ヘアアイロンの選び方
「種類が多すぎて何を選んだらよいかわからない」「髪にやさしい機能って何?」など、ヘアアイロンを選ぶ際の悩みや疑問を解決できるのが選び方ガイドです。ここでは、「髪をアレンジする」際に活用するヘアアイロンの選び方を解説します。
2022/6/14 更新
目次
主に「髪を乾かす」のがヘアドライヤー、「髪をアレンジする」のがヘアアイロンです。ヘアアイロンには、「髪をまっすぐに伸ばす」ストレートアイロンと、「巻き髪などのアレンジができる」カールアイロン(コテ)があります。なお、カールドライヤーと比べると、カールアイロンのほうがより強く髪をカールさせることができます。そのほか、最近はマイナスイオン機能など、髪を乾かしたりアレンジしたりする以外の「プラスαの機能」を備えたモデルが人気です。
思いどおりのヘアアレンジを可能にしてくれるヘアアイロンには、さまざまなタイプがあります。アレンジしたい髪型に合わせてタイプを選びましょう。ぬれた髪に使うと髪の傷みの原因になるため、よく乾かしてから使用するように心掛けましょう。
ストレートアイロン
ストレートアイロンは、プレートに髪をはさんでくせ毛やうねりをまっすぐに伸ばすことができます。毛先だけをクルンとカールさせることもできます。
カールアイロン(コテ)
カールアイロン(コテ)は、さまざまな巻き髪アレンジができるアイテムです。パイプと呼ばれる発熱する筒に髪を巻きつけてスタイリングします。毛先だけのカールから、ボリューミーな巻き髪スタイルまで、幅広いヘアアレンジが可能です。
2wayアイロン
ストレートも巻き髪も1台でできるのが2wayアイロンです。カールがメインのタイプとストレートがメインのタイプがあるので、アレンジの頻度によってタイプを決めましょう。スイッチを入れると、外側のプレートも熱くなるため、使い慣れていない人はヤケドに十分注意してください。
カールアイロン(コテ)のサイズ(直径)によって、スタイリングの仕上がりは変わってきます。アレンジしたい髪型と自分の髪の長さに合ったサイズを選ぶことが大切です。
カールアイロン(コテ)は、さまざまな巻き髪アレンジができるアイテムです。パイプと呼ばれる発熱する筒に髪を巻きつけてスタイリングします。毛先だけのカールから、ボリューミーな巻き髪スタイルまで、幅広いアレンジヘアが可能です。
21〜26mm:細かいカール/ショート、ボブ
細かいカールをしたい人やショート、ボブに適したサイズです。
32mm:幅広く使える定番サイズ/ショート〜ロング
幅広いアレンジに対応する定番サイズ。巻き方次第で緩めにも強めにもできるので、カールアイロン初心者にも使いやすいサイズです。
31〜38mm:ゆるふわカール/セミロング、ロング
ゆるふわカールを作りたい人、セミロング、ロングヘアの人に適したサイズです。
オートカールアイロン
髪をはさめば、自動であっという間に巻き髪が出来上がるのがオートカールアイロンです。カールアイロン(コテ)がうまく使いこなせない、巻いている時間がないという人たちに人気です。巻き髪のバリエーションも豊富で、ヤケドもしにくいというメリットもあります。
温めたカーラー(ホットカーラー)を髪に巻きつけてスタイリングします。ヘアアイロンよりも低い温度なので、髪へのダメージを軽減できます。また、髪にカーラーを付けてセットしている間にメイクなどもできるため、時間を有効に使うことができます。
カーラーをスタンドにセットしてからどのくらいで適温に達するかをチェックしておきましょう。ほとんどの製品が1〜2分で適温になりますが、わずか7秒で適温に達する製品もあります。
アレンジしたいスタイルや髪の長さに合わせてカーラーの太さを確認しましょう。ショートやボブなら25〜30mm、ミディアム〜ロングヘアの場合には30〜38mmを目安にしてください。また、毛先をカールさせたい人は「細め」を、ゆるふわ髪やボリュームアップさせたい場合には「太め」を選びましょう。
ホットカーラーのセット本数は、1本から10本以上まであります。購入後に買い足しができるかどうかもチェックしておきたいポイントです。
ヘアドライヤーの国内シェアNo.1メーカーです。ヘアドライヤー同様に、ヘアアイロンにも「ナノイー」と呼ばれるスチームよりも小さい微粒子のイオンを搭載した製品を展開。微細な「ナノイー」が髪に浸透し、キューティクルをケアしながらストレート性能を高めた「ナノケア」シリーズが注目されています。
