製品を探す

フリュード機構

フリュード機構

重いカメラも動き滑らか

可動部分にオイルやグリスを封入してあるので、カメラをゆっくり、滑らかに動かせます。超望遠レンズで野鳥を撮るときも、これがあるとカメラを微調整しやすくなります。ビデオカメラ専用のビデオ雲台にも使われる機構のため、ビデオ撮影も行いたい場合は必須です。

フリュード機構搭載製品を探す

クイックシュー

GX 6400

カメラを容易に脱着できるプレート

クイックシュー搭載製品は、専用のシュープレート(台座)をあらかじめカメラの底にネジ留めしておくことで、三脚・一脚への着脱を容易にできます。クイックシューがない三脚はカメラを雲台に据え付けるたびにはネジで留めますが、クイックシュータイプなら固定レバーを締めたり緩めたりするだけで着脱できます。なお、シュープレートを使用しないときは、雲台に装着したままになります。

クイックシュー搭載製品を探す

「最高全高」と「最低全高」を確認しよう

撮りたいシーンにあった三脚・一脚を選ぶことも重要なポイントです。チェックしたいのは、脚を一番伸ばしたときの高さである「最高全高」と、脚の開脚角度を広げた状態の高さである「最低全高」。これら2つの高さについてご紹介します。

最高全高:野鳥や風景、運動会などの撮影は目線の高さが目安

風景

三脚・一脚の脚を一番伸ばしたときの高さが最高全高です。この状態でカメラを置いたときに、自分の目線の高さに近ければ近いほど楽な姿勢で撮影できます。身長170cmの人なら最高全高150cm程度が最適な高さとなります。野鳥や風景など望遠での撮影や、運動会などの撮影は目線の高さが一番撮りやすくなります。

最高全高をチェック

最低全高:花などローアングルで撮るなら開脚機構にも注目

ローアングル

三脚・一脚の脚を一番短くした状態が一番低い高さと思われがちですが、多くの三脚はもっと低くできます。脚の開脚角度を広げることで、カメラをより低く構えられるのです。地面に寝ている猫や花などローアングルのシーンを撮るときはその高さに三脚をセットする必要があるので、開脚機構により脚をどこまで広げられるかが重要になります。

最低全高をチェック

関連記事

主なメーカー

ベルボン(Velbon)

UT-3AR

高い伸縮率と軽さの「ウルトラ」シリーズが人気

日本を代表する三脚ブランドで、1955年創業の老舗です。いち早くカーボン三脚を取り入れるなど新しい製品を続々投入しています。独自構造で5段の高い伸縮率と軽さを実現した「ウルトラ」シリーズがヒット。Bluetoothリモコンとスマートフォンホルダーが付属したモデルも人気です。

ベルボン(Velbon)の製品を探す

マンフロット(Manfrotto)

befreeアドバンス カーボンT三脚キット MKBFRTC4-BH

イタリアらしい洒落たデザインが人気の世界最大手

イタリアの老舗三脚ブランドで世界最大手です。比較的がっしりした本格派三脚がメインでしたが、最近は携帯性を重視したトラベル三脚(用語集参照)「BeFree」や、ミニ三脚(用語集参照)「Pixi」で日本での人気も上がっています。カラーラインアップが豊富なのも特徴です。

マンフロット(Manfrotto)の製品を探す

SLIK(スリック)

GX 6400

ハイエンド系モデルが得意な国産老舗ブランド

ベルボンと並ぶ日本の老舗三脚ブランドで1948年に最初の三脚を作っています。幅広いラインアップを用意し、比較的ハイエンド系が得意です。ベーシックな伝統的デザインの三脚がメインの製品。クラス最高の高さ1,720mmを実現したモデルも人気です

SLIK(スリック)の製品を探す

Leofoto(レオフォト)

Ranger LS-323C

プロカメラマンから支持されるシリーズを展開

プロカメラマンから支持が厚いシリーズを展開しています。軽量でコンパクトなサイズと堅牢さを兼ね備えたオールラウンダーなタイプや、ボディに「超々ジュラルミン」を使用したコンパクトシステム三脚が人気です。

