ユーティリティーの選び方
価格.com ユーザーが編集するユーティリティーの選び方のガイドです。ユーティリティー選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェック!


概要
ユーティリティは、フェアウェイウッド(主にフェアウェイで使うことが目的のクラブ)とアイアンの中間的なクラブで、2・3・4番などの初心者には使いこなしが難しいアイアンや、5・7・9番といったフェアウェイウッドの代わりに、2・3・4番のユーティリティをセットに組み込むという使い方をします。ツアープロでも、ユーティリティを使う選手が増えており、近年人気が高まっています。また、その形状から「たらこアイアン」、ラフに沈んだボールなど遠くに飛ばすのが難しい状況でも打ちやすいことから「レスキュークラブ」などとも呼ばれています。
主なブランド
最終更新:サテラビュー 2014/04/21 11:04:46


選び方のポイント
ユーティリティを選ぶ上で、最も重要なことはロフト角(クラブフェースの傾斜角)のチェックです。すでにあるフェアウェイウッドやアイアンと同じロフト角のユーティリティをセットに加えても意味がありませんし、フェアウェイウッドやアイアンの代わりにユーティリティを使うのであれば、同等の距離が出るクラブを選ぶ必要があります。
ユーティリティの番手とアイアンの番手が同じであれば、基本的には同程度のロフト角と考えても差し支えありません。シャフトは同じ番手のアイアンよりも少し長いものが多いので、飛距離は少し伸びます。ただし、すべてのクラブがそうではありません。ユーティリティもアイアンと同様、メーカーやモデルによって番手のスペック (特にロフト角)の表記基準が異なることもあり、A社のXモデルでは3番として販売されているユーティリティのロフト角と、B社のZモデルで5番として販売されているものが同等ということもありえます。違うメーカーのクラブや異なるシリーズのものを組み合わせる場合は、番手だけでは飛距離の判断がつかないこともあるので、必ずロフト角をチェックして飛距離の目安を確認するようにしましょう。
ヘッド素材
ユーティリティは、2000年以降に普及し始めたこともあって、スチールやステンレスなどの金属素材が主流になっています。
スチール
ヘッド部分が鉄(スチール)製のユーティリティです。
ステンレス
ヘッド部分がステンレス製のユーティリティです。
マレージング
ジェットエンジンなどにも使われるニッケル含有率の高い高硬度の特殊な鋼材で、クラブフェースなどで採用されています。スチールと比べると、打感は硬く感じます。
ロフト角
ソール(クラブヘッドの底部)とフェース(ボールが当たる部分)の角度のことをロフト角といいます。ユーティリティでは、17〜28度程度のロフト角があり(2〜5番アイアンと同等です)、番手が大きくなるほどロフト角も大きくなります。
シャフト素材
シャフトの素材は、金属製 (スチールシャフト)や、カーボン繊維を使ったカーボンシャフトがあります。アイアンなど他のクラブとのつながりを考えて、シャフトの素材や重量を選ぶようにしましょう。
フレックス
フレックスとはシャフトの硬さのことです。一般的には柔らかい順に、L・A・R・SR・S・X・XXといったアルファベットで表示されています。ただし、メーカーによっては独自の表示方法を採用している場合があります。LやAは女性用のクラブで使われる硬さで、男性用ではRが標準になります。ヘッドスピードが速い方は、より硬いSRやSを、プロ並みのヘッドスピードの方であれば、XやXXがよいでしょう。
基本スペック
利き手
ヘッド調節機能
ロフト角調整
ソールとフェースの角度のことをロフト角といいます。自分が打ちやすい角度にロフト角を微調整することができます。
ライ角調整
ライ角とは、ユーティリティのスコアライン(フェースに刻まれた溝のこと)が地面と水平になるように置いたときに、地面とシャフトの中心線が作り出す角度のことです。スイング軌道にフィットするよう角度を微調整することができます。身長が高い方はライ角が大きいアップライト気味に、そうでない方はライ角が小さめのフラット気味にするのが一般的です。
フェース角調整
フェース角とは、ユーティリティを構えたときにフェースがどちらを向いているかということを示しています。フック(クローズド)フェース(右利き用クラブの場合はやや左向き)・スクエアフェース(まっすぐ飛球線方向)・オープンフェース(右利き用クラブの場合はやや右向き)があり、スライスに悩んでいる方ならフェース角がプラス(スクエアーフェースは0度で、プラス1度・マイナス1度のようにあらわします)のフックフェースに調整します。
ウェイト角調整
ヘッドに専用のウエイト(重し)を追加したり、ウエイトの場所をかえたりすることで、バランスやヘッドの重心をかえることができます。ウエイトを調整することで、スイングのフィーリングがよくなり、スライスやフックなどのボールの曲がり対策にも効果を発揮する場合もあります。
最終更新:サテラビュー 2014/03/04 13:58:55


代表的なブランド
パーシモン(柿の木)の木製ヘッドが主流であった時代に、いち早く金属を使ったメタルウッド(金属製ヘッドのクラブ)を世に送り出したアメリカのゴルフメーカーです。ウッドの飛距離とアイアンの操作性を追求した「GLOIRE」、上級者好みのコンパクトなヘッド形状が特長の「SLDR」、飛びを追求した「ROCKETBALLZ」などのシリーズがあります。
住友ゴム工業傘下のスポーツ用品メーカーで、ゴルフクラブの製造・販売は、国内ではトップクラスです。アベレージゴルファーを主なターゲットにした「XXIO(ゼクシオ)」 、主にハードヒッターや上級者をターゲットにした「SRIXON(スリクソン)」といったシリーズがあります。
アメリカのゴルフメーカーで、なかでも一世を風靡した「BIG BERTHA」と名付けられたドライバーは有名です。ユーティリティでは、アベレージゴルファーをターゲットにした「LEGACY」、飛距離と打ちやすさを追求した「X2 HOT」、アイアン形の「X UTILITY Prototype」などのシリーズがあります。
最終更新:サテラビュー 2014/03/04 13:39:43


FAQ(よくある質問と回答集)
Q.ウッド形のユーティリティとアイアン形のユーティリティはどちらが打ちやすいですか?
A.ウッド形のユーティリティのほうが打ちやすいと思います
ユーティリティには、形状の違いによって、アイアンに近いアイアン形とフェアウェイウッドに近いウッド形の2タイプがあります(最近は、アイアン形は少なくなっています)。アイアン形は通常のロングアイアンよりは打ちやすい設計になっているとはいえ、ボールの上がりやすさや打ちやすさでいえば、ウッド形のほうに軍配が上がります。
Q.ユーティリティとフェアウェイウッドでは、どちらを選べばよいですか?
A.アイアンが得意な方はユーティリティ、ドライバーが得意な方はフェアウェイウッドといわれます
正直、好みの問題もありますが、ユーティリティはフェアウェイウッドよりもヘッドが小さいため、アイアンに近い感覚で構えられ、フェースを目標方向に合わせやすいという利点があります。また、同じ程度のロフト角の場合、ユーティリティの方がフェアウェイウッドよりもシャフトが短いため、打ちやすく感じるということもあります。ただし、ロフト角が少ない(17度や20度など)ユーティリティでは、使いこなすのが難しくなるので、飛距離が求められる場面では、フェアウェイウッドのほうが使いやすいともいえます。飛距離重視の方はフェアウェイウッドを、方向性重視の方はユーティリティをという考え方もあります。
最終更新:サテラビュー 2014/03/04 13:33:53
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