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電力会社を切り替えるのに工事は必要?工事費用や手続きは?

電力自由化

更新日:2016年3月16日

電力会社を切り替えるのに工事は必要?工事費用や手続きは?

電力会社を切り替えるには、電気を利用している私たち需要家(消費者)、電力供給を受けている電力会社、新しく電力供給を受けようとしている電力会社の3者が関わってきます。電力会社を新しく切り替えようと考えている方は、具体的にどのような手続きが必要なのか気になりますよね。また、「工事は必要なのか?」、「日数はどれくらいかかるのか?」、「工事の間は電気が使えなくなるのか?」など様々な疑問も浮かんできます。今回は電力会社の切り替えに際して気になることをまとめてみました。新しい電力会社との契約を検討している方は、こちらを参考にスッキリと疑問を解消してください。

今のプランに満足しているのなら手続き不要!今のプランを継続利用できる

電力会社を切り替えるには、自分のライフスタイルに合った料金プランやサービスを提供している電力会社を見つける必要がありますが、今の料金プランやサービスに満足しているならば、特に何もする必要はありません。ただし、現在の一般的な料金プランは、2020年3月まで経過措置として引き続き利用できますが、2020年4月以降はなくなる可能性もあります。その場合は、新しい料金プランに変更したり、新しい電力会社に切り替えたりする必要があります。

切り替え後の解約手続きは不要

電力自由化に合わせて、東京電力や関西電力といった既存の大手電力会社はもちろん、電力小売りに新規参入した電力会社から様々な料金プランや新サービスが提供されます。自分の気に入った料金プランを見つけたら、そのプランを提供している電力会社に正式な申し込みをします。申し込みは、各電力会社のサービス窓口や、電話、ホームページを通じてできます。

新しい電力会社に切り替える場合、携帯電話やプロバイダなどのように、「申込手続きもしなければならいし解約手続きもしなければならない」と思われがちですが、電力の場合には、以前の電力会社への解約手続きが不要です。通常はこうした手続きは新しい電力会社が行います。

なお、申し込みをする時の注意点としては、電気料金をしっかり確認しておくことはもちろんですが、契約期間、契約解除などの諸条件の説明を受けて、その内容を納得した上で申し込むようにしてください。特に、解約については違約金が発生するプランもありえるので、“料金が安いから”という理由だけで判断せず、しっかりと契約内容を確認、諸条件が書かれた書面を受け取っておくことが大切です。

お客様番号や供給地点特定番号を事前に用意しておこう

電力会社や料金プランによって、異なる可能性がありますが、申込時には以下のようなものが必要です。

  • ①現在の電力会社名
  • ②現在の電力会社のお客様番号
    "電気ご使用量のお知らせ(検針票)"に書かれています。また、電力会社に問い合わせても確認できます
  • ③供給地点特定番号
    電気の供給場所を特定するための22桁の番号で、2016年1月以降の検針日に配布される"電気ご使用量のお知らせ(検針票)"に記載されます

また、「1年分の電気料金の明細が必要」と言われる場合もあるようですが、こうした情報が必要な場合は、現在契約中の電力会社に連絡すれば大丈夫です。

スマートメーターへの交換は基本的に無料

自宅にスマートメーターが設置されていない場合は、新たな電力会社との契約に合わせて、現在の電力量計からスマートメーターへの交換が必要になります。スマートメーターは、通信機能を持った次世代の賢い電力量計で、30分ごとの電気使用量を測定。スマートメーターがあれば、私たちもパソコンやスマホを使って自宅の電気使用量を確認できるようになります。曜日や時間帯ごとの電気の使用量を把握できれば、より効果的な省エネを行うこともできますし、違うプランに切り替える際の参考にもなります。

なお、新しい電力会社と契約しても、スマートメーターの取り付けをするのは、東京電力や関西電力など現在契約している地域の電力会社です。工事予定日は、新しい電力会社に申し込んだ後に工事を行う電力会社から連絡があります。

スマートメーターへの交換自体には原則費用はかかりませんが、自宅の設備状況によっては、メーター交換をするために別途工事が必要な場合もあります。その場合の工事費用は申し込み者の負担になります。また、交換時には1軒あたり15分程度の停電を伴う可能性があります。

電力自由化当初は、電力会社の切り替えにかなりの時間がかかることを覚悟

申し込みをした新たな電力会社への具体的な切り替え日は、それぞれの電力会社や申し込み状況によって異なります。経済産業省の電力取引監視等委員会が作成した「電力小売全面自由化に関する消費者向けのFAQについて」によれば、新たな電力会社への切り替えに要する期間は、スマートメーターへの取替工事が必要な場合は、8営業日に2暦日を加えた日以降の最初の定例検針日、取替工事が必要でない場合は、1営業日に2暦日を加えた日以降の日とされていますし、資源エネルギー庁のサイトでは切り替えに要する標準的な期間は、スマートメーターへの取り替えが必要な場合はおよそ2週間、必要ない場合はおよそ4日程度とされています。ただし、2016年4月の電力自由化前後や、引越しが多い年末、月末、年度末などは申し込みが増えることが予想されます。特にスマートメーターへの取り替えを伴う場合は想像以上に日時を要する可能性があるので、引越しに合わせて電力会社を変更する場合は早めに申し込むなど、しっかりとスケジュール管理する必要があります。

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