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温水洗浄便座の選び方

温水洗浄便座の選び方

  • SB TCF6623
  • ビューティ・トワレ DL-RQTK40-P [パステルピンク]
  • CW-RAA2
  • SCS-T160
  • シャワレッシュ SWM-DR73W
  • サンウォッシュ DLNC120

温水洗浄便座には、タンクがなく吐水する際にヒーターで水を温める瞬間式と、内蔵タンクにヒーターで温めた水を保持する貯湯式があります。ここでは、2つの温水供給方式の違いのほか、温水洗浄の後に温風で乾かす「温風乾燥」や、便秘の人に人気の「リズム洗浄機能」などの各種機能を解説します。

2022/11/15 更新

製品選びの前に

温水洗浄便座を導入する前に、まずは自宅のトイレ環境を確認し、温水洗浄便座を設置できるかどうかをチェックしましょう。トイレ内にコンセントがないときは追加工事が必要になるほか、ユニットバスのトイレでは設置に厳しい条件があるなどの制約があります。

自宅のトイレを確認して設置の可否をチェック

便器の背中にタンクがあるタイプや、便器とタンクが一体型(ワンピース型)のタイプは設置可能です。ユニットバスのトイレは専用モデル限定や電源工事が必要などの厳しい条件があります。

便器のタイプによっては設置が難しいケースも

背面タンクタイプ

背面タンクタイプ

  • 設置可能

背中にタンクがある一般的な様式の便器であれば、問題なく設置できます。

ワンピース型

ワンピース型

  • 設置可能

便器とタンクが一体になっているタイプです。問題なく設置できます。

三角タンク式腰掛便座

三角タンク式腰掛便座

  • 設置可能

設置することは可能です。ただし、止水栓からタンクを結ぶ給水管の長さが12p以下の場合、温水洗浄便座に付属する分岐金具では接続できない場合があり、別途、接続用の分岐金具を購入する必要があります。

ユニットバスのトイレ

ユニットバスのトイレ

  • 設置は難しい

水で濡れる可能性があるユニットバス内では感電の危険性が高いため、専用の温水洗浄便座を選ぶ必要があります。電源工事も別途行う必要があるので、一般の家庭で導入するには費用面などで難しいかもしれません。

トイレ内にコンセントがないと工事が必要!

携帯用洗浄機をのぞき、温水洗浄便座は家庭用電源を利用するので、トイレ内にコンセントが必要です。コンセントがない場合は、照明から電源を取ったり、新しくコンセントを設置する工事が必要になったりします。

使用中の便器と同じメーカーが◎

温水洗浄便座は、さまざまなメーカーの便器に設置できるようになっています。しかし、基本的に自社製品同士を組み合わせることを前提にしているので、便器と温水洗浄便座は同じメーカーで揃えたほうが安心です。

選び方のポイント

温水洗浄便座は、温水を出す方式や操作パネルの位置、洗浄機能などにそれぞれ違いがあります。使い勝手が変わるだけでなく、年間の電気代にまで影響を及ぼす仕様もあるので、自分にとって必要なポイントをチェックしましょう。

温水貯蔵方式の違いを知ろう

温水を出す方式は温水貯蔵方式と呼ばれ、2種類に分けられます。1つは、内蔵タンクがなく吐水する際にヒーターで水を温めて温水にする「瞬間式」。もう1つが、設定温度までヒーターで温めた水を内蔵タンクに保持しておく「貯湯式」です。

年間電気代をチェック

温水貯蔵方式により、年間電気代は大きく異なります。たとえば、瞬間式で本体価格が一番安い東芝「クリーンウォッシュ SCS-S300」は本体価格が20,709円であるのに対し、貯湯式で一番安いパナソニック「ビューティ・トワレ CH941S」は14,000円と価格差は6,709円になります(2022年11月時点)。しかし、年間電気代は、「クリーンウォッシュ SCS-S300」が2,268円ですが、「ビューティ・トワレ CH941S」は3,807円。4年ほど使えばコストの差は解消されるので、長く使うのであれば、瞬間式のほうが安いといえます。
※電気代は1kWhあたり27円(税込)で計算

