マッサージチェアの選び方
使用者の体格に合わせて、もみ玉やローラーの位置を自動調整する「もみ位置自動調整」機能や、一定時間が経過すると自動停止する「タイマー」機能など、あると便利な機能を解説。そのほか、設置場所に合わせたサイズや重量など、マッサージチェアを選び際のポイントを解説します。
2025/3/10 更新
目次


使用者の体格にあわせて、もみ玉やローラーの位置を自動調整する機能です。家族で使用する場合でも、各使用者の体格にあった「もみ位置」に自動調整してマッサージできます。
マッサージチェアは、疲労回復やリラックス、ストレッチなど、使用者の目的にあわせてマッサージメニューを組み合わせた自動コースを搭載しているのが一般的です。なかには自動コースを20種類以上搭載しているものもあります。なお、自動コースの内容はメーカーによって多少の違いはありますが、健康増進の観点からよく研究されています。
自動コース数をチェック
多彩なマッサージとインテリアになじむデザインに定評のあるメーカー。プロの親指の動きを再現するようなマッサージ技術と、タッチパネルなどのコントローラーで使いやすい操作性で、「リアルプロ」シリーズが人気を集めています。特に「リアルプロ EP-MA120」は、全身を包み込んでもみほぐすエアーバッグの多彩な指圧が魅力で、「価格.com プロダクトアワード 2024」の美容・健康家電部門大賞を受賞する人気モデルです。
日本で初めてマッサージチェアを開発したパイオニア的メーカー。長年の研究を生かした“もみ心地"は根強い人気を得ています。近年は、スマホと連携し、使用シーンや状況に応じてスマート AI が最適なマッサージを提案する「アプリモード」などを搭載。また 2024年から展開している新ブランド「SYNCA」のマッサージチェアは、カジュアルさを前面に出したデザインと、10 万円台で購入できる価格の安さなどで人気を集めています。
コンパクトサイズかつ、10万円を切る価格で人気の「くつろぎ指定席」シリーズが代表格。シンプルな機能で、高齢者にも使いやすい点も魅力です。手軽にマッサージチェアを導入したい人に◎。

背もたれの角度を電動で変えることができる機能。リラックスした姿勢でマッサージを受けることができます。

マッサージチェアのリモコンに、稼動状態などを表示する液晶パネルを搭載した製品です。多機能モデルに多く採用されています。
付属のリモコンをひじかけなど本体に収納できるタイプです。子どものいたずらや誤操作を防げる仕様です。
チェアの下に車輪を備えたものです。重量のあるマッサージ機でも、スムーズに移動できます。
マッサージの時間を指定して、指定した時間が経過すると自動で電源がオフになる機能。使いすぎを防ぐため、一定の時間がたつと自動的に停止する製品もあります。
背もたれなどを折りたたんで、コンパクトに収納できる製品です。大型のマッサージ機を省スペースで収納することができますが、製品数は限られています。
足置きのことで、「オットマン」とも呼ばれています。脚部のマッサージ機能を備えた製品もあります。
マッサージ機本体を電熱で暖める機能です。寒い季節でも快適にマッサージ機を使用することができます。
長時間の使用はむしろ逆効果です。
マッサージチェアを長時間使用すると、もみ返しやけがの原因になる恐れがあります。マッサージチェアは、全身を万遍なくマッサージし、10〜15分程度で終了するように設定されています。必ずメーカーが設定した範囲内で使用しましょう。
周囲や階下に配慮しましょう。
マッサージチェアの騒音には、エアを送るコンプレッサーの音や、たたくときの音などがあります。そのため、使用する際は周囲や階下へ配慮する必要があります。カーペットや防振ゴムなどを本体の下に敷いて、騒音を抑えるように工夫しましょう。
機能の数や、施術の内容が異なります。
10万円以下と40万円台の製品の差は、機能にあります。10万円以下の製品はコンパクトなサイズで、機能や自動コースもシンプルな構成になっています。一方、40万円台の製品はより複雑な構造のもみ玉やエアバッグを自動制御し、コリの部分や体格などにあわせて、より細やかに施術してくれます。
もみ玉
上下左右へ自在に動くことで、“たたき”や“もみ” などポイントごとに指圧的な動作が行えるマッサージ器具の部品・機能です。
エアバッグ
手のひらでギュッと抑えたり、挟み込んだりするのと同じように、面を利用して圧迫する動作が行えるマッサージ器具の部品・機能です。