It's a SONYSONY BRAVIA KJ-50X80J

液晶・有機ELテレビ 2021/8/6
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It's a SONYSONY BRAVIA KJ-50X80J

2021年春に登場したSONYの「BRAVIA X80J」シリーズ。発売からわずか2か月あまりで、4つのサイズすべてが価格.comの「液晶テレビ・有機ELテレビ 人気売れ筋ランキング」TOP20にランクインしていた(※2021年7月6日時点)ことからも、注目度の高さは絶大。そこで今回、50インチのSONY「BRAVIA KJ-50X80J」をチェックしてみた。

テレビの主用途はネット動画に

人にもよるけど2020年から21年にかけてのこの1年間ほど、自宅のテレビを視聴する機会が増えた年はないのではなかろうか。筆者もその1人だ。けれど、よくよく考えてみると、テレビの前にいるけど、視聴しているのは「テレビ放送」じゃない気がする。気付けば「YouTube」でゲーム実況を流したり、「Amazonプライム・ビデオ」や「Netflix」でドラマやアニメを視聴したり……。テレビの用途ってもう、放送じゃなくネット動画が主なのかもしれない。

そんな時代に登場したSONYの「BRAVIA KJ-50X80J(以下50X80J)」。その最大の特徴はOSに「Google TV」を搭載したことだ。あれ、GoogleのOSって「Android TV」じゃなかったっけ? と思った人は鋭い。GoogleはAndroid TVからGoogle TVへと薄型テレビ向けOSのリニューアルを進めていて、X80Jシリーズは薄型テレビで真っ先にGoogle TVを採用したモデルだったりする。

余談だけど、僕らのネット生活はGoogleに大きく依存している。検索エンジンは今やGoogle一択だし、YouTubeを運営しているのもGoogle。AndroidユーザーならスマホもGoogle仕様だ。そんなGoogleのテレビ用OSを搭載した50X80Jだけあって、とにかくネット動画との相性がいい。中でもYouTubeの扱いやすさは別格だ。

50X80JでYouTubeを起動するには、リモコンのYouTubeボタンをポチっと押すだけ。それだけで初回は6秒くらい、2回目以降は体感だけど1秒以内にYouTubeの画面に切り替わる。これってもう、バックグラウンドで常時起動してるレベルでしょ。だけど、今どきYouTubeってそれくらい当たり前の存在といわれると、納得もしてしまう。

でも、50X80JでYouTubeを見るにはもっと簡単な方法がある。リモコンのGoogle アシスタントボタンを押して、「○○を見たい」と声をかけるだけで音声検索が可能なのだ。

このダイレクトな音声検索が、もう本当に便利。「ニュースを見たい」と声をかければYouTubeで公開されているニュース番組が流れるし、「米津玄師の新曲を聞きたい」と声をかければ、そのまま検索してくれて『Pale Blue』のミュージックビデオが流れるといった具合。

このような音声検索からYouTubeへのダイレクトな連携って、「番組表を見てチャンネルを選んで……」っていう今までのテレビ体験とはまったく別モノ。さらに50X80Jのネット動画のレスポンスは超高速なので、スピード感が段違い。このスムーズな体験を提供できる機種って、なかなかなかったりする。

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ネット検索とテレビ操作の融合

50X80Jは、サブスク動画の視聴にも強い。リモコン上部には前述のYouTubeにくわえて「Hulu」「Netflix」「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」「ABEMA」「TSUTAYA TV」、さらに「My BRAVIA」へとつながる、合計8つのボタンが並んでいて、メニューを開くまでもなく契約サービスに一発で飛べる。さらにボタンはないけど、「DAZN」や「TVer」などの視聴もできる。「テレビって放送を見るものでしょ?」と思っていたら、カルチャーショックだ。

Google TVのホーム画面にもひと工夫ある。たとえば、「ホーム」ボタンを押すと進める「おすすめ」画面。ここに表示される作品は、配信サービスは問わず、コンテンツファースト、つまりコンテンツからサービスの逆引き。作品を選ぶと、そこからYouTubeのPVにも飛べるし、視聴できるサービスへも飛べるのだ。「契約してない事業者の作品をおすすめされても……。」と思ったら、自分が見られる作品中心にピックアップされるよう設定もできる。

検索はもちろん、Googleアシスタントの音声検索で呼び出せる。たとえばリモコンのGoogle アシスタントボタンを押して「ボヘミアン・ラプソディを見たい」と話しかけると、作品の画面にジャンプ。サブスク配信中のHulu、U-NEXTなどが表示されて、各サービスの再生画面に直接飛べるのだ。

さらに作品の画面でちょっと面白いのが関連作品の表示だ。作品を選ぶと監督・役者などのデータが出てきて、関連作品に飛べたり、似たコンテンツとして『ロケットマン』『イエスタデイ』と音楽映画が出てきたり、さらにゴールデングローブ賞つながりで『ラ・ラ・ランド』やアカデミー賞受賞映画が表示されたりもする。ちなみにこれってPCやスマホのGoogleで映画を検索した際に出てくる情報と似ている。アレをそのままテレビの操作画面に落とし込んでいるのだ。

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納得の画質や音質、「らしさ」もあり

2021年春の発売ながら、すでに10万円(※2021年7月6日時点)を下回っているように、50インチの4K液晶テレビとしては比較的お手頃な50X80J。しかしながら、そこはSONYらしく画質・音質の勘所は外していない。映りはYouTubeを見ても地デジ放送を見ても、やや明るめで鮮やか。BSの4K放送を視聴しても高解像を遺憾なく発揮する。液晶だから斜めから見ると色が浅くなる弱点はあるけど、そこにこだわるなら上位の有機ELを買うべきだ。

内蔵スピーカーによる音質も上々。人の声はクリアかつ厚みがあってTV放送の視聴には十分だし、米津玄師の最新曲『Pale Blue』も、厚みある音とパワーで上手に聞かせてくれる。

このように画質・音質もていねい作り込まれている50X80Jだけど、実機を触れた一番の衝撃はやっぱりGoogle TV搭載になって、音声操作も使って当然の、いわゆる「ネット最優先感」を出してきたこと。それをこの2021年春に、先陣を切ってやっちゃったんですよ、SONYが! 本格的なネット融合へのチャレンジを。

コレこそまさにSONYらしさでしょ。いや、SONYファンとしてはこう語るべきかも。「It's a SONY」って。 価格.com

文:折原一也  写真:文田信基(fort)

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SONY BRAVIA KJ-50X80J

画面サイズ: 50V型
液晶パネル方式: 4K液晶
画素数(水平×垂直): 3840×2160
幅x高さx奥行: 1126x718x286 mm
質量(スタンド含む): 12.9kg
梱包サイズ: 1228x786x143 mm
梱包時質量: 17.0kg
地上デジタルチューナー: 3チャンネル
BS・110度CSデジタルチューナー: 3チャンネル
BS 4K/110度CS 4Kチューナー: 3チャンネル
主な特長: Google TV機能/4K X-Reality PRO/X-Balanced Speaker
画面サイズ展開: 43インチ / 50インチ / 55インチ /65インチ

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