我が家のセカンドカーとしてN-BOXからの乗り換え。
N-BOXを購入した際には広さに最も驚き、今回は走行性能に最も感動した。
エクステリア
デザインに関しては好き嫌いの話なので良いとか悪いとかいうつもりはない。
運転すると意外に本格派で、この上質な乗り味ならせめてluxeだけでもフロントマスクでもっと高級感を表現できなかったか?
外観と乗り味にすこしギャップを感じた。
Bピラーガーニッシュはマイチェンでピアノブラックから無塗装樹脂に。
これをコストダウンという向きもあるのだけど、そもそもピアノブラックのパネル自体高級とも思わないし、メインテナンスが楽になる分私は賛成。
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インテリア
好みの問題だが、現行ノート、Aクラス、ローバーミニとかの内装はピアノブラックの使いすぎでおもちゃっぽく感じる。
フィットはテカテカのパネルの使用を抑えて落ち着いた感じ。
Luxeの高級感は高い。
エンジン性能+走行性能
コンパクトカーということでキビキビ走るイメージで乗ったが、実際乗ってみるとむしろしっとり落ち着いていて、意外に重厚な感じで、まさしくクラスを超えた走りの質感。
見た目とは裏腹にGTカーで、高速を快適にロングドライブするのに向いている。
乗り心地は非常に上質だが、不感症の乗り心地ではなく、きっちりと路面の状況を伝えてくる。
ステアリングフィールも非常によくて、ハンドルの遊びがなく、車の剛性感を感じる。
4気筒エンジンは静かでスムース。
CVTはトルコン付きだが、走り出すと比較的すぐにロックアップされるのでその後はダイレクトな運転感覚が味わえる。
普通に運転している分には、CVTのネガもそれほど気にならないレベルだと思う。
N-BOXとは比べるまでもないが、音の大きさのみならず振動も減って快適。
価格
このクラスの車はオプションたくさんつけて300万円オーバーの車にすることもできるし、オプション減らして200万円そこそこの車にもできる。
HOMEでも安全装備は標準でついてくるので、あとは自分の必要な装備をよく考えて購入すれば納得の買い物ができるのではないかと。
バランスが取れていて特に大きな欠点もないので、誰が買っても後悔は少ないと思う。
とにかく一回試乗してみてほしい。
ガソリンモデルだからといって侮るなかれ。
それだけにハイブリッドモデルと装備などに差を付けたりしているホンダの売り方が気になった。
近年人気のスーパートールワゴンはすごい勢いでコンパクトカーの市場を食い尽くす勢いだが、そのハイトールワゴンの代表がN-BOXで、一番割を食っているのがフィットという図式。
最近の軽自動車は走行性能も高くなってきたとはいえ、走りの面では1枚も2枚もコンパクトカーが上手。
なんか久しぶりに着座位置が低い車に乗った気がするが、気持ちよく走れる。
ホンダはユーティリティ面ばかり強調している気がするけど、それだとN-BOXと同じ土俵に立って割を食い続けるような気が・・・
とにかく私が一番驚いたのが走りの質感で、案外私のような50代60代のおっさんがゆったり乗るのに向いているかもしれない。
「一家に一台」で初代は大ヒットしたわけだけど、今やそれはN-BOXに移行したわけで、ある程度年齢を重ねた夫婦に訴求するのもありかも。