Leofoto(レオフォト)の製品を探す

機能やスペックをもっと詳しく

持ち運びやすさに関する機能

三脚・一脚選びは、機能性だけでなく、持ち運びやすさなども大事なポイントです。ここでは三脚・一脚自体の重さや、脚を縮めたときの長さ(縮長)、1本の脚を構成するパイプの数(段数)について解説します。

本体重量

三脚・一脚の重さ

三脚・一脚の重さは1〜3kgが中心です。素材別に見ると、カーボンファイバー製はアルミニウム製より軽くなりますが、その分価格が高くなります。

素材で選ぶ

アルミ素材タイプを探す

カーボン素材タイプを探す

本体重量で選ぶ

縮長

GX7500

脚をもっとも縮めたときの長さを指します。持ち歩きやすいのは300〜400mm台で、カメラバッグに装着したり、旅行用バッグに入れたりすることもできます。

縮長をチェック

段数

645 FAST ツインビデオ三脚 アルミニウム MVTTWINFA

1本の脚は、太さが異なるパイプを組み合わせて作られています。このパイプの数を「段数」と呼び、段数が増えるほど縮長が短くなります。

段数をチェック

よくある質問と回答集

それぞれ一長一短があります。

伸ばした脚を固定する方法は、レバーで締め込んで固定するレバー式と、脚の節目にあるナットを回転させて固定するナット式の2種類があります。レバー式は操作は簡単ですが、使っていくうちに締める力が弱くなることがあります。一方、ナット式はナットを回すという手間がかかりますが、レバー式のように締める力が弱まることがないので安心です

移動が少なければ金属素材を、持ち運びが多いならカーボン素材を選びましょう。

もっとも普及しているのは金属素材のもので、小型から大型までさまざまなタイプの製品が揃っています。カーボン素材のものは、金属製のものと比べると価格は高くなりますが、軽量で強度も強く安定感があります。スタジオでの撮影など、移動や持ち運びが少ないなら金属素材タイプ、徒歩での持ち歩きが多いのであればカーボン素材タイプを選ぶとよいでしょう。

用語集

石突(いしづき)

三脚・一脚の脚の先端部を指します。先がとがった金属製(スパイク)と柔らかいゴム製の2種類あります。屋外では先がとがった金属製を、室内や芝の上では床や芝を傷めないようゴム製を使うようにしましょう。

エレベーター

センターポールともいいます。三脚・一脚の真ん中にあり、雲台を取りつけるポールを指します。上下に動かして高さを調節しますが、一番上まで伸ばすと安定性が落ちてしまいます。高さの調整は3本の脚で行い、エレベーターは最後に微調整するものとして使いましょう。

ギア雲台

3WAY雲台の一種で、ハンドルではなくレバーを回転して角度を調節するタイプです。内部にギアが入っており、アングルの微調整を行いやすいため、細かなセッティングが必要なときに便利です。

トラベル三脚

旅行用に設計された三脚の総称です。一般的な三脚に比べて縮長が短く、脚を180度回転させて縮めることで、全体をより短くできるなどの特長があります。携帯しやすいものが人気です。

ナットロック式

三脚の脚の長さを調整する方式の1つです。脚の周りについているナットを回して緩めたり締めたりします。構造がシンプルで壊れにくい半面、締めるのに力が必要だったり、回すのに少し手間がかかったりします。

ミニ三脚

テーブルの上に置いて使うサイズなのでテーブル三脚ともいいます。高さが10〜30cmほどしかない小さな三脚ですが、バッグの片隅に入るので1つ持っておくと便利です。

レバーロック式

三脚の脚の長さを調整する方式の1つ。レバーを起こすと緩められ、倒すと締まります。操作は簡単ですが、レバーが緩んだときに微調整が必要になります。

ページの先頭へ戻る

このページの先頭へ

© Kakaku.com, Inc. All Rights Reserved. 無断転載禁止