携帯テレビ・ポータブルテレビの選び方
「お風呂で使えるものはどれ?」「どういった機能を選べばいいの?」など、携帯テレビ・ポータブルテレビ(以下、ポータブルテレビ)選びの際に浮かぶ疑問を解決できるのが選び方ガイドです。ポータブルテレビ選びに必要な基礎知識、用語解説はこちらでチェックしましょう!
2022/6/20 更新
目次
ポータブルテレビの魅力は、なんといっても利便性。モニターにワンセグチューナーを内蔵したタイプであれば野外に持ち出してテレビを視聴できます。モニターとチューナーが分かれているタイプ(チューナーセパレート)であれば、チューナーが置いてある部屋とは別の所で視聴可能。なかには、無線LANなどを経由して、チューナーやレコーダーに収録された録画番組を見ることができるものもあります。また、モニターが防水対応であれば、キッチンやお風呂などの水回りで使用することも可能です。
ポータブルテレビを選ぶときに考えたいのは、「主にどこで使用するか」ということ。お風呂やキッチンなどでの使用を想定しているのであれば、防水対応は必須です。リビングや仕事場が中心というのであれば、それほど防水性能にこだわる必要はありません。
湯船に浸かりながらのテレビ視聴に◎
お風呂でも使用できる防水性能を備えたモデルです。ぬれた手で操作したり、万一シャワーがかかってしまったりしても安心です。防水等級は、水がかかっても平気な「IPX5」から、水没させても機器に悪影響の出ない「IPX7」まで製品によって異なるため、購入前にしっかりとチェックしましょう。付属のリモコンが防水仕様になっている製品も多いため、湯船に浸かりながらゆったりとテレビ視聴を楽しみたい人に最適です。
アンテナ線がない部屋でもテレビ視聴が可能
アンテナ線と接続したチューナーと、モニター部分が別々になっているタイプです。チューナーから映像を無線LANでモニターへ転送するので、アンテナ線がない部屋でもテレビを楽しめます。なかには、チューナーにハードディスク(以下、HDD)やブルーレイプレーヤーを内蔵し、別室で録画したテレビ番組や映画などのブルーレイソフトを見られるものもあります。
モニターに地上デジタルチューナーを内蔵しているか(チューナー一体タイプ)、チューナーセパレートタイプのチューナーが地上デジタルに対応しているもので、きれいな画質や音質を楽しめます。なお、チューナーはアンテナ線と接続する必要があります。
アンテナ接続が不要なタイプです。一般的な地上デジタル放送に比べて画質が劣るため、画面サイズが小さい機器に適しています。
BSデジタルの視聴に対応するモデルで、110度CSデジタル放送も見ることができます。チューナー一体タイプとチューナーセパレートタイプともに、視聴にはチューナーをアンテナ線に接続する必要があります。
テレビだけでなく、FM、ワイドFM、AM放送の受信に対応するタイプ。ラジオをよく聴く人は確認しておきましょう。なお、ワイドFMとは、AMラジオの放送対象地域において災害や電波障害に強いFM波でもAMラジオの番組を放送することで、90.1MHz以上のFM周波数帯域に対応する製品がこの放送を受信できます。さまざまな状況下においても緊急放送が聴きやすく、防災対策として活躍します。
受信可能なラジオ放送で選ぶ
モニターをタッチして操作できるタイプです。大半の製品が防水対応になっており、ぬれた手でも操作可能です。
チューナーセパレートタイプに多く、チューナー本体にHDDを内蔵しているためテレビ番組を録画できます。無線LANを経由して、録画した番組をモニターで見ることができます。
チューナー本体にブルーレイプレーヤーを搭載しているタイプです。ブルーレイメディアやDVDメディアを再生して、映画やドラマなどを楽しむことができます。
無線LAN対応のモニターからインターネットに接続できるタイプです。防水対応のモニターなら、湯船につかりながら動画サイトやSNSなどを楽しむことも可能です。
無線LANを経由して、離れた部屋にあるチューナーやブルーレイレコーダーに収録されている映像を再生できます。
モニターから離れて視聴する際に重宝します。製品によっては別売りの場合もあります。キッチンやお風呂など水回りでの使用を考慮して、防水仕様のものが増えています。
携帯テレビ・ポータブルテレビ市場を牽引するメーカー。お風呂やキッチンでも使用可能な防水性能を搭載した「プライベート・ビエラ」シリーズを展開しています。録画機能が付いたモデルやインターネット動画配信サービスを楽しめるモデルのほか、IoT対応家電と連携することで、洗濯や調理の動作終了のお知らせや、部屋の温度上昇などの情報を音声でアナウンスする「音声プッシュ通知」サービスに対応した製品も登場しています。
薄くて軽い「OVER TIMEシリーズ」を展開するメーカー。USBメモリーやUSB HDDにテレビ番組を録画できるモデルや、壁掛けスタイル、スタンド置きスタイル、車載スタイルと3通りの設置方法を選べるモデル、3.2型液晶を搭載したワンセグテレビラジオなど、豊富なラインアップも魅力です。
画面サイズは、10インチ未満の小型の製品が主流でしたが、現在は10インチ以上の大型タイプが増えています。基本的に画面サイズが大きいほど重くなります。家庭内での使用がメインであれば10インチ以上の大型サイズでもよいでしょう。反対に、外出の際に持ち出すことが多いのであれば、軽量かつコンパクトな製品を選ぶとよいでしょう。
重量で選ぶ
モニターに充電池が内蔵されているタイプです。製品のなかには、ハンドルを手回しすることで充電できるというユニークな製品もあります。
乾電池を使用するタイプは、災害や突然の停電などで充電ができない場合でも使用できます。乾電池のみの製品のほか、内蔵充電池を備えたものもあります。
視聴できるものもあります。
ポータブルテレビにはBSデジタルや110度CSデジタル放送の視聴に対応するものもあります。ただし、それぞれの放送に対応したチューナーとアンテナ(パラボラアンテナ)を用意して放送を受信できる環境を整える必要があります。チューナーセパレートモデルなら、BSデジタルに対応したチューナーから映像をワイヤレスで転送し、モニターで視聴することができます。