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防災特集 生き抜くための防災グッズリスト

自分を守る、家族を助ける 生き抜くための防災グッズ いつきてもおかしくない。今日の備えが明日のあなたを救う

30年以内震度6弱以上の地震発生確率が高い地域 水戸80% 根室80% 高知75% 徳島75% 釧路71% 静岡70% 浦河町69% 和歌山68% 政府 地震調査研究推進本部全国地震動予測地図2020年版(2021年3月発表)より

2023/5/31 更新

地震がくる前に。これを確認・準備しましょう。

支援物資が届くのはいつ? ライフラインの復旧は? これまでの地震から必要な備えを考える

  • 東日本大震災(2011年)
    マグニチュード9.0最大震度7(宮城県栗原市)
    支援物資が届くまでの目安
    地震発生からだいたい3日後
    最大避難所避難者数
    46万8,600人
    特徴
    大津波や地盤沈下、液状化現象により公共インフラも壊滅的なダメージを受け、物資の輸送にも影響。地震発生翌日に支援物資が届く場所もありましたが、地域によっては3〜5日後となったところもありました。
  • 熊本地震(2016年)
    マグニチュード6.5最大震度7(熊本県益城町)
    支援物資が届くまでの目安
    地震発生からだいたい3日後
    最大避難所避難者数
    18万3,882人
    特徴
    道路の分断や自治体の混乱などで、3日たっても支援物資が到着しないところもありました。日ごろから自宅に備蓄しておくのが大切です。
  • 大阪北部地震(2018年)
    マグニチュード6.1最大震度6弱(大阪府大阪市北区、高槻市など)
    支援物資が届くまでの目安
    地震発生からだいたい3日後
    最大避難所避難者数
    2,375人
    特徴
    震災発生から30分後の時点で大阪府内約17万250戸、兵庫県内約690戸が停電。さらに上水道管の破裂による断水や約11万戸でガス供給がストップするなどライフラインの断絶が続きました。

2. 家族同士の安否確認方法を決めておく

災害時は、通話が集中して電話がつながりにくくなります。SNSサービスや災害用伝言ダイヤルを上手に活用し、家族の安否を確認してください。

災害用伝言ダイヤル171

「171」にダイヤルし、録音の場合は「1」再生の場合は「2」を押します。利用には、相手の電話番号のダイヤルが必要。あらかじめ準備しておきましょう。

3. 自分の地域の避難場所、避難経路の確認

お住まい地域の避難場所と避難経路は、各市区町村が作成する「防災情報マップ」で確認を。下記より事前にダウンロードし、家族で共有しておきましょう。

国土交通省ハザードマップ ポータルサイトhttps://disaportal.gsi.go.jp/

地震がおきたら。揺れを感じたら。

1. 身の安全の確保

落下物や転倒物から離れ体を守る姿勢をとります。キッチンなどで火を扱っていても無理に火を消しに行かず、身の安全を第一に行動しましょう。まずは身の安全を第一に考えよう!

2. いったん揺れがおさまったら火の始末と出口の確保

揺れがおさまったら火元を確認し、家族の安全や室内の被害を確認します。このとき、足元に落ちているガラスなどの飛散物に注意が必要です。揺れがおさまったら火元をチェック! 足元の飛散物にも注意!

3. 避難が必要かの判断

津波や火災、建物などの倒壊の恐れがある場合はすぐに避難します。そうでない場合は近所に困っている人がいないか声を掛け合いましょう。避難前にブレーカーをオフ!ガスの元栓もしめる。

避難所生活に備える防災グッズ

防災グッズは避難所生活自宅避難どちらも想定しておくことが必要です

危機管理アドバイザー国崎信江さん

危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。おもな著書『サバイバルブック―大地震発生その時どうする?』(日本経済新聞出版社)など。写真:危機管理アドバイザー 国崎信江さん