年間電気代をチェック

操作パネルの位置をチェック

関連記事

主なメーカー

TOTO

SB TCF6623

瞬間式、貯湯式問わず、多数の製品ラインアップを展開する温水洗浄便座の国内トップシェアメーカー。「ウォシュレット」はTOTOの登録商標であるほか、多数の特許も所有しています。トイレの使用後にミストを自動で吹きかけて見えない汚れを分解・除菌する「便器きれい」機能や、待機中も定期的にノズルを洗浄する「ノズルきれい」機能など、豊富な機能を搭載した製品が人気です。

TOTO製品を探す

パナソニック(Panasonic)

ビューティ・トワレ DL-RQTK20

温水洗浄便座メーカーとしては後発ながら、省エネ性能の高さで人気のメーカーです。ほぼすべてのモデルに、汚れがつきにくいステンレスノズルを採用。菌や臭いを抑制する独自開発した微粒子イオン「ナノイーX」を搭載した「ビューティ・トワレ RQTKシリーズ」が人気です。

パナソニック(Panasonic)製品を探す

INAX(イナックス)

CW-KA31

2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生した「LIXIL」。INAX(イナックス)は、同社が展開するブランドで、商標は「シャワートイレ」です。おしりをしっかりと洗える「ターボ洗浄」や「おしりワイド洗浄」など、洗浄にこだわった機能を搭載したモデルが人気です。

INAX(イナックス)製品を探す

東芝(TOSHIBA)

クリーンウォッシュ SCS-SCK7000

汚れがつきにくく、手入れが簡単な温水洗浄便座「クリーンウォッシュシリーズ」を中心に展開するメーカー。着座するたびに自動で脱臭運転を開始する「オート脱臭」や、しっかりとした洗浄力とやさしい洗い心地を実現する「エアインすっきり水流」など、充実した機能を搭載した製品が多数揃っています。

東芝(TOSHIBA)製品を探す

機能やスペックについてもっと詳しく

あると便利な機能

リズム洗浄機能

強弱のある水流をおしりに当て、お湯によるマッサージ効果で便意を促す機能です。便秘の人に人気です。

リズム洗浄機能搭載製品を探す

温風乾燥

温水洗浄の後、温風で乾かす機能です。痔ろうがありトイレットペーパーをできるだけ使いたくない方などに向いています。

温風乾燥搭載製品を探す

フタ自動開閉

人が便器に近づくとフタが自動的に開き、離れると閉まる機能です。中腰姿勢を取りにくい腰痛の方や高齢の方がいる家庭にお薦めです。

フタ自動開閉搭載製品を探す

脱臭機能

便座に換気機能を備え、活性炭などのフィルターを通して脱臭する機能です。脱臭フィルターは消耗品なので交換する必要があります。

脱臭機能搭載製品を探す

ツインノズル

女性が利用するビデ洗浄専用のノズルを使用している製品です。ノズルが1本しかないのが気になる人は要チェックです。

ツインノズル搭載製品を探す

よくある質問と回答集

便器のサイズにあわせること(次項で解説)、トイレ内にコンセントと止水弁があることを確認してください。

電源コンセントは、便座や洗浄水を温めるのに必要で、止水弁は取り付けの過程でタンクに流れる水を一時的に止めるために必要です。また、簡単な工具で水を止められるタイプであることも条件となります。

いいえ、便座開口部の大きさの違いにより、2種類に分けられます。

便器の開口部の大きさにより異なり、エロンゲート(大型)サイズとレギュラー(標準)サイズの2種類があります。大型サイズでは縦の長さが360〜380mm、標準サイズでは320〜340mmとなっています。そのため、便器に適合したサイズの温水洗浄便座を選ばなければなりません。なお、最近の温水洗浄便座では、大型・標準兼用となっているものが増えています。

着座センサーを搭載している製品なら、その心配はいりません。

着座センサーを搭載している製品であれば、人が座っていないと吐水されないようになっています。

用語集

携帯用洗浄機

旅行時など、温水洗浄便座がないトイレで利用できるハンディータイプの洗浄機です。搭載するタンクに200cc前後の水を入れて使用します。介護でポータブルトイレを使うときや、赤ちゃんのおむつ交換時にも利用できます。

瞬間暖房便座

吐水する際に温める瞬間式と同様、必要なときだけ便座を温められる製品があります。価格が高くなりますが、常時温める製品に比べて電気代を安く抑えられます。

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