ヘアアイロンの選び方
「種類が多すぎて何を選んだらいいかわからない」「数万円の製品と数千円の製品の違いは?」などヘアアイロン選ぶ際に出る悩みや疑問が解消できるように、選び方をわかりやすく紹介します。
2025/3/28 更新
目次

主に「髪を乾かす」ことを目的としているのがヘアドライヤーで、「髪をスタイリング」するのがヘアアイロン。2枚の板状のプレートで髪を挟んでまっすぐに伸ばす「ストレートアイロン」や、パイプに髪を巻き付けて巻髪を作る「カールアイロン(コテ)」など、いくつかの種類があります。
自分が目指す髪型や用途にあわせてヘアアイロンの種類を選びます。プレートの幅やパイプ径によって仕上がりも変わるので、その点も忘れずにチェックしましょう。

プレートに髪をはさんで滑らせることにより、くせ毛やうねりをまっすぐに伸ばします。バラついた髪を整えることで、髪に艶感を出しやすくすることも可能。やや慣れを必要としますが、ヘアアイロンをねじりながら滑らせば、ストレートアイロンで巻き髪も作れます。
髪の長さやスタイリングしたい場所に適したプレートの幅を選ぼう

プレートの幅が広いと一度に広範囲をスタイリングできるうえ、少ない回数で髪がまっすぐになるので髪を傷めにくのがメリット。ただし、小回りが利きづらいため、最初はプレート幅が細めのほうが使いやすいかもしれません。ショートヘアや前髪などのポイント使いにも細めのほうが適するでしょう。

パイプ(バレル)と呼ばれる発熱する筒に髪を巻きつけてスタイリングします。毛先だけのカールからボリューミーな巻き髪スタイルまで、幅広いヘアアレンジが可能。
カールアイロンのパイプ(バレル)の太さによってスタイリングの仕上がりは変わります。アレンジしたい髪型と自分の髪の長さにあった直径の製品を選びましょう。

| パイプ径 | 27mm未満 | 32mm | 35mm以上 |
|---|---|---|---|
| カール | 細かいカール | 幅広く使える定番サイズ | ゆるふわカール |
| 適した髪型 | ショート、ボブ | ショート〜ロング | ボブ〜ロング |
| 特徴 | 細かくゴージャスなカールを作りたい人や、ショート、ボブなど向き。前髪などの細かなパーツにも使いやすいサイズです。 | 幅広いアレンジに使いやすい太さ。巻き方次第で緩めにも強めにもスタイリングできます。 | ふんわりとナチュラルなゆるふわカールを作るのに最適。カールを主張しすぎたくない人向きです。 |
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パイプを2つに割ったような構造になっており、ストレートアイロンとしてもカールアイロンとしても使えます。ただし、多機能だけに本体はやや大きい傾向。外側のプレートも熱くなるため、使い慣れていない人は火傷に注意してください。カールがメインのタイプとストレートがメインのタイプがあるので、アレンジの頻度によって選ぶ製品を決めましょう。

