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高圧洗浄機の選び方

高圧洗浄機の選び方

  • K2 サイレント
  • FAW105
  • UA125
  • MHW0820
  • K MINI
  • JHW-201

「家庭用と業務用の違いは何?」「洗浄機能のポイントは?」など、高圧洗浄機選びの際に浮かぶ疑問を解決できるのが選び方ガイドです。高圧洗浄機選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェックしましょう!

2022/6/23 更新

選び方のポイント

高圧洗浄機選びのポイントは、主に次の3点になります。作業時の持ち運びや耐久性などが異なる「タイプ」、高圧洗浄機の洗浄力を左右する水の「吐出圧力・吐出水量」、そして使用可能地域や駆動音が異なる「動力」です。これら3つの要素をポイントに製品選びを進めましょう。

タイプをチェック

高圧洗浄機は、自宅での洗車や家屋の外壁・網戸などの洗浄で使う家庭用と、工場や農業などで使用する業務用の2タイプに分かれます。家庭用は小型で扱いやすく、駆動音があまり大きくない製品が多くなっています。一方の業務用は、本体のほか、ホースやポンプなどに高強度の部品が採用されているので耐久性が高いのが特長です。

家庭用

  • 5kg前後の重さで手軽に持ち運んで使える
  • 駆動音もあまり大きくなくて◎

家庭用

家庭用は重量が5s前後と軽く、手で持ち運べるものが多く、駆動音もあまり大きくないのが特長です。ボディや各部品の素材にプラスチックなどが多く使われているため、業務用と比べて耐久性がやや劣ります。ボディタイプは、軽量・コンパクトで持ち上げて運びやすいものや、タイヤとハンドルを備えて移動しやすいものなどがあります。

業務用

  • 強度の高いボディや部品を採用
  • 家庭用より長い寿命が特長

業務用

業務用はボディやホース、ポンプなど各部品の強度が高く、耐久性に富んだ製品が多くラインアップされています。その分、家庭用よりも寿命が長くなりますが、価格が高くなります。ボディタイプは家庭用と異なり重量が重くなるため、タイヤを装着したものが多く、中には重量が100kgを超えるものもあります。

業務用の製品を探す

吐出圧力・吐出水量で選ぶ

洗浄効率は「吐出圧力×吐出水量」で算出、数値が高いほど洗浄力がUP

吐出圧力

「吐出圧力」は水の勢いを表し、数値が大きいほど汚れを吹き飛ばす力が強くなります。なお、「最大吐出圧力」は製品本体の能力の限界を示すもので、実際に使用する際は最大吐出圧力に達することはありません。また、「吐出水量」とは1時間に噴射される水の量を示します。「吐出圧力」と「吐出水量」をかけあわせて算出されるのが「洗浄効率」で、この数値が高いものほど洗浄スピードが速くなります。

最大吐出圧力で選ぶ

吐出水量で選ぶ

許容水温で選ぶ

許容水温

車のホイール周りにつきやすい油脂汚れなどは、高温で洗浄することで落ちやすくなります。家庭用モデルでは許容水温が40℃までのものが多くを占めていますが、業務用には60℃まで対応できるものも存在します。

許容水温で選ぶ

高圧ホース長で選ぶ

高圧ホース長

本体とノズルをつなぐホースを「高圧ホース」といいます。高圧ホースの長さは、8〜10mが一般的です。高圧洗浄機本体を運び入れるのが難しい細長い通路や庭で洗浄する場合は、専用の「延長高圧ホース」もあわせて購入しておきましょう。なお、水道の蛇口から本体までをつなぐ水道ホースは市販のものでも使えますが、内径15mmの耐圧ホースが推奨されています。

