マッサージチェアの選び方
使用者の体格に合わせて、もみ玉やローラーの位置を自動調整する「もみ位置自動調整」機能や、一定時間が経過すると自動停止する「タイマー」機能など、あると便利な機能を解説。そのほか、設置場所に合わせたサイズや重量など、マッサージチェアを選び際のポイントを解説します。
2022/7/1 更新
目次
使用者の体格にあわせて、もみ玉やローラーの位置を自動調整する機能です。家族で使用する場合でも、各使用者の体格にあった「もみ位置」に自動調整してマッサージできます。
マッサージチェアは、疲労回復やリラックス、ストレッチなど、使用者の目的にあわせてマッサージメニューを組み合わせた自動コースを搭載しているのが一般的です。なかには自動コースを20種類以上搭載しているものもあります。なお、自動コースの内容はメーカーによって多少の違いはありますが、健康増進の観点からよく研究されています。
自動コース数をチェック
インテリア性も加味したデザインに定評のあるメーカー。ロボット工学の技術が注ぎ込まれた「リアルプロ」シリーズは、従来のもみ方にくわえて、筋肉をもみほぐす「揉捏(じゅうねつ)」といわれる動きをほとんどの機種で再現しています。温感ヒートディスクと一体化したもみ玉で、プロのマッサージ師の温かい手でもまれているような心地よさが味わえる点が魅力です。
日本で初めてマッサージチェアを開発したパイオニア的メーカー。長年の研究を生かした“もみ心地"は根強い人気を得ています。近年は、スマホと連携し、使用シーンや状況に応じてスマートAIが最適なマッサージを提案する「アプリモード」や、体形情報が登録できる機能などを搭載した製品を展開。一人ひとりの疲れに寄り添った快適なマッサージを実現する幅広いラインナップも魅力です。
使用者の体格や筋肉の形・大きさを自動検知する独自の「人工知能メカ」を搭載した「ルピナスショルダー」などをラインアップ。機種「スマート」ではこの人工知能メカを上下に2つ搭載しており、その瞬間のこりの状態に合わせた施術が可能です。
背もたれの角度を電動で変えることができる機能。リラックスした姿勢でマッサージを受けることができます。
マッサージチェアのリモコンに、稼動状態などを表示する液晶パネルを搭載した製品です。多機能モデルに多く採用されています。
付属のリモコンをひじかけなど本体に収納できるタイプです。子どものいたずらや誤操作を防げる仕様です。
チェアの下に車輪を備えたものです。重量のあるマッサージ機でも、スムーズに移動できます。
マッサージの時間を指定して、指定した時間が経過すると自動で電源がオフになる機能。使いすぎを防ぐため、一定の時間がたつと自動的に停止する製品もあります。
背もたれなどを折りたたんで、コンパクトに収納できる製品です。大型のマッサージ機を省スペースで収納することができますが、製品数は限られています。
足置きのことで、「オットマン」とも呼ばれています。脚部のマッサージ機能を備えた製品もあります。
マッサージ機本体を電熱で暖める機能です。寒い季節でも快適にマッサージ機を使用することができます。
長時間の使用はむしろ逆効果です。
マッサージチェアを長時間使用すると、もみ返しやけがの原因になる恐れがあります。マッサージチェアは、全身を万遍なくマッサージし、10〜15分程度で終了するように設定されています。必ずメーカーが設定した範囲内で使用しましょう。
周囲や階下に配慮しましょう。
マッサージチェアの騒音には、エアを送るコンプレッサーの音や、たたくときの音などがあります。そのため、使用する際は周囲や階下へ配慮する必要があります。カーペットや防振ゴムなどを本体の下に敷いて、騒音を抑えるように工夫しましょう。
機能の数や、施術の内容が異なります。
10万円以下と40万円台の製品の差は、機能にあります。10万円以下の製品はコンパクトなサイズで、機能や自動コースもシンプルな構成になっています。一方、40万円台の製品はより複雑な構造のもみ玉やエアバッグを自動制御し、コリの部分や体格などにあわせて、より細やかに施術してくれます。
もみ玉
上下左右へ自在に動くことで、“たたき”や“もみ” などポイントごとに指圧的な動作が行えるマッサージ器具の部品・機能です。
エアバッグ
手のひらでギュッと抑えたり、挟み込んだりするのと同じように、面を利用して圧迫する動作が行えるマッサージ器具の部品・機能です。