さまざまな種類のヘアアイロンをラインアップする美容家電ブランドです。なかでも注目度の高いモデルは、マイナスイオンをダブル放出し、キューティクルを守りながら熱ダメージを軽減する「ダブルイオン ストレートアイロン」です。
日本人女性の黒髪の美しさを保つ「つげ櫛」をシンボルマークにしたカールアイロンに定評のあるヘアケア家電ブランドです。スムーズな髪滑りと耐久性にすぐれたプロフェッショナル仕様の「イオンカールプロ」が人気です。
トレンドを発信するフランスのヘアメイクチームにルーツを持つヘアブランドです。さまざまな用途に合わせたヘアアイロンがラインアップされていますが、なかでもブランドを象徴するのが、サロン仕様の「ADVANCED(アドバンス)」シリーズです。
ヘアドライヤーと同様に、ヘアアイロンにもマイナスイオン機能を搭載したモデルが増えています。髪を守り、ツヤや潤いを与えるといわれるマイナスイオンですが、メーカーによりイオンについての考え方や搭載技術、ネーミングが異なります。
髪に潤いを与え、しなやかな仕上げが期待できるのがスチーム機能です。ヘアアイロンを閉じると、自動的にスチームが放出されるモデルもあります。
高温になるヘアアイロンの電源を消し忘れても自動で電源をオフにしてくれる機能です。電源がオフになるまでの時間は、15分〜60分まで、製品によって異なります。
コードレスタイプは、バッグに入れて外出先でも手軽に使うことができます。充電方式は主にACアダプター、USBケーブルの2つです。
ヘアアイロンは200度以上まで上がる高温モデルもありますが、温度が高すぎると髪に負担がかかります。そのため、ストレートアイロンであれば170度前後、カールアイロンであれば、それよりも少し低めの温度で使用するのがよいとされています。
ストレートアイロンのプレート素材には、摩擦が少ないテフロン、熱伝導性の高いセラミック、髪へのダメージが少ないといわれるチタンなどがあります。あまり注目されない材質ですが、メーカーそれぞれのこだわりが現れるポイントです。
湿度の低い場所で保管してください。
ヘアアイロンが、感電や火災の原因にならないようにするためです。また、電源コードを本体に巻きつけておくのは断線の可能性があるので避けましょう。
髪へのダメージは避けられません。
ヘアアイロンの温度設定は140〜220度とヘアドライヤーよりも高めです。特に、ぬれた状態の髪に使うと大きなダメージを与えてしまうので注意が必要です。ヘアアイロンを使う際は、髪を完全に乾かし、熱から髪を守るためのスタイリング剤を使用するようにしましょう。
ヘアアイロンの温度設定は「140度ぐらいから220度ぐらいまで」というのが一般的です。
設定温度が高いほどしっかりとセットできますが、髪へのダメージも大きくなります。できるだけ低い温度で使用すれば、ダメージを抑えることができます。ただし、ヘアアイロンを長時間当て続けると、低い温度でも髪にダメージを与えてしまいます。1か所あたり3秒以内を目安に、当てていきましょう。
使用を中止してください。
突然電源が切れたり、接続している電源プラグが異常に熱くなったり、使っていると焦げ臭くなったりといった異常が発生しているヘアアイロンは、火災などの事故につながる恐れがあるため、すぐに使用を中止してください。古い製品の場合は、特に注意が必要です。
キューティクル
髪の表面を覆う層のこと。正常な状態だと、ツヤのある髪に見えます。紫外線や高熱の影響でこの層がはがれると、枝毛が発生するなど見栄えが悪くなります。
速乾ノズル
中央と外周で風の強さを変えるなどして、髪を乾きやすくするアタッチメントです。
ターボ
風量を一時的に最大化する機能で、髪全体を一気に乾かすことができます。
ナノイー
パナソニック製品が採用しているイオン機能の名前です。ナノイーとは、水分から生成される微粒子イオンで、マイナスイオンの1000倍の水分量を持つといわれています。
フィルター
ヘアドライヤーは、外気をファンで冷風や温風として送り出しており、外気のホコリを吸い込まないようにするためにフィルターを搭載している製品もあります。ゴミがたまったら掃除機で吸い取ったり、歯ブラシでかき出したりして、手入れをしましょう。
プラズマクラスター
シャープ製品が採用しているイオン機能の名称です。イオンの力で静電気を抑制。髪に水分子コートを形成し、潤いを与えるといわれています。