この高音域表現、スゴすぎるパナソニック Technics EAH-AZ60

イヤホン・ヘッドホン 2022/8/25
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この高音域表現、スゴすぎるTechnics EAH-AZ60

「ワイヤレスイヤホンは音質的に物足りない」といわれたのも今は昔。近年は音質が優れたモデルも増加した。そんな中、パナソニックは「Technics EAH-AZ60」で、ワイヤレスイヤホンが表現できる「生音」の限界に挑もうとしている。

圧倒的な高音域の表現

大前提として、このパナソニック「Technics EAH-AZ60(以下AZ60)」は僕が試してきたワイヤレスイヤホンの中でも、トップクラスの仕上がりでした。音質、ノイズキャンセリング(以下ノイキャン)、フィット感……。あらゆる要素の満足度が高く、ぶっちゃけ弱点が思いつかない!

Technicsといえばパナソニックが手がける高級音響機器ブランドで、50年以上の長い歴史を誇りますが、さすがその名を冠するイヤホンだと実感しました。

そんなAZ60の特徴を挙げるなら、高音域の表現です。僕のこれまでの経験上、ワイヤレスイヤホンはキラキラ感のある高音が苦手な印象でした。しかし、AZ60の高音は驚くほど精緻。

では、どうしてAZ60は高音域が得意なのか。 技術的には新開発の「ハーモナイザー」がいい仕事をしてるとみていいでしょう。メーカーホームページによると「5kHz以上の高音域の周波数特性の乱れを抑えることで自然な高音を再現」と説明されていますが、まさに自然な高音が鳴っていますよ! 

また、高音域には「倍音(ある音のうち音程となる音よりも高い周波数の音)」が含まれてます。その倍音はアコースティックな生音楽器の持ち味ともされています。 つまり高音域が得意=生音表現が得意、ともいえるわけです。

と同時に、低音域の表現も絶妙。ブーミーに主張しない程度に厚みがあり、分離感豊かな高音を下支えしています。おそらくは低音の倍音成分が残っているおかげで、音量を無理に上げずともリッチに聞こえるのではないかと。

坂本真綾の『ヘミソフィア』は、サビではベースがぐっと前に出てくるし、ボーカルのヌケも抜群。生楽器が主体のジャズも、分離感が心地よく聴けました。

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自然なノイキャンと優れたフィット感

音質の次はノイキャンが気になるところ。 その効果は「めちゃくちゃ強く効くわけではないけど、必要十分に消してくれる」という感じです。静寂に特化してはいないけれど、バスや電車の騒音は十分にキャンセルしてくれます。人の話し声などもよく消えているので、中音域にも効いてますね。あるいはマイク性能がいいのかな?

また、風が強い日にノイキャンをオンにすると「ブオォ」といった風切り音が入ってくることがあるんですけど、風切り音の低減も優秀でした。僕は風が強い日はノイキャンをオフにすることがありますが、AZ60はノイキャンつけっぱで向かい風の中を歩いてもそれほどストレスがなかったです。

もう1つ、個人的にイヤホンはフィット感こそ最重要と思ってますが、これもよかった。イヤホン本体の耳に入る部分が先細りする形状になっているため、耳穴を圧迫せずともイヤホンが耳に収まってくれます。それゆえ遮音性も高く、ノイキャンなしでもかなりの静寂です。装着した状態で顎関節を動かしてもズレることがなく、フィット感もホールド感も優秀。

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優等生なイヤホンに弱点はあるのか?

音質、ノイキャン、フィット感。ワイヤレスイヤホンに求められる要素が、きわめて高い水準でまとまっているAZ60に、弱点はあるのか? 

これはもう、ないです。
複数のデバイスと接続できる「マルチポイント」接続もあるし、高音質なLDACコーデックにも対応してるし、マジでスキがないです。

優等生は言い換えると無個性とも捉えられがちですが、AZ60はほかに類のない高音域表現というオンリーワンな武器も持っています。アニソンやラウド系のような下から上まで鳴りっぱなしの曲であっても、わずかな高音を余さず表現することで、リッチな聴き味になります。わかりやすいのは女性ボーカルや生楽器の表現ですけど、高音が豊かだと何を聴いても影響があるわけですよ。

あえて、あえて弱点というのなら、AZ60の音に慣れてしまうとほかのイヤホンのサウンドにキラキラ感を感じなくなる可能性があります。あとはもう、ケースの質感に高級感が欲しいとか、ケースからイヤホンを取り出すときに指が滑りやすいとか、そんな重箱隅レベル。

でも、これくらいクオリティの高い製品なら、ケースのデザインはもっと高級感があってもよかったかなと思いますね。

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生音表現を突き詰めた無二の品

個人的な評価としては、ノイキャンの静けさを最優先する場合をのぞき、ほとんどのニーズに応える正解のイヤホンだと思います。

「高音とか気にしてないしなぁ」な人も、音を聴いてもらえればわかるはず。キラキラが違うんですよ、キラッキラが。

やはりTechnicsブランド、オーディオ体験の心地よさの何たるかを、わかってるんですねぇ。 ワイヤレスで生音を楽しみたいなら、コレで間違いないです。価格.com

文:ヤマダユウス型 写真:文田信基(fort)

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Technics EAH-AZ60

本体質量: 7 g
通信方式: Bluetooth Ver.5.2/Class1
連続音声再生時間: 約7時間(ノイズキャンセリングON、AAC)、約7.5時間(ノイズキャンセリングOFF、AAC)
充電時間: 約2時間
充電方式: 充電ケース:USB Type-C
ドライバーユニット: 8 mm
防水・防塵性能: IPX4
カラー: ブラック / シルバー

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