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布団乾燥機の選び方

布団乾燥機の選び方

  • カラリエ ハイパワーツインノズル FK-WH1
  • AD-X80
  • アッとドライ HFK-VS2500(S) [プラチナ]
  • FD-F06A7-A [ブルーシルバー]
  • スマートドライ RF-FA20-WA [ホワイト]
  • UD-DF1

布団乾燥機には、布団を隅々まで乾燥させる「マットタイプ」と、アタッチメントを敷き布団と掛け布団の間に入れて乾燥させる「マットなしタイプ」の2種類があります。ここではタイプ別の特徴のほか、衣類や靴の乾燥など布団乾燥以外の用途、1回の使用にかかる電気代などについて紹介します。

2022/11/15 更新

製品選びの前に

布団乾燥機でできること

アッとドライ HFK-VS2500(S) [プラチナ]

  • 布団に熱を送り、湿気を飛ばす
  • 高温で加熱し続け布団のダニを退治
  • 冬期に重宝する、布団の温め
  • ぬれた靴や衣類の乾燥にも使える
  • イオンによる脱臭機能搭載モデルも

1回30分乾燥させた際の電気代の目安は、10円弱

布団乾燥機は、乾燥マットやホースなどを使って掛け布団と敷き布団(マットレス)の間に温風を送り、湿気を飛ばして布団やベッドを乾燥させる製品です。布団が温かくなるため、冬場に布団を温める用途としても使えます。また、高温で加熱し続けてダニを退治できる機能や、靴や衣類を乾燥できたり、イオン脱臭機能を備えていたりする製品もあります。電気代は製品や動作モードにより異なりますが、たとえば出力680Wの製品で30分間乾燥させたときの電気代は、約9.2円(※)となります。

  • ※価格.comの布団乾燥機カテゴリにて、売れ筋ランキング(2022年11月現在)上位の「アッとドライ HFK-VS2500(S)」(日立)の場合。

  • ※電力料金の目安は27円/kWh(税込)にて計算。

選び方のポイント

タイプ(マットタイプ、マットなしタイプ)を選ぶ

布団乾燥機にはマットタイプとマットなしタイプの2系統があります。製品を選ぶ際は、どちらのタイプにするか、まず選ぶのがよいでしょう。マットタイプは、敷き布団と掛け布団の間に入れた乾燥マットに温風を送り込み、布団全体を温め、湿気を取り除いて乾燥させます。布団の隅々までムラなく熱を伝えることができますが、設置や片付けに手間がかかります。いっぽう、マットなしタイプはアタッチメント(ホースや送風口など形状は機種による)を敷き布団と掛け布団の間に入れるだけなので手間が省けますが、温風を吹き込む場所から遠いところほど熱が届きにくくなります。

隅々まで乾燥させたいなら「マットタイプ」

隅々まで乾燥させたいならマットタイプ

  • 敷き布団、マットレス幅を確認して乾燥マットのサイズを決める

布団を隅々までしっかりと乾燥させたいならマットタイプが適しています。しかし、布団に比べて乾燥マットが小さいと端まで効率よく乾燥できないため、敷き布団やマットレスの幅を基準に乾燥マットの幅を決めましょう。

マットの幅をチェック

手軽さ重視なら「マットなし乾燥タイプ」

手軽さ重視ならマットなし乾燥タイプ

マットなしタイプの最大のメリットは、乾燥マットのセットや片付けの手間が不要で、すぐに設置や片付けできる手軽さです。特に、使用後に乾燥マットをたたまなくてよい点は手間の軽減に大きく寄与します。高頻度で使い、とにかく手軽さを重視したいという人にはこのタイプが向いています。ただし、大きめの布団だと端まで温風が行き渡りにくいという難点もあるため、使用スタイルとの兼ね合いで選びましょう。なお、マットなしタイプは2013年に象印が初めて発売して人気を集めたことで広まりました。現在は、さまざまなメーカーから販売されています。

マットなし乾燥タイプの製品を探す

【マットタイプを選ぶ際の注意点】
長めの布団・ベッドを使用している人は、乾燥マットの長さもチェック

背の高い人向けに、縦方向を長くしている布団・ベッドもあります。それらを使用している場合は、乾燥マットも長さのあるものを選びましょう。一般的には180cm程度の長さの製品が多いです。