防災グッズ 基本編:飲料水と食糧はそれぞれ10日分を用意したい 最低限これだけは備えるべき防災グッズ

1. 飲料水

備えのポイント:飲料水はできるだけ多めに用意します。一人あたりの必要量は1日3Lといわれ、これを最低10日分備えるのが理想です。長期間の被災生活で水しか飲むものがないと飽きるので、野菜ジュースやスポーツドリンク、そのほか自分の好きな飲み物を一緒に用意しておくとよいでしょう。

2. 食品

備えのポイント:食料も10日分は準備します。食べる順番は、冷蔵食品、冷凍食品、野菜、果物、常温保存食品、そして長期保存食品です。栄養バランスを考えながら、卓上コンロなども活用してできるかぎり日常に近い食事を心掛けましょう。

3. 照明器具

備えのポイント:災害時には両手が空くヘッドライトが便利です。電池が切れても使えるソーラー式や手動発電式のライトも備えておきましょう。手回し式はジージー音がうるさいため、避難所で使う際は周囲への配慮を忘れずに。

4. 情報収集ツール

備えのポイント:テレビやインターネットが使えないときはラジオが活躍します。充電方法は1つに絞らないこと。たとえば、「乾電池+ソーラー」など併用できるタイプを選びましょう。防災情報が手軽に入手できる防災アプリも重宝します。

5. 装備品

備えのポイント:災害時には、落下物や破片、瓦礫、粉じん、気温変化などから身を守る装備を揃えておきましょう。両手がふさがらないよう、雨の日はカッパを着るようにしましょう。

6. 貴重品

備えのポイント:貴重品の管理は、耐火・防水対応ケースだと安心。停電でキャッシュカードが使えなくなることを想定し、現金も用意しましょう。小銭が多めだとレジが使えないときに自販機で購入する際に便利です。

7. 医薬品・医療品

備えのポイント:大規模な災害がおきればケガをする、という前提で応急手当て用品は必ず用意しましょう。応急用のセットは、誰でも簡単に使えるアイテムが重宝します。慢性的な持病のある方は最低7日分の薬を用意します。

8. 衛生用品

備えのポイント:災害時には水の供給が止まる可能性もあります。断水時も使える衛生用品を揃えておきましょう。トイレやおむつなどのごみは消臭袋に入れてにおいを防ぎます。

9. 個人で必要なもの

備えのポイント:コンタクトレンズや入れ歯など、個人の特性に応じて必要なアイテムも非常時の備えに加えておきましょう。好きな香りのアイテムやおもちゃなど、お気に入りの品物は心を安らげてくれます。

10. その他

備えのポイント:缶切りやドライバーなどがワンセットになった十徳ナイフはさまざまな場面で役立ちます。ラップはゴーグルや包帯、ひもなどの代用品になり便利です。忘れがちなアイテムもしっかり準備しておきましょう。

防災グッズ 応用編1:家族のメンバーに合わせて必要なものを追加! 家族構成別 備えるべき防災グッズ

赤ちゃんがいるファミリー編

ベビーフードやおむつなどは、普段と同じ使い慣れた品物を購入しておきます。母乳育児でない家庭や混合育児の家庭は調乳の必要な可能性も。着替えは多めに用意しましょう。ワンサイズ大きめのものを用意しておくと、将来使えるのでむだになりません。

赤ちゃんがいるファミリーの防災セットを探す

子供がいるファミリー編

子供のサイズに合った防災グッズを用意するのはもちろん、日ごろから非常時の対応について教えておくのも大切です。親子で防災訓練や、防災グッズを使う練習をしておきましょう。

子供用の防災セットを探す

要介護者がいるファミリー編

日ごろお薬を飲んでいる方は、すぐに処方薬が尽きてしまわないよう、日ごろから余裕をもって受診しておきましょう。高齢者でも食べやすい食品を用意し、非常時でも栄養不足にならないよう気をつけてください。

