岩手県の電力会社・電力自由化

岩手県の電気代は電力自由化でどれくらい安くなる？

例1：東北電力と契約中の3人以上の世帯の場合

例2：東北電力と契約中の2人世帯の場合

例3：東北電力と契約中の1人暮らしの場合

岩手県の電力事情

北海道に次いで面積が広い岩手県。世界遺産に登録され観光地として人気が高い平泉は全国的に有名です。人口は131.4万人で、全国では32番目に多い都道府県です。

2012年度の総消費電力量は100.0億kWhで31番目、産業用（農水・鉄鋼・化学・機械など）の消費電力量は39.9億kWhで33番目です。

民生用では家庭用が29.0億kWhで33番目、業務用（商業・金融・公共サービスなど）は31.1億kWhで28番目となっています。

光熱費の安い全国の都市ランキング

県庁がある盛岡市の1世帯あたりの電気料金は107,571円で、全国では19番目に安く、ガス（都市ガス+プロパンガス）の料金は、62,192円と全国で31番目です。冬の寒さが厳しい東北地方にありながら電気とガスを特に多く消費している傾向は見られませんが、灯油代は47,268円で4 番目に高く、暖房は灯油を多く使う傾向が見られました。

岩手県の自然を活かした再生可能エネルギーへの取り組み

岩手県では豊富な自然資源を活かした、再生可能エネルギーの創出に積極的に取り組んでいます。

2015年7月末時点で、固定価格買取制度がスタートした2012年7月以降に認定された再生可能エネルギーでは、太陽光発電が258.4万kWで16番目、風力発電が2.7万kWで17番目、水力発電が1.8万kWで11番目、地熱発電が0.7万kWで3番目、バイオマス発電が4.1万kWで21番目と総じて良好な実績を示しています。

岩手県の電力会社

すでに岩手県への参入の意向を固めている大手の新電力（PPS：特定規模電気事業者）もありますし、県内に本社を置く新電力の中には家庭向け電力自由化に向けた動きを始めている会社もあります。

今後は岩手県を管轄する東北電力を含めた各社間の競争が激しくなり、一般家庭向けにも様々な電気料金プランの提案や、新たなサービスが提供されることになるでしょう。

• ※電力消費量と人口は資源エネルギー庁の「都道府県別エネルギー消費統計調査（2012年度の推計値）」を、主要都市の1世帯あたりの電気、ガス、灯油などの料金は総務省の家計調査（2014年度の年間の数値）を参照しています
• ※平均電気代、ガス代の小数点以下の金額は切り捨ています