マットの長さをチェック

一般的な布団のサイズ目安
  掛け布団 敷き布団
シングル 150×210cm 100×210cm
セミダブル 170×210cm 120×210cm
ダブル 190×210cm 140×210cm
クイーン 210×210cm 160×210cm

対応する布団の素材をチェック

布団乾燥機を選ぶ際には、各製品が対応している布団の素材をチェックしましょう。とはいえ最近の製品は、主な素材である羊毛/羽毛/綿のすべてに対応していることが多いです。製品によっては素材ごとに異なる乾燥時間を設定しているものもあります。このほか、ポリエステル(化学繊維)に対応する製品もありますが、利用の際は布団の耐熱温度などを確認するようにしましょう。

布団乾燥以外の用途をチェック

布団乾燥以外に、衣類や靴の乾燥に使用できる製品もあります。梅雨時期など雨で洗濯物を屋外に干せないときや、子供が靴を頻繁に汚すときなどに活躍します。

衣類乾燥

衣類乾燥

温風を洗濯物に当てて乾かす機能です。付属の衣類カバーで洗濯物を包み込み、その中に温風を送り込んで乾かす製品もあります。

衣類乾燥機能付き製品を探す

靴乾燥

靴乾燥

蛇腹のホースなどを靴の中に差し込み、温風を送り込んで乾燥させる機能です。熱に弱いビニール靴などは送風機能で乾燥させます。

靴乾燥機能付き製品を探す

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主なメーカー

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

カラリエ ハイパワーツインノズル FK-WH1

軽量設計の「カラリエ」シリーズが人気

メーカー機能と問屋機能をあわせ持つ独自の「メーカーベンダー」という業態を作り上げ、生活者ニーズに対応したオンリーワンの商品を展開するアイリスオーヤマ。布団乾燥機では、軽量設計の「カラリエ」シリーズを展開。2本のノズルで2組の布団や靴などを一度に乾燥できるハイパワーモデル「カラリエ ハイパワーツインノズル FK-WH1」が特に人気です。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)製品を探す

三菱電機(MITSUBISHI)

AD-X80

マットタイプにこだわり、ふんわり乾燥を目指す

日本で初めて布団乾燥機を発売したメーカー。マットなしタイプが主流となり始めた2013年以降もマット式にこだわり、布団の隅々まで快適に乾燥させることを目指しています。

三菱電機(MITSUBISHI)製品を探す

日立(HITACHI)

アッとドライ HFK-VS3000(H) [メタリックグレー]

デザインが特徴的な「アッとドライ」シリーズ

フラットなデザインが特徴的な「アッとドライ」シリーズを展開するメーカーです。独自のV字型「ふとん乾燥アタッチメント」によりスピード乾燥を実現した「HFK-VS3000」が人気。湿気のたまりやすい敷ふとんの裏側までしっかりと乾燥するほか、衣類乾燥、靴・ブーツ乾燥にも対応します。

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パナソニック(Panasonic)

FD-F06A7-A [ブルーシルバー]

マットあり・マットなしの両方を用意

マット式とマットなしタイプの両方を用意しているのが特長。それぞれに、衣類カバーやナノイーなど同梱品や機能が異なるモデルを用意しており、豊富なラインアップから選べます。発売から根強い人気の布団乾燥機「FD-F06A7」は、くつ乾燥アタッチメント付きで、濡れた靴も乾かせます。

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象印(ZOJIRUSHI)

スマートドライ RF-FA20-HA [グレー]

マットなし乾燥タイプのパイオニア

マットなしで布団を乾燥できる「スマートドライ」を初めて発売したメーカー。マットもホースもなく、本体を開いて送風口を敷き布団と掛け布団の間に差し込むだけで乾燥できるのが特長です。

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シャープ(SHARP)

UD-DF1

プラズマクラスター搭載で乾燥に加えて消臭も!