高圧ホース長で選ぶ

動力や冷却方式の違い

高圧洗浄機の動力源や冷却方式もチェックしておきましょう。電気を使うモーター式は、種類によって使用できる地域に制限があったり、駆動音の大きさが異なったりするほか、冷却方式によって重量も変わってきます。ガソリン燃料で駆動するエンジン式は電源のない場所で使えるものの、駆動音が大きくなります。また、冷却方式は空気を循環させる空冷式と、水で冷やす水冷式に分かれています。

動力(モーター式)

K2 サイレント

インダクションモーター

誘導モーターとも呼ばれています。モーターの駆動音が控えめで耐久性が高く、寿命が長いのが特長です。ただし、電気の周波数にあわせて設計されているため、使用地域が東日本(50Hz)か西日本(60Hz)のどちらかに限られます。選ぶ際はお住まいの地域の対応周波数を必ず確認してください。

ユニバーサルモーター

インダクションモーターと異なり、東日本と西日本の両地域で使用できる共用モーターで、インダクションモーターと比べて価格は安めです。ただし、構造上、駆動音が大きく、寿命はインダクションモーターに比べて短くなります。

動力・モーター式の製品を探す

動力(エンジン式)

HD6/12G

ガソリンエンジン

燃料で駆動するので、電源の取れない場所でも使えます。インダクションモーターやユニバーサルモーターに比べて水圧が高く、洗浄力が強いのが特長です。一方で、エンジンを使用するため駆動音が大きいほか、燃料を給油する手間が発生します。

動力・エンジン式の製品を探す

「コードレス(充電式)」タイプなら、電源がない場所でも使用可能!

KHB 5 バッテリーセット

コードレス(充電式)タイプの高圧洗浄機は、電源がない場所でも使用できる点が最大のメリット。たとえば、外壁の洗浄や洗車をする際に、コードレスタイプであれば気軽に使用できます。また、コードレスタイプはコンパクトな製品が多く、持ち運びも容易で広い収納スペースを確保する必要もありません。ただし、小型・軽量なぶん、水圧が弱いモデルもあるため、購入前に吐出圧力をしっかりとチェックしましょう。あくまでも目安ですが、2MPa以上の吐出圧力に対応していれば、外壁やタイルの汚れも洗浄可能です。

コードレス(充電式)の製品を探す

冷却方式

空冷式

従来タイプで、本体に空気穴があり、外気を取り込んでモーターの熱を冷ます仕組みで重量は水冷式よりも軽いのが特長です。空気穴からモーターの回転音が漏れるので、騒音が大きくなってしまいます。

水冷式

インダクションモーターで使われているタイプで、モーターの周りに水を循環させることで熱を冷まします。本体に空気穴がないので、内部の音が漏れにくく、空冷式よりも音が静かなのが特長です。ただし、空冷式より価格は高めで、重量も重くなります。

給水方式で選ぶ

FONTUS 218

高圧洗浄機の給水方法には、「タンク式」「水道直結式」「自給式」の3種類があります。「タンク式」は備え付けのタンクに水をためて、そこから給水するタイプ。タンクの容量によりますが、短時間であれば本体のみで作業が行えます。「水道直結式」は、水道から直接給水します。最も一般的なタイプで、製品数も豊富です。「自給式」は、水道水や雨水をタンクなどの容器にためておき、そこから給水を行うタイプ。水源を確保できない場所でも活用できます。なお、製品によっては複数の給水方式に対応しているものもあります。

給水方式で選ぶ

高圧洗浄機の主なメーカー

ケルヒャー(KARCHER)

K MINI

家庭用から業務用まで幅広くラインアップ

今や高圧洗浄機といえばケルヒャーといわれるほど人気のあるブランドです。清掃機器メーカーとして培ってきた技術力の高さが特長です。家庭用からプロ用まで展開し、用途に応じたアタッチメント類も豊富。本体質量が3.9kgの、ケルヒャー史上最もコンパクトなモデルが人気です。

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アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