ヘアアイロンでの火傷が怖いなら、比較的安全なブラシタイプを選ぶのもあり! 一般的なストレートアイロンほどまっすぐにはなりませんが、ブラッシングするだけで自然なストレートが作れます。
主な効果は静電気の抑制。乾燥により発生しやすい静電気を抑え、髪の広がりやダメージの進行を低減する効果が期待できます。
タンクに水を入れておき、スチームやミストを発生させる機能。髪を保湿することで乾燥や静電気を抑えられるほか、ヘアアイロンのセット力が高まります。
海外旅行などに持って行きたいなら、複数の電圧に対応する海外対応製品を選びましょう。
外出先でも使用したい場合は、コンセントがなくても使えるコードレスタイプやモバイルバッテリー駆動の製品が便利。
水を微粒子化したイオン「ナノイー」を搭載した「ナノケア」シリーズが人気。髪をスタイリングするとともに、ナノイーがキューティクルの隙間から潤いを届けます。空気中の水分を集めて利用するため、水を補充する必要はありません。
美容院での利用率が高いメーカー。摩擦が少なく水蒸気爆発を起こしにくい「シルクプレート」を採用しています。幅広い温度設定や立ち上がりの早い高性能ヒーターなど使い勝手のよさも人気です。
豊かなカラーバリエーションが用意されているのも魅力ですが、注目したいのはプレミアムラインながら比較的価格が安い「スムースシャイン」シリーズ。「シルキーテックプレート」が髪へのダメージを抑え、プラスイオンとマイナスイオンが髪のイオンバランスを整えます。80度の低温から選べる温度設置もポイント。
ヘアケアからボディケアまで幅広く展開している「ReFa」のヘアアイロンは、低反発コートにヒーター、高密度炭素を使った3層構造のプレートが水分と熱、圧力をコントロール。ダメージを抑えつつ、きれいなストレートヘアやカールヘアが作れます。
電源を消し忘れても自動で電源をオフにしてくれる機能。電源がオフになるまでの時間は15分〜60分までと製品によって異なります。
主にストレートアイロンと2Wayアイロンに搭載されている、プレートが開かないようにロックする機構。収納しやすいのがポイント。開閉ロック機能が付いていない製品でも、キャップを装着して閉じておけるタイプもあります。
製品によって異なりますが、温度設定は100度以下の低温から200度以上の高温まで用意されています。温度が高いほどクセがつきやすく、キープ力も高くなりますが、髪のダメージは増えるので、短時間でスタイリングできない人は130〜150度くらいの低めの温度から始めるといいでしょう。100度以下の低温は艶出しに役立ちます。
本体取り付け部が360度回転する電源コードを採用していれば、使用中にねじれたり、絡んだりしないので使いやすいでしょう。
髪を傷めずスタイリングする機能の差。
高級モデルは髪へのダメージを軽減し、髪の質感を高めるための機能を多く搭載しています。たとえば、安価な製品は主にシンプルなフッ素コーティングプレートですが、高額製品は挟む髪の量にあわせてフィットする構造のプレートなどを採用。このほか、イオンをはじめとした美髪機能も価格が高いモデルのようが充実しています。
髪へのダメージは避けられません。
100度以上の高温を繰り返すことで髪内部に空洞ができやすくなり、160度以上の高温で髪内部の繊維が壊れやすくなります。長く高温にさらされることでダメージが蓄積されるので、可能な限り低温かつ短時間、同じ場所への加温を最小限にするようにスタイリングしましょう。
初心者は130度以下の低温で試しましょう。
ヘアアイロンに慣れていないなら130度などの低めの温度からスタートし、自分の髪質にあわせて温度を調整するのが理想。一般的に髪が細い人は130度前後、硬めなら150度前後が目安です。
水蒸気爆発が起きるからです。
湿った髪にアイロンを当てると「ジュ―」と音がします。これが、水蒸気爆発。急激な温度上昇により水分が一瞬にして蒸気となって膨らみ、その影響でキューティクルにダメージを与えてしまうのです。
ヘアアイロン対応の専用ヘアケアアイテムを使いましょう。
ヘアケア剤によっては水蒸気爆発を起こしたり熱ダメージを加速させたりするため、アイロン前に使う場合は、必ず、ヘアアイロン対応のスタイリング剤(プレケア剤)を使ってください。髪をキープする力が高くなるほか、髪への熱ダメージを抑制する「ヒートプロテクト」効果が期待できます。
カールが作れるのは同じですが……
ヘアアイロンのほうが髪をカールする力が強いので、しっかりカールが作れます。ただし、カールドライヤーは濡れた髪のままスタイリングできるのがメリット。使い方にあわせて適するほうを選びましょう。最近はストレートアイロンに見えるストレート用のスタイリングドライヤーもあります。
使用を中止してください。
突然電源が切れたり、接続している電源プラグが異常に熱くなったり、使っていると焦げ臭くなったりといった異常が発生しているヘアアイロンは、火災などの事故につながる恐れがあるため、すぐに使用を中止してください。古い製品の場合は、特に注意が必要です。
湿度の低い場所で保管してください。
プレートやパイルの温度が下がったら、高湿度な場所を避けて収納します。湿度が高すぎると製品劣化の原因になるので注意。また、断線の可能性があるので電源コードを本体に巻きつけないようにしてください。アイロン使用後すぐに片づけたい場合は、アイロンが熱いままでも収納できる耐熱スタンドやケースなどを購入するといいでしょう。
キューティクル
髪の表面を覆う層のこと。正常な状態だと、ツヤのある髪に見えます。紫外線や高熱の影響でこの層がはがれると、枝毛が発生するなど見栄えが悪くなります。