イオンで空気を浄化するプラズマクラスター技術を搭載しており、布団や靴などの乾燥だけでなく脱臭も同時に行えるのが特長。シャープ独自の技術「きのこアタッチメント」採用し、乾燥マットなしでダブルサイズのふとんまで「乾燥・暖め」ができる「UD-DF1」が人気です。

シャープ(SHARP)製品を探す

機能やスペックについてもっと詳しく

あると便利な機能

布団温め

温風を送り込むので、冬などの寒い時期にあらかじめ布団を温めておけます。足元だけを温められる機種もあります。

夏モード

乾燥させた後の余熱は布団に数時間こもりますが、これを送風でクールダウンする機能です。夏の暑い時期には重宝するでしょう。

ダニ対策

布団を一定時間高熱にさらすことにより、ダニを退治する機能です。布団乾燥機を長時間動作させる必要がありますが、この機能のために購入する人も少なくありません。

タイマー

一定時間で停止するタイマー機能があると便利です。製品によっては、素材別に乾燥時間を分けて設定している製品もあります。

アロマ機能

アロマオイルの香りを布団につけることができる、アロマ機能付きの製品もあります。

アロマ機能付き製品を探す

よくある質問と回答集

ダニ退治のために布団乾燥機を利用される方は増えています。

温風によって布団の中に潜んだダニを退治することはできますが、死滅したダニは布団の中に残ったままなので、掃除機を使ってしっかりと吸い取る必要があります。また、ダニ退治を考えて布団乾燥機を選ぶ場合は、ダニや花粉などをキャッチするフィルターを採用しているものもあるので、チェックしてみましょう。

およそ8〜19円という計算になります。

布団乾燥機の消費電力は、450〜700W(0.45〜0.7kW)程度です。1kWあたりの電気料金を27円とすると、1時間あたり12〜19円程度となります。中には、30分で乾燥させる性能により1回あたり10円を切るコストパフォーマンスを実現している機種もあります。

タイマーやサーモスタットを備えた製品を選ぶようにしましょう。

温度が上がりすぎたら自動的に運転を搭載するサーモスタットや一定時間で運転を停止するタイマーを備えるなど、安全対策が講じられた製品が発売されています。掛け布団が本体全体にかぶさったことを検知するセンサーを備え、その際は自動停止する機種もあります。

温風で乾燥させた後、ヒーターを止めて送風だけを行います。

布団乾燥機は50〜70度程度の温風を送り続けるので、布団自体もかなり温かくなります。夏場に布団乾燥を行う場合、寝るときに熱が残らないように、送風で温度を下げます。このクールダウン機能により、夏場でも布団をさらっとさわやかに仕上げてくれます。

対応マットを同梱する製品であれば可能です。

「AD-X80」(三菱電機)など、枕を包むマットを同梱する製品であれば枕のダニも退治できます。枕用乾燥マットに入る大きさなら、ぬいぐるみなどの乾燥も行えます。

利用することは可能ですが、ベッドの耐熱温度を確認してください。

ベッドの素材によっては、温風の熱で一部が溶けてしまう可能性があります。ベッドの耐熱温度を事前に確認しましょう。なお、低温モードを用意している布団乾燥機もあります。

基本的にはセットで乾燥させてください。

布団乾燥機は掛け布団と敷き布団の間にセットするのが基本です。床に置いて布団をかぶせたりすると、故障や事故の原因になるので避けましょう。

用語集

アタッチメント

布団や靴、衣服など、乾かす対象に合わせた送風口のことです。蛇腹のホースのようなものから、大きなフォークのような送風口まで、さまざまな形状があります。

温度ヒューズ

火事などの事故を防ぐために、一定の温度を超えたら自動的に回路を遮断してくれる機構です。ヒューズの対応温度は、製品によって100度だったり200度だったりまちまちです。

乾燥マット

掛け布団と敷き布団の中に入れるマットで、温風を吹き込みマットに開いている小さな穴から温風を隅々まで送り込みます。布団の間にはさみ込むだけでなく、布団を包み込むように使うタイプもあります。

サーモスタット

温度調節器のことです。布団乾燥機は70度前後の温風を出すように調整されています。

付着アレル物質

布団乾燥機に関連して使用される場合、多くがダニの糞や死骸のことを指しています。温風で退治したら掃除機で吸い取りましょう。イオン放出機能でアレル物質の作用を抑制する効果をうたう機種もあります。

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