2014年10月31日掲載
時事ニュース
複数のクレジットカードを1枚にまとめるサービス「Coin」と「Plastc」
複数のクレジットカードを持つと財布がパンパンになってしまい不格好。そんな悩みを持つ人に画期的な「複数のクレジットカードを1枚にまとめるサービス」が、アメリカでは企画されているとか。
価格.comマネーでも約200枚以上のクレジットカード比較を行っていますが、便利なクレジットカードがたくさんあり、複数枚持っている人も多いはず。ですが、ユーザー心理に立って考えれば、「出来れば1枚にまとめたい……」と思うもの。
やはり、複数枚のクレジットカードを持っていると「“どの”カードを“どこ”で使えば、一番お得なのか?」が分かりにくいのが難点です。加えて、利用明細も複数枚確認せねばならず、家計簿をつけるときも面倒。一つ一つの出費は軽微でも、つもり重なれば大きな金額となり、節約の観点からもあまり好ましくはありません。
そんな煩わしい手間を解消するべく、複数のクレジットカードを1枚にまとめてくれるサービスがアメリカでは開発中です。それが、「Coin(コイン)」と「Plastc(プラスチック)」。Coinは2015年春、Plastcは2015年夏にリリースされると報道されています。
Coinのサイト。切り替えスイッチで各クレジットカードを管理
カード情報をスマホで登録 使うときはiPhoneとセットで
CoinもPlastcも使い方は簡単。クレジットカードと同じサイズのデバイスで、カード情報を専用のリーダーとスマートフォンを使ってスワイプして登録します。支払いの際には、どのクレジットカードを使うか選択して、CoinやPlastcをお店のレジに通すだけ。登録さえすめば、複数枚のクレジットカードを持ち歩く必要はなくなります。
CoinとPlastcの大きな違いは、登録可能な枚数とそのデバイス性。登録可能枚数はCoinが最大8枚に対して、Plastcは最大20枚まで。CoinよりもPlastcの方が表示されるクレジットカード情報の画面が若干大きくなっています。
また、CoinはBluetoothを通じてiPhoneとペアリングし、iPhoneが近くにないと使えなくなるという機能も。仮にCoinをどこかに置き忘れたとしても、iPhoneがなければ使えませんからセキュリティ的にも安心できます。
値段はCoinが50ドルに対して、Plastcは155ドルとなっています。Plastcの方が機能面では充実しているので、この価格での値付けかと推測されます。
こういったサービスが一般的になれば、クレジットカードの複数枚持ちも怖くありません。財布が厚くなる心配も無用になるでしょう。
どちらも2015年以降の発売であり、日本のクレジットカードがどこまで対応できるかまだ不明な点も多いですが、2015年からは「クレジットカードをひとまとめにして使う」サービスがどんどん一般的になっていくかもしれません。
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