介護用品を探す

ペットがいるファミリー編

ペットも一緒に避難する際はケージを使用します。普段からケージに慣れさせておきましょう。ペットの好きなおもちゃも用意して、いつもと違う環境でも落ち着けるようにケアしてあげましょう。

ペット用の防災セットを探す

女性編

スキンケアアイテムや生理用品は、日常的に使っているものを多めに購入しておきましょう。カップ付きキャミソールは避難所で干すときに男性の目があまり気にならないメリットがあります。

女性用の防災セットを探す
いざというときに必要だけど、普段は邪魔。防災グッズの置き場所はどこがベスト?
理想は避難動線上にあること。玄関や掃き出し窓のある部屋、バルコニーのある部屋など。わざわざ取りに行かなくて済む場所に置いておけば、いざというとき迅速に行動できます。適当な置き場所がないなら、せめて目立つ場所、わかりやすい場所に置くことが大切です。
前もって準備してもその場所がわからなければ役に立たないと肝に銘じて、設置場所を選びましょう。
写真:危機管理アドバイザー 国崎信江さん

防災グッズ 応用編2:防災のプロ・国崎信江さん推薦! あると便利なアイテム9選

災害現場や避難所生活で本当に必要とされるもの・役立つものを知り尽くした国崎さんが、さまざまな防災グッズの中から厳選した防災アイテム9点を紹介します。

防災グッズ 応用編3:災害時もみんなを笑顔にしてくれる おいしくて元気が出る非常食5選

非常時こそおいしく栄養バランスのいい食事が大切です。ここでは、数ある非常食の中から厳選した食品5点をご紹介します。おいしい食事で元気を出しましょう。

非常食は気付くといつも消費期限切れに……。上手な備蓄方法はありませんか?
いつも食べている食品を多めに買う、「家庭内流通備蓄」がおすすめです。古いものから消費し、食べた分を補充していけば賞味期限切れも起こりません。災害時は冷蔵庫にある傷みやすいものから食べ、次に常温保存の食材、最後に非常食を消費します。ストック食材を活用して、災害時でもいつもどおりの食事ができるよう備えましょう。
写真:危機管理アドバイザー 国崎信江さん

ライフライン断絶に備える防災グッズ

ライフラインは、その名のとおり生活の生命線。被災後は供給のストップが予想されるため、非常時に対応できるだけの備えが大切です。以下、ライフライン断絶に備える防災グッズをご紹介します。

電気・ガス・水道が9割程度復旧するまでの日数 ライフラインの被害は、震度の大きい地震ほど広範におよび、なおかつ復旧にも時間がかかります。震災がおきてしばらくは電気・水道・ガスは使えないものと考え、いざというとき味方となる防災グッズを確保しておきましょう。

電気がストップしたとき

被害状況や地域によっては長期の停電も予想されます。より長持ちさせるためには、乾電池より持続可能な電源を備えること。電気は非常用電源まで考えた備えを意識しましょう。

役立つアイテム

水道がストップしたとき

飲用水だけで一人あたり1日3Lは必要とされる水。トイレや手洗い、お風呂、洗濯などの生活用水の確保となれば、それだけでは足りません。支援物資が届くまで生活に困らない程度の水の確保が必要です。

役立つアイテム

ガスがストップしたとき

ガスは完全開通まで最も時間を要するライフラインです。ガスの供給が止まったままだと生活にも不便をきたすため、長期の備えに対応できる防災アイテムを選んでください。

役立つアイテム

自家用車に積んでおくと便利なものってありますか?
基本的には通常の防災グッズと変わらないものを用意しましょう。加えてシガー電源やシートベルトカッターがあると安心です。車中泊の可能性を考え、毛布や寝袋もあるといいでしょう。ただし、車の中は高温多湿になりやすい空間です。防災用品を車に積んでおくときは、車内の環境に耐えられる製品を選びましょう。
写真:危機管理アドバイザー 国崎信江さん

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