JHW-201

多彩なオプションパーツが魅力

基本セットは低価格に抑えられており、豊富なオプションパーツを加えることによって用途の幅を広げることができます。価格の割に洗浄力が高く、気軽に高圧洗浄機を導入したい人に最適。可変ノズルで、シャワー・直噴・拡散の噴射を選べるモデルが人気です。

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京セラ インダストリアルツールズ(旧RYOBI)

AJP-1210

エントリー向けからハイエンドモデルまで、幅広い製品ラインアップを展開

家庭用から業務用まで、幅広い製品ラインアップを展開する「京セラ インダストリアルツールズ(旧RYOBI)」。本体のオレンジカラーが特徴的で、エントリー向けからハイエンドまで、目的や用途に応じた製品が揃っています。噴射する水の力を無段階で調節できる「バリアブルノズル」を標準装備した「AJP-1210」が人気です。

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マキタ(Makita)

MHW0820

リチウムイオンバッテリーを搭載した「充電式モデル」に注目!

総合工具メーカーとしてさまざまな製品を展開するマキタ。高性能なリチウムイオンバッテリーを採用した充電式工具で高いシェアを誇ります。高圧洗浄機でもリチウムイオンバッテリーを搭載した充電式モデルをラインアップ。静音モードを搭載した「MHW0820」などの定番モデルも人気です。

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HiKOKI(旧日立工機)

FAW105

モーター式の高圧洗浄機を多数展開

モーター式の高圧洗浄機を多数ラインアップする、HiKOKI(旧日立工機)。発売以来、ユーザーから高い支持を集める「FAW105」は、洗浄作業に合わせて3種類の噴射を選択できます。バリアブルノズルは、汚れのひどい農機具の泥落としに便利な「直噴」と、外壁、バイク、車などの洗浄に便利な「拡散」に切り替え可能。さらに、ターボノズルに付け替えることで、しつこい汚れを効率よく洗浄できます。

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ボッシュ(BOSCH)

UA125

噴射モードの切り替えが可能な「トリオノズル」で、さまざまな洗浄に対応

1861年にドイツで誕生した「ボッシュ」。ブランド名は、創業者のロバート・ボッシュに由来しています。人気モデルの「UA125」は、狭角・広角モード、シャワーモード、一点集中モードを切り替えられるトリオノズルを搭載。車両のほこりや汚れはもちろん、バーベキュー用品に付着した油や頑固な汚れなど、噴射を切り替えることでさまざまな洗浄に対応します。

ボッシュ(BOSCH)製品を探す

よくある質問と回答集

高圧洗浄機は汚れを洗い流す機器で、スチームクリーナーは汚れを熱で浮かせ落としやすくする機器です。

高圧洗浄機とスチームクリーナーは似たような外観のものがあるため混同されがちですが、両者はまったく別ものです。高圧洗浄機が高い水圧や水量で汚れを洗い流すのに対して、スチームクリーナーは水を高温のスチーム状にしたものを吹き付けることにより、汚れを浮かせ、落としやすくします。したがって、スチームクリーナーで汚れを浮かせたあとは、水洗いや、ファイバークロスで拭き取るなどの作業が必要となります。頑固な油脂汚れを落としたいときはスチームクリーナーを選ぶとよいでしょう。

用語集

洗浄剤対応

高圧洗浄機は汚れ落としに水を使うため、油性の汚れを苦手としています。そこで、洗浄剤を併用することで油性の汚れを落とせる製品もあります。併用には、洗浄剤のボトルを本体に差し込む方法をはじめ、本体に備え付けのタンクに洗浄剤を注ぐ方法、専用ホースで洗浄剤を吸引しながら使用する方法、外付けで使う「フォームノズル」を装着し、洗浄剤を泡状にして噴射する方法などがあります。各方法とも、洗浄剤は低圧で噴射されます。なお、洗浄剤は、自動車のホイールやガラス、石材、木材など用途別のほか、幅広いものに使える多目的用など多彩なラインアップがあります。

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