衣類乾燥機の選び方
「どんなタイプを選べばいい?」「毛布も乾かせる?」「メーカーの違いは何?」など、衣類乾燥機を選ぶ際に浮かぶ疑問を解決できるのが選び方ガイドです。衣類乾燥機に必要な基礎知識をチェックし、最適な製品を選びましょう。
2025/3/24 更新
目次
衣類乾燥機の乾燥方式は、電気とガスの2種類です。各方式によって乾燥速度や設置工事の有無などが異なるため、求める性能や設置環境にあったタイプを選びましょう。

容量と同様に確認しておきたいのが、設置スペース(幅、高さ、奥行き)です。容量に応じて、本体サイズはある程度決まりますが、設置予定の場所に収納可能なサイズかどうか事前に確認しておきましょう。設置方式は、専用ラックを使って洗濯機の上部に設置するのが一般的ですが、床置き用のタイプもあります。また、工事が必要なガス式の場合は、ガス管の配管スペースなども考慮する必要があります。
幅
高さ
奥行き
衣類乾燥機には「服を乾かす機能」以外に、毛布に適した乾燥ができる「毛布乾燥」をはじめ、「シワ取り」「タイマー」「ヒーター乾燥」「温風乾燥」などの便利な機能を搭載した製品があります。サイズや容量などの基本的な項目をチェックしたら、必要な機能の有無で製品を選ぶとよいでしょう。

過乾燥などにより毛布の暖かさを損なわないように、最適な条件で乾燥してくれる機能です。

衣類のシワを取りながら乾燥させる機能です。アイロンがけがより楽になります。

指定した時間に乾燥機を稼動させたり、運転を終了させたりする設定ができる機能です。
パナソニックの衣類乾燥機は、ユーザー目線で考えられた使い勝手のよい機能が特徴です。運転音が控えめな静音設計モデルや、ドラム内の温度を75度まで高めて除菌効果を向上させたモデルなど、機能性の高い製品が充実。このほかに、熱を使わずにおしゃれ着やスーツなど、デリケートな素材の衣服をケアできるスマートクローゼットを展開しており、幅広いラインアップも魅力です。
乾燥方式を選べるのが、日立の衣類乾燥機の特徴。一般的な衣類や毛布などをヒーターで乾燥させる方式のほかに、熱に弱いデリケートな衣類を乾燥させる際に、ドラム中の空気と外の空気を入れ換えながら、ヒーターを使わずに乾燥させる独自の「風乾燥」があります。このほかに、衣類温度を約75度の高温で除菌するコースや、生乾きや湿っぽい衣類を仕上げ乾燥するコースなど、使いやすさにこだわった機能も豊富です。
ガス機器の大手メーカー・リンナイは、「乾太くん」シリーズを中心に豊富なガス衣類乾燥機を展開しています。ガスならではのパワフルな温風により、大量の衣類も短時間で乾燥できるのが強み。除菌や消臭などの衣類ケアを搭載したモデルや、スマホアプリから操作できるモデルなど、機能性や使いやすさに配慮されたモデルも多く、ライフスタイルに合わせた製品を選べるのも魅力です。
東芝の衣類乾燥機は、小さな粒子もとらえる独自の「花粉フィルター」を搭載したモデルが人気です。衣類に付いた花粉を90%以上除去できるというフィルターは花粉症に悩む人にはうれしい限り。そのほか、からんだ衣類をほぐして乾燥させる「からみまセンサー」や、ヒーターのパワーと風量を高めて乾燥時間を短縮する「ターボ乾燥」など、便利な機能も搭載されています。
洗濯後でも衣類乾燥機で絶対に乾燥させないでください。
油分が付着した衣類やタオルなどを乾燥させた場合、残っている油分が熱風で酸化し、発熱し、自然発火する危険があります。通常の洗濯でも油分が完全に落ちない場合があるため、洗濯後であっても、油分が付着した衣類やタオルを衣類乾燥機で絶対に乾燥させてはいけません。
容量に対して7〜8割程度の洗濯物で乾燥させることです。
洗濯物を容量ぎりぎりまで入れると、乾燥機に負担をかけてしまいます。容量の7〜8割程度で乾燥させるのが効率よいといわれています。
メーカー純正の専用の台でないと設置できません
また、組み合わせる洗濯機も同一メーカーでないとサイズが合わない場合もあるので、洗濯機と同じメーカーを選ぶようにしましょう。