シートタイプ
※シートベルトは身長140cm以上を適合身長として設計されているため、お子様が140cmに達するまではチャイルドシートの使用が推奨されています。
※厚生労働省の統計データをもとに身長・体重の目安を示しています。
チャイルドシートは、お子様の体格によって使用に適したシートタイプが異なります。正しく装着して安全性を確保するために、成長に合った製品を選びましょう。
同じシートタイプでも、製品によって適正体格が異なるため、購入前に必ずご確認ください。
使用期間
複数の成長時期にまたがって使える製品があり、ベビーシートおよびチャイルドシート、またはチャイルドシートおよびジュニアシートと、2つの成長時期をまたいで使えるシートを「ロングユース」、ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシートの3タイプとして使用でき、1台で着用義務期間(6歳未満まで)をカバーできるものを「超ロングユース」と呼びます。
ECE R129(i-Size)
欧州の統一基準が国内の安全基準として採用されています。欧州の基準には従来の「R44」と新しい「R129」の2つがあり、
「R129」では、車の前後に加えて側面衝突試験が追加されたほか、衝撃を受け止めやすいうしろ向きでの設置期間が12か月から15か月までに延長されるなど、より高い安全性を目指したものになっています。
ECE R44
国連欧州経済委員会が定めた旧安全基準です。
衝突試験は正面と後方のみ。新基準R129では側面衝突試験が追加されています。
ISOFIX
チャイルドシートを車の座席に固定する方式の国際標準規格で、シートベルトを使わず車の固定金具に連結して取り付けます。
シートベルトを使った固定方法と比べ、ぐらぐらせず簡単かつ確実に固定できるのが特徴。ISOFIX対応車種にのみ取り付け可能です。
ベースメント
チャイルドシートの台座となるベースメントを車に装着すると、対応するチャイルドシートがほぼワンタッチで確実に取り付けできます。
お子様が小さなときから使うシートは、外出時に持ち運びができるベビーキャリーとして使うなど、車内で取り外しを行う機会が多くなるため、ベースメントがあると楽です。使用の際はシートに対応する別売りのベースメントを購入するか、シートとセットで販売されているものを選びましょう。
なお、このベースメントを車に取り付ける方式はISOFIXが一般的です。
※「別途購入必須」の製品は、別売りのベースメントを使用しないと車に取り付けられないため、必ず対応するかどうかご確認ください。
※「オプション」の製品は、シート本体のみでも車載が可能ですが、別売りのベースメントも使用することができる製品です。
トラベルシステム
チャイルドシートを別売りまたはセットで販売されているベビーカーに取り付けられるシステム。
シート部分は、チャイルドシート・ベビーラック・ベビーキャリーとして使用可能で、眠った赤ちゃんをシートごと一緒に移動できます。
サンシェード
サンシェード(日よけ)が付いており、赤ちゃんを強い日差しから守ります。また、エアコンの風が直接当たるのも防げるため、うまく体温調節ができない赤ちゃんにやさしい機能です。
インパクトシールド式
通常のハーネス(ベルト)ではなく、大きな衝撃吸収材を利用してシートと子供の体を一体的に固定する方式。
抱き枕のように使用して眠れるほか、締め付け感を嫌がる子供にも適しています。
外せる背もたれ
背もたれを外し、座面だけで使用できるタイプ。成長に合わせて長く使えるのが特徴です。
リクライニング
大きく分けて【@チャイルドシート本体にリクライニング機能を持つタイプ】【A車のシートのリクライニングに合わせて一緒に傾くタイプ】の2タイプがあります。
@には、子供が座ったままでリクライニングを調整できるものがある一方、一度前向きに設置すると子供が座ったままだとリクライニングを調整できないものもあるので注意が必要です。Aのタイプはジュニアシートに多くみられます。
フラット(ベッド型)
首が据わっていない赤ちゃんを平らに寝かせられるタイプ。
呼吸がしやすく、万が一のときに衝撃を分散し、頭と首を守ります。
ヘッドレストの高さ調整
車が衝撃を受けた際、首にかかる負担を減らして子供の頭部を守る大事な部品であると同時に眠ってしまった子供の頭をサポートする役目も担っています。
子供の成長に合わせた適正な位置にある必要があり、高さ調整機能があると便利です。ヘッドレストと肩ベルトが連動してワンタッチで高さ調整できる製品もあり、人気があります。